winter's scarecrow

カテゴリ:散歩( 187 )

姉 妹

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                久しぶりに あなたと手をつないだ
               もう同じくらい あなたと私の手
               妹たちに占領されていた私の手
               妹たちを守っていてくれた あなたの手
               いつの間にか 大きくなっていたんだね

               久しぶりにつないだ あなたの手の温もり
               あなたの成長を感じた
               いつの間にか 頼もしい存在になっていたんだね


                             鹿児島市教育委員会 ' こころの言の葉 ' より



「普通」とは「ごくありふれたものである」と辞書に書かれている。

しかし「普通」の解釈は一番難しいものなのかもしれない。その尺度は人の数だけある。


うちの近くにある玉川上水の暗渠の桜並木、お母さんと姉妹の子供たちではなかったが、風に舞う桜の花びらの中に家族で歩く後ろ姿があった。(上の写真は法明寺横の画)


「幸せ」とは「なんでもない毎日」、「ありふれた日常」
なにか普通と幸せは双子のようだ。 二つの言葉は、そうではなくなった時に尊ぶものかもしれない。


春の選抜高校野球大会は見応えのある接戦ばかりがつづいている。90回大会の今年はスゴイ。

甲子園大会の野球中継に付きものの、アルプススタンド応援席の美女高校生の抜きの画。
BS朝日はカメラマンの好みなのか社風なのか、少し派手目の JK も翔んだ女子高生でもお構いなく中継に挟んでくる。
NHK はそうはいかない、美人さんばかり撮るわけにはいかない、朝ドラ・ヒロイン系と彼女を取り巻く元気印の女子が中心だ。

一度はやってみたかった銭湯の番台とアルプススタンドのカメラマン。


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by w-scarecrow | 2018-04-02 21:38 | 散歩 | Comments(2)

「笑」

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桜の花が咲く、「咲」は「笑」の古字という。
蕾がやっと開くことを「花わらう」と表現したらしい。

「笑」といえば笑福亭鶴瓶、ヨネスケ師匠とともに、知らない家にズカズカと上がっていっても住居不法侵入罪には当たらない稀有な人々。

赤ちゃんは一に300回以上頬笑む(笑う)らしい、過去の経験値がないから何を想って笑うんだろう?

若者たちは、自ら「芸人」というタレントたちの会話に爆笑している。SNC の先輩後輩ネタで何故か笑っている。
「笑い」に先輩、後輩なんてあるのかといつも思う。

以前、島田伸介は " ますだおかだ " 岡田圭右に対して「お前より、おもろい大阪人は50万人以上はいる!」と豪語していた。
「もっといる!」


中高年は「あれから40年・・・」、綾小路きみまろの S的なネタに大爆笑。

「笑う」ことは長寿の秘訣、江戸からつづく日本人の誇るべき文化。



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町の桜の木々は満開、ソメイヨシノの寿命は60年といわれている。大陸からの昆虫に蝕まれたソメイヨシノの木々が絶えない。
高度成長期に地域に植えられた桜の木々は世代交代の時期にきているらしい。

TVで元財務省の佐川氏の証人喚問のニュースが流れていた。
と、同時に霞ヶ関官僚のMちゃんからメールがきた。

「昨夜はありがとうございました」
20代にしか見えない呑べえな素敵な女性。国会答弁の資料集め答弁の作成、以前は日々が地獄だとグラスを傾けていた。
「もう死したい」と呟いていた。

時の政権を守るのか、省庁を守るのか、自分を守るのか、国民の声に添えるのか。

M ちゃんは係長。いつか昇進して国会や委員会で答弁をするのかもしない・・?
忖度?日々の深酒になっていくのかも。 

Mちゃんはもちろん東大卒、子供のころに暮らしたタイの話も愉しい。

最近は恋をしたのか素敵な笑顔になっている。
頑張れ!官僚。

「咲く」は「笑う」と同意語。

咲き誇らなければ・・・。


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by w-scarecrow | 2018-03-27 23:27 | 散歩 | Comments(0)

八咫烏 都庁前


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1月2日、箱根駅伝の往路が東洋大が一位で優勝。

どうしても箱根駅伝が好きになれないのは昔はジープ、今はトヨタの運営管理車? なにか固い言葉になっているが監督が乗る伴走車。


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その伴走車から拡声器で選手にかけられる言葉がすごい。

「お前、男だろ!」
「腹を叩く暇があったら 走れ!」
「いいか、その一秒を削り出せ!」

まるで監督たちのダミ声は右翼の街宣車だ。 後半は浪花節に入っていく「お前がいてくれた4年間ありがとう!」

どうしてもかつての米国でのヒット作 " ROOTS" のクンタ・キンテを思い起こしてしまう。農場主との主従関係。

駅伝の走者たちにはどう聞こえているんだろう?ムチをもったトランプみたいな農場主から逃れたいの一心で走る奴はいないだろうが・・。


「中継車の方、もっと前にお願いします。これからスピード上げますんで」という謙虚な監督もいる。

青学大の原監督は、

「いいよ、そのままパフィーのリズムでいこう」
「中継所に彼女が待っているんだったら、区間記録出してみような」

箱根駅伝、伴走車に梅沢富美男が同乗しているようでうるさい、画的にもトヨタの軍団が邪魔でしょうがない。


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かつて松田優作、萩原健一、地井武男が " 太陽にほえろ " でピストルを持って走り廻っていた新宿西口公園の真ん中、都庁の真下に十二社・熊野神社がある。

今年の初詣は小田急・参宮橋駅で下車、熊野神社へ。下車する人の90%以上の人々が明治神宮方面へと消えてゆく。 

なでしこ JAPAN も出陣前にここ熊野神社に参拝し、八咫烏(やたがらす)のお守りは彼女たちのユニフォームに縫いつけられたという勝負の神様。

今年は私の住む氏神さんの代々木八幡宮でもなく、安産祈願で有名な神社でもなく勝負の神様に祈願することにした。



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まずかったのは勝負の神様に4つ5つのお願いをしてしまった。 勝負なので一点に絞ればよかった・・。

あと自分の名前と住所、郵便番号を言うのを忘れてしまった。


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小田急、京王百貨店のデパ地下は「うそ?」と思うくらいに人、人、人。
ご老人から、ベビーカーに乗る乳児まで。なにもこんな混んでる三が日に。

三が日が終わろうとしている、フラリーマンのお父さんたちも家庭から離れやっと会社へ行ける。

また日常が待っている。 八咫烏のお守りをポッケに入れ私の一日もまた始まる。



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by w-scarecrow | 2018-01-03 22:11 | 散歩 | Comments(4)

大黒様

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久しぶりにカメラを持って夕暮れの下北沢へ。 再開発の進む街、そんな情景がないかと歩いてみた。

この街は10代~20代の若者たちが湧きだすバブルのようにうごめいている。

これも変わってゆく街の情景なのだが、シャッターを押せないでいる。

終電が終わったころ、街中でしゃがみながら一人大粒の涙を流し泣いている女学生を見かけたことがある。 誰かから逸れたかったのか、誰かを待っているのか。 どうしてそんなに涙が出るんだろう。


どうもピエロの姿が大黒様に見えてしまう。

いつも半泣きのピエロが、五穀豊穣の神様、食の神様に見えてくる。 口元だけが笑っているのピエロが・・。



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何年か前に仕事仲間のご夫婦の記念日に絵本を贈ったことがある。

              ” さいごの一葉 ” O・ヘンリー原作の 『 The Last Leaf 』

     ” 重い肺炎にかかった画家のジョアンナは窓から見えるツタの葉が全て散ったら自分は死ぬといいだします。 
     窓から見える散る葉を数える日々、心配した友人のスーが今まで一枚も売れたことのない老画家の
     ベアモントに相談してもバカバカしいと取り合ってくれません。
     いよいよ最後の一葉・・葉は嵐のなかでも揺らぎもしませんでした。
     その一葉に勇気づけられ快方に向かっていきます。
     ベアモントは一葉を見ることなく命を閉じてしまいます ”


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夫婦の記念日、二人には病弱の娘さんがおり、奥さんが外で食事をすることは滅多になかった。この O・ヘンリーの絵本が適切だったどうか。

嵐にも耐え、残った一葉。



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今日も下北沢の街は学生たちでごったがえしていた。 

大黒様は打ち出の小槌に大きな袋を抱えている。

あの大きな袋にはみんなの優し心がいっぱい詰まっている。 ピエロの涙は隠された、まだ見ぬ自分。


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by w-scarecrow | 2017-11-28 00:02 | 散歩 | Comments(0)

繋がる


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雑草は孤独を愛する。

街を歩くとよく見かけるアスファルトの隙間に力強く芽を出した雑草、「こんな所に?」と目を疑うが植物にしてみれば隙間は天国らしい。

競争相手は近寄れず、陽の光を独占できるから・・あんなに狭い所でも彼らにはパラダイス。


外を見渡せるカウンターの横には若いスーツ姿の青年が、ミラノサンドをスマホをいじりながら食べている。 食べているというよりただ口に運んでいる。

陽の光をさんさんと浴びたパラダイス。

私はレタスドッグ。

鮮やかな紅葉や黄葉、季節は錦繍。黄色の絨毯の上を散歩する戦中、団塊の世代の人たち。

美しい暖色の落ち葉は葉の老化に伴う機能の低下だそうだ。

一年間、ご苦労さんです!と落ち葉と路往く人たちに温かな声をかけたくなる。


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1964年の東京オリンピックの開催前後に生まれた少年は、高度成長期という産湯につかい、アポロと大阪万博に未来を教えてもらった。

ノストラダムスと宇宙戦艦ヤマトによって地球はやがて滅亡するんだと信じていた子供たち。

そんな彼らも50歳を過ぎた。 地球はまだ大丈夫みたいだ。 

団塊の世代も彼らも、もちろん携帯やパソコンのない時代、心細い夜はラジオの深夜放送が夜をともにしてくれた。
学校や友人関係の不安、見知らぬ若者たちのハガキに共感していた。

きっと僕らも繋がっているんだろう・・同じ時、同じ放送を聴いていると考えたら孤独感も薄らぐような気がした。


スマホを片手にミラノサンドを口に運んでいる青年、よくスマホを間違えて口に入れないなと感心する。 そんな一瞬のヘマを見たいのに。
手にしたスマホは誰と繋がっているんだろう? 未来?


Queen's Isetan で売っている¥480の冷凍ではないマルゲリータのピザを買ってきた。20cmくらいの大きさでつまみにはちょうどいい。生地もナポリ風でなかなか美味い。

とろけるチーズを増量してハラペーニョを散りばめて焼いた。
TVの佐藤栞里ちゃんの笑顔を観ながら、晩飯はこれで十分かも。 口なおしに永谷園の松茸のお吸いものを飲めばいい。


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by w-scarecrow | 2017-11-20 20:27 | 散歩 | Comments(2)

結ぶもの


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     ” 生ビール買い求めている君の手を ふと見るそしてつくづく見る ”   俵万智



台風一過、赤坂から渋谷へ。
渋谷駅周辺は2020年までの再開発でクレーンが高い所にいっぱい乗っかっている。 この強風大丈夫なんだろうか?

この2年くらい、私の一番の悩みは〖目〗なんです。
10代の視力は2.0、サンコンの半分くらいの視力、それが30代後半になると、お手洗いで新聞が読めなくなってきた。老眼の始まりだった。

今、メガネをかけるのはPCの前だけ、PC用のメガネ(乱視と老眼含)。

今までも普段はメガネをかけたことがない。

家の中でも街を歩いているときでも視点がボケていて、どこにも焦点が合わずそれがただキツイ。
平衡感覚が狂っているのか真っすぐ歩けなく、風景がゆらゆらとして日々集中力が欠けてしまっている。 これがシンドイ。

眼鏡屋さんで検視してメガネをかければ解決するのか。眼科か脳の問題なんだろうか?



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私たちの時代、名盤に素晴らしきジャケットあり、2000円いくらかのお金を握りしめLP盤を手にする。

今の若者たちはLPもCDもジャケットやケースなんて形に残るものには興味がないみたいだ。 ダウンロード。

それもいいかもしれない。



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平成若者女子、昭和生まれの年上の男とばかり付き合っている子は 『 昭和専 』というらしい。

1999年に生まれた男子と付き合った子は「え~! 1000年代の相手なんだ!」とからかわれるという。

私も源頼朝も大石内蔵助も坂本龍馬も蛭子さんも、1000年代の男子、まだ通信手段は飛脚、その後は電電公社のダイアル電話が通信の手段、電報も。

君たち、そんな不便な通信手段にはいっぱいドラマがあったんだよ。 サヨナラも一緒になるにも。

 

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by w-scarecrow | 2017-10-23 23:09 | 散歩 | Comments(2)

ポヨ~ン


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              東大生産技術研究所内で一番早く花開く桜の木




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みち


みちのおわったところで

ふりかえれば

みちはそこから

はじまっています

ゆきついた そのせなかが

かえりみちをせおっている

でも もどりたくない

もっとさきへ

あのやまを こえてゆきたい


              谷川俊太郎








なにも考えたくない、なにも感じたくない なにも放っておきたい・・・

そんな日があったらいいのにな~

水族館のクラゲでも観に行こうか・・? クラゲには脳がない、ゼラチン質の体だから肩もこらない、哀楽も絶望もない、

ただ、いつもポヨ~ンポヨ~ンと浮いていなければならない。

浮遊生活の日々、ポヨ~ンポヨ~ン。




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渋谷からわが家へと向かうバス。

「寒いなかお待たせしました」とバス停で乗客を乗せるたびに運転手さんがマイクで言っている。(今日は寒くはないのに)

「× ×1丁目です。お疲れさまでした」


なんと優しい運転手さんなんだろう。 春の柔らかな陽を浴びながら 『 夕飯はなににしよう 』と冷蔵庫の中を浮かべてみた。

バスは私と運転手さんだけになってしまった。 誰にも邪魔されずピンポンとボタンを押す。

「お疲れさまでした」と運転手さん、「どうもご馳走さまでした」と私。 (あれ、っ違った)



『 お米と手造り味噌とカブと、泥付きネギがあるから駅前まで来れる? 』と古里の姉みたいな存在の kita さんからのメール。

今日の夕飯は決まった。カブの鶏そぼろあんかけ。 いつも山梨の新鮮な食をいただく、ほんと助かる。

袋の中には鹿児島の希少な芋焼酎も入っていた。「呑み過ぎちゃだめよ!」 「ありがとうございました!」(ここは、ご馳走さまかな)

そんな優しさに包まれた一日だった。 

「お父さん!ヤクルトは一日一本にしてくださいね」と連れ合いから言われることもない、束縛のないポヨ~ンとした春の日。 いいんだか悪いんだか。




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by w-scarecrow | 2017-03-28 19:09 | 散歩 | Comments(2)

新宿は人、ひと、人

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大晦日、朝起きたらPC用のメガネのフレームが少しだけフニャっと曲がり、片方のレンズが外れていた。

年が明けて2日か3日にでも JINS へ行って直してもらわねければ・・・2,3日の修理期間、最低2000円くらいはかかるであろう、あ~ぁ。

大晦日から今日まで4日間、誰かと喋ったのは、元旦にコンビニで 「 52円切手8枚ください 」 と言葉を発しただけだ。

人生でこれだけの間、声を出さなかったのは初めてかもしれない。


「すみません、2年前にこのメガネをこの店舗で買ったのですが、レンズを拭いていてちょっと力が入ってしまい、レンズが外れてしまったのですが、修理までの時間と金額を教えてもらえませんか?」 ちゃんと声が出た。

頭の中の原稿通りに、久しぶりの言葉を発せられた。


ホントはレンズを磨いているときではなく、たぶん酔っぱらって帰ってきてカーペットに転がっていたPC用メガネを踏んでしまったのだ(と、想う)。


羽生結弦くんみたいな JINS の店員が、ピコピコとあっという間にレンズをフレームにはめ、レンズ拭きでサッサと磨いてくれて、

「 wさま、お待ちどうさまでした 」 と、ドキッとするような爽やかな笑顔。

「え~、修理費はいく・・・」

「サービスですので」

4回転ループに気をよくし、三越伊勢丹新宿店へ。 私の好きな地下食品街は人、人、子供、ベビーカー、人、観光客。




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作日、伊勢丹のWeb 食メディア " FOODIE " というのを眺めていた。 

『 孤独のグルメ 』 を観ながら FOODIE を眺めていたら、そのなかで究極の食パンという記事を見つけた。
真赤な紅茶缶で知られている1854年パリで創業した食料品店、HEDIARD ( エディアール )の角食パン。


" パンドミ・エディアール " 。

三が日、三食をお雑煮で過ごしてきた。 パンと甘いものが食べたい。 

JINS の羽生結弦くんの 「サービスです040.gif」 の一言で、少しだけ贅沢なパンドミを買ってきた。



それに中華惣菜店・四陸のフカフカで旨い、シュウマイも8個買った。








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初詣は安産祈願で有名な神社へ参拝した年は良い一年が過ごせるという私のジンクスを破って、伊勢丹裏の商売、芸事に功徳ある花園神社へと足を運ぶ。



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この写真の参拝への行列はほんの一部で、この前後 200m以上はつづいていた。

やっぱ、明日、明後日にでも安産祈願の神社へ参拝しに行かなければ・・・水天宮あたりがいいかもしれない。 
妊婦さんたちとの初詣、子授かり、水難祈願にもいいらしい。





 
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by w-scarecrow | 2017-01-03 21:04 | 散歩 | Comments(0)

177 天気予報

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自転車で10分で行ける代々木公園の紅葉。 

埼玉県志木にある平林寺や九品仏の浄真寺に再度、お弁当でも作って訪ねてみたい。
溜息を吐いてしまうような色彩の奪い合い、パレットにのった絵の具が見事な自然を織りなしているようだった。


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「仕事は何を?」

「アイドルをしています」と舌っ足らずの喋りの10代の女の子、ネルシャツにリュック姿のオジサンに手を振り控室へ入って行く。

そんな映像が流れていた。 アイドルという職業?


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" かまとと " とは、知っているのに知らないうぶな振りをすること、「かまぼこは、とと(魚)でできているの?」と発した上方の遊女、江戸時代末期が由来らしい。

私の青春時代にも「好きな食べ物は?」「フルーツパフェです」と定番の答えを言っていたアイドルたち。


何十年も前のわが家、一家に一台しかないテレビのチャンネル権は姉が握っていた。 野球を観たいのにいつもの歌謡番組。


恋人に別れを切りだされた男が言う。

♪ 行っちまいなよ 俺が電話を次の女にしているうちに ♪

別な女と話す振りをして公衆電話を回したダイヤルは177 
♪ 天気予報に追いづちを打つ くもり後雨 177どうせ降るなら 嵐にしておくれ ♪


新御三家、野口五郎が歌っていた。

こんなへなちょこな歌詞を聴きながら、僕の大切な一日が終わった。


飲み屋さんで初めて会った女の子に 「w さんはどんな仕事をされているんですか?」 と訊かれたときに、今までは 「バンドやってます、よろしくっ!」 と言っていたが、少し無理があると気づいてきた。

次はなんと言おう? 落語家にしようかな。 (一番簡単なのはクリエーター、世の中の多くの人はある意味クリエーターだも)
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by w-scarecrow | 2016-12-05 22:36 | 散歩 | Comments(0)

渋谷

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渋谷。

十数年前から渋谷駅周辺はいつも工事、工事。 新副都心線にヒカリエの開業。

まだ昭和9年に建てられた東急東横店の外観は残っている。

2020年の東京五輪の頃は再開発が進みどんな街へと変貌しているんだろう。


桑田佳祐の新曲、♪ 大河の一滴 ♪ にこんな歌詞が出てくる。


       ♪ 砂に煙る 渋谷駅の女(あいつ)と出逢ったバスのロータリー ♪
       ♪ 宮益坂 下って 小さな御嶽神社 ♪
       ♪ ラケルで オムレツ ♪
       ♪ 行ったよね ♪


私の通った中学校は渋谷駅から歩いて12~13分、大学は10分。

宮益坂は大学への通学路だった。 

アルバイトの給料が入ると学校帰りに桑田くんと同じに喫茶・軽食 " ラケル ” でオムレツを食べるのが常、トロトロのオムレツにホクホクの皮つきじゃがいもに温かな丸いパン。

バイトがない時はラケルから、桜丘にある JAZZ喫茶 " Mary Jane " へ。

大人たちに交じって、背伸びした本を開きながらアバンギャルドなジャズを聴き入っていた。


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小学6年生のとき、NHKの小学生のクイズ番組に出演することになったとき、渋谷東横百貨店で初めて自分で選んだ水色のカーディガンを買ってもらった。 嬉しかった。

高校生のときに付き合って間もない女の子に、漱石の「こころ」をプレゼントしたのに、別れるときに返ってきたのは太宰治の「人間失格」だった。 渋谷警察署の前で渡された。

高校の授業が終わり、バイト先の魚屋さんに行く前に、渋谷西武百貨店にあった小さな詩歌専門店 「ぽえむぱろうる」 に寄って、こっそりと凝った装幀の詩集を開くのが愉しみだった。

道玄坂にある " 長崎飯店 ” で初めての皿うどんを食べたときの感動、百軒店の " ムルギー " のいつものカレー、" 喜楽 " のシュウマイ定食。

つい何年か前に別れたのも渋谷宮益坂。

砂に煙る渋谷駅のバスロータリー、別れの悲喜こもごも。 そんな私の渋谷の街。

成長させてくれたのか否か、街だけは変わってゆく。
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by w-scarecrow | 2016-09-05 22:22 | 散歩 | Comments(2)