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winter's scarecrow

2014年 10月 28日 ( 1 )

久留米絣

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            日本人を包んできた織物、その素朴な模様や風合いに顔を寄せてみる

            どこか少しかすれている

            そんな古の郷愁になぜか惹き寄せられる

            伊予、備後と並ぶ絣の三大生産地、久留米絣



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木枯し1号が吹いた日、久留米絣のはんてんが届いた。

10年以上着ていた江戸火消し柄のはんてんは継ぎはぎだらけ、すぐに綿が顔を出してくるので「ご苦労さま」とこれまでにした。

久留米絣のフリーサイズのはんてんは中々奇抜な柄の面白いデザインのものが多かった。 
でも大判の LL サイズのものは選択肢がぐっと少なくなる。
そんななかで久留米絣の特徴的な柄のものを選んでみた。


綿入りはんてんを見るとすぐに頭の中にフォークソングが流れてくる。 四畳半で炬燵を挟んで青と赤の綿入れを着た男女。

温州みかんのヘタまできれいに剥かれたみかんを手渡すリンゴ頬っぺの女学生、彼女の後ろにはビニールのファンシーケース、白い収納ボックスの上に置かれた鏡の前にビューラーと口紅。

鴨居には彼氏の一張羅の米軍払下げのアーミージャンパーが掛かっている。
窓を開けると神田川ではなく、隣のアパートのモルタルの壁。

TV のニュースで流れるハロウィンの仮装パーレードの男女の風景を観ながら、ちょっとだけノスタルジックになってしまった。
by w-scarecrow | 2014-10-28 08:12 | そのほか | Comments(4)