winter's scarecrow

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パペポ

                         
 
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                  はじまりというのは
                  何かを始めること
                  そう考えるのが 本当は順序かもかもしれない
                  しかし実際はちがうのでは
                  はじまりというのは 何かを始めることことよりも
                  つねに何かをやめることが
                  いつも何かのはじまりだと想う



やめてからはじまるこもごも。

夜中に ” 鶴瓶の家族に乾杯 ” の再放送が流れている。 今も日本酒を呑みながら鹿児島の港町の人々の風景を楽しんでいた。
もう何十年前になるんだろう、関西ローカルの ” 上岡龍太郎と鶴瓶のパペポ ” という番組が深夜に流れていた。
水と油のキャラクターの芸人二人の掛け合いを深夜に笑いを凝らして観ていた。

あれから何十年、国民的老人たちのアイドルになってしまった鶴瓶。

いつも変わらぬ芸風に飽きてしまったが、それはそれで・・THE 鶴瓶。

何十年も前、上岡龍太郎が言っていた「なんで銀行のATMで人の手も借りず振り込みをしているに、手数料が取られるのか納得いかない。あの何十秒の作業で100何円もの機械の電気代はかかへんやろ、おかしかない?」

なんで自分の預金を引き出すのに手数料がかかるのかが解らない、お手数かけてないのに。

ゴールデンウイークがやってくる、NHKのニュースではゴールデンウィークは「大型連休」と呼ぶ。
MJB、メジャーリーグ野球のことは昭和9年ベーブルース、ルー・ゲイーリークの来日以来いまだに「大リーグ」よ呼んでいる。 
誰もがメジャーと呼んでいる時代に「大リーグ」。 誰がいつ変えるんだろう NHK?!

うちの老母のとこへ訪ねてくれないかな、鶴瓶さん。東京の街中は無理かなっ。気が向いたら・・。
                                   
                          


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by w-scarecrow | 2017-04-28 04:19 | そのほか | Comments(4)

くずもち

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ラジオで「あなたの好きな漢字二文字は?」 と街頭でインタビューをしていた。

「平和」「忍耐」「希望」など習字の手本のような文字が聞こえてきた。

私は間髪入れず「女湯!」とラジオに返した。 

小学3年生くらいまで姉につれられ銭湯の女湯に入っていた。 同級生の女の子と出逢った気まずさ。

ケロヨンの桶ではなく木の桶の時代。

美味しい、くずもちがたべたい。 いつもそんな食べたいものばかり書いている。

食べたい!



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by w-scarecrow | 2017-04-25 01:04 | そのほか | Comments(0)

素敵な笑顔


渋谷駅西口の再開発、思い出多き一帯が消えてゆく。
千円札一枚でアサヒビールの大瓶2本とタコぶつの刺身でお釣りがもたえたころ。

いつも行っていた " 山形 " という居酒屋、奥の宴会で飲み残したビールをサッと、店員のおじさんが私の席の横に並べてくれた。
「がんばれ、若者」とでもいいたげに・・。 「いいから呑め」の優しい無言の合図。 



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この人の笑顔がいい。
目尻が、髭が笑う。
アニメ監督の宮崎駿さんの顔のつくりが全部笑っている。

宮崎さんは児童文学から大きな影響を受けてきた。
最も影響を受けた作品は、思春期の少年たちの世界を描いたケストナーの「飛ぶ教室」という。
ヒトラーが台頭する時代、「何が正しいかを判断しようとするとき、途方もない困難に出会う。そんなときどれだけ自らの存在を懸けてぶつかってゆくこそが人生だ」と暗黒への時代と向かう世界への警告。

宮崎作品に通じるものがある、普通に生きているのに、大きな力にさらされ迷路に入ったように生き惑う。
そして惑い葛藤したとき、やがて今までの暮らしへと・・・。
日々の営みが無性に愛おしく思える。

あの優しい髭の監督の笑顔の裏に風潮に、時流に流されてはいけないという強いメッセージがいつも含まれている。

ケストナーの時代と同じく宗教、人種、民族、今の欧州の大統領選でも同じ、きな臭さが感じる、排除の論理。


宮崎駿監督と同じ映画の世界で育ってきて、決して曲げない信念に敬服する。
映像で携わった物造りの被写体の人たち、一途な(アーテイストではなく)職人たちと出逢ってきた。

時流に流されない粋な職人たち。  




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衣替えの季節になった。
桜の花の塩漬けの桜茶を飲んで春を味わった。

そろそろ新茶の季節となってきた、寅さんが生きていたなら柴又へ帰って草団子を食べてひと悶着を起こす季節になってきた。

食いたっ、草団子。 大好きな滋賀の煎茶朝宮茶と共に。






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by w-scarecrow | 2017-04-22 04:41 | 映画 | Comments(0)

ピエロ



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                   散る桜 残る桜も 散る桜


この春はソメイヨシノの見ごろが長かった。 葉桜になってもシュンとした花びらを落とさずにいる元気な木もあった。

近所の公園の大きな桜の木の下で、20代の青年がひとり缶チュウハイを呑みながら天を仰いでいた。 私は離れたベンチで WONDA を飲んでいる。 

「ロック、やってます!」みたいな風貌と仕草。 「いいね、ずっと尖がっていけよ!」と心の声。

そんな彼もこんな私も、心の底を叩いたらどこか悲しい音がするのかもしれない。 今、ひとときの優しい響き。

この世は一つの舞台で人は役者にすぎない。 
だとすれば人を笑わせる側でいたい。

ピエロの頬を伝う哀愁のある涙の化粧も、滑稽さの裏にある人生の対比なのかもしれない。

どんな舞台の脚本を書くのか、どれだけ周りの人々をしっかりと捉えて描けるのか、主人公のキャラクタライズはそれを固めてからでないとできない。 


彼の2本目の缶チューハイのプシュッという音が聞こえた。

『 オッサン、解ったような顔すんなよ!』と缶コーヒーのCMみたいな情景。

そうなんです、寺山修司の " 書を捨てよ 町を出よう " を、もう一度読みかえさなければ・・。

『 がんばれよ、オッサン 』 「俺のことか・・」と、桜の下の無言の響き。


潮風を感じる町に住みたい。 あおさの味噌汁が飲みたい。




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by w-scarecrow | 2017-04-17 23:24 | そのほか | Comments(0)

言葉


笹塚にある中村屋東京工場横を通る、工場入口前には肉まん、あんまん、伝統のある中村屋のカレーの缶詰を置く売店がある。



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              6年前の3月11日、福島県で被災した10歳の男の子が書いた詩が心に残る。


                  強い地震の中 
                  「大丈夫だよ 絶対」とお母さんが言った
                  その言葉で少し 落ちついた
                  まるでま法の言葉だった
                  停電で暗い中
                  お母さんは笑っていた
                  いつも 「大丈夫強いんだから」と言っていた
                  ま法の言葉を連発した

                  震災から一ヶ月後
                  お父さんが東京から帰ってきた
                  お母さんは泣いた
                  お父さんの顔を見て 涙を流した
                  頑張った涙
                  お母さんが 頑張るま法から解放された涙
                  ま法つかいのお母さんは
                  この時から 震災前のお母さんに戻った
                   
                  今度は ぼくがお母さんを守る
                  ま法つかいにならなくても
                  強くなって ぼくはぼくのままで
                  お母さん そして家族を守る



震度7を2回も記録した熊本地震からもう一年が経とうとしている。

「一年ってあっというまに過ぎてしまう」など言う不届き者の私。 被災された方々はどれだけ長い一年だったんだろう?
絶望から希望へ、どんな指針が被災者の糧となっているんだろう?

原発事故で故郷を追われ、全国に居を移し慣れない土地で暮らしている被災者の方々、その子供たちに浴びせる残酷な言葉。
不確かな情報や差別やデマを大人たちの会話から耳にする、いじめる側の子供たち・・。

道徳の授業が復活する。
受けるのは小学生ではなく、大人たちの方かもしれない。


タケノコご飯を作りたかったが作物の裏年のため、タケノコの値段が高く諦めた。
500円分のアサリを買って深川めしにした。 3日間分。 炊き込みご飯は不思議と飽きない、おかずは少しでもいいから助かる。




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by w-scarecrow | 2017-04-11 22:08 | そのほか | Comments(6)

レジェンド

人々はどうして名所という名に弱いのだろ?
名所へとこぞって、今だとばかりに集まってくる。
前に進むのも難儀、座って一息なんてもっての外。

京都の桜の名所や上野公園に押し寄せる花見客、花びらは見上げれば、咲きっぷりを愛でることができるが、桜の木々が織りなす全体像を眺めることはできない。
「人ばかりで疲れた」と口々にして帰路につく。 どうしてわざわざ人混みへ出かけるんだろ。

私は目黒区青葉台にある西郷山公園の小さな丘にポツンと咲く一本の枝垂桜が好きだ。
宴会をやっているグループも少ない、丘の下のベンチから望む薄紅色の枝なみが大好きだ。



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躰がだるい、目が疲れる、胃がしくしくするなど日々ポンコツになっていくおじさんたちの好物は、溌剌としたおじさんたちを見るとき。

” カズ50歳初G ” サッカーの三浦知良選手がJリーグ史上初の50歳以上のゴールを挙げ、まだ記録を更新しつづけている。

先日、ノルディックスキーのW杯ジャンプ競技では葛西記明選手が3位に入った。
44歳、W杯最年長の表彰台である。
1位、2位の選手の合計年齢が44歳ときた。 すごい。

躰をいじめることなく(内臓はいじめている)生きてきた私の涙腺がゆるむ。

枝垂桜の下、ビールをつがれた紙コップにひらひらと桜の花びらが落下してきたら・・なんて想いはせながら雑踏の飲み屋でワイワイやっている。

近頃、ポンコツな躰の部品以外に頭にも衰えを感じるが、考えてもしょうがない。 毎朝、目を覚ませば、その日は「私自身の最年長生存記録」の更新日だ。
私もレジェンドの仲間入り? 車検に出さなければいけないのに。





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by w-scarecrow | 2017-04-04 17:09 | そのほか | Comments(2)