winter's scarecrow

2014年 02月 19日 ( 1 )

春が生まれてる

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Bさんからのコメントで知った絵本 『 かないくん 』 。

谷川俊太郎が一夜で綴り、漫画家・松本大洋が二年をかけて描いた。


本の帯にはこう書かれている " 死ぬとどうなるの。 生きているだれもがやがて死にます。 それはどういうことなんだろう "


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              「死ぬって、ただここにいなくなるだけのこと?」


印刷は白ダブルトーン2版を使用する6色刷りと書かれていた。 よく解らないが白が浮き上がって見えて美しかった。

読んだ人自身の原風景が呼び起こされるかもしれない。 音が聞こえてくるかもしれない。 木々や土の匂いが鼻にツ~ンと響くかもしれない。

      「何かが始まったのかは分からない。 でも終わったのではなく、始まったんだと思った」 


「死」ということを今まで無視しながら、いつも心の隅に宿る。 読み終わって何かが満たされたのではないが少しばかりの爽快感が残った。


近くの公園の紅梅が空の青を背中にすました顔で咲いている。 梅の花は童謡では登場してこないが、その姿を見るとオルガンの伴奏と " どこがで春が " の歌声が聞こえてくる。

                   ♪ どこがで春が生まれている
                     どこかで水が流れ出す
                     どこかでひばりが鳴いている
                     どこかで芽の出る音がする ♪
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by w-scarecrow | 2014-02-19 21:19 | | Comments(2)