大門素麺 ベトナム風
富山出身のKさんからいただいた名物・大門素麺。
鶏だしスープにナンプラー、香菜を入れてベトナムのフォーのようにして食べた。画的にはもっとスープを増して盛るべきだった。
冬の富山の寒風に晒されただけあって腰が強く美味しい麺だった。
週始めから久しぶり風邪にやっつけられ、食欲ゼロ。
でも何かを口にしなければならず、レトルトの白粥、きしめん、たまごスープと手のかからないものばかり。
少し良くなってきて湯豆腐を作り、白いものつづきで昨日、フォー風にして素麺を食べた。
今日はだいぶ良くなってきた。
梅干しを口に入れその酸味で少しは食欲が出てきたかもしれない。
布団に這入りながら台所に立つ父の姿を想い出した。
旅行中だった母、コトコトと古鍋が朗らかな音を立てていた。
煮干しが踊っていた。
作り慣れた父風のお好み焼き(しょうゆ味)となすの味噌汁。
一汁一粉もの。
なすの味噌汁はなすの皮を剥かないで入れたので少し茄子色になっていた。
「味噌汁、みそが入ってないよ」 「ほんとだっ」
と、慌てて作りなおしてくれた父。 そんな中学生時代の画が浮かんできた。
父の日のプレゼントは以前のネクタイからエプロンへと変わってきたらしい。
大正生まれの男には珍しく、父はイカの塩辛や焼き飯を作ったりと台所に立つ姿もさまになっていた。
今夜はワンタンスープ。 具材を包むだけ。 離乳食(老人食)みたいな白いものがつづく。
by w-scarecrow
| 2013-06-21 18:37
| 食