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winter's scarecrow

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桜満開のころ

少しづつ躰が戻ってきました。
一ヶ月超の入院生活を終え、満開の桜に見おくられての退院。

退院のときに担当医から「ちゃんと断酒、節酒をしてくださいね」と言われ「勿論」と言った私。

病室から見える私鉄電車。始発の時間も最終の時間も憶えてしまった。
ブログ仲間のBさんは朝6時過ぎの電車に乗っているだろうと目を凝らして眺めていた。
といっても発見できる訳でもない。

この巨大病院はもともとは精神科に特化した病院、わが家から歩いて12,3分。
初めの一週間は歩くことがおぼつかず個室からは車椅子での生活だった。

歩くことができてからは4人部屋での日々、この部屋の面子がすごい、私と同じ肝臓系の患者はゼロ、ドラッグ系の患者が一人、ミュージシャンだった。
覚醒剤系の患者は2人、その一人のキャイーンの天野くんに似たAくんの解説が楽しかった。
この病棟の患者は20~30人、普通の女子大生もいた。女子は3割程度だが皆若い。

モデル風の女は一番危ない患者、いつも誰かと仮想の携帯で喋り大声で笑い泣いている。
Aくん「だぶん安い覚醒剤を常用していたからああなったんです」

不思議ちゃんの宮崎葵風の女の子もいた。彼女もずっと誰かと会話してしている「お父様・・」
Aくんいわく彼女は何度めか入退院を繰り返しているらしい。ドラッグらしい。

私と同じ肝炎系は少なく、いろいろなヒストリーを聞かせてもらった。
肝炎系はおしおきの意味での入院。

朝7時の朝食、12時、18時の昼夕食。その全員が食堂に集まる。
なかなかの病院食、贅沢は言えない。


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私の4人部屋の隣りのベッドは背中に見事なモンモン、世間の人が憶えのある銀行襲撃事件の人質を刺してしまった男。
知らなければなんともないのに天野くん似のAくんが解説してくれた。

そんなこんなで人生初の便秘という辛い体験、きつかった。

肝炎系患者は運動をせずぐうたらベットに居るのが必須。
ずっと電車を眺めていた。「卑屈になったらいけない」と担当医が言っていた。

酒は欲っしなかった。煙草は吸いたかった。

まだ蕾にもならない桜の樹を眺めながら、退院したら吉牛が食べたい、中華街の豚まんが食べたい、皿うどんが食べたい、美味いハード系のパンが食べたい、大坂なおみとかつ丼が、青山テルマと小粋なバーでバーっと呑みたい・・そんな画ばかりが目に、胃袋に呼び起こされた。

退院の日、桜は満開だった。
洗濯物抱えわが家へ、電気が止まっていたので支払いを済ませてから数時間後に回復するとのことで、駅前のできたばかりの餃子屋さんへ行った。

久しぶりの生ビールで「ウマっ」とうなり餃子をつまんだ。2杯目のビールが運ばれたときに私の視界にレジで会計をする担当医が目に入った。

断酒、節酒宣言をしてから数時間後のこと。

5月に入った、ベスト体重73,4キロの私は入院時58キロに、ちゃんと食生活を変えなきゃいけませんね。

大好きなマミーズのアップルパイを買ってきた。


by w-scarecrow | 2019-05-14 22:46 | そのほか | Comments(10)