winter's scarecrow

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今年もあと一日。


もう一度、ちゃんと勉強をしたいと年の瀬に思う。 
 

鎌倉・室町・江戸・明治の街道の物流の歴史を知りたいと思っています。
坂本龍馬が、勝海舟、桂小五郎、西郷に送った書面は、どんな具合で届いたんだろう? 

飛脚たちは、どんな決まりがあったんだろう?

だだ、そんな小さな小さな歴史を勉強をしたい。



今日は呑み仲間、Kitaさんの故郷から送ってこられたお餅をいただいた。 Sさんからも。


年を明けてから、殆どお雑煮で4日間は過ごします。 大好きな4日間。



    ★        ★        ★        ★        ★



根津甚八さんが亡くなったとの報道。

助監督のペイペイの私に、撮影の合間、芝居についても、お姉ちゃんの口説き方についても、ファッションについても、いっぱい語っってくれました。 

横浜本牧を舞台にした主演映画、クールな存在感そのもの根津さんでした。

あの夏の数ヶ月間の deep な思い出、裏では素の顔を見せてくれた根津さん。

語ってくれた一言一言しっかり憶えています。

私の青春の指標でした。 

あのざわめいた一時の熱い街、また本牧で、夜明けまで呑みたかった。

ご冥福をお祈りいたします。 
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by w-scarecrow | 2016-12-30 04:00 | もの | Comments(0)

家族の風景 ♫

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        『 奈々子に 』  吉野弘           




赤い林檎の頬をして

眠っている 奈々子

お前のお母さんの頬の赤さは

そっくり

奈々子の頬にいってしまって

ひところのお母さんの

つややかな頬は少し青ざめた

お父さんにもちょっと

酸っぱい思いがふえた

唐突だが

奈々子

お父さんは お前に

多くを期待しないだろう

ひとが

ほかからの期待に応えようとして

どんなに

自分を駄目にしてしまうか

お父さんは

はっきり

知ってしまったから


お父さんが

お前にあげたいものは

健康と

自分を愛する心だ


ひとが

ひとでなくなるのは

自分を愛することをやめるときだ


自分を愛することをやめるとき

ひとは

他人を愛することをやめ

世界を見失ってしまう


自分があるとき

世界がある


お父さんにも

お母さんにも

酸っぱい苦労が増えた

苦労は

今は

お前にあげられない


お前にあげたいものは

香りのよい健康と

かちとるにむづかしく

はぐくむにむづかしい

自分を愛する心だ




X’mas イブ、Kさんの素敵な一家とのひと時。

ご夫婦と大学3年生の弁護士を目指す息子さんと、何度か手作りケーキをいただいたキュートな高1の娘さん。

Kさんは立教大学の体育会のバスケットボール部の主将だった心身、筋の通りすぎた体育会系。

美人な奥さんは長州出身の今でも武士の娘(旦那曰く)、娘さんの高校入学祝いのときに、東松原の洋菓子店のロールケーキを贈ったところ、すぐにお礼の手紙をいただいた。

請求書だらけの郵便受けに、ほんとキラキラと星の輝くような封筒が入っていた。

高校生の自分に戻ったような感動、筆の細さも懐かしかった。

お礼の手紙。

嬉しかった。

頑張れ!高校生活、はぐくむことの難しい、「自分を愛するこころ」を大切にね。


素敵な家族の風景、触れるだけでも素晴らしい一日。 Happy Merry X`mas.
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by w-scarecrow | 2016-12-25 05:03 | そのほか | Comments(0)

能古島

小学校の時からガテンがいかないのが、どうして鳥取を「とっとり」と読ませるのだろう?
大分もしかり。

取鳥だったら素直に「とっとり」と読めるのに・・・・、どうして「おおわけ」と書いて大分と読ませるのだろう?
未だに謎。


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宮崎に住む友人からうどんが届いた。 大学時代は福岡で過ごした友人。

博多湾に浮かぶ能古島うどんは、博多うどんより腰がありもちもち感もあり、お酒の後にはぴったりだよとメッセージが添えられていた。



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「冷やしのが旨いよ!」とのことで、きのこと、鶏肉の温かなつけ汁を作り食した。


のど越しの良さが秋田の稲庭うどんと似ている。

二日酔いの朝にはもってこいだ。 博多うどんの釜あげのやわらかな麺も好きだが、こっちも抜群。


小さいころから、東京の蕎麦屋のうどんが嫌いだった。 まっ茶色のそばつゆのうどん。

初めて修学旅行で食べた関西のうどんに感激し、博多のうどんのゴボウ天ののったうどんに魅せられた。

伊勢うどんの離乳食みたいな触感は未だにダメです。 

一番好きなのは群馬県館林のうどん。










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福岡県の能古島、放浪の作家・檀一雄の晩年を過ごした地。

小説 ” 家宅の人 ” を 口述筆記で書き上げた終焉の島。

親友太宰治が酔うと、心中の勧めを解かれ檀一雄も死にかけたという。 

私がずっと行きたいのがポルトガル、壇さんが一年を過ごした鄙びた漁村サンタクルスの町と、私が通った白金の修道院内にあった " ナザレ幼稚園 " 、サンタクルスから北に行った所にあるナザレにもぜひ行ってみたい。

その町ではイワシの塩焼き、うなぎのトマトベース煮、カタツムリの酒蒸しなど日本人の味覚に合う料理があるらしい。

カステラも金平糖も大航海時代にポルトガル人が日本に持ち込んだもの。 大西洋の海原を眺めながら遥か遠いジパングを想像してみたい。


またまたX'mas がやってくる。 ホールのケーキは買ってこれないがワンピースのショートケーキくらいは買ってこよう。

七面鳥の代わりに豚足でも買って、シャンパンの代わりに泡盛での祝宴、BIGINでも聴きながらメリークリスマスにしようと想う。

いいよね。
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by w-scarecrow | 2016-12-19 23:23 | 食 + うつわ | Comments(0)

切子

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江戸切子とはちょっと風合いの違う、町工場、餃子の街、蒲田の蒲田切子。


シンメトリーでエッジの利いた江戸切子のガラスのうつわを取ると、私だけなんだろうが不安を感じる。


刃物での鋭角的なイメージ、それがくつろげないのかもしれない。

蒲田切子の和らぎに、ふとくつろげるかもしれない。





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うちには陶器の食器だらけ、磁器も少ない。 尖がったものが苦手だ。 ガラス製品は富山のガラス作家のサブロウの皿とベルギービールの銘柄の名前が入ったビアグラスが2個だけ。


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                    サブロウ・角皿  山田想(常滑・急須・湯呑)




バブルの時代、洗面所の歯磨きの後にうがいするコップ?はバカラだったという人がいた。 そんなバカ××。


清水寺の貫主の描いた今年の一字は、『金』、またか! ほかに浮かばないのかな?


今年の流行が大賞、野球ファンとしては " 神ってる " の広島カープの緒方監督が発した言葉が一番こころに残っている。

でも最もインパクトの強かったのはトップ10に残っていた " 保育園落ちた。日本死ね " 。

国会での首相の答弁が天井の上からの乾いた発言だった。

インターネットのブログが発端になった。 書いたのは東京に住む30代の女性。

子供を保育園に入れるための「保活」を行っていたが、復職を前にどの保育園へも入れなかった切実な一言。 待機児童にまつわる言葉が、流行語ではなく死語になるのはいつのことだろう。


芋焼酎を呑みながら書いているブログ、夕飯は一ヵ月前に作ったロールキャベツが冷凍庫に眠っている。
それに、余っている野菜で豚汁を作ろうっと。

野菜を摂らなきゃ・・。 

主食が殆ど薩摩の芋になってきてしまっている。 壊れています。
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by w-scarecrow | 2016-12-12 21:55 | うつわ | Comments(2)

想い 

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私の誕生日。

朝、姪っ子からの「おじちゃん、お誕生日おめでとう!」のメールが届いた。

「身体を大切にね!」

朝から、ウルウルきた。


もう、おめでたくないぜ! なんか格好悪いのなんのやら。 

携帯を冷蔵庫に仕舞おうとしたら、またメールをいただいた。

恥ずかしい・・・なんて返信をしよう?

「ありがとう」

呑み仲間、旧友、遠くに住む人、大切な人たち、だからこっ恥ずかしくて、返信を書くのも恥ずかしくて。


帰宅して宅配便の不在届けが入っているかな~と郵便受けを覗くが、ピザ屋のチラシだけ。


前日にプレゼントにいただいた芋焼酎をちょっと男らしめに水で割っている。

ラジオから大橋トリオの ♪ 贈る言葉 ♪ のカバーが偶然にもかかっていた。

気の抜けたサイダーみたいな大橋トリオの歌声が響く。

みんなに感謝。
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by w-scarecrow | 2016-12-07 23:07 | そのほか | Comments(2)

177 天気予報

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自転車で10分で行ける代々木公園の紅葉。 

埼玉県志木にある平林寺や九品仏の浄真寺に再度、お弁当でも作って訪ねてみたい。
溜息を吐いてしまうような色彩の奪い合い、パレットにのった絵の具が見事な自然を織りなしているようだった。


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「仕事は何を?」

「アイドルをしています」と舌っ足らずの喋りの10代の女の子、ネルシャツにリュック姿のオジサンに手を振り控室へ入って行く。

そんな映像が流れていた。 アイドルという職業?


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" かまとと " とは、知っているのに知らないうぶな振りをすること、「かまぼこは、とと(魚)でできているの?」と発した上方の遊女、江戸時代末期が由来らしい。

私の青春時代にも「好きな食べ物は?」「フルーツパフェです」と定番の答えを言っていたアイドルたち。


何十年も前のわが家、一家に一台しかないテレビのチャンネル権は姉が握っていた。 野球を観たいのにいつもの歌謡番組。


恋人に別れを切りだされた男が言う。

♪ 行っちまいなよ 俺が電話を次の女にしているうちに ♪

別な女と話す振りをして公衆電話を回したダイヤルは177 
♪ 天気予報に追いづちを打つ くもり後雨 177どうせ降るなら 嵐にしておくれ ♪


新御三家、野口五郎が歌っていた。

こんなへなちょこな歌詞を聴きながら、僕の大切な一日が終わった。


飲み屋さんで初めて会った女の子に 「w さんはどんな仕事をされているんですか?」 と訊かれたときに、今までは 「バンドやってます、よろしくっ!」 と言っていたが、少し無理があると気づいてきた。

次はなんと言おう? 落語家にしようかな。 (一番簡単なのはクリエーター、世の中の多くの人はある意味クリエーターだも)
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by w-scarecrow | 2016-12-05 22:36 | 散歩 | Comments(0)

紅に黄金

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        ” とめてくれるな おっかさん背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く ”

バブルの時代の西武系のお洒落なコピーなど、なんのその昭和の広告業界にもこのアナクロな感性は真似できなかった。

1969年、東大安田講堂が陥落。 その学生たちの殆どが東大生ではなく他大学の学生だった。

安田講堂ろう城へと向かうころ、駒場校舎の学園祭のキャッチコピーが橋本治の有名なシニカルなコピーだった。

異口同音に堂々と訳の判らないカタカナ言葉をつかい革命を語っていた学生たちの儚さ。薄っぺらさ。

それに対してのなんと許容力に富んだコピー。



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東大駒場校舎も黄色と紅色に包まれています。 赤門の本郷にはまだ深さは叶いません。

東大=小学校からの受験塾~中高の進学校=結局、殆どはお金持ちの子弟のたち。

なんで貧しい家庭の受験生が授業料の安い、国公立へ入学できないんだろう!

奨学金の返済をどっと抱ている理系の男、ひ弱な優等生と違った逞しい東大OBのAくん、ジョギング中の彼に出くわすと元気をもらえる。 「ちわーす!」

師走に入った。 

ハロウィンに較べて最近はX'mas が地味に感じてしまう。

以前のような、カップル最大のイベントが薄れつつあるのかな。

ただハロウィンのあの大行列は渋谷ではなく、九十九里浜あたりでやってくれればいいんだけど。





 

 
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by w-scarecrow | 2016-12-01 00:14 | そのほか | Comments(2)