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winter's scarecrow

カテゴリ:tea( 28 )

吉野 日干番茶

8月になった。 昨日、今日と東京は涼しく、そうめんもスイカもトウモロコシもかき氷も
まだ先の季節の食べ物のように感じる。
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奈良県吉野の『嘉兵衛番茶』
京番茶、岡山の美作番茶、福井の陰干番茶。
京都・一保堂の『いり番茶』は以前に飲んだことがある。
吉野日干番茶より、茎の部分が多かったような記憶がある。 でも美味しかった。
いり番茶の販売を止めたと聞いたことがあるが、一保堂のonline shopを見たら200g ¥368で販売をしていた。 安~い。

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嘉兵衛番茶、茶葉は落葉みたいだ。
大きな一枚の葉がそのまま入っていたりする。
香ばしくて、全くクセのない番茶。
朝、起きて「今日はガンバルぞ~」というとき(滅多にないが)にはこの番茶がいい。
自然と躰の中の毒素が抜け、芯から活力が湧いてくるような気がする。
血糖値降下、利尿の効能によく、体質を改善するにはもってこいかもしれない。
「花も十八、番茶も出花」まだまだ余地はある。

この番茶を冷やして焼酎と割ったらすごく旨く、つい呑み過ぎてしまったが、次の日には残らなかった。
烏龍茶割りは胃弱な人間にはきつい。

白洲正子が箸は吉野の赤松の箸が一番、口に合うと言っていた。
吉野の桜、葛、柿の葉寿司、鮎、昔から訪ねてみたいところ。
日本一の長距離を走るバスにも乗ってみたい。
奈良八木駅から十津川村を通り、和歌山県の新宮まで160km走る。

美作、福井県勝山の番茶もいつか飲んでみたい。
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以前、宮崎でドラマを撮ったときに準主役をやっくれたMからの芝居の公演の案内がきた。
私は演劇が苦手、どうしても入っていけない、自分が裏方でも端役でも参加するのだったら、この上なく楽しいと想うのだが、観劇は一歩引いてしまう。
なんと言い訳(断り)をするか、役者さんたちから案内状が届くたびに困ってしまう。

演出家の平田オリザさんは大阪大学で弁護士や医者の卵に演劇を教えているらしい。
オリザさんの話にウ~ンと納得した。
「芸術といえば、日本では音楽と美術しか重きを置かない。欧州で芸術といえばまず演劇、そして音楽、美術とくる。演劇は対人関係やコミュニケーションを学ぶには絶好の場なのに、日本人はそのことを政治家も経営者も教育者も知らない。
『めし、フロ、寝る』と必要最低限の会話しか交わさない疎遠な夫婦は、無駄な話をいっぱいしなければいけない、天気の話、プロ野球の話、町の噂話、週刊誌ネタ、食べ物の話題など、どうでもよい話こそ人間関係を作ってゆく」

保育園や幼稚園の発表会には必ずお絵描きと歌と踊りと演劇があった。
小学校へ上がると演劇だけはスッポリと外されていた。

私もほとんどが無駄な、実のない話ししかしていない。 おかげで飲み屋さんとの人間関係は良好。
陽が落ちてきた、そろそろ行ってきます。
by w-scarecrow | 2009-08-01 18:20 | tea | Comments(6)

山のお茶

雨の日は雨を聴く、こころも躰もここにいる。
五感で雨を感じ、今を一心に味うことにする。
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手揉み茶のように細く針のような綺麗な茶葉に驚いた。
"TEA Shop八月の鯨"の限定で販売されている"煎茶・Mr.マウンテン"と名づけられた山のお茶。
浅蒸しの煎茶特有のまろやかさ、香ばしさが際立った(控えめではなく前に出た)実に美味しいお茶でした。

美味しいお茶に出会ったときは、このお茶を飲むときは何を添えて飲むかを考えるのが楽しい。
わざわざデパートに行き和菓子や焼菓子を買うのも苦にならない。
この時期は雨の音を感じて一服するのもいいかもしれない。

鎌倉の報国寺の見事な竹林を眺めながらいただいた抹茶が美味しかった。
寺の近くにある"さはん"という茶処の煎茶もすごく美味しかった。
その帰りにお金を洗うと倍になって返ってくるという銭洗い弁天で
ザルの中に一万円札を2枚入れ、何度も何度も丁寧に水をかけていた当時の彼女の後姿が浮かぶ
「長つづきはしないんだろうな・・・」と感じた身勝手だった思い出。

◆急須・水野陽景(常滑)   ◆板皿・山田想(常滑)
by w-scarecrow | 2009-07-10 19:30 | tea | Comments(4)

朝靄にうかぶ風景

八十八夜に静岡の川根から新茶が届いた。
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大井川沿いの急傾斜地、標高400mの茶畑で育ったお茶。
緑色が強く出る深蒸しのお茶ではなく、香りや新茶特有の渋み、甘さがストレートに伝わる若蒸し(浅蒸し)の山のお茶。
高畑園という茶農家に手摘みの新茶を予約しておいた。
家族総動員、子供たちまで手伝い、収穫作業に追われているみたいだ。
そんな温かさが同封されていたメッセージからも伝わってくる。
朝靄に包まれた大井川や瑞々しい若芽を想いうかべながらの一服。

忌野清志郎が逝った。
戦争、原発、君が代、タブーに斬りこみ臆することなく自分の歩幅で歩きつづけてきた。
中学時代に♪ぼくの好きな先生♪をギターで何度も練習をした。
朝に訃報を聞いてショックを受けた。 早過ぎだよ。 あんな素敵な58歳にいつの日かなっていたい。
by w-scarecrow | 2009-05-03 18:37 | tea | Comments(10)

紅茶缶

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左の茶缶はLe Palais des Thes[ル・パレデテ]     右はMariage Freres[マリアージュフレール]

フランスの円筒形をした撫で肩の紅茶缶が表情があって好きだ。
ル・パレデテのゆるやかな撫で肩に紺色にゴールドのロゴが控えめな感じで渋い。
タイのマリアージュフレールのタイ語で描かれたロゴが象形文字のようなデザインで楽しい。

フランスの茶缶は紅茶店以外のものは日本では見かけることがない。
自分でラベルを作ってプレーンの茶缶に貼ろうと思ったが缶が見つからなかった。
それに近いものが中国茶を扱う"The Leaf Store"で¥300で買うことができる。
蓋の部分が違うので迷っています。

今日の表参道はやたらと若者が多いのでびっくりした。
あとでニュースを見てH&Mのそばに"FOREVER 21"というL.A.の店がオープンしたと知った。
1万円で上から下までコーディネイトできる店が増えてきた。 いい風潮になってきている。
大学生の子が欧州の高級ブランドで着飾る時代は時代遅れだという感覚になってくれたらと思う。
高級ブランドは子育てや家庭のやりくで疲れた奥さんの誕生日や記念日にプレゼントをしてあげるものであってほしい。

お年寄りたちの原宿、巣鴨の地蔵通りにも"FOREVER 47"という名で出店すればいいな想う。
かつてのハウスマヌカンのコーディネイトで"永遠の47歳"にしてくれる洋品店(shop)を出せばきっと繁盛する。
GWに入って、好調になってきた横浜Baystarsと上映中の『おっぱいバレー』が気になる。
by w-scarecrow | 2009-04-30 19:23 | tea | Comments(6)

茶缶

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"gamla stans Tehandel"

スウェーデンのストックホルムの中心に浮かぶ小さな島ガムラスタンの紅茶屋"ティーハンデル"
『魔女の宅急便』のキキが移り住む街のモデルとなった旧市街。

去年の春、紅茶の茶葉を入れる茶缶を探していたとき代官山の"collex Living"に3色の茶缶があった。

缶だけでは売っておらず数種類の紅茶の中から好きなものを選べた。
甘い香りのやわらかな風味のフレーバーと緑茶の入っているフレーバーを選んだ。
初めて味わう北欧の紅茶、緑茶の香味が味を引き締めていた。

イラストレーターの山本祐布子さんのデザインで切り絵の雰囲気が感じられる茶缶、今はまた別のデザインの茶缶が登場している。
山本さんの新しいデザインを見るのが楽しみになってくる。
外では色々なブランドの紅茶を飲むのだが、家に居るときは"TEA Shop八月の鯨"の紅茶ばかりを飲んでいるので"ティーハンデル"を買ったときに何か浮気をしたあとの後ろめたい気持ちになった。

3月がはじまった。
花粉症はピークになると想うが、なんとも言い知れぬウキウキとした気持ちになってくる。
移動手段がほとんど自転車なので春の空気を感じ、いっぱい寄り道でもして新たな発見をしたい。
by w-scarecrow | 2009-03-01 20:22 | tea | Comments(10)

TEA Shop 八月の鯨

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パリのマレ地区、ピカソ美術館のそばにあるこじんまりとした茶葉専門店の茶葉を扱っているonline shop。
フランスではMariage Freresとともに人気のある紅茶屋さんである。
ストレート・ティーは優しく、フレーバー・ティーは天然の香料と茶葉のバランスが良く飽きのこない紅茶。
個性を前面に出してくる紅茶とは違い、爽やかな風味が上品な口あたりとして残る。

朝起きて紅茶にするかほうじ茶にするか、その日の気分で選ぶ。
ストレートは陶器のtea potでフレーバーはガラスのtea potで茶葉がジャンピングしてゆく様子を眺めながらゆったりと待つ。
胃腸が弱いのでコーヒーは食後にしか飲めない。それも深く焙煎したもの。ほうじ茶といっしょで焙ってあると胃にかかる負担が少ない。
紅茶もブランドによっては強すぎて飲めない紅茶もある。

今、ピアソラ亡きあとのバンドネオンの名手といわれているDino SaluzziのCDを紅茶を飲みながら聴いている。
師走とは想えない暖かな休日。バンドネオンの音色が心地よい。

online shop 『TEA Shop 八月の鯨』  
by w-scarecrow | 2008-12-23 14:30 | tea | Comments(13)

小雨の日曜日

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11/16 恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館へ『American Mega Max 1957-1987』を観に行く。
ビート・ジェネレーションを象徴するジャック・ケルアックの小説『オン・ザ・ロード』が発表された1957年からウォーホールが亡くなる1987年までのアメリカを映した写真展。
キング牧師の写真の前で足をとめた。人としての当然である権利を得るために銃弾に伏すことをも覚悟して声をあげた。あれから40数年、バラク・オバマが次期大統領に就任する。
彼の目には未来の画はどう映っていたんだろう。
アメリカはどこへ向かって歩き出してゆくのか・・。<動>のアメリカを感じました。
経済人が国を動かすのではなく、学生が女性が差別を受けている者が普通の市民が国を変えてゆく。
そんなアメリカがありました。イデオロギーではない内なる声が。

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アメリカ橋から目黒方面を見る。列車がやってくる。
小さい頃、この橋を渡ることが怖かった。狩人の歌うロマンチックな橋ではなかった。
トラックがやっと1台通れる時代物の鉄橋だった。


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雨が少し強くなってきた。
駒沢通り沿いにある珈琲屋へ豆を買いに行く。
1981年創業の『ヴェルデ』。入口の脇に年代物の焙煎機がある。
3段階の焙煎度別に珈琲を選べ,ネル・ドリップを使って一つ一つ丁寧に淹れてくれる。
今日は深煎りの『スマトラ』の珈琲豆をを購入した。
小雨の日曜日、そろそろ珈琲ではなくビールの時間になってきた。




ヴェルデ

渋谷区恵比寿西1-20-8





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by w-scarecrow | 2008-11-17 08:12 | tea | Comments(4)

ひと滴の風景

それぞれにお茶にまつわる風景があると想う。
大井川上流の傾斜地に広がる茶原(茶畑)を朝霧が包みこむ情景。鹿児島県知覧の茶畑から見る夕陽に浮かぶ開聞岳のある風景、遠くに日向灘を見下ろす高鍋の茶畑。
茶畑は関東以南では少し足をのばせばどこでも見ることのできる風景。

お茶をのんでホッとする。張りつめていたものがゆっくりと解かれていく。ひと滴の幸せ。

20代のはじめ冬の北海道に旅をした。釧路、根室、知床。旅の最後で高校の教師をしている友人の住む町へ行く。網走から湧網線の最終列車に乗った。
中湧別という小さな駅舎で迎えにくる友人を待った。マイナス何度だったんだろう?ガタガタ震えていた私に「中へどうぞ」という同世代の駅員。お茶をi淹れてきてくてた。「すぐ来る!と言っても北海道のすぐは内地の人にとってはかなりの距離だと思いますよ」
温かなお茶のぬくもりが伝わってきた忘れられない一服。
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川根『つちや農園』の煎茶。
by w-scarecrow | 2008-11-12 07:31 | tea | Comments(2)