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winter's scarecrow

2009年 03月 13日 ( 1 )

未だ見ぬ世界へ

一閑人 蓋置

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茶道具の七種蓋置の一つ、一閑人。
茶道では水を汲む柄杓を一閑人を横にして置く。 うちでは宝瓶の蓋を地に触れないように置いている。
笠をかぶり井戸を覗き込んでいる。 なにか落としたのだろうか?
閑人(ひまじん)が無心に中を覗き込む、その姿はゆっくりと流れる時のなかにいる安らぎを感じる。
井戸という見知らぬ世界への入口、異次元への畏怖、憧れ。

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でも後ろから見ると下着泥棒が民家の塀を懸命に登っているとしか見えない。
そう想ってしまう私は汚れているのかもしれない。 

七種の蓋置は五徳、唐三人形、三つ葉、かに、さざえ、ほやがあり中国では古来より縁起物として珍重されていた。 
美味しそうなものが多い。                    木村陶峰作 5cm x 3.7cm x 5.5cm

初代難波好陽 宝瓶(備前)


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難波好陽、大好きな備前の作家である。
宝瓶は一般的な急須に比べかなり小さな物が多い。 これが可愛らしいくて眺めているだけで楽しい。

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        横: 7cm 注口まで 8.5cm     高さ: 6.2cm


宝瓶(泡瓶)は取っ手のない、三角形の注ぎ口だけがついた単純な形である。
温度の低いお湯で淹れる玉露や高級な煎茶を飲むためのもので熱いお茶を淹れるには適していない。
もちろん私は普通の煎茶を淹れるのに使っている。

難波好陽さんは明治35年、岡山県備前・伊部の生まれ。
豊かな経験と繊細な陶技で細工物を得意としていた。 特に宝瓶。
昭和56年没。

この宝瓶も非常に薄く円筒形に仕上げられ、備前特有のさまざまな景色が楽しめる。
剛の松田華山(三代)、優美な難波好陽の二人の名工の宝瓶、備前は使えば使うほど表情を変えてゆく。

福岡ではソメイヨシノの開花宣言。
花粉症はピークのピーク、洗濯物は部屋干しでデスクの横の屑入れは東京都推奨の30ℓのポリ袋に変わった。
電話の着信に"杉山""桧山"の名前が出てくるだけでクシュン!
この時期に限って駅前でティシュを配っている人が少ないように感じる。箱ごと欲しい!トラックごと欲しい!
外国人が日本にきて驚くことの一つに"タダにもらえるティシュ"をもらわない人がいることと、TVを観ていると同じ日に同じタレントが何本もの番組に出演し、CMでも流れ、映画にも出演していること。
野球ファンとしてはアイドルがプロ野球の解説をすること、これだけは勘弁してほしい。
by w-scarecrow | 2009-03-13 18:54 | うつわ | Comments(6)