人気ブログランキング |

winter's scarecrow

タグ:Penacoteca ( 1 ) タグの人気記事

Pinacoteca と『せとか』

e0158857_10235010.jpg

綿入りはんてんを着て炬燵に入り、手を黄色く染めながらミカンの皮をむく。
ヘタの方からむくか腹の方からむくか? 横では赤の久留米はんてんを着てスヤスヤと寝息をたてている平和な寝顔。
♪あなた変わりはないですか 日ごろ寒さが増してます 着てはもらえぬセーターを・・♪
「だったら編むなよ」とラジオに突っ込みを入れる。

そんな時代は去りました。
瑞々しい柑橘『せとか』が世に出て10年、ミカンの白いスジをシミジミっと取る作業がなくなった。

早生のせとかがやっと出荷され始めました。
"せとか"という名を初めて聞いたときはSuicaのJR四国版だと想った。Setoca。

"はるみ"、"デコポン"、"せとか"、少し値ははるが、演歌のミカンからラテン・ミュージックへ。
せとかを食べながらPinacoteca [ピナコティカ]のCDを聴く。

e0158857_10571819.jpg


e0158857_110729.jpg
Pinacotecaのデビューアルバム、FMでアルバムの紹介、
彼らのstudio liveが流れているのを聴き「みっけ」と思い翌日、
新宿のCD shopへ。 
どこにも置いていなかった。 仕方なくHMV onlineで購入。

vocalのアオキマミとguitarの梅原新のアコースティク・ユニット。
春の海辺を想わせるようなボサノバ調の曲、高層ビルから眺めた都会のsunsetのような憂いのある曲、なぜかノスタルジックな気分にさせてくれる。
アコーステックの持つやわらかさを前に出したアレンジも素晴らしい。

アオキマミの声質がbluesyではなく清々しい。 
昼下がりの公園のベンチで彼女に膝枕をさせてもらい、その耳元で歌ってもらっているような囁くような歌声。
jazz調の曲でもお酒より、野菜ジュースが似合う。

彼女は福岡県の海辺の町で生まれ育ったらしい、guitarの梅原新は広島県で役所勤めをしながらライブ活動をしてたという。

瀬戸内の海を望める地域で育ったPenacotecaの曲が緩やかに冬の朝を和らげてくれる。

薄い果皮とそのまま食べられる果汁を包んだ皮。 甘い果汁が滴る・・至福の時。

アメリカのミルウォーキーという街で暮らしていたときのルームメイトのH、私が帰国した後、Hは西海岸へ移った。
病気だったHの母親の病状が急変、Hは急遽帰国し私の部屋に1泊して翌朝、郷里の尾道へと帰って行った。
帰国当日「尾道三部作のどれでもいいからレンタルしてきてくれないかな」と成田空港から電話があった。
大林宣彦作品が嫌いな私はどれでもいいやと思い"転校生"を借りてきた。
「もう一つお願いなんだけど、ひとりで観させてくれないか・・」

映画のロケ地はHが小さいころから遊び廻っていた町々らしい。
いつも尾道にある"朱さんのラーメン"が食べたいと言っていた。 
by w-scarecrow | 2010-01-22 09:22 | music | Comments(8)