winter's scarecrow

りんご

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            成長


                   わけのわからぬ線を引いて
                   これがりんごと子供は云う

                   りんごそっくりのりんごを画いて
                   これがりんごと絵かきは云う

                   りんごに見えぬりんごを画いて
                   これこそりんごと芸術家は云う

                   りんごもなんにも画かないで
                   りんごがゆを芸術院会員はもぐもぐ食べる

                   りんご りんご
                   あかいりんご

                   りんご
                   しぶいか
                   すっぱいか

                                         谷川俊太郎


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オバマ大統領のお別れ演説がCNNで流れていた。

心に残ったのは「民主主義」「多様性」「寛容」というシンプルな言葉に8年間の気持ちが込められていた。

アメリカは移民たちのつくった国、ここに住めば今より良い日々、もっと幸せな生活がある。 建国以来、そんな新天地を求めて人々は海を渡ってきた移民たち。

あの軍産複合体の手のひらに乗っかったジョージ・ブッシュJr.が大統領になっていなければ、今の殺戮だれけの世界はなかった。 
歴代アメリカの大統領のなかでその資質・能力は目をつむりたくなるほど最低な指導者だったブッシュJr.

メリル・ストリープの言葉が未来に託してあるべき姿をすべてを語っていた。



日本は寒波に覆われただただ寒い。

何年か前までは冷え性というものは女性だけのもので自分には関係ないと思っていた。
いまは足の指先が冷たくて、足用のホカロンを貼り靴下を重ね履きしている。


50代の背広を着たおじさん二人、飲み屋のカウンターで紅白歌合戦と J-Pop の話をしていた。
私も好きな " SEKAI NO OWARI " (世界の終わり・セカオワ)の話をしていたが、グループ名を " この世の終わり " と大きな声で言っていた。

訂正したかったが、まあいいか " この世の終わり " で。



                                   
# by w-scarecrow | 2017-01-16 21:53 | そのほか | Comments(0)

おい、おい

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正月も明け、もう時計だけは未来へとカチカチと進みつづけている、 カチカチ。


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1月3日のバスタ新宿からの駅の風景。


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信州・松本方面に往くバスが出発を迎えていた。


松本出身のY さんとの徒然が想い浮かぶ。

草野球の帰りのY さんの運転する車の中、「w さん、お腹空きません?」 「ちょこっと・・」

「なんか、サラダを食べたくなりませんか?」 「・・・・・?」

Y さんは設計事務所の社長、今では死語となっている「紳士」。 こよなく故郷を愛している。


生まれてからサラダを欲したことは一度もない。 サラダは脇役。 壊れた躰が野菜を欲することは多々ある。

Y さんも40代の独身、私も含め独身のオジサンちの冷蔵庫には " 野菜生活 " " 充実野菜 " と伊藤園やカゴメに命綱を渡している。


「下北沢のイタリアンでも寄りませんか?」 「・・・はい」


未だに、ジュースとスムージーの違いが判らない。

" 朝はスムージーを飲んで、昼は会社の近くでパスタでランチ"、 そんなOLより" 朝は駅の青汁スタンドで青汁を一気に飲んで、昼は夕べの残った惣菜、里芋の煮ころがしや卯の花の手作り弁当 " を食べているOLに感動する。

Y さんとはパスタと山盛りのサラダの男二人のランチだった。 添え物ではなくメイン。


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Y さんは、あっち系(新宿2丁目)ではないかと皆が思っていたが、すっとこどっこいドキッとするような美人を射止めた。

これにはショック!


そんな私は、ディズニーランドに興味がなく、アボカドも好きではなく、パンケーキ屋に並ぶのなんてもっての外、「占いなんてバカバカしいじゃん」、
コラーゲンがいっぱい!!に右往左往されず、にぎり寿司には箸を使わず、しかと江戸っ子なりに手で食す、そんなキップのいい女子が好きだ!と語ると、「あぁ、ぁ~」と皆に、溜息をつかれています。

 
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居酒屋へ行ってポテトサラダが美味しい店はすべてが旨い!

下北沢にある " わぐや " のポテサラ、もちろんジャガイモは茹でるのではなく蒸かしている、玉ねぎはさっと塩を振って絞るだけ、それに燻製ぽいベーコン、そんなシンプルな日本一旨いポテサラ!がいい。
# by w-scarecrow | 2017-01-11 22:08 | そのほか | Comments(0)

HEDIARD ★ エディアール

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                   HEDIARD ベイクトフロマージュ


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三が日、お雑煮ばかり食べていたので、その反動がきました。

甘いものと美味しい食パンが食べたい!

三越伊勢丹のWEB マガジン " FOODIE " を眺めていたら、絶品の食パンの記事があり、トコトコと新宿の伊勢丹の食料品売り場へ。

紅茶店が並んだ一角に、真赤な紅茶缶で馴染みのある " HEDIARD PARIS " (エディアール) 、奥に入ると対面式のパンの売り場があった。


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一日、10食限定の絶品のプレミアムな食パンがあるらしいが、ポピュラーな一斤 ¥470 のパンドミを購入。

生クリームが使用されていて、食感が良く、きめ細かで弾力がある。 ほんとに美味い!! 
なんで今まで気づかなかったんだろう。

プレミアムでなくとも大満足でした!


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                        サバラン


ケーキ屋のスイーツではなく、あくまでパン屋が作っているスイーツなのに " ベイクトフロマージュ " の甘さ控えめな重厚なチーズケーキも美味しかった。

大好きなサバランも卵が多いというより、細かい空洞のあるスポンジに,いい具合にラムとブランデーが沁みていた。

三が日の最後の日に心を潤わせてくれた角食とスイーツ。 エディアールありがとう!


初詣は水天宮を諦め、歩いて行ける代々木八幡宮へ。

本殿の参拝客はそこそこ、その横にあるパワースポットとして有名な,小さな出世稲荷は一人づつしか参拝できないための大行列。

私の前に並んだイチャイチャカップルがやっとのことで参拝へ、鈴を鳴らし、掌を合わせてから何分祈っていたんだろう?長い長い・・・。

神様に向かってお知らせする自分の住所がよっぽど長いのか、郵便番号や電話番号、血液型、スリーサイズまで報告しているのではないかという長さ。 「後ろは行列だぞ!」

一年に一度しか掌を合わせない不信心な私。 そんなことを棚に上げ、数々の願い事に低額なお賽銭、それでも神様は許してくれていたんだろうか。 なにも叶わなかった・・・。

今年の願い事は一つに絞った。


ラジオから、占い師ゲッターズ飯田が今年の運勢を語っていた。 射手座の私は上から4番目の良き年、生まれ年はなんと無数にある中から、なんとこれも第4位だった。 すごっ!

今年は攻撃的に攻めろと言っていた。 「攻めるぞ~!」 「どこへ?!」
# by w-scarecrow | 2017-01-06 16:06 | 食 + うつわ | Comments(0)

新宿は人、ひと、人

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大晦日、朝起きたらPC用のメガネのフレームが少しだけフニャっと曲がり、片方のレンズが外れていた。

年が明けて2日か3日にでも JINS へ行って直してもらわねければ・・・2,3日の修理期間、最低2000円くらいはかかるであろう、あ~ぁ。

大晦日から今日まで4日間、誰かと喋ったのは、元旦にコンビニで 「 52円切手8枚ください 」 と言葉を発しただけだ。

人生でこれだけの間、声を出さなかったのは初めてかもしれない。


「すみません、2年前にこのメガネをこの店舗で買ったのですが、レンズを拭いていてちょっと力が入ってしまい、レンズが外れてしまったのですが、修理までの時間と金額を教えてもらえませんか?」 ちゃんと声が出た。

頭の中の原稿通りに、久しぶりの言葉を発せられた。


ホントはレンズを磨いているときではなく、たぶん酔っぱらって帰ってきてカーペットに転がっていたPC用メガネを踏んでしまったのだ(と、想う)。


羽生結弦くんみたいな JINS の店員が、ピコピコとあっという間にレンズをフレームにはめ、レンズ拭きでサッサと磨いてくれて、

「 wさま、お待ちどうさまでした 」 と、ドキッとするような爽やかな笑顔。

「え~、修理費はいく・・・」

「サービスですので」

4回転ループに気をよくし、三越伊勢丹新宿店へ。 私の好きな地下食品街は人、人、子供、ベビーカー、人、観光客。




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作日、伊勢丹のWeb 食メディア " FOODIE " というのを眺めていた。 

『 孤独のグルメ 』 を観ながら FOODIE を眺めていたら、そのなかで究極の食パンという記事を見つけた。
真赤な紅茶缶で知られている1854年パリで創業した食料品店、HEDIARD ( エディアール )の角食パン。


" パンドミ・エディアール " 。

三が日、三食をお雑煮で過ごしてきた。 パンと甘いものが食べたい。 

JINS の羽生結弦くんの 「サービスです040.gif」 の一言で、少しだけ贅沢なパンドミを買ってきた。



それに中華惣菜店・四陸のフカフカで旨い、シュウマイも8個買った。








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初詣は安産祈願で有名な神社へ参拝した年は良い一年が過ごせるという私のジンクスを破って、伊勢丹裏の商売、芸事に功徳ある花園神社へと足を運ぶ。



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この写真の参拝への行列はほんの一部で、この前後 200m以上はつづいていた。

やっぱ、明日、明後日にでも安産祈願の神社へ参拝しに行かなければ・・・水天宮あたりがいいかもしれない。 
妊婦さんたちとの初詣、子授かり、水難祈願にもいいらしい。





 
# by w-scarecrow | 2017-01-03 21:04 | 散歩 | Comments(0)

2017 はじまり

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                     あけましておめでとうございます



     ” 正月の四日になりてあの人の年に一度の葉書も来にけり " 

三が日を過ぎ、待ちわびた便りが届いた嬉しさを詠んだ石川啄木の歌がある。


穏やかな年の明け、3日分のお雑煮の汁を作り、朝からお餅を6ケも食べてしまった。

何かが足りない、柚子を買い忘れてしまった。 太陽の光りを浴びた控えめなエネルギーの一片がほしかった。



郵便受けには旧友たちからの便り、彼らの暮らす町々の空気感が伝わってくる。

何十年とつづく新年の挨拶、彼らの披露宴のポートレイトから始まり、幼児を抱いた家族の姿、七五三、小学校入学、成人式を迎えた子供たちと写る、髪の毛に白いものが少し混じった夫婦の姿と、彼らの家族の歴史が私のもとにしまってある。

さすがに今は写真のない文字だけの殺風景な年賀状、子育てに一段落した彼らの緩やかな日々が行間から伝わってくる。


     ” 何となく今年はよい事あるごとし 元日の朝晴れて風無し "  啄木


本年もよろしくお願いいたします。
# by w-scarecrow | 2017-01-01 16:10 | そのほか | Comments(2)

着地点

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今年もあと一日。


もう一度、ちゃんと勉強をしたいと年の瀬に思う。 
 

鎌倉・室町・江戸・明治の街道の物流の歴史を知りたいと思っています。
坂本龍馬が、勝海舟、桂小五郎、西郷に送った書面は、どんな具合で届いたんだろう? 

飛脚たちは、どんな決まりがあったんだろう?

だだ、そんな小さな小さな歴史を勉強をしたい。



今日は呑み仲間、Kitaさんの故郷から送ってこられたお餅をいただいた。 Sさんからも。


年を明けてから、殆どお雑煮で4日間は過ごします。 大好きな4日間。



    ★        ★        ★        ★        ★



根津甚八さんが亡くなったとの報道。

助監督のペイペイの私に、撮影の合間、芝居についても、お姉ちゃんの口説き方についても、ファッションについても、いっぱい語っってくれました。 

横浜本牧を舞台にした主演映画、クールな存在感そのもの根津さんでした。

あの夏の数ヶ月間の deep な思い出、裏では素の顔を見せてくれた根津さん。

語ってくれた一言一言しっかり憶えています。

私の青春の指標でした。 

あのざわめいた一時の熱い街、また本牧で、夜明けまで呑みたかった。

ご冥福をお祈りいたします。 
# by w-scarecrow | 2016-12-30 04:00 | もの | Comments(0)

家族の風景 ♫

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        『 奈々子に 』  吉野弘           




赤い林檎の頬をして

眠っている 奈々子

お前のお母さんの頬の赤さは

そっくり

奈々子の頬にいってしまって

ひところのお母さんの

つややかな頬は少し青ざめた

お父さんにもちょっと

酸っぱい思いがふえた

唐突だが

奈々子

お父さんは お前に

多くを期待しないだろう

ひとが

ほかからの期待に応えようとして

どんなに

自分を駄目にしてしまうか

お父さんは

はっきり

知ってしまったから


お父さんが

お前にあげたいものは

健康と

自分を愛する心だ


ひとが

ひとでなくなるのは

自分を愛することをやめるときだ


自分を愛することをやめるとき

ひとは

他人を愛することをやめ

世界を見失ってしまう


自分があるとき

世界がある


お父さんにも

お母さんにも

酸っぱい苦労が増えた

苦労は

今は

お前にあげられない


お前にあげたいものは

香りのよい健康と

かちとるにむづかしく

はぐくむにむづかしい

自分を愛する心だ




X’mas イブ、Kさんの素敵な一家とのひと時。

ご夫婦と大学3年生の弁護士を目指す息子さんと、何度か手作りケーキをいただいたキュートな高1の娘さん。

Kさんは立教大学の体育会のバスケットボール部の主将だった心身、筋の通りすぎた体育会系。

美人な奥さんは長州出身の今でも武士の娘(旦那曰く)、娘さんの高校入学祝いのときに、東松原の洋菓子店のロールケーキを贈ったところ、すぐにお礼の手紙をいただいた。

請求書だらけの郵便受けに、ほんとキラキラと星の輝くような封筒が入っていた。

高校生の自分に戻ったような感動、筆の細さも懐かしかった。

お礼の手紙。

嬉しかった。

頑張れ!高校生活、はぐくむことの難しい、「自分を愛するこころ」を大切にね。


素敵な家族の風景、触れるだけでも素晴らしい一日。 Happy Merry X`mas.
# by w-scarecrow | 2016-12-25 05:03 | そのほか | Comments(0)

能古島

小学校の時からガテンがいかないのが、どうして鳥取を「とっとり」と読ませるのだろう?
大分もしかり。

取鳥だったら素直に「とっとり」と読めるのに・・・・、どうして「おおわけ」と書いて大分と読ませるのだろう?
未だに謎。


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宮崎に住む友人からうどんが届いた。 大学時代は福岡で過ごした友人。

博多湾に浮かぶ能古島うどんは、博多うどんより腰がありもちもち感もあり、お酒の後にはぴったりだよとメッセージが添えられていた。



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「冷やしのが旨いよ!」とのことで、きのこと、鶏肉の温かなつけ汁を作り食した。


のど越しの良さが秋田の稲庭うどんと似ている。

二日酔いの朝にはもってこいだ。 博多うどんの釜あげのやわらかな麺も好きだが、こっちも抜群。


小さいころから、東京の蕎麦屋のうどんが嫌いだった。 まっ茶色のそばつゆのうどん。

初めて修学旅行で食べた関西のうどんに感激し、博多のうどんのゴボウ天ののったうどんに魅せられた。

伊勢うどんの離乳食みたいな触感は未だにダメです。 

一番好きなのは群馬県館林のうどん。










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福岡県の能古島、放浪の作家・檀一雄の晩年を過ごした地。

小説 ” 家宅の人 ” を 口述筆記で書き上げた終焉の島。

親友太宰治が酔うと、心中の勧めを解かれ檀一雄も死にかけたという。 

私がずっと行きたいのがポルトガル、壇さんが一年を過ごした鄙びた漁村サンタクルスの町と、私が通った白金の修道院内にあった " ナザレ幼稚園 " 、サンタクルスから北に行った所にあるナザレにもぜひ行ってみたい。

その町ではイワシの塩焼き、うなぎのトマトベース煮、カタツムリの酒蒸しなど日本人の味覚に合う料理があるらしい。

カステラも金平糖も大航海時代にポルトガル人が日本に持ち込んだもの。 大西洋の海原を眺めながら遥か遠いジパングを想像してみたい。


またまたX'mas がやってくる。 ホールのケーキは買ってこれないがワンピースのショートケーキくらいは買ってこよう。

七面鳥の代わりに豚足でも買って、シャンパンの代わりに泡盛での祝宴、BIGINでも聴きながらメリークリスマスにしようと想う。

いいよね。
# by w-scarecrow | 2016-12-19 23:23 | 食 + うつわ | Comments(0)

切子

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江戸切子とはちょっと風合いの違う、町工場、餃子の街、蒲田の蒲田切子。


シンメトリーでエッジの利いた江戸切子のガラスのうつわを取ると、私だけなんだろうが不安を感じる。


刃物での鋭角的なイメージ、それがくつろげないのかもしれない。

蒲田切子の和らぎに、ふとくつろげるかもしれない。





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うちには陶器の食器だらけ、磁器も少ない。 尖がったものが苦手だ。 ガラス製品は富山のガラス作家のサブロウの皿とベルギービールの銘柄の名前が入ったビアグラスが2個だけ。


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                    サブロウ・角皿  山田想(常滑・急須・湯呑)




バブルの時代、洗面所の歯磨きの後にうがいするコップ?はバカラだったという人がいた。 そんなバカ××。


清水寺の貫主の描いた今年の一字は、『金』、またか! ほかに浮かばないのかな?


今年の流行が大賞、野球ファンとしては " 神ってる " の広島カープの緒方監督が発した言葉が一番こころに残っている。

でも最もインパクトの強かったのはトップ10に残っていた " 保育園落ちた。日本死ね " 。

国会での首相の答弁が天井の上からの乾いた発言だった。

インターネットのブログが発端になった。 書いたのは東京に住む30代の女性。

子供を保育園に入れるための「保活」を行っていたが、復職を前にどの保育園へも入れなかった切実な一言。 待機児童にまつわる言葉が、流行語ではなく死語になるのはいつのことだろう。


芋焼酎を呑みながら書いているブログ、夕飯は一ヵ月前に作ったロールキャベツが冷凍庫に眠っている。
それに、余っている野菜で豚汁を作ろうっと。

野菜を摂らなきゃ・・。 

主食が殆ど薩摩の芋になってきてしまっている。 壊れています。
# by w-scarecrow | 2016-12-12 21:55 | うつわ | Comments(2)

想い 

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私の誕生日。

朝、姪っ子からの「おじちゃん、お誕生日おめでとう!」のメールが届いた。

「身体を大切にね!」

朝から、ウルウルきた。


もう、おめでたくないぜ! なんか格好悪いのなんのやら。 

携帯を冷蔵庫に仕舞おうとしたら、またメールをいただいた。

恥ずかしい・・・なんて返信をしよう?

「ありがとう」

呑み仲間、旧友、遠くに住む人、大切な人たち、だからこっ恥ずかしくて、返信を書くのも恥ずかしくて。


帰宅して宅配便の不在届けが入っているかな~と郵便受けを覗くが、ピザ屋のチラシだけ。


前日にプレゼントにいただいた芋焼酎をちょっと男らしめに水で割っている。

ラジオから大橋トリオの ♪ 贈る言葉 ♪ のカバーが偶然にもかかっていた。

気の抜けたサイダーみたいな大橋トリオの歌声が響く。

みんなに感謝。
# by w-scarecrow | 2016-12-07 23:07 | そのほか | Comments(2)

177 天気予報

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自転車で10分で行ける代々木公園の紅葉。 

埼玉県志木にある平林寺や九品仏の浄真寺に再度、お弁当でも作って訪ねてみたい。
溜息を吐いてしまうような色彩の奪い合い、パレットにのった絵の具が見事な自然を織りなしているようだった。


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「仕事は何を?」

「アイドルをしています」と舌っ足らずの喋りの10代の女の子、ネルシャツにリュック姿のオジサンに手を振り控室へ入って行く。

そんな映像が流れていた。 アイドルという職業?


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" かまとと " とは、知っているのに知らないうぶな振りをすること、「かまぼこは、とと(魚)でできているの?」と発した上方の遊女、江戸時代末期が由来らしい。

私の青春時代にも「好きな食べ物は?」「フルーツパフェです」と定番の答えを言っていたアイドルたち。


何十年も前のわが家、一家に一台しかないテレビのチャンネル権は姉が握っていた。 野球を観たいのにいつもの歌謡番組。


恋人に別れを切りだされた男が言う。

♪ 行っちまいなよ 俺が電話を次の女にしているうちに ♪

別な女と話す振りをして公衆電話を回したダイヤルは177 
♪ 天気予報に追いづちを打つ くもり後雨 177どうせ降るなら 嵐にしておくれ ♪


新御三家、野口五郎が歌っていた。

こんなへなちょこな歌詞を聴きながら、僕の大切な一日が終わった。


飲み屋さんで初めて会った女の子に 「w さんはどんな仕事をされているんですか?」 と訊かれたときに、今までは 「バンドやってます、よろしくっ!」 と言っていたが、少し無理があると気づいてきた。

次はなんと言おう? 落語家にしようかな。 (一番簡単なのはクリエーター、世の中の多くの人はある意味クリエーターだも)
# by w-scarecrow | 2016-12-05 22:36 | 散歩 | Comments(0)

紅に黄金

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        ” とめてくれるな おっかさん背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く ”

バブルの時代の西武系のお洒落なコピーなど、なんのその昭和の広告業界にもこのアナクロな感性は真似できなかった。

1969年、東大安田講堂が陥落。 その学生たちの殆どが東大生ではなく他大学の学生だった。

安田講堂ろう城へと向かうころ、駒場校舎の学園祭のキャッチコピーが橋本治の有名なシニカルなコピーだった。

異口同音に堂々と訳の判らないカタカナ言葉をつかい革命を語っていた学生たちの儚さ。薄っぺらさ。

それに対してのなんと許容力に富んだコピー。



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東大駒場校舎も黄色と紅色に包まれています。 赤門の本郷にはまだ深さは叶いません。

東大=小学校からの受験塾~中高の進学校=結局、殆どはお金持ちの子弟のたち。

なんで貧しい家庭の受験生が授業料の安い、国公立へ入学できないんだろう!

奨学金の返済をどっと抱ている理系の男、ひ弱な優等生と違った逞しい東大OBのAくん、ジョギング中の彼に出くわすと元気をもらえる。 「ちわーす!」

師走に入った。 

ハロウィンに較べて最近はX'mas が地味に感じてしまう。

以前のような、カップル最大のイベントが薄れつつあるのかな。

ただハロウィンのあの大行列は渋谷ではなく、九十九里浜あたりでやってくれればいいんだけど。





 

 
# by w-scarecrow | 2016-12-01 00:14 | そのほか | Comments(2)

お袋さん

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東京小岩近辺の電車からの画。 


大正生まれのお袋との電話での会話。

「ちゃんと野菜を食べていなきゃいけないよ」との、いつもの苦言。

「たまに一人鍋をしているし野菜も摂ってるから心配ないよ」


「お袋さんも、相撲とりじゃないけどちゃんこ鍋や、スープ類を摂りなよ!」

料理が苦手な母親、ちゃんと食べてね。

電話の声を聞くと、いつも元気だ。 息子たちには絶対、弱音を見せない母。
 

まだまだ長生きしてほしい、大正人。 

息子は本当は野菜もあまり摂っていなく、いつも「元気だよ」とウソの報告をしています。 ごめん!お袋さん。 
# by w-scarecrow | 2016-11-27 04:23 | そのほか | Comments(0)

KAZE

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大家族のなか、一番下の末っ子で育ってきた。

私が小学校へ入学したときは長男は大学へ入学。 家には爺ちゃん婆ちゃんが同居している時期も、信州佐久出身の大学生2人が我が家に下宿人としているときもあり、食卓は人、人、人の大学の合宿所みたいだった。


今、ひとりで部屋で呑んでいると遠い世界の幻のように感じる。 「タケシくん、ハイ」の世界だった。

あんな家で育ってよかった。 父は母のことが大好きだった。 その家族の空気の絵柄がずっと残っている。


昨日、近くの駅の踏切で以前、よく飲んだPくんが若い奥さんとベビーカーを引いて踏切を渡ろうとしていた。

Pくんは2度、妻へのドメスティック・バイオレンスで離婚している。

大泉洋にそっくり!のPくん、いつも呑んでいて超明るく楽しい男だった。

そんな新しい家族の図をみてやるせない気持ちになった。


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FMから、とても懐かしい曲が流れてきた。 いくつの時だろう?
韓国系アメリカ人の Priscilla Ahn の歌う「KAZE 風」 https://www.youtube.com/watch?v=bpnwX0pZKs

どこへ帰ればいいんだろう?
# by w-scarecrow | 2016-11-25 02:42 | そのほか | Comments(0)

愛情弁当

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丸の内御幸通り、いつものように人通りが少なく閑散とした画になってしまう。 江戸城へのメインストリートなのに。 モノクロにすると昭和の匂いがする。



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福島県復興支援チャリーティー・ソング ♪ I love you & I need you ふくしま ♪ を紅白歌合戦で歌った渡辺俊美、震災のあった2011年4月に福島県出身のミュージシャンを集めて " 猪苗代湖ズ を結成。

渡辺俊美と息子の父子家庭、「高校3年間、毎日お弁当をつくる!一人息子と約束したのだから、破るわけにいきません!」
そして始まった怒涛のお弁当ライフ。 つくりに作ったお弁当は461食。

二日酔いの朝も、早出の朝も、休むことなく作りつづけた。

きれいに空っぽになった弁当箱を持ち帰る息子、お互いの想いを伝えあった愛情弁当。

地方のライブに出れば、その土地の惣菜や郷土料理をメモに書きとめ、味を盗み栄養にこころ配る。

決して贅沢をするわけではなく、旬の食材を使った弁当づくり、息子に伝えたいことや教えが弁当箱には詰まっているのです。

そんな父と息子のエッセイを見ていると行間からは止めどないやさしい香ばしさが漂ってくる。


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反抗期の娘と母、母子家庭の壮絶なキャラ弁を通しての闘いの写真集も出版されている。

それは反抗期の生意気な態度や無視を繰り返す娘に対しての仕返しをするべく、母親が選んだ武器はお弁当。

高校入学から卒業までの3年間、呪い、言い聞かせ、脅し、かなり強烈なメッセージがキャラ弁に込められている。

もちろん嫌がらせといっても、娘への間接的な愛情表現に違いない、毎朝5時半に起きてお弁当を作るシングルマザーの戦闘記。

愛情のこもった父がつくる、母がつくる手弁当。


コンビニ弁当の化学調味料の味ではない、ノット・コンビニエンスの家族な味。

いいな。

誰かのためにつくるお弁当。 がんばれよ!と、どれもが囁いている。


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明日の夜半は雪になるかもしれない。 雪の日の無音の朝。 ちょいと嬉しくて。
# by w-scarecrow | 2016-11-23 00:10 | そのほか | Comments(0)

僕の好きな先生 ♪

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小学生の頃登校して、午前11時も過ぎると給食室から風に乗って、幸せな匂いが教室へと届いてくる。

竹輪の磯辺揚げ、鯨の竜田揚げ、カレースープ、給食の献立の予定表のない時代、匂いだけで今日のメインディッシュが判る。

道徳のつまらない授業を聞きながらお腹がグーグーと鳴ってくる。 隣の席の憧れの恵子ちゃんも控えめに鳴っている。
世代間差はあるが各世代、給食の話で盛り上がる。 脱脂粉乳、瓶の牛乳、三角牛乳、コッペパン、揚げパン、ピーナ
ッツバター、ソフトメン、米食・・・話が尽きない。

三重県のある市で、市立の幼稚園・小学校の給食を2日間中止するとのニュースが流れた、原因は野菜の高騰。

そんなことで中止?備蓄はなかった?食育が壊される。 野菜を送ります等々の大きな反応があったらしい。


私は小中と給食で育った。 牛乳嫌いの女子から3本の牛乳をキープしてすくすくと育ってきた。

野菜が高騰して予算が足りないのなら、メインディッシュだけは家からのお弁当でとお願いすればいい。

共稼ぎの家庭なら、食育からは×だが、コンビニの惣菜でその場を凌げばいいのに・・・。


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なにか寂しい話だが給食費未納の家庭が増えているらしい、貧しいだけの理由ではなくて。 3ヵ月未納の場合は児童に給食を出さない自治体もあるらしい。

親よ、それだけはがんばれ!


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給食、下校時に毎日、顔を出しよもやま話をしながら駄菓子屋の怪しげな菓子類を食べて身体の幹を作っていた私たち。

給食費、修学旅行の積立金を家庭の事情で払えない同級生もいた。

お腹が空いているはずなのに、皆に解らないように手をつけずパンを隠して持ち帰っていた友達もいた。 弟や妹たちへ。

定年間近な大江健三郎に似た担任の先生、テスト中は椅子に座りいつも指でパキュと鼻毛を抜いていた先生が立て替えてくれていたと聞いた。

忌野清志郎の 僕の好きな先生に被ってしまう。
# by w-scarecrow | 2016-11-16 22:15 | そのほか | Comments(0)

呼 吸

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Blog を始めてから8年が過ぎ、9年目へ突入。


小学校へ入学したピカピカの一年生が多感な中学三年生になっている時の流れ。


その間、仕事では旅をしてもひとりで思いのままの旅ができなかった。


ふと三陸へ行こうと、時刻表を見て列車に飛び込むこともなくなった。

ひとり旅の道連れは自分自身、広がる美しい景色に感動してもその想いを語りあう相手がいない。

それは寂しいことには違いないが、吐き出すことのできない想いは深く沈潜して忘れがたい画としてずっと片隅に残っている。


一週間分の荷物を持って、どこへ旅に出よう。


そんなことばかり考えて8年が過ぎてしまった。





瀬戸内海の臨める民宿に逗留し、往来する船を窓から眺め、地の野菜や獲りたての魚を地酒で味わう。

民宿のご主人たちの今と、辿ってきた道を聞きながら、自分と重ね合う。 そんな一期一会の旅。


旅をしなががら、その地で足を地につけ生きている人々を見たとき、いつも自分の無力さを感じた。

今も、私は無力であることをよく知っている。 無力であることを嘆いてはいない。 無力だと自覚しつつ、まだ得体の知れないものと格闘している。


米国 Ohio州、Athenes という田舎町の学生寮で暮らしていたことがある。 同室のアメリカ人のAは医学部の学生。

初めて自己紹介したときに「ところで大統領選はどっちの党に投票するの?」と私をアジア系アメリカ人と間違えて質問してきた。

Aは奨学金をもらってい学食でアルバイトをしながらの貧しい医学生。 「僕は共和党に入れるつもり」、鼻っからの政治の話題。


ドナルド・トランプが、Ohioを制して大統領確定のニュースを聞いたとき A を思浮かべた。

私が日本へ帰るとき車で2時間かかるコロンバスの空港まで彼のポンコツ車で送ってくれた。 最後に「 Keep your dream」 と、言葉を贈ってくれた。

ラスベガスの売れないコメディアンみたいな男がアメリカ合衆国の大統領になった。 知識はないが金だけはある。 この顔を4年間観なければならない。 CNNを観るのやめる。


世間が「呼吸」しているとするなら、今はとっても浅くなってはいまいか、イライラしたり、怒ったりすると呼吸は浅くなる。

先へ先へと呼吸を意識することなく一日が過ぎてゆく。

先を急がなくても師走はやってくる。 

普段は気づくことない身近な風情にこころ休まるのかもしれない。

ゆっくりと息を吐かなければ・・・と想う。

ゆっくりと。
# by w-scarecrow | 2016-11-09 20:35 | そのほか | Comments(0)