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winter's scarecrow

2013年 05月 15日 ( 1 )

背中の温かさ

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初夏の陽差しのなか、汗ばんだ躰が木々の間を通り抜けてきた風で少しづつ汗が引いてゆく。

紅葉の景色の中ではお年寄りにカメラが向いてしまうが、新緑の季節は若者たちの姿が瑞々しい。


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代々木公園にも見事なバラの花壇がつづいている。 陽が強いせいか日向のバラは街を歩くお父さんたちのようにしな垂れている。


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    走れっ!


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    明治神宮を歩いている参拝客の半分が外国人だった。 台湾や香港からの高校生の団体も多かった。



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神宮の杜を出ると東京乗馬倶楽部がある。 その敷地内のポニー公園。
怖々とポニーにまたがる子ども。 まずポニーの首を撫でてからゆっくりと歩きだす。

降りてきた子どもは興奮気味に「お馬さんの背中、温かかったよ」と言っていた。
栗色の毛を通して伝わる生きもの体温から感じとったものは、自分を受けいれ包みこんでくれるものの温かさだったのかも。

ユリ・シュルヴィッツ作 『 おとうさんのちず 』 という絵本がある。
作家の柳田邦男さんが自著で紹介していた絵本。 戦火を逃れて放浪していた少年、貧しくて日々のパンにもありつけないのに、父親はパンではなく世界地図を買ってきた。
少年は憤慨しながらも地図を眺める。
するとひもじさが消え、初めて味合う不思議な感覚に陥ってゆく。
世界地図は子どもの心に父親がまく種、子どもが育ってゆく大事な時期、まかなけばいけない小さな種。

絵本を手にとると、新緑の中を歩いた後のビールはきっと美味しいだろうとか、明治神宮では「ロト6が当たりますように!」と掌を合わせている自分が悲しい。 
by w-scarecrow | 2013-05-15 21:00 | 散歩 | Comments(2)