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winter's scarecrow

butter case

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kakudo.45° Butter Caseという大治将典・デザイン、高橋工芸製作のバターケース。
チェリーの無垢材をくり抜いて丁寧に作られてた一品。
メイプル、ウォールナットと3種類バターケースがあるのだが、迷わずチェリーを選んだ。

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kakudo.45°という名の通り、蓋と蓋が重なり合うところが互いに45°に削られ開け閉めがすんなりと行える。

無垢材をくり抜いてあるため、ケースの内側も張り合わせがないため角がなく、アール状になっているのでバーターの残りカスが溜まることはない。

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プラスティックのバターケースは蓋も内側もバターがくっつき汚れてしまう。
木の蓋で陶器のケースのものは蓋とケースがカパカパしてかみ合わず、冷蔵庫の中で離れ離れになっていることもあった。

保温性に優れた木のバターケース、冷蔵庫の中でも適度のやわらかさを保ってくれている。
上蓋とケース部分の高さが同寸になっているので200gのバターを入れると深く収まるのではなく、半分バターが顔を出している。
この方が断然使いやすい。 同じチェリー材のバターナイフも付いてた。

チェリー材は使いこむうちに色が深い飴色に変わってゆく、そんなことを愉しみにしながら厚切りのトーストを頬張っている。

以前、紹介した高千穂発酵バターが切れてしまったので、鳥取の大山乳業のバターを成城石井で買った。
このバターもやわらかな風味で美味しかった!

高校時代、一時間目の授業に間に合わないと思ったときは、吉祥寺にあった『ボガ』という珈琲専門店で新聞を読みながらモーニングサービスを食べ、2時間目から登校していた。
学生服ではなく私服だったので大学生と思われていたのかもしれない、お咎めはなかった。
その時に食べた厚切りトーストのたっぷりと沁みこんだバターの味をいつも想い出す。

それまではバターといえば、お歳暮で送られてきた丸い缶の函館トラピストバターを母親の目を盗んで舐めていたくらいだった。
by w-scarecrow | 2010-12-10 22:28 | 食 + うつわ