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winter's scarecrow

2009年 12月 04日 ( 1 )

きこえてくるもの

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金重愫(まこと)氏とご子息・多門氏の湯呑。
備前焼は釉薬による色付けも絵の具による絵付けもしない。 『土』と『焼き』をそのまま表出させる陶芸、それ故備前は土と窯焼きですべてが決まるといわれている。
愫氏は備前の土は生来から魅力ある土ではなかった、それが土を作る過程を経て、まるで異なったものへと
仕上がっていくという。
作家自らが納得できる魅力ある土を作らなければならず、嫌がうえにも土にこだわらずをえない。
工芸は縛りのない自由な芸術とは少し趣が異なる。 伝統を踏まえた枠組みの中から無限の可能性を探しだす。 些細なことでも新たな表現方法を生みだす。
「シンプルで原土の良さを生かし、土に溺れない作陶を志している」と愫氏は言う。
               金重愫  1945年 素山の長男として生まれる
                      1979年 京都大学農学部を卒業後、独立。


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【金重愫 備前湯呑】  
備前中興の祖、金重陶陽を伯父に、緋襷(ひだすき)の神様といわれた金重素山を父にもつ愫氏、この湯呑も愫氏らしい余計なものを削ぎ落した剛直な造形、三連房式の登窯で8~9日間焚いた圧倒的な焼成のうつわ。
煎茶や焼酎を呑むとき、やたらと出番が多いうつわ、備前は使えば使うほど表情を変えてゆく。 
いつまでも飽きないうつわ。


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【鉄絵四方湯呑】
もともと李朝や唐津に魅了された時期があったという。 この湯呑も唐津を愫氏ならではの感性で丁寧に作られいる。 
線の美しさと見事な貫入、肌合いのやさしさ、使い手を愉しませる、その想いが憎いほど格好よく、粋である。
愫氏は信楽の土を使ったり、粉引、灰釉など多様なうつわを作る。
自身が酒好きなこともあって、どんなうつわで呑んだら愉しく呑めるのだろうか・・・そんな想いが前へ進む機動力になっているのかもしれない。



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【金重多門 備前湯呑】
愫氏のご子息の湯呑。 5年前から愫氏の助手をされていたらしい。 今年、独立した。
これからどんなうつわを作られるのか楽しみである。

愫氏の湯呑でアルコール0%のビール?KIRIN FREEを夜長呑んでいる。
大晦日の11:45pm「ゆく年、くる年」の除夜の鐘の一突きが聞こえたら禁酒を解く。 
来年の干支はタイガー、女難の年になりそうだ。  
この時期、24時間中2時間は横浜Baystarsの情報を検索し過去の雑誌を読み直し、頭の中は来季の輝かしいBaystarsの躍進を描いている。
4月からのシーズンが始まると、そんな夢は儚く消え去る。 こんなことを数十年も繰り返している。
夢をみれるのは今だけ、 あ~ぁ・・。
by w-scarecrow | 2009-12-04 19:29 | うつわ | Comments(4)