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winter's scarecrow

春、こたつにはいり金沢を味わう

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                         金沢玉寿司 桜寿し 【野口淳(瀬戸)角皿】


昨日、めばち鮪のブツを買いに小田急ハルクへ、デパートの鮮魚は高いところばかりだがハルクは安くてものがいい。
その前に西武池袋本店で催されていた『金沢、能登の味と技』という物産展へ。


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                 森八 栗きんとん-百栗・美々栗 【廣谷ゆかり(高知)角小皿】

金沢の物産展だったので九谷焼のうつわと和菓子を紹介すべきだが、九谷焼に興味がなく、なんの脈略もありませんが唐津で活躍されている中堅の作家さんの湯呑を紹介させてもらいます。


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梶原靖元     1962年 伊万里市生まれ
          1989年 大丸北峰氏に師事
          1997年 佐賀県東松浦郡相知町に穴窯築窯
原料に対する強い拘りを持った作家さん、陶石を砕き、干し、水ひなど丹念な土作り、釉薬も竹や藁などを自家配合した青斑などを使われている。 古唐津に近い風合いと現代的な感性がマッチしている。


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                          板屋 菰かぶり 【松村英治(常滑)4寸皿】

森八、板屋さんと栗づくしになってしまいました。どちらも上品な甘さでパクリと食べてしまった。


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丸田宗彦    1961年 武雄市黒牟田焼の窯元に生まれる
          1980年 益子、浜田篤哉氏に師事
          1987年 丸田皿屋窯を築窯

初めて唐津を買ったのが丸田さんの湯呑。 身近な草、木を力強く伸びやかな太い線で描き、勢いのある細い線が余白とのバランスをとっている。
やさしく滑らかな土感のする湯呑である。


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                            板屋 香林 【十河隆史(岡山)角皿】

まろやかな蒸しカステラ、和洋がうまくマッチしている、マロンが口のなかでやさしく溶けていった。


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岡本作礼     1958年 唐津生まれ
          1978年 中里重利氏に師事
          1998年 唐津・厳木に築窯

作礼さんの大きな躰から作られたダイナミックな作品。 梅花皮、釉薬が縮んで粒状になった胴部の趣が堪らない。 野趣溢れる伝統を踏まえた作家さんです。


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                    山下ミツ商店 焼いなり 【荒賀文成(滋賀)たわみ鉢】

炙って醤油につけて食べても美味しい油揚げのなかに鶏飯と十穀米が入っている。 大満足。

東京は冷たい雨の一日、すんなりと春がやって来ないのが自然の妙技、天気を司る神様は女神なんだろうなと想う。
夕飯はおでん、昨夜から醤油味を沁みこませた玉子、こんにゃくと大好きな生(厚)揚げにがんも。関東特有のちくわぶ、大根、薩摩揚げ、じゃが芋も入れてある。
女性はおでん屋さんでまず大根を食べる人が多い、男は玉子。
男の食べ物の嗜好は子供のころからあまり成長していないのかもしれない。 
by w-scarecrow | 2010-03-07 19:45 | うつわ | Comments(8)
Commented by hayatedani at 2010-03-07 23:01
w-scarecrow さん
唐津といっても いろいろな土があるのですよね
梶原さんの土は 焼き締まって備前のような味わい
丸田さんは実際は固く焼き締まっていても、軟陶のような柔らかさ
岡本さんのは いわゆる「献上唐津」の土味
それでも すべての器が唐津らしい
唐津はそんな磁場を持つ土地柄なのでしょう
良いところですよ 唐津は
Commented by w-scarecrow at 2010-03-07 23:18 x
疾風谷さん、確かに梶原さんの湯呑は焼きしまっていて薄い、丸田さんのは確かにやわらかな感触です。
土味の違い、唐津の懐の深さ、絵唐津の大胆な筆づかい、愉しいですね。
朝鮮唐津と皮鯨は苦手ですが結構、斑に引かれます。
吉野、梶原、丸田、岡本各氏の個展が炎色野、渋谷黒田陶苑でこの時期に催されます。
疾風谷さん、九州への出張はないんですか。
写真で窯より、その周りの風景が見てみたいです。
Commented by yundes at 2010-03-07 23:38
金沢のお菓子や料理が合う器や湯のみですね。
わたしは金沢の土地に行ったことがないのですが・・・
美味しそうな私好みのお茶に合いそうなお菓子がたくさん、あるんですね~
行った人の話ではとても良い所だと聞いてます!
温泉や町並みも素晴らしいようです。
いつか時間があれば行ってみたい土地のひとつです。
Commented by w-scarecrow at 2010-03-07 23:52 x
yundesさん、こんばんわ。
金沢は東京から列車だとかなりの時間がかかりますが大阪からだと身近な街のような気がします。
加賀棒茶も和菓子、洋菓子、魅力的な店がいっぱい。
人気の北海道の物産展はなぜか行かないのですが、北陸、山陰・山陽、九州の物産展へは足しげく行っています。
新鮮な魚を食べに冬の金沢へ行きたいですね。
Commented by 花子 at 2010-03-08 05:54 x
器と名産の数々、どれも逸品ぞろい、かかし物産展が開けそうですね。
器は美味しいもののためにあるのか、美味しいものは器のためにあるのか、悩みます。
加賀は前田家が幕府から謀反の疑いをかけられないよう、武道より文化に力を入れた街。
お陰で美しいもの、美味しいものが沢山生まれましたね。
金沢は学生の頃、夜行列車で行き、綺麗なお麩を沢山買って帰りました。今はそんな体力もないけど、懐かしい思い出です。
Commented by w-scarecrow at 2010-03-08 19:27 x
花子さん、寒いですね、今日も。
せちがない空間を土でできた器がやわらかな空気に変えてくれるような気がします。
お茶を飲むのもご飯を盛るのも少しばかり愉しく感じます。
夜行列車に乗って夜が明けた頃に冷たい日本海の景色が飛びこんでくる。青春時代はそんな景色が堪らなかったですよね。
今は夜が明けるとエーゲ海が広がっていたら嬉しいです。
エーゲ海を眺めながら、のどぐろの干物を食べたいです。
Commented by tukiyomi at 2010-03-09 20:27 x
金沢はお茶文化が盛んな場所のイメージがあります。
だからお菓子も美味しそう(笑)
京菓子とはまた違った上品さがありますね。
Commented by w-scarecrow at 2010-03-10 10:21 x
tukiyomiさん、京都が表だとすると裏の金沢。
京都に比べると艶やかですよね。
海産物も美味しくて菓子類も個性豊かな感じがします。
「かわむら」の甘納豆は美味しくてリピーターになってしまいます。