winter's scarecrow

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繋がる


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雑草は孤独を愛する。

街を歩くとよく見かけるアスファルトの隙間に力強く芽を出した雑草、「こんな所に?」と目を疑うが植物にしてみれば隙間は天国らしい。

競争相手は近寄れず、陽の光を独占できるから・・あんなに狭い所でも彼らにはパラダイス。


外を見渡せるカウンターの横には若いスーツ姿の青年が、ミラノサンドをスマホをいじりながら食べている。 食べているというよりただ口に運んでいる。

陽の光をさんさんと浴びたパラダイス。

私はレタスドッグ。

鮮やかな紅葉や黄葉、季節は錦繍。黄色の絨毯の上を散歩する戦中、団塊の世代の人たち。

美しい暖色の落ち葉は葉の老化に伴う機能の低下だそうだ。

一年間、ご苦労さんです!と落ち葉と路往く人たちに温かな声をかけたくなる。


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1964年の東京オリンピックの開催前後に生まれた少年は、高度成長期という産湯につかい、アポロと大阪万博に未来を教えてもらった。

ノストラダムスと宇宙戦艦ヤマトによって地球はやがて滅亡するんだと信じていた子供たち。

そんな彼らも50歳を過ぎた。 地球はまだ大丈夫みたいだ。 

団塊の世代も彼らも、もちろん携帯やパソコンのない時代、心細い夜はラジオの深夜放送が夜をともにしてくれた。
学校や友人関係の不安、見知らぬ若者たちのハガキに共感していた。

きっと僕らも繋がっているんだろう・・同じ時、同じ放送を聴いていると考えたら孤独感も薄らぐような気がした。


スマホを片手にミラノサンドを口に運んでいる青年、よくスマホを間違えて口に入れないなと感心する。 そんな一瞬のヘマを見たいのに。
手にしたスマホは誰と繋がっているんだろう? 未来?


Queen's Isetan で売っている¥480の冷凍ではないマルゲリータのピザを買ってきた。20cmくらいの大きさでつまみにはちょうどいい。生地もナポリ風でなかなか美味い。

とろけるチーズを増量してハラペーニョを散りばめて焼いた。
TVの佐藤栞里ちゃんの笑顔を観ながら、晩飯はこれで十分かも。 口なおしに永谷園の松茸のお吸いものを飲めばいい。


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by w-scarecrow | 2017-11-20 20:27 | 散歩 | Comments(0)

たったひとつの小さな夢がありました ♪



              夢で会うふるさとの人はみな若く  風天(渥美清)



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夢で会う友はみな若い。

今のすっきりとした髪型ではなく、ジーンズにロン毛だ。 皆、細身で格好いい。
ベルボトム、ロンドンブーツで登場するやつもいる。

カメラ目線で未来に向かって満面の笑みを浮かべている。
明日のことなんてどうでもいい、今を生きている。 500円玉を握りしめ飲み屋へゆく。

怖いことなんてなにもない、そんなのは嘘で皆といるときだけは笑顔でいたい。

夢で会う友は皆、幸せそうだ。

そんな幸せな友と夢で会えるのが嬉しい。

友たちは私の夢をみるのであろうか? どんな私なんだろう・・。







" 空に星があるように 小さな夢がありました・・ "



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by w-scarecrow | 2017-11-18 05:25 | そのほか | Comments(4)

花ある君と思いけり


 " まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前に挿したる花櫛の 花ある君と思いけり "


明治29年に発表された島崎藤村の 『初戀 』の一節。
今までおかっぱにしていた少女が髪を上げ日本髪にする時、少女から娘になってゆく明治の風情。

私の中学生、昭和のころの秋祭りで、浴衣姿に髪を上げそそと境内を歩く同級生の女子にドキッとさせられた。

吹奏楽部でフルートを吹く学校一の美人、その長い髪をアップした姿ではなく、クラリネット担当のどちらかといえば目立たなかった子のアップにした髪型とうなじに、やっつけられた。



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中高校で " 髪が肩にかかったら結ぶ " " 髪を染めるのは禁止 " など女子の校則があるのは解るが、ポニーテール禁止の学校も多々あるらしい。

「うなじに刺激的なものを受ける男子生徒がいるから」
色柄物の下着禁止も
「透けると犯罪に巻き込まれる恐れがある」
そんな笑ってしまう教育者側の定義?

男子たちは、ふとそよいだ風に女子の髪が揺れるだけでも、昨晩お風呂で使った " 牛乳石鹸 " の残り香をほんのり感じるだけでも、もう妄想の世界に入ってしまっている。

ポニーテール、うなじを見せるの禁止?!

どんどん女子力をアピールすればいいじゃないか、そういう年頃なんだも。

ヤンキーたちの子供(男子)はもう保育園の頃から、後ろ髪をやたら伸ばしている。それも禁止なんだろうか?
ご両親が元ヤンキーだったって判りやすいじゃないか。息子の名前はやたら画数も多いがそれも個性。


大阪府立の高校で生来、髪の色素が黒髪でない女子高生が散々、髪を黒く染めるよう強要され頭皮はボロボロになり、精神的苦痛のため不登校になったという。

黒じゃないといけないという「ルール」。中学生らしさ高校生らしさってなんだろ。
校則なんて壊してやろうというエネルギー、10代の計りしれない自己の確立へ向かう熱さ。

『 らしさ 』インスタ映えしないつまみをつっつきながら、「例の・・あれ」「逆に言うとさ・・」「ぶっちゃけ、俺は・・」とオジサンの定番を聞いていると学生時代は校則を守ってきた人たちなんだな~と思うときがある。

「逆に言うとさ・・」全然、逆じゃないんだこれが。

外は冷たい雨。買ってきたミートソースのレトルトはあるが、パスタが見当たらない。" たけのこの里 " も買い忘れた。
ちょいと寂しい。


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by w-scarecrow | 2017-11-14 21:07 | そのほか | Comments(0)

10年目



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                    あの鳥
                    あの鳥がはばたけば
                    鳥より先に
                    空が飛び
                    あの鳥がくちばしを開けば
                    鳥より先に
                    世界が歌い出す
                    あの鳥  

                                                                       



ブログを始めて10年目に入りました。

ほうじ茶を飲みながら窓越しに真っ青な秋の空を眺める時間が長くなりました。
朝の目覚めがよくなりました。
9年間で進歩したのはこれくらい。

TVドラマで機内放送「お客様のなかにお医者様はいらっしゃいますか?」のCAの声。
『 お客様のなかにパイロットの方はいらっしゃいますか?』のアナウンスが聞こえたらどうなるんだろう? そんなつまらないことばかり考えている日々。

進歩がありません。



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そんなブログにまたお付き合いください。

   写真は " 白鬚のシュークリーム工房 " のトトロのシュー。

   川崎洋詩集より「鳥」


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by w-scarecrow | 2017-11-11 14:02 | そのほか | Comments(8)

明日へ ♪


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「なんて素晴らしい一年だったんだろう・・若さゆえの勢い、若さゆえのミス。決して負けたのではない・・」とラミレス監督は試合後、語っていた。

レギュラーシーズン3位の横浜 DeNA ベイスターズ はCS(クライマックスシリーズ)では2位の阪神とは甲子園での雨中での激闘、王者広島とは崖っぷちと毎試合ごとにいわれながらの勝利。
日本シリーズは敵地・福岡で連敗、横浜へ戻り初戦を落とすが、そのあと何かが乗りうつったのか、神が降りてきたのか奇跡の連勝。

そして11月4日、23:56 戦いは終わった。

2位とは、
2位にはすべてがある、2位にはすべてが詰まっている。頂点を争った栄誉や達成感。
あと一歩届かなかったゆえの勝利への飢餓感。

このステージで得たすべてを無駄にせず、もう一度ステップアップをしてほしい。
そうすれば必ずあの場所に戻ってくることができるはず。

長いシーズンでした。
ここまで熱狂をさせてくれた、夢をみさせてくれた選手たちに感謝しています。



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崖っぷち、崖っぷちと自分が言われているようで「よしゃ、鳥になって飛んでやれ」と想う日々だった。

ラミレス監督がいつも口にする言葉「Tomorrow is another day」。
この言葉は " 風と共に去りぬ " でスカレーット・オハラが言っていた台詞。 ラミちゃん、ペッ!とイコールにはならず。



今日は立冬というのに穏やかな秋晴れの一日だった。

公園では数人の若者がダンスの練習をしている。カッコいい! 
手前のベンチでは手作り弁当を膝の上に乗せ、寄ってくるハトたちを足で追い払いながら玉子焼きを口に運んでいるOL。
公園にはハト出禁の札を立ててほしい。

秋の陽をさんさんと浴びながら、もし生まれ変わったときに女性だったら何になろう・・とふと想った。

歌やダンスを特訓して宝塚音楽学校を受験するのもいいかもしれない。
いや理系の女子になって科捜研で難事件を解決していくのもいいかも・・と、ぼんやり考えていた。


あのドナルド・トランプの夕食になぜ松茸の茶碗蒸しや、五目ご飯を夕食のメニューに入れたのかが解らない、ウェルダンのステーキに市販のケチャップをかけて食べる男に松茸の風味は判るはずがない。
もし出すのだったら京都産の高級なものでなく、アメリカ産のちっとも香りのしないパフパフ食感の松茸にすればよかったのに。



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by w-scarecrow | 2017-11-07 20:47 | baseball | Comments(4)

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                      時は流れていますか?
                      時は重ねるものですか?
                      時は色褪せていますか?




目には見えないものを問いかけながら
鏡を見ながら髭を剃り
ざらざらとした手の甲にクリームを塗る
としつきの流れを甲は語っているみたいだ


食器棚の奥から粉末の青汁が出てきた 何年か前に母に持たされたもの
「苦っ」と言いながら一日分だけ健康になれたよう
アップデートから再起動されて 自分も少しだけ新しくなったように感じる時とおんなじ

Yahoo ニュースの重たい記事の中に " スザンヌの妹 マーガリンが出産 " の見出し
体中の力が抜けてゆく

TVで女子高生が 『徹子の部屋 』を 『 徹子の部室(ぶしつ)』と呼んでいた

「色褪せる」
そんな見えないものがいつも気になる


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by w-scarecrow | 2017-11-04 13:46 | そのほか | Comments(0)