winter's scarecrow

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「笑」

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桜の花が咲く、「咲」は「笑」の古字という。
蕾がやっと開くことを「花わらう」と表現したらしい。

「笑」といえば笑福亭鶴瓶、ヨネスケ師匠とともに、知らない家にズカズカと上がっていっても住居不法侵入罪には当たらない稀有な人々。

赤ちゃんは一に300回以上頬笑む(笑う)らしい、過去の経験値がないから何を想って笑うんだろう?

若者たちは、自ら「芸人」というタレントたちの会話に爆笑している。SNC の先輩後輩ネタで何故か笑っている。
「笑い」に先輩、後輩なんてあるのかといつも思う。

以前、島田伸介は " ますだおかだ " 岡田圭右に対して「お前より、おもろい大阪人は50万人以上はいる!」と豪語していた。
「もっといる!」


中高年は「あれから40年・・・」、綾小路きみまろの S的なネタに大爆笑。

「笑う」ことは長寿の秘訣、江戸からつづく日本人の誇るべき文化。



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町の桜の木々は満開、ソメイヨシノの寿命は60年といわれている。大陸からの昆虫に蝕まれたソメイヨシノの木々が絶えない。
高度成長期に地域に植えられた桜の木々は世代交代の時期にきているらしい。

TVで元財務省の佐川氏の証人喚問のニュースが流れていた。
と、同時に霞ヶ関官僚のMちゃんからメールがきた。

「昨夜はありがとうございました」
20代にしか見えない呑べえな素敵な女性。国会答弁の資料集め答弁の作成、以前は日々が地獄だとグラスを傾けていた。
「もう死したい」と呟いていた。

時の政権を守るのか、省庁を守るのか、自分を守るのか、国民の声に添えるのか。

M ちゃんは係長。いつか昇進して国会や委員会で答弁をするのかもしない・・?
忖度?日々の深酒になっていくのかも。 

Mちゃんはもちろん東大卒、子供のころに暮らしたタイの話も愉しい。

最近は恋をしたのか素敵な笑顔になっている。
頑張れ!官僚。

「咲く」は「笑う」と同意語。

咲き誇らなければ・・・。


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by w-scarecrow | 2018-03-27 23:27 | 散歩 | Comments(0)

ほめたい日記



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たまに自分をほめたいときがある。

振り向くと時計が 11:11:11 秒のゾロ目を指していたとき

目玉焼きを焼いたら帝国ホテルの朝食に出てくるような見栄えだったり

JR 新宿駅の階段を一段飛ばしで駆け上がり、プシュ~という扉の閉まる音と同時に乗車できたとき ハァ~っ

洗濯物の何枚ものTシャツを畳んでいたら殆ど肩幅が同じになったとき

クイズ番組で京大出の宇治原に一問勝ったとき

タクシーの運転手さんの悩みを聞いてあげ 少しだけ役にたったとき



たまに自分をほめてあげたい。
大人になって人からほめられることは数少ない。

ひとり暮らしで愛犬やネコを飼っている人なら、彼らに今日あった愚痴や自慢話を語っているかもしれない。
そうでない場合は誰にも語れずポジティブがネガティブ方向へ、「そんなこと、たいしたことでないかも」、それがいけない。

そんなときは「やったぜ自分!」「ほめたい日記」を書くとグッとポジティブになれるとラジオ番組のパーソナリティーが言っていた。

高倉健さんの自伝的エッセイのタイトルが 『 あなたに褒められたくって 』だった。

皆にほめられたいのではなく、あなたに褒められたくて日々トンチンカンなことばかりやっている。

週末は満開の桜が見れるみたいだ。保温ポットと、お弁当を持ってどこへ行こうか・・。


今、TVでは朝4時台のモーニングショー?が流れている。この時間帯は各局若手女子アナの登竜門、いかんせん彼女たちのヘアースタイルもメイクも顔も皆一緒に映る。
み~んな、同じ。
なんか平和だ、にっぽん。


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by w-scarecrow | 2018-03-23 04:28 | そのほか | Comments(0)

這いつくばって

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川越街道の老舗、亀屋のどら焼き。

とことこと岩を登っていきます。ゆっくりと。 

陰日向なく、裏も表もなく生きる。天は見ているから、見ている人は必ずいるから、そう教えられた。

亡き父からは公務員か職人になれと。地道に働くこと。

当たり前ののように日々が過ぎゆくなかで、見えない時間に見えない場所で働いている人たちがいる、
誰もがどこか知らない場所で,誰かに役に立っているに違いない、誰もが誰かのおかげで生きられている。


   ♪ 見えない時間に 見えない場所で 見えない誰かを想い 目立たず 知られず
    
    いえない言葉と たえない願いと 消えない誇りを胸に 目立たず 知られず でもそれでいいんだ ♪


奇妙礼太郎の歌が沁みる。


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by w-scarecrow | 2018-03-20 22:05 | そのほか | Comments(0)

もういいかい?

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やわらかな陽を浴びて、持参した保温ポットのほうじ茶で一服。

旧前田侯爵邸・駒場公園。中央の芝生では家族連れ、ビニールシートの上で子供はお母さんが手渡すサンドイッチを頬張っている。

温かなほうじ茶を飲みながら久しぶりの煙草に火をつける。クラッっとした。

サンドイッチを食べている子供は誰かに似ている。 横にいる30代のお父さんも同じ顔をしている。

「所ジョージだ」

日本一適当な男といわれた植木等、その直系の所ジョージ。
誰もが羨む自由な男、皆、所さんになりたい。 所さんのように生きたい。


あの所さんは数々の名言を残している。

    『 少年は大志を抱かず、良かったことは良しとして、上手くいかなくてもこんなもんだと満足す 』


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   『 10代の子とか自殺したりするでしょ、そういうのはね、もったいない。人生はそんな時だけじゃないんだよ。
     ほんとに。
     50まではね、面白くないよ。人生は50から相当面白いよ。10代で悩んでいる方がたくさんいるでしょ。
     20代でも悩んでいる方、30代でもまだ悩んでいるよ。50になってみろよ 』


黒澤映画 " まあだだよ " 、あの完璧主義者・黒澤明は大の所さんファンだった。
「君はそのままでいいよ」、所さんの演技にベタ惚れだった。現場の雰囲気が悪くなるとスタッフは監督の横に所さんの席を用意したらしい。めったに見ぬ鬼監督の笑顔が所さんの横にいた。


   『 皆さぁ、自分が賢いとか、できる人間だとか思っちゃダメよ。私も含めて皆バカなんだから、
     早くバカに気付かないと。バカだってわかれば人間慎重になるから 』



久しぶりの煙草の一服、出所したての一服はこんな味なのかもしれない2日ぶりの一本。
あの子供にお父さんのメガネをかけさせたら、所ジョージだ。

ダーツの旅に出たい。ダーツが南の方に刺さればなおいい。



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by w-scarecrow | 2018-03-13 18:44 | そのほか | Comments(6)

桜 茶

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                      そのあとがある

                      大切な人を失ったあと

                      もうあとはないと思ったあと

                      すべてが終わったと知ったあとににも

                      終わらないそのあとがある

                      そのあとは一筋に

                      霧の中へ消えている

                      そのあとは限りなく

                      青く広がっている

                      そのあとがある

                      世界に そして

                      ひとりひとりの心に

                                  「そのあと」谷川俊太郎


あの日、3月11日あのときは自転車で明治通りを走っていた。

アスファルトの道がうねるように波打って、あの何十秒間かの間に、気ままな地球の上に私は乗って生きているんだなと感じた。

気まま、溜めていたエネルギーを爆発させる、千年に一度が今日だったんだ (と後に知る)。

自転車を停め、ビルから多くの人たちが明治通りの中央分離帯まで降りてくるのを見ていた。


部屋に帰ると大切な物が散乱していた。

大切な物・・・。

東北に住む友人に電話をかけるが通じなかった。

後々、無事を確認。


大切な物。

なんも大切ではなかったと。 散乱した部屋を見渡す。


桜の開花を前にして少しだけ塩けのある桜茶を飲む。


大切な仲間たちがいることに感謝する。 


日々、疲れ切ってはいるが、そんなときは名人たちの落語の演目を聴き、酔狂で前向きな長屋の人々の営みで癒される。

握り寿司を箸で食べるやからは許せない「みっともね、田舎もんじゃねえんだから」と噺の枕で聞こえてくる。 

いつも上から目線の江戸っ子の鉄則。

握り寿司だけは親父や名人たちの噺を遺言のように守っています。

桜茶、癒されます。


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by w-scarecrow | 2018-03-11 03:01 | そのほか | Comments(0)

♪ Boom

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巣鴨のコンビニでワンカップ大関を2本、いつもの墓参りの常備品。
レジではおばあちゃんが奮闘。

がま口をバックの中から取り出そうとするのだが、なかなか出てこない。
『 別に小銭を出さなくてもいいのに 』と店員は口には出さないが手持ちぶさたでいる。

がま口の中の一円や五円玉を減らすことがお年寄りたちの買い物のルーティーン、使命。
意地でも減らす。出てきた!がま口。

「いいよ、おばあちゃん。焦らなくて、ポイントも忘れないでね」と心の声。
一円玉がいっぱい並べられた。

申し訳なさそうに後ろに並んだ私にお辞儀をしていったおばあちゃん。 

昨日は父の命日、ワンカップを供え亡き父との暫しの会話。


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踏切や電車の見える線路沿いの道で、お父さんが幼児を抱っこしたり、手を繋いだ息子と走りゆく電車を目で追っている姿を目にする。

決まって父親と男の子だ。
幼児たちは走る車には興味を示さないが、音を鳴らし規則的に動く電車に反応するという。
「でんちゃ~」

電車に座る女性の両耳のイヤリングが規則的にゆらゆらと揺れるのを、魔法にかけられたように見入ってしまう大人になった私がいる。

今は「ポッポ」とか「ガッタンゴットン」とは言わないのかもしれない。

父はまだ、むにゃむにゃとしか言葉を発しない私を抱っこして、走る電車を眺めていたことがあったんだろうか?
父の自転車の後ろに乗り ♪ ローレン・ローレン・ローレン ローハッ!♪ と西部劇ローハイドのテーマソングを大声で歌い、運転手を鼓舞してた記憶はある。


もうすぐ東日本大震災から7年目を迎えようとしてしている。

震災の次の日12日は九州新幹線全線開業の日。その数日前からJR九州の世界一ハッピーなテレビCMが流れていた。

1万人以上の沿線の人々がそれぞれの趣向で走る新幹線に手を振り、駆け寄り、一緒に走っていた。
48台のカメラがそんな人々笑顔を捉えていた。

震災後、AC以外のCMの自粛で幻のCMとなってしまったが、日系スエーデン人マイア・ヒラサワの歌う ♪ Boom ♪のリズムに乗り鹿児島中央から博多まで列車は走り抜ける、あの泣かせてくれるCMを人々は Youtube で観ていた。






走る長距離列車を見ると夢膨らむ、

手を振ってみたくなる。


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by w-scarecrow | 2018-03-05 19:48 | そのほか | Comments(0)