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winter's scarecrow

時の潤い

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暖色に染まった山々の風景が、時間をかけゆっくりと街に降りてきた。


千葉県香取市で工房を構える加藤 財(たから)さんの急須。

加藤さんは38歳のときから急須を作り始め、24年間作りつづけている。



紅葉の落葉のなかにそっと置いてみたい。

紅に映える黄葉、褐葉にちかい色合いの急須。

容量(7-8分)は160ccと小ぶりな、ちょっとツンとした勝気な容姿。








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備前の竹中健次さんの長皿に叶匠壽庵の菓子、方丈をのせた。


常滑の中野敦得さんの蓮の葉みたいな湯冷しがホンワカ気分にさせてくれる。
カエルの置物をのせてみたくなる。


よく言われる急須の選び方、

姿がよいこと、
お茶の切れがよいこと、
蓋のすり合わせがよいこと、
取っ手と注ぎ口の角度が80度。

分度器で計ってはいないが
加藤さんの急須はそんな条件も充分に満たしている。
いつまでも飽きることのない実に味わい深い注器たち。








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こちらは焦茶にちかいホッコリとした形の急須。 漫才コンビ・アジアンの馬場園に似ている。


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容量210cc、急須に入れた茶葉がグルグルと対流しやすい形かもしれない。


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急須は色々な形があって愉しい。 並べて眺めているとサバンナの動物たちに見えてくる。
湯冷しの池があって、茶筒の朽木もあり、箱庭みたいだ。 
こんなことをして一年があっという間に過ぎてゆく。 まずいぞ!茶ばっか飲んでたら。
by w-scarecrow | 2010-11-25 19:54 | うつわ