「こ こ」
どっかに行こうと私が言う
どこ行こうかとあなたが言う
ここもいいなと私が言う
ここでもいいねとあなたが言う
言ってるうちに日が暮れて
ここがどこかになっていく
谷川俊太郎
穏やかな日差しが背中に刺しこんできた。
右手が使えず部屋の中で転んでばっかりだ。
TVの画面は大正時代からつづく都会の釣り堀の日々の風景。 NHKドキュメンタリー72時間。
50年以上も常連客の爺さん、金魚を一日、100匹も釣り上げる女性もいるという。
昼休みにジッと竿を垂らしている男たち。
小さい娘を連れてきた若いお父さん、いいとろを見せたいが全く当たりがない。
すぐ隣の常連さんはテンポよく金魚を釣り上げている。 娘の興味はお父さんではなく爺さんに。
女の本能であろうか、出来る男にちゃんと自分をアピールしている。 金魚を数匹いただいている。
お父さん、立場なし。
美容院を営む男性、段取りよく金魚と対面している。
暫くして素敵な奥さんが隣りに座り、ゆっくりと話かけている。
この状況が一番、夫婦の会話ができると言っていた。
1時間竿代込600円。
皆が皆、金魚に心を委ねている。
素敵な釣り人?たちの徒然。
横浜ベイスターズの捕手、伊藤光のツイッター、孫を見守るおばあちゃんとの会話にほんのりした。 頑張れ、光!
右手首をかばっていると肩に激痛が走る。 声に出てしまう。
そんなときはいつものように、スタスタと歩くことができた暁には何を買いに行こうと、考えを巡らす。
昨夜は豚まんだった。
王道の北京飯店の五目饅、華正樓、東京の維新號の高価な肉まんでもいい、すぐに食べたい。
東京の老舗の肉まんは砂糖の味が立ってる。小洞天、神楽坂五十番。
お粥で有名な「謝甜記」の肉まん、シュウマイは手頃な値段でかなり旨い!通販もあると思う。
そんなことを考えながらやっと眠りにつく。
ちゃんと歩きたいな。
思ったとこへ行きたい!
ありがとう!みんな
2019 !
寝床からの脱出に「無理」と溜め息。
あと10分待ってくれないか・・
スクイズのサインを出せずに1アウト。
寝る前にイタリアグルメの番組を観ていて
腹は空いている
またサインを出せずに2アウト。
手首の骨折から10日 右手は全く使えない。
起きるときも、歯磨きも洗濯も台所の洗いものも 字も
パラリンピックの選手にほんと
リスペクト。
今日は初めての病院へ
着替えるのに30分を有す ベルトやファスナーに七転八倒
首からは10日前の救急病院からの布の三角巾
もう汚れている 困ったもんだ
使い手の右手が使えない 字が書けない
コンビニで小銭を出すときも 焦ってしまう
利き手が不能になった生活に驚いた
テレビのスイッチを入れると「うそっ」 日テレ=読売=巨人軍 滅多にみない日テレの朝。
ここんちの男女アナがどうしても魅力的じゃない。
TBSやフジみたいにぶっちゃけたところがあればいいのに
朝、寝床からスクイズを諦めるとテレビからは 鶴瓶の宝くじ買えよ!の鼻につくCM.
この68歳はすごい。じいさん ばあさん 神主も偉いお坊さんも知っている師匠
だだ出すぎだ 「どんだけー」の IKKOも
コンビニ食ばかりになった ただレトルト食品を温めた後
封を開けられない 5,10分かかる
果物と甘いものばかりが食べたくなる セブンのバスクチーズケーキの濃厚さにはまっている。
美味しい煎茶も和菓子もほっとしたときに・・
軽やかな近江の煎茶が飲みたい。
川崎洋
ほほえみにはほほえみ
ビールには枝豆
カレーライスには福神漬け
夕焼けには赤とんぼ
花には嵐
サンマには青い蜜柑の酢
アダムにはいちじくの葉
青空には白鳥
ライオンには縞馬
富士山には月見草
塀には落書
やくざには唐獅子牡丹
花見にはけんか
雪にはカラス
五寸釘には藁人形
ほほえみにはほほえみ
詩集『ほほえみにはほほえみ』1998年
九品仏浄真寺
いいよね、こんな風景。
東北訛りで話すおじさんは
「ねえちゃんたちの流行りのドリンクがあるべさ、タピオカっ、あの玉は山形の玉こんにゃくに違いないと
壇蜂さんが強く語ってたのっしゃ」
からしを入れて飲むべし。
Danmitsu loss.
たるーい浅草の昼下がり
N さんとカメラの話題で牛筋や肉豆腐で一杯いくのもいいかもしれない。
そんなダンディーな時間がたまらい。
色気のスパイスも少しだけサッサッ。
寅さんみたいなおじさんがいれば、悩み事を聞いてもらうのが世の常。たいていの下々の悩みは解決する。恋バナはダメだ。
昭和の時に婚期を逃し、令和になった今一人でいるのは平成ジャンプ。
私もそんなジャンプ仲間。突っ張っていた時代がバカ野郎だ。
食パン専門店が増えている
どっちが好きか 山型のイギリスパンと角食パン
私は美味しければ山型、そうでもない店だったら角食を買う。
フカフカよりは小麦の香ばしい一枚をトーストに
たまにの贅沢でエシレやデンマークのバターをたっぷりと塗りたい。
そうだ笹塚にあるランチだけガレットの専門店。
ブルターニュ出身の粋な男が焼く本場の具だくさんガレット。
行かなきゃと思いつつ忘れて、駅そばの洋食屋の「ロビン」に入ってしまう。
今の気持ちはきのこやハムの入ったガレット!
名優!松重豊の見せ方はすごい。
「孤独のグルメ」遅い時間に観ている孤独な人々の心を奪う。
孤独な皆も一緒にエアーでモグしている。
語りが洒落ている。ライターが恰好いい。
腹ペコの昼下がり館林から送られてきた半ナマうどんが、うどん激戦群馬の中でも俺好み
ツルーと食べたい。
愛知のオリエンタルカレーのカレーうどんの具が昭和生まれにはグッとくる。
当たり前田のクラッカーと同期です!といってもいい旧友たち。
zoo zooの前沢さんは近頃は何を食べているんだろう
ヤマザキランチパックなのか! しめじではなくトリュフ、イクラではなくキャビアなのか
プロ野球ドラフトマニアとして長ーく生きてきた。
毎朝、横浜も含め12球団、高校、大学野球の情報をチェックする。
生きがいだ。
1998年の横浜ベイスターズの38年ぶりの優勝では。瞬間にかかってきた電話も無視して部屋でボロボロ泣いていた。
来季は優勝する予感がムズムズとする。きっと行く頂点へ。
頑張れ!横浜 もう待てない。
結果の出せなかったラミちゃんの次は、前SB監督の秋山幸二に指揮をとってもらおう。
私の誕生日の前日、病院帰りに東北沢駅前2fのオクロックに行った。
いつも素敵なご夫婦、懐かしい味に舌鼓、いいな、ここは。
高校生みたいだった奥さんも少しだけ老けたが、なんのなんのまだ40代初めにしか見えない。
ホッとくつろいだ夜。
愉しかった、ありがとう。
酒は出してくれなかった。
長くなってしまいました。僕らの轍を!
これもしみじみと来る
下北沢、茶沢通り沿いにある小さなパン屋さん”カイソ”、ここの絶品のバケットを買ってチーズだけでも、奮発してちょいと贅沢なハム買ってサンドするだけでいい。
あー食べたい!バケット。
空を飛ぶ夢をみた。
ジブリ映画のようにほんわりと。 そんな10年に一度みる夢。
次の日から3週間の静養、動いてはいけない生活がつづいた。
初めの4日間は立つこともままならかった。
トイレに行くまでは至難の技、立つことができるようになっても、ずっと立ってはいられない。
真っ暗な頭の中をどう変えよう、DVD-DISKに録画しておいた古寺巡礼や五木寛之の仏教。
沁みたが、沁み過ぎてヘタヘタになってしまった。
しんどい時は遺書を書くと落ち着くと語っていたが、誰に遺せばいいのか・・言葉は?
ちょっと仏教から離れないと壊れてしまいそうだった。
北海道の旧友が送ってくれたジャガイモで食いつないだ。
TVの料理情報番組ばっかり観ていた。
観ているだけで、お腹が満たされたような勘違いの日々。
本格的ナポリピザだけは、いても立ってもいられなかった。
シンプルなマルガリータでいい。できれば滅多に飲んでいないラガービールも一緒に。
頭の中は長靴の形をしたイタリア一色。
歩けるようになったらゆっくりと巡ってみよう中目黒のピザ屋観光地へと。
ラグビーWCで元気をもらい、侍ジャパンでは手に汗にぎって。
今、まだ歩くのはしんどい。 PIZZA!
”遺す言葉” は、
皆に、ただただ「ありがとう」