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winter's scarecrow

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鳥たちよ ♪


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性格が臆病なのか必ず PASMO は印字の入った表面を上にヒョイと改札を通過してきた。

もしも、裏面でピィ~となって改札が閉じたら「なぜ、裏面で」でと後悔するし、みっともない。

そんな頑な意地があっけなく幕を閉じた。

住民票を取りに行くため、ポケットには印鑑登録カードと PASMO 、ボケーとしていた。印鑑登録カードで駅の改札を通過しようとしたのか恐れていたピィ~の冷たい警告音、

「ヤバッ」とPASMO を出し慌てて裏面での通過。

カードは間違える、診察券では T-Point はポイントをもらえない。 嫌いな歯医者では鼻っから緊張しているのか、カラオケボックスの会員カード(年に2度しか行かないのに)を受付に出す。

困ったもんだ。


あるサラリーマンの悲哀のある話。

一年間の単身赴任が決まったとき、寂しくはないかと、女房がセキセイインコをプレゼントしてくれた。

なんせ旦那はたま~にオイタをするバリバリの営業マン。

セキセイインコとワンルームマンションでの二人暮らし、たかが鳥とバカにしてはいけない。
愛情だって芽生えるかもしれない。

一年間の赴任が終わり、顔色の悪いインコとお父さんはわが家への帰宅。
環境が変わったせいかインコは柳沢慎吾調だったのが高倉健さんになってしまった。

以前はカメラを向けるとすぐさま「パシッ」とシャッター音を声を出していた。

少し家族に慣れてきたインコの発する言葉は、「あ~ぁぁ」「やだやだ」「勘弁してくれ」「ゲバゲバ・・」「ごはんですよ」「シュワッチ」・・・
お父さんのしみじみッとした一年、インコもしみじみッとした一年、もっと家族に慣れてきたらどんな言葉がインコから発せられるのやら。


東京は雨が降っている。
晴れ間が恋しくなる季節に向かっている。


by w-scarecrow | 2018-05-30 20:17 | そのほか | Comments(0)

歩きスマホ軍団

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少し雨が近づいてくるのかも?と私の触覚が言っていた。

" 猫が顔を洗うと雨が降る " と聞いたことはあるが、街中のノラたちのそんな姿は見たことがない。


下北沢駅南西口という新しくできた改札から井の頭線ホームへ通じる階段、階段を登るといつもは左側が吉祥寺行き。
「ドアが閉まりま~す」の中川家とそっくりにアナウンスに導かれ飛び乗ったら反対方向の渋谷行き。
その階段だけは登って右側が吉祥寺行き。

「やっちまったぜ」と思い、次の池ノ上で降り吉祥寺行きに乗って明大前へ「やれやれ」。
京王線乗り場へ行くまでは、歩きスマホくん、スマホレディーたちの隊列が狭い階段を塞いでる。右へ抜け左に舵を取る。

追い抜こうとしたスマホ OL のトートバークにぶつかり睨まれた。

京王線のホームを速足に駆け上がると、ホーム電光掲示板は " 各駅停車 " 「やった!」と思い乗車したら特急だった。
長い長い調布までの道のり。
私の前にいた女子のスマホ画面を見ていたら、花火の画面、やがて神宮球場のヤクルト vs 横浜ベイスターズの画像だと解る。
ベイスターズがろくでもない負け方したのを知っているので、ダメ押しパンチ。



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やっとこ、わが駅に着きセブンイレブンで「93番の煙草をください」と言ったら店員のチョーさんは「はい、ジュウサンバン(未成年確認)画面をタッチしてください」
「93番だけど」「・・・・はい、こっちね」
「画面にタッチしてください」どう見ても17歳じゃないだろ!

そんなこんなでやっと、まだ馴染んでいないわが家へ。

歩きスマホ軍団の隊列をすり抜けて行くのが昔、TV でやっていたローラーゲームみたいでかなりのエネルギーを費やす。

日付が変わり平和な一日が終わる。

携帯のない時代に青春を過ごした私たちは言いたい、「若者よ、手紙を書け!」


by w-scarecrow | 2018-05-27 00:54 | そのほか | Comments(0)

芭蕉布

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幕末、勝海舟と西郷隆盛が江戸の町を火の海にするか、江戸城を無血開城するかの歴史の大一番の会談が行われた三田薩摩屋敷、いつも気になるのが西郷はコテコテの薩摩弁を喋っていたのか?
それとも薩摩屋敷付きで人形町あたりで遊び呆けた江戸弁を得意とするちゃらい藩士に特訓を受けたのか?
通訳はいたのか?

それと江戸時代の吉宗あたりまでは殿様たちは結城紬を着ていたらしい。
吉宗が財政の立て直しに自ら木綿の着物を着だしたら、武士たちは絹織を着るわけにはいかない。
そんな流れは幕末までつづいたという。

海舟の小袖はいかにも木綿(絵を見ると)、西郷はどうだったんだろう?
紬の最高峰、大島紬には " 西郷柄 " という定番がある。
あの会談は木綿 vs 大島紬だったのかな~と想像する。


ボケーとチャンネルを回して(?)いたら NHK で芭蕉布の伝統織物を紹介する番組が流れていた。

なんて美しい織物なんだろう・・。
糸芭蕉というバナナと親戚の植物 200 本から一反しか生産できないという高級品。

素朴な色合いに軽くサラリとした風合い、風車、トンボ、ツバメなどシンプルな図柄がカジュアルである。

島流しにあった西郷どんも芭蕉布を着ていたという。
今や高級品の大島紬、芭蕉布。

江戸時代の庶民はなにを着ていたかというと木綿、貧しい人々は麻。
殆どの江戸っ子たちは古着屋かレンタルの小袖を着ていたらしい。

当時流行の日本橋・越後屋で現金で新品の反物を買えるのは昭和のバブルの時代に踊った人種と同じだったのかも。

いつか写真館で大島でも芭蕉布でも着てモノクロ写真に納まりたい。


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広尾にある正庵の葛餅が無性に食べたい。

王子にある " 石鍋商店 " の久寿餅もいつか買いに行きたい。

頭の中はくずもちで埋まってきた。
                                          *芭蕉布の写真は資料画像です

by w-scarecrow | 2018-05-21 21:54 | そのほか | Comments(2)

洗濯が楽しくて

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こんな家に住みたい。 でもここは根岸の子規庵、へちまが部屋から見える風景。

さておき洗濯をして、陽を浴びた洗濯物が畳んでもほんわりと膨らんでいる。
久しぶりの洗濯の楽しさを今、ふたたび味わっています。
ボールドの CM の山田さんのような気分。

レースのカーテンもネットで注文して次の日に届いた。 送料含め¥1850
十分過ぎる品物だった。

朝は子供たちの登校、お喋りしながらの楽しさが伝わってくる。
長閑な町。その後は殆ど音がしない。

風呂は昔ながらのガスの風呂、点火レバーをカチン、カチンと回して火が点く。
困ったことに追い焚きは40分かかる、烏の行水とまではいかないが、湯に浸かるのはせいぜい3分×2。
これはもったいない、どうしたらいいもんやら・・。

まだ引っ越しをして2週間だが、顔の表情が和らいできたと感じる。
あとは野菜をいっぱい摂って、4~5kgは体重を増やしたい。

昭和の集合住宅、台所も昔風、ふと振り向くと着物で割烹着姿の母が流しの前に立っているような錯覚に陥る。



by w-scarecrow | 2018-05-18 13:31 | そのほか | Comments(0)

やっとこ・・

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低層の都営住宅が太陽をいっぱい浴びています。

「いいな都営住宅は・・」と羨まし気に眺め新しいわが家へと帰ります。

生まれからずっと渋谷区民だったのが、今や初めての世田谷区民。 世田谷区と杉並区の区境に近いところに引っ越しました。

流れる空気感がゆったりとのんびりと、心地よい町。

コンビニも腹を満たす食べ処もATM もスーパーもだいたいのものが駅前に揃っています。

だだ、駅に着いたらどこの飲み屋に寄っていいのやら、馴染みの店ができればいいのですがトコトコと部屋に帰る優等生になっています。


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世の中で一番嫌いなこと、引っ越しと結婚披露宴と歯医者。

もう,嫌だ。

初めて実家から離れ移り住んだところは松田優作の " 探偵物語 " に出てきそうな古く錆びれた鉄筋3階建ての部屋、2K 風呂なし。
歩いて一分のところに上原湯という銭湯があり、優雅なお風呂事情だった。
最高な20代の住み家。家賃4万2千円。

次に移ったのが陽当たりの良いハイツ。
しかし、下の階(一階)の住人たちに苦労した。 朝と晩はお経と、とんとこ木魚?やら鐘がなる。
大家さんに苦情を言ったら「なるべく小さな音でと言ってあります」『どこが小さいんじゃ、私はもうお経を暗記しているぞ』

宗教さんが引っ越したら、角刈りの自衛官か寿司屋の板前さんにしか見えない強面が移ってきた。
この目付きの鋭い角刈りの兄さんは週末になると、電話一本でやってくる若い男の子との逢瀬、「あっ、初めまして・・」の声が毎回聞こえた。
「おっさん、変な声を出すんじゃない!」と部屋を出て駅前の飲み屋へ3時間の避難。


そんな奇声や鐘の音を聞きたくないとハイツから6階建てのマンションの5階の3世帯の真ん中の部屋へ、平和な生活が10数年つづいた。
陽当たり抜群、駅から1分。行きつけの飲み屋もいっぱいできた。
昭和の終わりの鉄筋建築でもこの手のマンションは手抜き工事が多かったらしい。
私の部屋の左隣の音は殆ど聞こえないが、右隣は結構聞こえてしまう。

平和な日々を打ち壊す輩が右隣に入居。また鐘や訳の解らない音が聞こえてきた新興宗教くんだった。
夜中も早朝も彼らの道場の中にいるようだった。
3ヵ月間、精神的におかしくなって苦渋の引っ越し。「うるせえ!」と怒鳴りつけたが宗教くんは「えっ、僕なにもしてませんよ」

それから4年間、北向きの周りの音など全く聞こえてこないオートロックのマンションへ。
ホッとしたが冬の寒さと閉塞感で、性格が徐々に徐々に暗~く、躰の節々も痛くなってきた。「これじゃ、いかん!」


昭和40年代まではまだ畑が広がっていた長閑な町の新しい部屋へと希望に満ちてやってきた?
1階、燦燦と陽が差し込んでいる。
ただ、5m先はマンションの裏口となっていて通勤時間には住人たちがここを通り出勤していく。

初めての1階住まい。カーテンを開けて部屋の中でパンツ一丁ではいられない。
まあそれも良し。
ただ、太陽が差し込むだけで嬉しい。

長くなってしまいました。
ネットが繋がり、スーパーに食料の買い出しに、やっと自炊ができるようにようになりました。
普通の生活が始まったような気がします。


by w-scarecrow | 2018-05-14 20:16 | そのほか | Comments(4)