たかが・・
六月の雨の中、こんな素敵なドアを見ると思わず開けてしまいたくなる。 エッチな店ではなく美容院。
この何週間か普段観ないワイドショーもリモコンではしごをしながら見てしまう、ネットでは関連記事を読みつくしてしまった。
テレビドラマを全く観ない私に、「なんだ!この筋書きのあるドラマは・・」と展開が見事に読めてしまう。
日大アメフト部とマンモス大学・日本大学の顛末?
日大の学長も内田監督、井上コーチも、そのお詫び?記者会見を取り仕切った司会者の米倉氏も登場人物が誰がキャスティングをしたのか、これ以上ないキャラクターを持った面々にドラマ以上のものを感じた。
それにまだ出ぬ理事長を加えれば " 水戸黄門 " の悪代官とやり放題の手下、いつか越後屋も暴かれるであろう・・そんな昭和な江戸な?図式。
大学の体育会系は就職に有利だとは誰もが知ること、上下関係ををわきまえ厳しい練習にも耐えサラリーマンとして必要な要素をすべて持ち合わせている。
裏返せば最悪な労働環境でも、こんなことおかしいとか、ひどすぎるとか文句を言わずに黙々と耐えて結果を出す優れた戦士たち、歓迎されるのは当然です。
プロ野球でも、セ・パの2リーグ制を1リーグ制にするというバカげたプロ野球再編問題の際、読売新聞主筆の渡辺恒雄氏(ネベツネ)が選手会長であったヤクルトの古田敦也選手の発言に向けて「たかが選手・・」と言ったことを思い出す。
想像のできない圧力の中、関学の選手に違反タックルをした宮川くんがたった一人で、多くのカメラの渦にも堂々と事実と反省の言葉だけを述べた。
「監督やコーチの指示があっても自分で正常な判断をすべきだった」彼の姿は痛々しくも清々しかった。
好きだったアメフトの精神を愚弄してしまった一選手の決断。
それにひきかえ当事者のオッサンたちは・・悲しいのなんの。監督は心労で日大病院に入院。理事長は阿佐ヶ谷のパチンコ屋の後は雲隠れ。
地に落ちた日大のイメージをわずかに救っているのは「たかが選手」の宮川くんなのかもしれない。
体育会系の理事たちやお偉いさんたち、体育会の選手をナメるな!昭和は終わったんだ。
まだ長々と書きつづけそうなので、ここで晩飯にします。 豚肉にゴボウとアスパラ巻き、たまにゴボウが食べたくて・・茹であがったゴボウが冷めたので、あとは巻くだけです。
by w-scarecrow
| 2018-06-11 22:13
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