winter's scarecrow

ひそかなそのにぎわいに


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               夜ふけ ふと目をさましました
                    
             私の部屋の片隅で
             大輪の菊たちが起きている
             明日にはもう衰えを見せる

             この満開の美しさから出発しなければいけない
             遠い旅立ちを前にして
             どうしても眠るわけには行かない花たちが
             みんなで仕度をしていたのだ

             ひそかなそのにぎわいに




石垣りん詩集「花」 この詩はBさんへ
平成30年、昭和、大正から遠い日のいちじつ、ひそかな年明けに。


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by w-scarecrow | 2018-01-10 22:56 | そのほか | Comments(2)
Commented at 2018-01-16 21:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by w-scarecrow at 2018-01-16 21:47 x
鍵コメさんへ、
冬の雨の日、皆でおくったのは翌日の冬晴れの穏やかな日でしたね。
どこへ帰っていくのでしょう。

うちの老母の昔話をいつも聞くようにしています。
少女時代、父と出逢った時代、辛い時代だけはスポッと抜けています。
夕飯の買い物に毎日、くっついていた頃の割烹着姿の母をオーバーラップさせながらの会話です。

ブログで昔のことを綴ったことはあまりなかったと感じます。どんな画が残っているんだろう?
いつか聞かせてくださいね。