winter's scarecrow

2018年 02月 20日 ( 1 )


e0158857_23033561.jpg


ターミナル駅のホームや構内にはどれだけの売店があるんだろう?

雑誌や新聞からガム、飲料水から冠婚葬祭用のネクタイ、売店の女性はすべての商品の値段を暗記している。
財布から千円札を出すやいなや、お釣りがさっと手渡される。

毎日、同じ時間に同じ新聞を買う客。
声をかけ世間話をしていくいつもの客。

あの小さな箱の中から見た日々の移ろい、今日は最後の日だと告げる客。
「ご苦労さまでした・・」 定年を迎えた日。
手に取った新聞を見せ小銭を置いて、満員電車に乗り込む。
何十年もつづいた春の別れの光景。


e0158857_20461578.jpg


売店に勤める女性は大学生のときに身籠った。
シングルマザーで生きていくと決めた。そんなとき、駅のホームで何者かに押され彼女は線路へと倒れ込んでしまう。

ある男性が彼女をホームから引き上げ、彼女の無事を確認すると人混みに消えていった。
彼女は今でもその男性の特徴を記憶している。

彼女はいくつかの掛け持ちの仕事を辞め、育児のことも考え、その駅の売店に勤めることにした。

あれからどれだけの月日が経ったんだろう・・。
移ろう風景をずっと見てづづけてきた駅の売店が閉じられることになった。


そんなショートストーリーがあった。

春は別れの季節、几帳面に背広を着た60代の男性が座席に座り、少しばかりの恥かしさなのか視線を膝に置いた花束に向けている。
顔はほんのりと桜色、花束のメッセージカードは付いたままだ。
そんな最期の日を目にしたことがある。

古の人は桜よりも梅の花に人の生を重ね合わせた。

羽根木公園や豪徳寺は梅の名所。寒さのなか凛と花を咲かせている梅の花が ただ寂しくて。


テレビではカーリングが流れている。
ルールを知ったらさらに面白くなってきた。
「そっだね」「はやいしょ」と彼女たちの北海道弁の音声が、なにやらかわいい。

” もぐもぐタイム ” で日本女子チームはイチゴやバナナをつまんでいるが中国チームは何を食べているんだろ?
丁度、飲茶(やむちゃ)の時間だ。 それが気になる。


[PR]
by w-scarecrow | 2018-02-20 21:33 | そのほか | Comments(0)