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winter's scarecrow

古新聞


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新聞の購読をやめてから8年近くがたつ。

毎朝、5時頃に部屋の新聞受けからパタンと音が聞こえた。 ご苦労さん、新聞屋さん。


昭和の頃の新聞紙は大活躍。

八百屋さんも古新聞で野菜をくるりと巻いて渡してくれた。 魚屋さんは油紙に入れた魚をくるりと包んだ、
焼き芋屋さんも・・

お父さんたちは子供たちに新聞紙で兜を作ってくれた。
お母さんたちの掃除にも濡れた新聞紙が役にたった。


バブルの頃から、お洒落な花屋さんは ル・モンド誌で花束を包んで贈り物の花束を作ってくれた。

好きな女の子の誕生日に贈る花束はフランス語の新聞じゃクサ過ぎるて困る。

競馬新聞を持参して包んでラッピングをしてもらおうとしたが、勇気がでなかった。石田純一にはなれなかった。


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資源ゴミを出す日、きしっと丁寧に紐で縛られた新聞の束が置かれている。 2ヶ月分くらいが積まれている。

毎朝、同じルーティーンでお茶かコーヒーを飲みながら、隅々まで誌面に目を通した人の抜け殻みたいだった。



by w-scarecrow | 2017-09-20 21:26 | そのほか