winter's scarecrow

♪ Boom

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巣鴨のコンビニでワンカップ大関を2本、いつもの墓参りの常備品。
レジではおばあちゃんが奮闘。

がま口をバックの中から取り出そうとするのだが、なかなか出てこない。
『 別に小銭を出さなくてもいいのに 』と店員は口には出さないが手持ちぶさたでいる。

がま口の中の一円や五円玉を減らすことがお年寄りたちの買い物のルーティーン、使命。
意地でも減らす。出てきた!がま口。

「いいよ、おばあちゃん。焦らなくて、ポイントも忘れないでね」と心の声。
一円玉がいっぱい並べられた。

申し訳なさそうに後ろに並んだ私にお辞儀をしていったおばあちゃん。 

昨日は父の命日、ワンカップを供え亡き父との暫しの会話。


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踏切や電車の見える線路沿いの道で、お父さんが幼児を抱っこしたり、手を繋いだ息子と走りゆく電車を目で追っている姿を目にする。

決まって父親と男の子だ。
幼児たちは走る車には興味を示さないが、音を鳴らし規則的に動く電車に反応するという。
「でんちゃ~」

電車に座る女性の両耳のイヤリングが規則的にゆらゆらと揺れるのを、魔法にかけられたように見入ってしまう大人になった私がいる。

今は「ポッポ」とか「ガッタンゴットン」とは言わないのかもしれない。

父はまだ、むにゃむにゃとしか言葉を発しない私を抱っこして、走る電車を眺めていたことがあったんだろうか?
父の自転車の後ろに乗り ♪ ローレン・ローレン・ローレン ローハッ!♪ と西部劇ローハイドのテーマソングを大声で歌い、運転手を鼓舞してた記憶はある。


もうすぐ東日本大震災から7年目を迎えようとしてしている。

震災の次の日12日は九州新幹線全線開業の日。その数日前からJR九州の世界一ハッピーなテレビCMが流れていた。

1万人以上の沿線の人々がそれぞれの趣向で走る新幹線に手を振り、駆け寄り、一緒に走っていた。
48台のカメラがそんな人々笑顔を捉えていた。

震災後、AC以外のCMの自粛で幻のCMとなってしまったが、日系スエーデン人マイア・ヒラサワの歌う ♪ Boom ♪のリズムに乗り鹿児島中央から博多まで列車は走り抜ける、あの泣かせてくれるCMを人々は Youtube で観ていた。






走る長距離列車を見ると夢膨らむ、

手を振ってみたくなる。


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by w-scarecrow | 2018-03-05 19:48 | そのほか | Comments(0)