winter's scarecrow

カテゴリ:そのほか( 288 )

おつかい



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          ” 夜ご飯じいちゃん作る芋っ子を「け」と言われれて僕は「く」と言う ”


高校生が詠んだ短歌で津軽弁の単刀直入な言いまわしがユーモラス。 津軽弁で「け」とは食べなさい、「く」食べる=いただきます。
野菜や食べ物に「子」をつけるのも食物への愛情を感じる。

関西で芋にさんを付けて「お芋さん」というのと同じだ。


コンビニで半ズボン姿の小学校3,4年の男の子がおでんを買っていた。

注文を書いたメモをバングラデシュ人の店員に渡したのはいいが、店員は首を傾げてながら持ち帰り用の器に入れている。少年は「これ!」と指をさしながら確認していた。

大きな発泡スチロールの器が入った袋を少年は揺らさないように忍び足で店を出て行った。少しばかりのお遣いの緊張感。

家に帰ってお母さんが待っているのだろう?兄弟も帰りを待っているのかな。任務遂行まであと少し。


何か月か前に名古屋出身のNさんとわが家で二人で呑むことにした。
普段呑めないラガービールやミニ竹輪や乾き物などをいっぱい買ってきてくれた。 おでん鍋を囲んでのミニ酒宴。

羽根木の豆腐屋・寿屋さんの厚揚げにがんもどき、ちくわぶにコンニャク、白滝、さつま揚げ、玉子に大根、はんぺん etc。
昆布出汁に煮干しを少し加えクツクツと煮込んだ。
Nさんが帰った後、残ったちくわぶ、コンニャク、白滝をつまみながら「そうか苦手だったんだ~」
そうだNさんは名古屋の人だからカツオ出汁にすればよかったかもしれない。味噌味はキツイ。

おでん鍋は食べてお腹を満たすというより、つっつきながらボソボソと会話ができる。楽しい鍋談義。


♪ マンダム ♪ のチャールズ・ブロンソンやB級映画が大好きだという人と話したことがあった。一番好きな彼の映画は?と訊いたら 『 さらば友よ 』だと言っていた。

酔っていた私には 『 原田知世 』と聞こえてしまった。 最近ヤバイ。


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by w-scarecrow | 2017-12-04 22:08 | そのほか | Comments(0)

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昨日の朝に友が逝った。

15,6年来の呑み友達。 「飲んでるときはパーと楽しくいこうね」

美人さんで、キュートで粋で、小金持ちが呑んでいるときにやたら金がらみの無粋な話をするのを、いつも「最低」と一蹴していた。

いつも静かに皆を盛り上げる、そんな女性。

166cmある身長、かつての an an のモデルと言われても不思議ではない彼女。

私の姉と背丈も気質も重なって見えて、いつも少しだけの緊張感。「wくん、しっかり健康管理しなきゃだめ!」と怒られていた。
故郷山梨の野菜や米をいっぱいいただいた。

ひとり身の女性だったので、「ただ愉しく生きたいね」「それだけでいいんじゃない」と皆とバカ話をしているのが楽しかったみたい。

打算がなく粋だなと感じた人でした。

3週間前に会ったばかりなのに・・・。 

いっぱい思い出をありがとう・・Kさん。


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by w-scarecrow | 2017-11-27 04:03 | そのほか | Comments(0)

「僕はレアーで焼いてください」


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今まで生きてきてずっと嘘をついてきたことがある。

「やはり、新鮮な刺身を肴に純米酒で一杯」

「ステーキはレアーでお願いします、いやミディアムレアーで」


握り寿司は大好きなこはだをはじめ、脂っこいカンパチやブリの出世魚系以外はなんでも好きだ。

ただ通の人間ではないんで、寿司屋へ入って極上の刺身をつまみ最後は軽く握りを頼む、そんな粋なことが本質にありません。

はなっから握りをしみじみっと頼みたいんです。
できれば、お店の手のかかっている煮穴子とか・・・。

刺身自体は板さんの腕とは関係なく仕入れた素材そのものですもんね。

本当は刺身より焼き魚、煮魚がこの上なく好きです。 のどぐろの大き目な干物を新米で食べたい! そんな贅沢をしたくなります。

街のチェーン店のステーキ屋さんへ女の子と入って、「僕は焼きはレアーで」なんて20代の頃は言ってました。
オージーやアメリカンビーフの冷凍を解凍した牛さん、本当はトランプと同じウェルダンと言いたいのが本音なんです。

A4,A5ランクの牛肉や熟成牛を出すお洒落な店も行ったことはなく、いつかそんな店に行った時は「レアーで」と言ってみたい。

すき焼きの名店は数々あるのですが、あのすき焼き鍋に砂糖をドボっと入れただけで食指が下がります。
砂糖が貴重だった時代はもう終わり、築地の玉子焼き専門店の「甘~い」のも大の苦手です。

明日は少し脂身の多い牛バラを買って、牛丼を作ろうっと! 砂糖なんか使わず酒と味醂で優しい甘味は摂れます。

刺身が大好きだ!と、ステーキはレアーで焼いてください!

それは嘘でした。

「よく焼きでお願いします~」

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by w-scarecrow | 2017-11-26 02:56 | そのほか | Comments(0)

たったひとつの小さな夢がありました ♪



              夢で会うふるさとの人はみな若く  風天(渥美清)



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夢で会う友はみな若い。

今のすっきりとした髪型ではなく、ジーンズにロン毛だ。 皆、細身で格好いい。
ベルボトム、ロンドンブーツで登場するやつもいる。

カメラ目線で未来に向かって満面の笑みを浮かべている。
明日のことなんてどうでもいい、今を生きている。 500円玉を握りしめ飲み屋へゆく。

怖いことなんてなにもない、そんなのは嘘で皆といるときだけは笑顔でいたい。

夢で会う友は皆、幸せそうだ。

そんな幸せな友と夢で会えるのが嬉しい。

友たちは私の夢をみるのであろうか? どんな私なんだろう・・。







" 空に星があるように 小さな夢がありました・・ "



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by w-scarecrow | 2017-11-18 05:25 | そのほか | Comments(4)

花ある君と思いけり


 " まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前に挿したる花櫛の 花ある君と思いけり "


明治29年に発表された島崎藤村の 『初戀 』の一節。
今までおかっぱにしていた少女が髪を上げ日本髪にする時、少女から娘になってゆく明治の風情。

私の中学生、昭和のころの秋祭りで、浴衣姿に髪を上げそそと境内を歩く同級生の女子にドキッとさせられた。

吹奏楽部でフルートを吹く学校一の美人、その長い髪をアップした姿ではなく、クラリネット担当のどちらかといえば目立たなかった子のアップにした髪型とうなじに、やっつけられた。



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中高校で " 髪が肩にかかったら結ぶ " " 髪を染めるのは禁止 " など女子の校則があるのは解るが、ポニーテール禁止の学校も多々あるらしい。

「うなじに刺激的なものを受ける男子生徒がいるから」
色柄物の下着禁止も
「透けると犯罪に巻き込まれる恐れがある」
そんな笑ってしまう教育者側の定義?

男子たちは、ふとそよいだ風に女子の髪が揺れるだけでも、昨晩お風呂で使った " 牛乳石鹸 " の残り香をほんのり感じるだけでも、もう妄想の世界に入ってしまっている。

ポニーテール、うなじを見せるの禁止?!

どんどん女子力をアピールすればいいじゃないか、そういう年頃なんだも。

ヤンキーたちの子供(男子)はもう保育園の頃から、後ろ髪をやたら伸ばしている。それも禁止なんだろうか?
ご両親が元ヤンキーだったって判りやすいじゃないか。息子の名前はやたら画数も多いがそれも個性。


大阪府立の高校で生来、髪の色素が黒髪でない女子高生が散々、髪を黒く染めるよう強要され頭皮はボロボロになり、精神的苦痛のため不登校になったという。

黒じゃないといけないという「ルール」。中学生らしさ高校生らしさってなんだろ。
校則なんて壊してやろうというエネルギー、10代の計りしれない自己の確立へ向かう熱さ。

『 らしさ 』インスタ映えしないつまみをつっつきながら、「例の・・あれ」「逆に言うとさ・・」「ぶっちゃけ、俺は・・」とオジサンの定番を聞いていると学生時代は校則を守ってきた人たちなんだな~と思うときがある。

「逆に言うとさ・・」全然、逆じゃないんだこれが。

外は冷たい雨。買ってきたミートソースのレトルトはあるが、パスタが見当たらない。" たけのこの里 " も買い忘れた。
ちょいと寂しい。


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by w-scarecrow | 2017-11-14 21:07 | そのほか | Comments(0)

10年目



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                    あの鳥
                    あの鳥がはばたけば
                    鳥より先に
                    空が飛び
                    あの鳥がくちばしを開けば
                    鳥より先に
                    世界が歌い出す
                    あの鳥  

                                                                       



ブログを始めて10年目に入りました。

ほうじ茶を飲みながら窓越しに真っ青な秋の空を眺める時間が長くなりました。
朝の目覚めがよくなりました。
9年間で進歩したのはこれくらい。

TVドラマで機内放送「お客様のなかにお医者様はいらっしゃいますか?」のCAの声。
『 お客様のなかにパイロットの方はいらっしゃいますか?』のアナウンスが聞こえたらどうなるんだろう? そんなつまらないことばかり考えている日々。

進歩がありません。



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そんなブログにまたお付き合いください。

   写真は " 白鬚のシュークリーム工房 " のトトロのシュー。

   川崎洋詩集より「鳥」


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by w-scarecrow | 2017-11-11 14:02 | そのほか | Comments(8)

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                      時は流れていますか?
                      時は重ねるものですか?
                      時は色褪せていますか?




目には見えないものを問いかけながら
鏡を見ながら髭を剃り
ざらざらとした手の甲にクリームを塗る
としつきの流れを甲は語っているみたいだ


食器棚の奥から粉末の青汁が出てきた 何年か前に母に持たされたもの
「苦っ」と言いながら一日分だけ健康になれたよう
アップデートから再起動されて 自分も少しだけ新しくなったように感じる時とおんなじ

Yahoo ニュースの重たい記事の中に " スザンヌの妹 マーガリンが出産 " の見出し
体中の力が抜けてゆく

TVで女子高生が 『徹子の部屋 』を 『 徹子の部室(ぶしつ)』と呼んでいた

「色褪せる」
そんな見えないものがいつも気になる


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by w-scarecrow | 2017-11-04 13:46 | そのほか | Comments(0)

ミニマリスト


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東京では木枯らし1号が吹いたとお天気キャスターが言っていた。 パーマン2号でも号がつくと愛らしく感じてしまう。
「酒と女は二号まで」身に沁みる。


天然きのこが食べたい! 天然きのこの味噌汁、炊き込みご飯の画が何度も浮かぶ。

東京で天然舞茸を買おうとすれば 500g で¥4000 の高値らしい。
きのこが大好きだ。もし娘がいたら " きの子 " と名付けてもよかった。バナナよりは可愛い名前かもしれない。

カゴに雪国マイタケを入れ、風味のなさそうなきのこたちから別嬪さんを選んでゆく。

あとご飯の友を何品か買わなきゃ。

「すみません、さゆりは置いてないんでしょうか?」店員さんが首を傾げている。「あの、おにぎりにしたりフリカケみたいな・・」
「あっ、ゆかりですね」

ゆかりは品切れだった。
さゆりは?


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IT関係の仕事をしているSくんの部屋を何人かで訪ねたことがあった。 Sくんは30代後半で独身、いつもきしっとした身なりをしている好青年。

リビングの広さに驚いた。壁の白さが眩しい。
リビングに5,6人は座れるソファーと大きなテレビがあるだけ。ほかには何もない、観葉植物も家電話も机も現代アートの絵も飾られていない。
キッチンもケトルがあるだけでピカピカだった。

世間では必要最低限のものしか持たない人をミニマリストと呼ぶらしい。
断捨離をしたにも拘わらず必要のないものたちや植物に囲まれ「極楽、極楽」と、くつろいでいる私みたいな人間は何て呼ぶんだろう?

もし、Sくんが結婚して同居をすることになったらどんなことになるんだろう?

花柄のかわいらしいカーテンの前には彼女の大事にしていた縫いぐるみがポツンと座り、ハワイで買ってきたクリスチャン・ラッセンの絵が壁に掛けられ、キッチンには柄違いのマリメッコのマグカップ。
床には通販で購入したダイエット器具の数々、バランスボールがコロコロと転がっている。

休日には2人でニトリには行かないだろうが、無印良品でラグやクッションを見て廻らければならない。
ミニマリストには同居、結婚は難しいかもしれない。

Sくんは涼しい顔でハイボールを飲んでいた。「元気?彼女はできた?」「・・毎回訊かないでください。wさんは?」「おい、年上にそんな失礼な質問はしないだろっ、普通」


東京は台風一過、これぞ青!と威張っているような空が広がっている。
日本シリーズ、横浜ベイスターズの2連敗、青がうるさい!


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by w-scarecrow | 2017-10-30 18:47 | そのほか | Comments(0)

笹の葉


あの無垢な裸の姿を見て目尻を下げない人はいないだろう。
カラーテレビで見てもモノクロに映る健気な彼女の姿。
香香(シャンシャン)のコロコロと転がり遊んでいる姿が愛らしい。

ただ飼育員がシャンシャンの身長を測るときに鼻あたりからお尻あたりまでを測っている。「おい、おい、いくら脚が短くても身長のうちなんだから・・」

疲れて家に帰ってきたとき、あの初々しい姿で出迎えてくれたらと妄想する。部屋の中ではコロコロ、コロコロっ。
でも飼ったとしても問題なのは餌だ!ローソンでもスーパーでもデパ地下でも笹は売ってないし、七夕の時期に少し出廻るだけだ。

これからの忘年会シーズン、上司であるオッサンたちは「さて、残念ですがそろそろ御披楽喜としますので最後に皆さんとパンダの手打ちで締めたいと思います、よ~っ、シャンシャン」そんな光景が目に浮かぶ。



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以前、素敵な長い髪の女子に「髪、ほんと綺麗だよね、手入れが大変なんじゃない?シャンプーはエメロン?」と言ったら、その後口をきいてもらえなくなったことがあった。


美容院を営んでいる兄に「髪が以前にも増して細くなったような気がするんだけど・・」と訊いてみた。男兄弟4人と亡父も含めて髪質は皆似ている。
市販のシャンプーは高価なものも髪にはいいとは思わない、使うなら自然の素材、ホホバオイルがいいかもと言っていた。
それ以来10年近く、ホホバのシャンプーを使っている。

洗面所・風呂場は殺風景だ。からだにやさしいボディーソープとシュミテクト、ニベアのチューブと匂いのしないヘアークリームがあるだけ、ホホバのシャンプーだけがピカッと輝いている。(たまにニベアとシュミテクトを間違えて、ニベアで歯を磨いている)

今日は寒い雨の一日だった。 赤い傘をさしてヒョコヒョコと歩いていた私に「寒い中、お疲れ様です」と選挙カーから、" ミスター年金 " が笑顔で手を振っていた。

有名人に弱い私は薄っすらと笑みを返してしまった。


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by w-scarecrow | 2017-10-19 20:16 | そのほか | Comments(2)

香水

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「わたし大好きなんだ・・池上さん」「誰?不動産屋の社長?」
「なんか一緒にいるだけで、1と2だらけだった通信簿が3と4になれる気がしない?」「あの、蕎麦屋のオヤジ?!」
「・・池上彰さん」

キャバクラでは年がいき過ぎている、しょぼくれたスナック勤めではない30代の疲れた女子が片手にメンソールの煙草、ハイボールの氷をくゆらせながら飲んでいる。


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尾崎豊の ♪15の夜 ♪ と同じような揺らいだ時期があった。 悶々とした精神状態から抜け出そうと高校受験を前にした中3の春から秋まで新聞配達をした。

朝4時に専売所に着き、自転車の大きなカゴに扇型にした新聞を山のように積み、出発。
今はお洒落な町に変貌した恵比寿の町、当時は木造やモルタル造りのアパート、専売公社や官庁の住宅が多く建ち並んでいた。

新聞配達をして数ヶ月もすると各家の生活パターンが解ってくる、古びたアパートの住人たちは早起きだ。
台所では調理が始まり、ラジオの音が響いている。

同級生の M くんちは最も古びたアパート、内廊下を歩くたびにキシキシと音がする。 彼の家は父子家庭、弟2人と6畳一間に住んでいる。
早朝からお父さんの元気な声がする。
M くんは運動神経抜群で勉強もクラスで1,2番。
彼は同級生の私が毎朝、新聞を扉の前に置いているとは最後まで知らなかった。

別のアパートでは嬉しいやら照れくさいやら、そのアパートに入っただけでその女性が帰宅しているかどうかが判った。
強い香水の匂いで判った。
その女性は浅田真央ちゃんのお姉ちゃんみたいな別嬪さんで、部屋の前でかち合ったこともあった。
かなり酔っていたのか「ありがと新聞少年」と抱きつかれたことがあった。
「いつか大きくなったら店においでね」みたいなことをもぞもぞと言いながら「チップ」と私の手に500円札を握らせた。
その当時の500円、大金だった。
いつか、お金が貯まったらすぐにお姉さんのいる店に行こう! と15の朝。


池上彰さんみたいなオジサン、目指さなきゃ!
長雨がつづいています。 気分が滅入らないように古今亭志ん朝の落語を聴いています。



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by w-scarecrow | 2017-10-16 22:10 | そのほか | Comments(0)