winter's scarecrow

タグ:石井隆寛 ( 2 ) タグの人気記事

漆盆

今に始まったことではないが、最近はとみに涙もろくなってきた。
『鶴瓶の家族に乾杯』で道端で鶴瓶を見送る、いつまでも深く頭を下げているお婆さんの姿を見て、こみ上げてくる。
呑んで部屋へ帰り、植村花菜の♪トイレの神様♪のPVを観て涙、涙。
甲子園球児の泥だらけになった手で涙を拭いている姿を見て、こっちも号泣。
球児たちの無垢で爽やかな涙と違い、私の涙は塩分濃度が濃いい、糖分もちょっと含まれているかもしれない。ドライアイになってみたい。

e0158857_19422463.jpg


漆師 矢沢光広さんの"拭き漆盆"。
裏面に3つの足がついた実に実用的なキハダ材の9寸のお盆。

e0158857_19465671.jpge0158857_1948769.jpg























お盆の上に急須、湯冷まし、茶筒をいつものせてある。
流れてゆく時間の区切り、毎日何度もおなじ儀式を繰り返している。

矢沢光広さんは1946年生まれ。 武蔵野美術大学中退後、木工芸の技術を学び、その後漆器作りの道へ入る。
鎌倉の『鎌思堂』という工房とお店を主宰している。

漆は水を弾く防水に優れた性質をもち、木の呼吸を妨げることなく木のもっている調湿作用を損なうことがない。
使うほどに艶が増し、時間とともに深い魅力を映しだす。

e0158857_2055783.jpg


石井隆寛さんの『朱釉ラスター湯呑』でホッと一息。
石井さんの今夏窯出しした湯呑、深い赤と茶、煉瓦色と鈍く光る銀、手にとるだけでも愉しい。
毎年、違うフォルムの作品を一つづつ手に入れ、眺めている。

フレッシュネスバーガーで好きなHot Dogを頬張っていたら、隣りの学生のでっかい関西弁がきこえた。
「タカやん遅い!待ちくたびれたわ~っ」
タカやんだから、高橋か高木という名だろう。「××やん」という関西の呼び方は心地いい。
でも大阪にいる本間さんや渋井君は何と呼ばれるんだろう?
「ホンマやん!」「シブイやん!」

それと何で蓮舫はフルネームで呼ばれるんだろう?「蓮さん」でも「舫ちゃん」でもいんではないかと思う。
先週は朝、昼、夜と女性コメンテイターが異句同音に「私たち市民の・・」とか「市民感覚では・・それよりもっと政策論を!」という言葉を何度も発していた。 
その言葉とコメンテイターとのギャップがどうしても相入れない。
政局、党内抗争、見ていてこれが楽しい! 群れと群れの闘い、「群れろ!もっと群れろ!」と想わず言葉が出てきてしまった。
[PR]
by w-scarecrow | 2010-09-17 22:35 | もの | Comments(12)

石井隆寛 湯呑

e0158857_14155353.jpg

                      石井隆寛 『白釉炭化湯呑』                  
                         1977年 東京都生まれ
                         2000年 玉川大学芸術学部卒
                                隠崎隆一氏(備前)に師事
                         2006年 神奈川県箱根町に築窯

                           口径: 7cm 高さ:8.3cm


e0158857_14252971.jpg


躊躇いのない大胆な面とりに釉の流れ、貫入、顔を出している濃淡の素地。
ややベッージュががった色合いが鋭さのある造形をやわらかく包んでくれている。
酒器、花器、茶器など、どの作品でも斬新的なデザイン、造形で楽しませてくれる。
次はどんな作品を発表するのだろうと期待をもたせてくれる作家はそう多くない。

鬼才・隠崎隆一氏に師事をしていたので師と似ている、抜け出ていないと評されているのを見たことがある。
それは当り前のことであり、どの分野の作り手でも初めは自分が一番影響を受けた人の模倣で始まる。
落語の世界でも初めは演目を師匠の上書きで、それらしく演じているだけである。
30代になってその演目を消化し、長い時の積み重ねでいつしか燻し銀の光を放ち、自分の十八番となっていく。

石井さんは織部にも黒、銀彩釉、炭化焼き〆にも特異な作風を生みだしている。
魅力的なシルエットのなかにフッと和める柔軟性があって使う人にも作者の想いが伝わってくる。


e0158857_15215939.jpg

鹿児島県の霧島山系の『みぞべ茶』、いただいた煎茶で焼菓子を食べながら北欧のcoolなjazzを聴く。
知覧茶、みぞべ茶は採れた産地をブランド名にしている。 あとは鹿児島茶というブレンド茶として売られている。
知覧、頴娃のお茶は陽を浴びて強くて洋々とした香りあるお茶の印象があった。
この溝辺のお茶は山のお茶のやわらかさと仄かな明るさを感じる美味しいお茶だった。
末重製茶の飽きない煎茶。 

霧島は一度訪れてみたいところ。 日当山温泉の古湯に浸かり焼酎と錦江湾の新鮮な魚を食べてみたい。
ただ年配の人が話す薩摩弁は全く解らないと想うのでCasioの電子辞書を持っていかなければ。
いまだに不思議なのは幕末のころ西郷さんの薩摩弁と勝海舟の江戸弁が通訳なしで通じたんだろか?
それに津軽や会津の人間が加わったら大変なことになっていたと想う。 

PCの莫大な修理代を費やしてからまたストイックな日々がつづいている。
ついこの間まで花を見て愛しいとか空を見て永久(とわ)を感じることなどなかったのに・・。 なんか変だ。
[PR]
by w-scarecrow | 2009-06-28 15:58 | うつわ | Comments(12)