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winter's scarecrow

apple

"煙草くさき国語教師が言うときに明日という語は最もかなし” 寺山修司
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秋になると学生時代からの旧友から、ふるさとの薫りが毎年届く。
山形県の『和合りんご』 蜜をたっぷりとふくんだサンふじが届いた。いつもいつも感謝。

毎日のように一緒にいた古き良き友人。
「いくらある?」「俺、1000円」「オレ、800円」
「ビール5本呑めるかもしれない」
渋谷の西口にあった居酒屋[やまがた]
そんなまったく金のない大学生を受け入れてくれた。
少し余裕のあるときはいつも『タコぶつ』
お店の人は他の人が呑み残していったビール瓶、宴会で残ったビール瓶を僕らのカウンター席にさりげなくポンと置いてゆく。
「呑め!若者」ということ。

旧友たちから毎年、お酒、ジャガイモ、りんご、車海老が届く。
あの時代、丹波篠山、京都、魚の美味しい日本海側、黒豚の鹿児島の人たちが周りにいなかったのが悔やまれます。

青森の園芸高校に<りんご科>があるそうです。
岡山だったら<もも科><マスカット科>があったらいいですよね。
桃、これがいつもそばにあったらなにもいりません。
ジョン・レノンもビル・ゲイツも好きだったりんご。もちろん私もappleです。
by w-scarecrow | 2008-12-27 00:31 | my back pages