winter's scarecrow

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女医さん


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朝からご近所の皮膚科の医院へ、一番乗りだと思ったがすでにおばあさんが二人。
負けたっ。
一人のおばあさんは受付のお姉さんに、自分の病状を説明している。
それが終わり「貴の岩の傷はしんどいのかね?あとからいろんな症状が出てきたり・・」 受付のお姉さんは貴の岩の怪我も貴乃花部屋のことも解らないだろうがにこやかに対応している。

おばあさんたちの診療時間は長い、私は週刊誌の今年の流行語大賞、つまらない角界の一幕の記事に目を通している。

朝から病院に並ぶお年寄りは皆、元気だ。
喋り尽くしたのか涼しい顔でおばあさんが診療室から出てきた。

おばあさんには「インスタ映え」という流行語は、きっとまた新種のハエが日本に上陸したんだろう・・と理解しているのかな?

この医院の40代の院長さんの女医さんがとても素敵だ。
優しい口調で「前回と同じ薬を用意します」。私の診療時間は30秒。
好きなタイプの前では高倉健(「不器用ですから」)になってしまう癖がある。もっと話したいが言葉が出てこない。
月に一度ではなく、週に一度は通いたい安らぎの医院。

昼飯はたまにお赤飯を食べたくてなり、JAZZ 好きのお爺ちゃんがやっている和菓子屋の¥320の手作りお赤飯にした。


深煎りのコーヒーを飲みながら、録り溜めした職人さんたちの DVD を観た。 こんな時間が一番幸せだ。

奈良の宮大工さんや陶芸家、和紙の職人。
江戸指物師の初仕事での経験「言いつけ通り桑の木を用いた6枚組の手鏡を仕上げ、6枚分の賃金をもらったが、親方はつづけてこう言った。『 一番気に入った1枚はとっておけ 』」

精魂を込めた初仕事の品は手放すのがつらく手元に残しておきたくなるもの。得意先からの注文は実は5枚組で残りの1枚は職人の気持ちを知りぬいた親方の思いやりだったらしい。

50年以上も経った今、初仕事の手鏡は押し入れの奥に眠ったままなのであろうか。

今、私の使っている机は中学校へ上がったときに父が買ってくれたものだ。まだまだ現役。


夕飯は代々木上原の大田豆腐店で買ってきた木綿豆腐で湯豆腐にする。
簡単な一品をふーふーとしながら食べる。

渋谷道玄坂にすっぴんのお姉さんたちが接客してくれるバーがあり、おっさんたちで大盛況らしい。
化粧をしてない女子=武器を持っていない兵士に映るのかもしれない。

家に帰ればすっぴんの奥さんがいるのに・・・


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by w-scarecrow | 2017-12-12 18:35 | そのほか | Comments(0)

17歳と49歳


FM で流れるラジオCMが面白い。

音楽づくしの中で、ふと入る安らかなショート・ストーリー。

単身赴任で東京にいる父と、長崎から東京見物に来た娘さんとの一編がこころ和む。


 
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” ここ 東京の真ん中 17歳と49歳 ”

単身赴任中の父に逢いに長崎から東京へ 17歳と49歳 
   
東京で行きたい場所は山ほどあるのに 父と行きたい場所は一つもない
たどり着いた六本木ヒルズ 長崎でもやっている映画を観た

早めの夕飯 天ぷら ビールで真っ赤な父の顔
東京を見せてやる

なぜか親子で展望台
52階から見る夜景は 
父が私にしてくれた 高い高い史上最高を記録した 
    

もし自分に17歳の娘がいたら、長崎のお父さんと同じことをしているんだろう。
ギャップを埋めようとすると 王道を行ってしまって・・・ 
もっともっと娘はちゃんと色んなアンテナで世界を見ている お父さんのAM放送的なものではなく

昨日は私の誕生日だった
心遣いに感謝の一日だった

振り返るとこついこの間は7歳、そして15歳だったのに20歳になったときから走馬灯のように時は進んだ

来年の誕生日は念願の瀬戸内の海を見ながら 木村多江みたいな宿屋の女将とママカリやガンスをつまみ青春を語っていたい
女将が未亡人だったら もっと話が弾む 

岡山弁、広島弁の語り口 「僕」というのが恥ずかしくしてきっと「わし」になっいるじゃけん きっと来年は行くけんのう 




   
    


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by w-scarecrow | 2017-12-08 03:30 | そのほか | Comments(3)

おつかい



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          ” 夜ご飯じいちゃん作る芋っ子を「け」と言われれて僕は「く」と言う ”


高校生が詠んだ短歌で津軽弁の単刀直入な言いまわしがユーモラス。 津軽弁で「け」とは食べなさい、「く」食べる=いただきます。
野菜や食べ物に「子」をつけるのも食物への愛情を感じる。

関西で芋にさんを付けて「お芋さん」というのと同じだ。


コンビニで半ズボン姿の小学校3,4年の男の子がおでんを買っていた。

注文を書いたメモをバングラデシュ人の店員に渡したのはいいが、店員は首を傾げてながら持ち帰り用の器に入れている。少年は「これ!」と指をさしながら確認していた。

大きな発泡スチロールの器が入った袋を少年は揺らさないように忍び足で店を出て行った。少しばかりのお遣いの緊張感。

家に帰ってお母さんが待っているのだろう?兄弟も帰りを待っているのかな。任務遂行まであと少し。


何か月か前に名古屋出身のNさんとわが家で二人で呑むことにした。
普段呑めないラガービールやミニ竹輪や乾き物などをいっぱい買ってきてくれた。 おでん鍋を囲んでのミニ酒宴。

羽根木の豆腐屋・寿屋さんの厚揚げにがんもどき、ちくわぶにコンニャク、白滝、さつま揚げ、玉子に大根、はんぺん etc。
昆布出汁に煮干しを少し加えクツクツと煮込んだ。
Nさんが帰った後、残ったちくわぶ、コンニャク、白滝をつまみながら「そうか苦手だったんだ~」
そうだNさんは名古屋の人だからカツオ出汁にすればよかったかもしれない。味噌味はキツイ。

おでん鍋は食べてお腹を満たすというより、つっつきながらボソボソと会話ができる。楽しい鍋談義。


♪ マンダム ♪ のチャールズ・ブロンソンやB級映画が大好きだという人と話したことがあった。一番好きな彼の映画は?と訊いたら 『 さらば友よ 』だと言っていた。

酔っていた私には 『 原田知世 』と聞こえてしまった。 最近ヤバイ。


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by w-scarecrow | 2017-12-04 22:08 | そのほか | Comments(0)