winter's scarecrow

バンドネオンの響き ♪

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バンドネオンの間の抜けた哀愁漂う音色が好きだ。

アルゼンチンタンゴの巨匠の名前がいつも出てこない。

1973年のチリのクーデターを描いた映画 " サンチャゴに雨が降る " に彼の名演が残されている。

想い出すときの順番があるユン・ソナ→キム・ソナ→「そうだピアソラだ」

亀有と亀戸も区別がつかない。公園前派出所→亀有、天神さん→亀戸。

西武百貨店は池袋駅東口、東武百貨店は西口。

パラグアイとウルグアイ。


2012年の環境の未来を考えるリオ会議で名演説を残した前ウルグアイ大統領ムヒカ氏が来日している。何度か耳にした彼の解りやすく説得力のある言葉の数々。

「ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、この惑星はどうなるのでしょうか。息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか」

「マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち。即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作ってきたのです。マーケット経済がマーケット社会を作り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか」

「私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるために地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。
高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです」

世界一貧乏な大統領だといわれたムヒカ氏、就任時にも官邸には住まず、郊外の妻名義の農場で暮らしていた。
大統領の警護官が2人、犬3匹の農場でトラクターを運転していた。
収入の9割は福祉施設に寄付し、残りの一割での生活。

ウルグアイでヒッチハイカーが30台ほどの車に過ぎ去られた後、1987製のフォルクスワーゲンが停まり、扉を開けてくれたのはヒムカ大統領夫妻だったという。

どうしてもサントリー " BOSS " の CM の宇宙人ジョーンズを想い浮かべてしまう。

桜色に染まった日本でどんな言葉を残してくれるのだろう。


今朝は6時過ぎに洗濯機を回し、ベランダいっぱいに洗濯物を干した。
北向きの冬は心身とも凍てついてしまう部屋、春ベランダに陽が差すのは午後4時前!からだ。

洗濯洗剤の CM みたく、陽を浴びたふかふかの洗濯物を頬ずりしてみたい。
# by w-scarecrow | 2016-04-06 07:14 | そのほか | Comments(4)

酒と泪とお墓と女

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                    どっかに行こうと私が言う
                    どこ行こうかなとあなたが言う
                    ここもいいなと私が言う
                    ここでもいいねとあなたが言う
                    言っているうちに日が暮れて
                    ここがどこかになっていく

                                    谷川俊太郎 『 ここ 』




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渋谷で用事を済ませ、遅い昼飯は下北沢の外れにあるパン屋 " KAISO カイソ " のバケットサンドが食べたく、自転車を転がした。

もちもちしたバケットにハムとチーズが入っているだけだが、これがうまい!! そんな至福のときを北沢緑道の満開の桜並木の下でパクリ、パクリと花見て食す。

     *             *             *             *    


昔、仕事仲間のBと呑んでいると映画や音楽や未来の話は殆どなく、お寺さんと墓地の話が多かった。
それが詳しいときた。

B の付き合っている彼女は山本寛斎の長女に似たスレンダーなベッピンさん。

彼女と付き合い始めて間もなく、「 B くんの先祖のお墓はどこにあるの?」と訊いてきたらしい。
よくわからない新興宗教に入信しているのではないかと疑ったらしい。

デートは主に多磨霊園、雑司ヶ谷、青山霊園、竹久夢二や夏目漱石、夏目雅子、山本五十六に掌を合わせ、彼女が作ってきた " おいなりさん " を霊園で食べることが多かったらしい。

彼女は映画配給会社に勤めていた子で歴女、文学少女、仏像マニア。

二人での旅行といえば京都護国神社に眠る坂本龍馬や中岡慎太郎の墓参り、萩や鹿児島へまで幕末の志士の墓参りの旅はつづいたという。
ちゃらちゃらした美食の旅ではない。

結婚した彼らの新婚旅行先はパリ、彼女の好きなバンド " ドアーズ " のバン・モリソンの墓参りだったらしい。

今でも二人で出かけるときは北海道物産展でも流行りのパンケーキ店でもなく、寺社霊園、Bの先祖の墓へと出向くことが多いという。
奈良ではの河島英五にも掌を合わせてきたらしい。

2年前に二人と会ったとき「またみんなで花見したいね~」と相変わらずのペッピンさんの彼女が言い出した。

そしたらB が「 w さ、キヨシローの墓参りして高尾山での花見、よくない?」

忌野清志郎のお墓は高尾山にあるらしい、淡い桜の花と清志郎。

全く合わないと思うが、墓参り好きの夫婦の飛んでる加減と清志郎のぶっ飛び加減はイコールかもしれない。

いつか行かなきゃ清志郎の墓参りとお花見。
# by w-scarecrow | 2016-04-01 18:41 | 散歩 | Comments(2)

ライスカレー 

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得意な料理はと訊いて、

「こう見えても、カレーライスとクリームシチューには自信があるのよ」と、胸をはっていた子がいた。

『 S&B? ハウス?』とは訊き返せない。


神保町へ行けば世界各国のカレーが食べられる。 欧州風、インド、タイ、ネパール、バングラデシュ etc.

銀座の " ナイルレストラン " や、大阪難波の " 自由軒 " のカレーライスのように、皿にのった一品をごちゃごちゃにかき回して食べるカレーライスは美しくない。

ご飯とカレールウが左右5対5、4対6の昔ながらの黄金比で盛った美味しいカレーライスと巡り遇いたい。


年配の人はライスカレーと呼ぶ。まだルウが黄色っぽかった時代の人たち。

私は小さい頃に父に連れて行ってもらった東急東横店の食堂、あのハトみたいな銀食器に盛られたルウ、それをライスにチミチミとかけて食べるのがカレーライスだと認識していた。
母が作る豚コマ肉、野菜がゴロゴロしているものがライスカレー。

S&B でもハウスでも誰が作っても同じ味に出来上がるカレーライス。

そんな家庭の味のカレーライスが食べたくなるときがある。

不安やモヤモヤ、気持ちが晴れ晴れとしないとき、

そんなときはライスカレーだ! 

桜並木を通って野菜と肉を買いに行こう。マッシュルームも入れようっ。


 
# by w-scarecrow | 2016-03-29 08:15 | そのほか | Comments(0)

Departure 出発

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江戸時代末期、京都・東寺に収めたという笹屋伊織のどら焼。

筒状のどら焼きの竹皮をむくと、もちもちした生地のなんともいえぬ懐かしさと甘さ控えめの餡。


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ひと月に3日間しか作らないという限定品。 この魅力的な一品にリピーターが多いのが頷ける。


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1988年に開通した青函トンネル、そして今日北海道新幹線の一番列車が走って行った。

山下達郎の ♪ クリスマスイブ ♪ をテーマソングに、思いっきりお洒落をした少女が東海道新幹線の終着駅に立っている。
まだ15歳の深津絵里の負けん気の強そうな目が涙目になっていた。
誰もがシンデレラを夢見た遠い日のCM。

かつては暴れる海峡を4時間をかけて渡った青函連絡船、青森と函館をトンネルで結ぶこの新幹線には山下達郎や深津絵里は似合わない。

北国のホームにはマフラーを巻いた木村多江が似合う、名物いかめし弁当の売り子さんには温水洋一がピッタリだ。


駅といえば寅さん。

寅さんが南国土佐にいても雪積る北国の駅に立っていてもなんの郷愁も感じない。
寅さんには帰って来れる柴又がある。

寅さんシリーズで、帝釈天の源公と寅さんが区役所に訪れるシーンがあった。

入口に 『 あなたの声をお聞かせください 』という区民への投書箱がある。

その投書箱の穴に向かって「わ~!わ~っ」と声を出す寅さんと源公。

どこかの庭園の風靡な池で 『 鯉のエサ 百円 』との札があったら、きっと寅さんは100円球を池に向かって放っていたと思う。
# by w-scarecrow | 2016-03-26 14:40 | 食 + うつわ | Comments(0)

すがすがしい朝

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先週、味噌を買いに表参道にある新潟のアンテナショップへ。 千葉県銚子の " ヒゲタ醤油 " の味で育ってきたがたまには新潟の醤油もと思い小さなサイズのものを買ってきた。

兵庫県竜野の薄口醤油、すぐ海を渡った小豆島は風味ある濃口醤油。小豆島の醤油作りは紀州湯浅を手本にしたらしい。

選抜高校野球の小豆島高校 vs 釜石高校の試合を観ながらの " 醤油 " の検索。

今春の選手宣誓は希望枠で選出された小豆島高校主将の樋本くん、「当たり前にあった風景がなくなる、その重みを僕たちは忘れたくありません。当たり前にある日常のありがたさを胸にグランウンドに立ちます」

くりくり坊主の中での少数派、長髪の精悍な球児。

就活の大学生の真っ黒!なスーツ姿の塊の中に、グレーのスーツ姿の青年を見つけたときと同じ感動。


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同じ21世紀枠で出場した釜石高校。

震災時に市内の児童・生徒3000人の 99.8% が助かった " 釜石の奇跡 "。

『 てんでんこ 』という地震があったときの教訓が徹底されていた。 てんでんバラバラに各自で振り返らず山に向かって走れ!


今大会の出場校で最多部員数の高校は福井工大福井の145人。 たった17人の小豆島高校は善戦をして敗れた。
すがすがしい朝のひととき。

釜石高校に " 釜石の奇跡 " をこの甲子園で起こしてほしい!


夕飯はサバ味噌煮、三陸沖のサバではないが仙台の赤味噌で炊いた。
# by w-scarecrow | 2016-03-21 21:26 | そのほか | Comments(2)

ナポリタン焼きそば 

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先週、BSの「食」番組で、酒のあてに焼きそばのナポリタンを出していた。

これはいける。


皆で呑んでいるときに小学校のときの給食の話、クジラの竜田揚げ、ソフトめん、揚げパン・・。

青春時代のカツカレー、牛丼、そして喫茶店のナポリタンの話がよく出てくる。

皆がその美味しさを語っているときはその輪に入れない。

あの茹で置きしたスパゲッティにベトベトのケチャップ味、あれが嫌いだった。


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焼きそば麺に玉ねぎ、ピーマン、冷蔵庫にあった薄切りハムだけでナポリタンを作ってみた。

色付け程度のケチャップの量、さっぱりとしていてナポリタン嫌いソース焼きそば嫌いの私には新発見の旨さだった。

うまいぞ!


また、桜咲く季節に入ってきた。

目白鬼子母神堂を敷地にもつ法明寺参道の淡いソメイヨシノは素敵だった。 
葉唐辛子と濃いめに味付けた豚の生姜焼きのおむすびでも握って、今年も行ってみようかな。

あぁ~、また桜が舞うんだ。
# by w-scarecrow | 2016-03-17 23:37 | | Comments(0)

チョウチョ 

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                 こんな大きくなりすぎたタケノコは要らないが

        八百屋の店先に並ぶ、” 福岡産 新たけのこ ¥980 ” の札に後ろ髪を引かれる。

                もう少し、待ってみようっ。 タケノコご飯。



                ” 自撮りした 写真見るのも 自分だけ "     2016 サラリーマン川柳100選より


                 ” 割り勘か 投資か悩む 初デート ”


そろそろ虫さんたちも、さなぎになって羽化しチョウになる。

腹を空かしたチョウは小さな花も見逃さないが、緑の葉には目もくれない。 オスは花には見向きもせずメスを追いかける。

蜜をたっぷりと吸ったメスは、ひたすら卵を産むべき緑の葉を探して飛び廻る・・。

昆虫の世界も人間の世界も政治家も、男はただ無駄にヒラヒラ舞っている。

「割り勘の方がいいかもしれない。投資なんて女性に失礼だ」


                 ” 妻が見る 「今日の料理」明日もでず ”


友人の N さんが娘さんに贈る Lawson のミッフィーグッズ・プレゼントのシール集めを手伝おうと思い、先日からコンビニスイーツ三昧。

今も黒霧島のお湯割りを呑みながら、 " meiji 大人の きのこの山 " をつまんでいる。


覚醒剤に野球賭博、野球ファンとしては開幕を待つウキウキ感が半減されてしまった。

アメリカでは賭博ではないがトランプ旋風、大統領選が博打みたくなってきている。 アメリカ、大丈夫!?


あ~ぁ、日本は平和だ。 何度も何度もクリエイティブな人々が打ち合わせをしていても、聖火台を忘れていた。 

きっとあの人たちは結婚記念日にワイフと行く☆☆ レストランの予約は忘れてはないだろう。

外は冷たい雨。きのこの山が終わってしまった。
# by w-scarecrow | 2016-03-14 21:40 | そのほか | Comments(0)

主題歌 ♪

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5年が経ってしまった。


子どもたちの古里の風景はどんな海の広がり、どんな山の稜線が描かれているんだろう?

あの止まってしまった画ではないことを願う。


被災地から遠く離れ暮らす中学生。

転校や環境の変化でストレスを抱え込み、部屋の壁をぼこぼこと穴だらけにしてしまった。

「一緒に死のうか」と母。

仮設住宅の周りの人々にも気を使い、

車の中でひとり泣いていた母の姿。

そんな5年を綴った作文があった。


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       ” 映画に主題歌があるように 人の一生にもそれぞれの主題歌があるのではないだろうか。
         そしてそれを思い出して唄ってみるとき、人はいつでも原点に立ち戻り人生のやり
         直しがきくようなカタルシス(解き放たれる)を味わうのではないだろうか ”
                                         寺山修司


子どもたちはどんな未来を見るのだろうか?

古里に戻りぽつんと立ちすくむ、そびえ立つ白いコンクリートの防潮堤を前にして、いつも見ていた島や灯台は壁の向こう・・。

大人たちはどんな古里の絵を描いてくれるのだろう。
# by w-scarecrow | 2016-03-11 14:46 | そのほか | Comments(0)

この道

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                   この道は いつか来た道
                   ああ そうだよ

                   あの丘は いつか見た丘
                   ああ そうだよ
                   ほら 白い時計台だよ

                   この道は いつか来た道
                   ああ そうだよ
                   お母さまと馬車で行ったよ

                   あの雲も いつか見た雲
                   ああ そうだよ
                   山査子(さんざし)の枝も垂れている


                               『 この道 』 北原白秋


北原白秋の育った里、福岡県柳川。
まちの中を縦横に流れる掘割、枝垂柳の緑が川面に映え、赤煉瓦の並倉と白なまこ壁が連なる町。

運河の町、水の都に想いを寄せる。
千葉や茨城の水郷の町、江戸から明治になっても東京は運河が網の目のようにはり物流の主流が水運であった時代、そんな運河の人の営みの画を想像してみる。

タイムスリップをしてどの時代のどこにでも漂着してもいいといったら、1867年12月10日京都、近江屋へという人が多いかもしれない。

坂本龍馬と中岡慎太郎が逗留している近江屋、龍馬に軍鶏鍋を頼まれた小僧が、夜道をゆく。
「小僧、待ってくれ。今すぐに逃げろと坂本さんに伝えてくれ!」と
タイムスリップをして待った!をかけたいが、歴史を変えることはできないので真犯人は誰かを確認するだけだ。

1960年代の浅草の街にもタイムスリップしてみたい。
ストリップ劇場の浅草フランス座、無名時代の作家井上ひさしが照明係や雑用をやりながら幕間のコントの台本を書いていた。
そこへ助手としてタイムスリップ、渥美清、関敬六、八波むと志、南利明、東八郎、そうそうたる浅草芸人たちや作家の粋で濃い世界を身近で味わってみたい。後に入ってくる北野武を顎で使ってみたりして。

ブログを書く前にラジオから手嶌葵の歌う白秋の ♪ この道 ♪ が流れてきた。

それを聴いていたら、歌詞とは違って海辺へつづく画が浮かんできた。

明けても暮れても、一歩70cm の歩幅を崩さず日本の海岸線を歩きつづけた伊能忠敬。
52歳で天文学を学び始め、56歳で測量機を持って蝦夷地へ。
それから亡くなるまでの17年間、海岸線を歩きつづける。

どんな人生だったんだろう? なにを描いていったんだろう? 
そんな伊能さんの部隊にタイムスリップして加わりたい。 一歩70cm はきつい。
                   
# by w-scarecrow | 2016-03-07 20:43 | そのほか | Comments(2)

Forever Young ♫

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3月4日、巣鴨地蔵通商店街は縁日の日。

原宿竹下通り以上の人波、ただ違うのはお年寄りたちは流れて歩くことはなく、右に左に前に後ろにとジグザグに屋台を覗いている。

それと自撮り棒を持っているやからはここにはいない。

                   ♪ 自撮り棒 塩かタレかと聞く爺ちゃん ♪
       

ぶつかる、押される、全く若者のいない人波を私も老人パワーに負けずにとげぬき地蔵高岩寺まで歩く。


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ご長寿さんたちは、こっちで玉こんにゃくを食べ、あっちでお好み焼きや焼鳥を頬張っている。


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やっといた!年金を貰っていない女子!

占い師は、この町では滅多に訊かれることがない 『 恋愛運 』であたふたしているのか、本かなんか引っぱりだしている。

恋愛は会議室で起きているのではなく、現場で起きているんだ! 本なんかに頼るな。


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こちらにもいた。 " 幸福だんご " の向こうには " 洗い観音像 " に深く掌を合わせる人たち。


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真っ赤な下着を売る店の前では外国人に道を訊かれている、とげぬきレディー。 場所がワルイ。



3月4日、父の命日。 

ソメイヨシノの発祥の地、染井霊園の父の墓前に花をたむけ、こころ模様を語ってきた。

陽射しが気持ちよかった。

「また来んね、親父」
# by w-scarecrow | 2016-03-04 18:16 | 散歩 | Comments(2)

ほっ ❀   

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どんな風に生きてきたんだろう?

その時はどんな色を放っていたんだろう?  その人の後ろに広がる風景のとりどり。

人が何に感動し、何に落胆し、どんな風に感受し、やっつけてきたんだろう?

人と呑んでいるときでも、ついそんな質問ばかりしてしまう。 返ってくる答えの映像を勝手に想い浮かべてしまう。

バブル景気の終焉、名の知れた投資家が禁固刑になって刑務所暮らしをした。
その時、彼は自分以外の人々がどんな風に生きてきたのかということに、初めて興味を持ったという。


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2月29日、

久しぶりに素敵な知らせが届いた。

友人の S さんの娘さんが第一志望の難関校の高校に合格したという。 

ご両親も週末は夫婦揃って駅前のマッサージ店で60分 ¥5000コースで肩の荷をほぐしに行ってほしい!

中学2年生で愛知県から神奈川の中学への転入。 過敏な年頃の転校生。

友達はいっぱいできたのかな? あれから2年、   

4月からはまた新たな出会い、スポンジのようにいっぱい吸い込んで、イチローのようなタフな選球眼をもって、ヤドカリのように自由に生きていってほしいな。

なにか柄本明みたいな校長先生の言う祝辞みたくなってしまった。

蕾が花開く、そんな静かな響きを感じる2月29日だった。
# by w-scarecrow | 2016-02-29 23:54 | そのほか | Comments(4)

ブラかかし

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                登録無料の文字にひかれて
                おかんのへそをワンクリックした
          
                どうせ無料だからと
                この世に生まれたのが
                事の始まり

                生まれたからには生きねばならぬ

                お試し期間もなにもなく
                クーリングオフもないなんて
                ちょっと人生ののぞき見のつもりが
                生まれたからには 仕方がない

                それじゃーいっちょ やったるかい

                注意事項の最後にはこうあった
                ノークレーム ノーリターンで
                ごゆっくり人生をお楽しみください

                                    詩:吉田茉莉子
 


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太平洋戦争中、演劇界にも台本に検閲が入った。

女優に向かって「あなたと一度、接吻をしてみたい」の台詞の 『 接吻 』に墨が入ったらししい、「あなたと一度、してみたい」
これには男優も拒否をしたらしい。

高市総務大臣が、政治的公平性に欠くメディアには電波停止の措置もあるとの発言、前総務大臣も含め放送局を扱う大臣には、同じ方向性を感じる。お仲間の NHK 会長も叩かれっぱなし。

" ブラタモリ " の桑子アナも降板するらしい・・「なぜ?」 反対!


小学生の時以来、毎年プロ野球選手名鑑が出るのを愉しみにしている。
今年も2月の発売日にゲット。

選手名鑑を見ながら、そっと眠りに入るが習性。
発売当日、ベットに入り選手たちの好きなタレントの欄を見ていた。

きっと背番号48番の選手は好きなタレント=AKB48 と書いてあるんだろうなと、ページを捲り始めてから目が冴えわたってしまった。

10番の選手は " テレサ・テン " と書いていないだろうか・・・寒さをこらえて夜更けまで。

    
# by w-scarecrow | 2016-02-26 23:00 | そのほか | Comments(0)

護 符

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受験日が近くなるころ、学業の神と税理士は多忙になる。

孫のために息子娘へのためにと掌を合わせ、お守り(護符)を大事にバックにしまっている。

試験当日の持ち物リストには受験票、マスクと一緒に合格お守りもアップされているだろう。

受験生の部屋には合格祈願のグッズだらけ、当日はいくつのお守りをカバンに忍ばせていくんだろう。


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30歳代へ突入して間もなくの頃だった。
20代の不摂生な生活のしっぺ返しがドーンとまとめてやってきた。

自律神経失調症、十二指腸潰瘍、電車に乗っても車内の匂いに気持ち悪くなり、一駅ごとに下車して目的地へ行った。
もちろん密閉度の高いバスには乗れなかった。

帰省した彼女から手渡されたのは、ふる里会津の神社の名が書かれた健康祈願のお守り。
普段でも持ち歩けるように、財布にしまえる小さなお守りを選んできたみたいだ。

本来、お守りは努力する人を励まし支えるもの。

仕事で地方へ行き、郷土料理を出す店でたらふく呑んで会計をするときに、お守りだけがなくなっているのが分かった。

私のために掌を合わせ祈願してくれたお守り、神様と彼女の想いを同時に失ったようで・・・なんともいえぬ喪失感。

その年が明けるまでずっと後ろめたい気持ちになっていた。

お守り、最近は開運なのか健康祈願なのかいつも迷ってしまう。


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日曜日、吉祥寺、井の頭公園手前にある素敵なギャラリーで hayatedani さんの篆刻(てんこく)の社中展を観に行った。
4年ぶりの再会。
お師匠さんの篆刻もお弟子さんたちの作品、どれも素晴らしかった。

ルーブルでもオルセー美術館でも退屈した美術音痴の私だが、篆刻は観ているのが愉しい。
作家さんたちには失礼だが、ハンコみたいなものなので、なぜかかわいらしく身近なものに感じた。
# by w-scarecrow | 2016-02-23 10:20 | そのほか | Comments(4)

花 ❀ 咲いた

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冬の乾いた空気を いっぱい

すって すって すって



ふかく吸いこんだ空気を

いち にの さんで一気に吐き出す

花は咲き

そっと散る



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東京は昼過ぎからの雨

静かだ

ジャパネットたかたの高田社長が TV 出演を辞めてから

犬が 突然吠え出すことがなくなったと友人が言っていた


この2週間、足首痛で歩いてどこかへ行くには倍の時間がかかる

でもこんな雨の日は 湯豆腐が食べたくて食べたくて

代々木上原の豆腐屋さんまでトコトコではなく、ドコドコと歩いて行った

湯豆腐を食べながら 録画した鉄道の旅番組を眺め 小旅行だ


今晩は どこへ行こう
# by w-scarecrow | 2016-02-20 18:27 | そのほか | Comments(0)

シール

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                   コスモスの花びらは八枚
                   好き 嫌い 好き 嫌い・・
                   好きで始めれば 嫌いで終わる



結果は同じでも嫌いからは始められない。

星を好きな人は皆いい人だと思っている。 
でも天文学者は殆ど望遠鏡を覗くことはなく、日々、PCで数字とのにらめっこ。
好きで天体観測を始めたのに、最後は数式との闘いで嫌いになるかもしれない・・。

アインシュタインの最後の宿題である " 重力波 ” 、説明を聞いても馬耳東風、かすめただけで消えていった。

望遠鏡で星を観る人も天文学者、物理学者さんも宇宙を覗いていることは未来を観ているのか、考古学的な視点で宇宙を眺めているのか、何を探しているのか・・凡人にはわからないことを研究している人たちはスゴイ。
もう少し色気のある研究だと食い付くんだけど・・。

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目黒川の桜の蕾が・・・お~い、まだ早いぞ。


Lawson で、この春もミッフィー・キャンペーン開催中。
シールを40枚集めるとミッフィースーパーボウルが当たる。

友人の N さんが娘さんのためにとシールをコツコツと集めている。

小さいころからミッフィーが大好きだったらしい。
今までも Lawson のシールを集めてミッフィーグッズを娘さんにプレゼントしてきたという。

でも娘さんはもう嫁いでいる。

「(ミッフィー)もう、いらない!って言われるかな~?」

商品からシールを剥がして専用ミッフィー台紙に一枚、一枚貼り付けているお父さんの姿を想像すると言葉が見つからない。

ミッフィーのシール一枚ごとに N さんにも脂肪が・・それが心配である。

がんばれ、にっぽんのお父さん。
# by w-scarecrow | 2016-02-16 15:54 | そのほか | Comments(2)

大人への階段

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八百屋さんに並んだ春野菜のコーナー、鹿児島産の新たけのこに心惹かれたが今回はご飯がススム一品、ふきのとう味噌を作ろうと思った。

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昼ごはんにふきのとうを天ぷらに。ちょっと衣を付けすぎたが春の香りが口の中で芽吹いた。


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大人になってもハンバーグやピーマンの肉詰めや挽き肉料理は大好きだ。一日たって味のしみ込んだ厚揚げの肉詰めと大根のそぼろあんかけ。
一昨日は麻婆豆腐だったので挽き肉つづきのバランスの悪い食生活、まぁいいかっ。


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ふきのとうの味噌汁は苦い、つらい。 まだ大人の味が解らないのかも・・。

春は苦み、夏は酸味、秋は辛み、冬は脂肪と季節のものを食べるのがよいと、TV で料理家のおばあちゃんが言っていた。

春野菜の苦みは新陳代謝を促す、私に必要なのはデトックス。体内のワルイものたちが出口を待っている。


今日の東京は汗ばむくらいの21.6℃の最高気温。

カメラを持った西洋人の観光客はTシャツで、中国からの姉妹はお揃いのピンク色のユニクロのダウンを着て、ハチ公と記念撮影をしていた。

明日はバレンタインデー、ふきのとう味噌を作らなきゃ。
# by w-scarecrow | 2016-02-13 20:07 | | Comments(2)

♪ おさげ

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                  目を閉じると
                  おさげ髪の私が
                  元気に
                  駆け回っている
                 
                  私を呼ぶ母の声
                  空を流れる白い雲
                  どこまでも広い 菜の花畑
                
                  92歳の今
                  目を閉じてみる
                  ひとときの世界が
                  とても楽しい


                                 柴田とよ『目を閉じて』より



92歳で初めて詩を書き、新聞社に投稿し入選した柴田とよさんの詩。
とよさんは目に映った画を、瞼に残った風景を描きつづけます。  装飾のないそのままの言葉で。


" おさげ " 後ろ髪をきれいに束ねた子を見ると、彼女たちのお母さんの顔が浮かんでくる。

鏡の前に座ったおしゃまな娘に言葉を投げかけながら、櫛を持つ手で娘の成長を感じながらの、登校やお出かけ前の風景。

「おかあさん、ありがと! 行ってきま~す!」

そんな母と娘の限られた年月のふれあい。



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学校へ上がり、大きくなったらこんなおさげ髪の人と仲良くなりたい。

家にあった映画雑誌で見た若き日の酒井和歌子さんの清楚な姿。



濃紺のワンピースに太めのベルトをして、首元の白襟だけが色を持ったような制服の女子高生の集団が、赤坂見附駅に向かって坂をおりてくる。

山脇学園の生徒たち。
ここだけが戦時中の東京の街のようなノスタルジックでモノトーンの風景。

多くの生徒はおさげ髪、三つ編みをしていた。

長いワンピースの下には黒タイツ(たぶん?)の清楚な女子高生たちの姿を眩しく、こころ踊りながら目を合わせぬように合わせていた10代の頃。

『 おさげ髪 』、やさしい家庭、いつでも言葉を交わせるお母さん、テーブルにはハウスのクリームシチュー、そんな穏やかな風景がいまでもイコールになっている。
# by w-scarecrow | 2016-02-09 08:05 | そのほか | Comments(0)