winter's scarecrow

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日常

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                 夕方かけて


                    「定期持ってると、お金はらわなくてもいいの?」
                    ある日の夕方
                    TBSラジオの 『 全国こども電話相談室 』 に
                    小学一年生の男の子が質問している

                    回答者の一人が定期券の仕組みを丁寧に説明し
                    子供にたずねた

                    「定期ってタダで乗れる券だと思っていた?」
                    「うん」と子供
                    「やっぱりそうか、でも、今度はわかったね」
                    「わかった、アリガトウゴザイマシタッ」

                    聞いていて、私は笑い、少し涙が出る
                    なんでも質問し、なんでも答えてもらった幼年時の
                    明るい日々が、今は遥かに私から遠い

                    誰にも質問しない多くのことが、私にはあり
                    どうにもなることではないから
                    鼻歌をうたいながら台所へ行き
                    やおら、ビールの栓を抜く
                    夕方かけての習慣なので




                                     吉野弘詩集より


最近、週に4日は帰宅時間が日付が変わるころになってしまっている。 やっとこシラフで家に帰っての一杯。

もちろん、その時間からは夜食は摂らない、リッツにチーズをのせてあてにしたり、山形名物玉こんにゃくにからしをたっぷりと塗り空腹を満たしたりしている。

買ってきたバーボンを日常という水で割るか、それとも遊びという氷を入れようか、そんな小さなことで悩むことも愉しみのうち。

明日はどんな日常なんだろう・・・。
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by w-scarecrow | 2016-07-29 13:47 | | Comments(0)

土用

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いきなりの麻婆豆腐の up の画。 食事後の方はごめんなさい 040.gif


平賀源内プロデュースの土用の鰻ばかりが延々と後世に残っているが、どっこい暑いときには熱くて花椒(中華さんしょう)のしびれるような辛さで夏をのりきる。

甜麺醤を少なめに豆鼓と豆板醤に多めのラー油、豆腐とねぎと肉さえあれば短時間で簡単に作れる大好きな豆腐料理、五香粉をふりかければさらに大陸の味に近づける。


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立秋までの18日間は夏の土用、江戸時代はご近所の川に鰻はちょろちょろとしていただろうが、今や絶滅危惧種。

そうそう簡単に家族5人でうな重を食べることはできない。 ましてや握り寿司好きになってしまった子供たちに新たにその味を憶えさせるのもいかがなものか。


シジミは盛夏が旬、江戸時代は落語の " 蜆(しじみ)売り " にあるように栄養豊かな土用のシジミは江戸っ子たちのスタミナ源。

もう一つ愉しみだったのは夏バテ防止の効果がある納豆、今のようにご飯にのせるのではなく納豆汁にして食したという。

シジミや納豆売りは夜明けとともに江戸の町々を廻る、長屋の隅々に売り声が響き渡った光景が浮かんでくる。


鰻を我慢して、ドナルド・トランプやマツコデラックスをTVで眺めながら麻婆豆腐や辛~いチキンカレーを汗をかきかき食べるのもいいかもしれない。


泉州の水ナスで一杯やるのも風情があっていい。 水ナス、買ってこよっと。
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by w-scarecrow | 2016-07-26 16:55 | | Comments(0)

小さな星を ♪

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上を向いて歩こうよ 涙がこぼれないように・・

見上げてごらん夜の星を 小さな星を・・♪


終戦の混乱から右肩上がりの高度成長期へ、挫折感を引きずることもできず上を向いて歩いた時代。

悲しくっても俯くな、歌詞は誰もが抱ける夢と希望に満ちていた。


そんな説教や理屈でない庶民の本音や情景を語っていた永六輔さん。



60代のご夫婦が昭和歌謡や永さんや中村八大さんの話題を笑顔で話していた。



以前にブログで記したことがあるが、ラジオから聞こえてきた山田五郎(タレント・美術評論家)の話が強く残っている。

若い夫婦のスピード離婚について。 昔の人との結婚観について。

「昔の人は誰もが恋愛結婚していたわけではなく、まだ相手の人となりを探りながら生活をしていた。これからずっと連れそう相手だから、この人のどこが素敵なところなんだろう?と相手の長所を見つけながら過ごしていた」

あれっ、付き合っていたころのあなたとは違う!と失望感が増してゆく、そんな違いを語っていた。


カウンターで酒を呑み交わす、なにか同士のような思いやりが感じられるご夫婦の会話を耳にすると清々しい。


芋焼酎と " たけのこの里 " (チョコレート) を酒のあてに呑みながら、ひとり者の私が夫婦像を語っている。

変だ。
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by w-scarecrow | 2016-07-19 20:30 | そのほか | Comments(3)

シュワッチ

歴史上、記録的な暑さの夏になると NASA が言っていた。

アスファルトからの照り返しでオーブントースターのなかにいるようだった。

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さて、シャツのボタンを探しに新宿のユザワヤへ行くか、ちょっと遠いが浅草のほおずき市へ行くか・・・。

その前に投票所へ。選管から送られてくる投票整理券がどうしても督促状、脅迫状に感じられて毎回、トコトコと足を運んでいる。

冷房のきいた投票所で椅子に座りペタとハンコを押す人、PC をいじっている人、ジッと私を監視している人。

いいな~、こんなバイトがあったら。


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江戸っ子の魂の古里浅草、牛すじをつまみながら大ジョッキで一杯、み~んな笑顔。


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いつも銭湯へ行ったときに思う、ジッサマたちはなぜ熱~いお湯が好きなんだろう?


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バッサマたちはなぜ芸能人を見るとすすり寄ってマーキング(触る・両手で握手・背中を叩く)をしたがるんだろう? たぶん本能なのか。


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ラジオ CM でクスッと口元緩むタクシーものがある。

       「運転手さん、五反田(ごたんだ)まで行ってください」

       「わかりました、オランダまでですね」


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今だに2020東京オリンピックのエンブレム、組市松紋のデザインが馴染めない。


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7月10日はウルトラマンの日。

下北沢のいつもの飲み屋さんに " ウルトラマンX " に出演し、主題歌も歌っている千晶ちゃんと共演者の T くんがいた。

ウルトラマン50周年イベントの帰りみたいだった。 50年が経ったんだ~。
呑みながら私の発する言葉はほとんど「シュワッチ!」。 

今のウルトラマンはどんな言葉を発するんだろう。「何ッチ?」
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by w-scarecrow | 2016-07-11 20:16 | 散歩 | Comments(2)

七夕

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遠距離恋愛中の彦星と織姫が久しぶりの逢瀬を楽しむ中、40歳イケメンの大西卓哉さんがズドーンと彼らを引き裂くように宇宙へと旅立った。

「地球は青かった♥」幼稚園生みたいな単純な言葉が名言になっているが、ガガーリンはもっと大人の言葉で地球の美しさを語っていたらしい。

宇宙での閉鎖的な空間での緊張は計り知れないストレスになってのしかかる、とび抜けた順応性を持った人しか耐えられないだろう。
同船者に坂上忍みたいなやつがいたら・・。

宇宙から地球を眺めた人は皆、地球の美しさを語るのに地上はストレスに満ちている。

せいぜいスカイツリーから暮れなずむ関東平野をゆったりとした気分で眺めたい。アリンコのように見える人間たちは「私なんだな」と確認しながら。


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富ヶ谷にあるフレッシュネスバーガー一号店、木造平屋建ての小さな店。

10数年くらい前に木村拓哉が女の子連れでチリドッグを食べる私の横に座ったことがあった。所作がカッコよかった・・!


いつもの昼下がりの店内、後ろの女子はお決まりのダイエットの話。(私は最近、体重が知らず知らず落ちてきて困っている)

「せっかく、滅多に着ない白いワンピースを着てきたらさ、(彼は)巣鴨に食事に行こうっていうの。え~巣鴨・・そしたら巣鴨に美味しいカレーうどんの専門店があるんだって・・デリカシーのかけらもないやつでしょ」

彼女は七夕の短冊にはなんて書いたんだろう?

私は短冊じゃ短すぎる、とりあえず江戸前のキスの天ぷらか、コハダの美味しい握り寿司が食べたい。

もう少し艶気のある願いがあるといいんだけど。
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by w-scarecrow | 2016-07-08 14:58 | そのほか | Comments(0)

♪ 今 君は綺麗だよ

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                     花がなければ

                    世界は寂しいのか

                    ならば

                    それがないために

                    かく荒寥としている

                    というものは

                    なにか



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音楽動画サイトで十代の女子がめちゃめちゃ格好いい新人バンドを見つけた。

こんな刺激的で新しいサウンドはいままで聴いたことがない、彼女はそんなバンドに夢中になり、コメント欄に「このバンドのことを知っている人がいたら、もっと教えてください!」と書き込んだという。

その新人バンドの名は THE BEATLES 。


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英国の地方都市リバプール、♪ Love me Do ♪ でデビューした4人組が世界を席巻するのにそう時間はかからなかった。

1960年代、既成の秩序が壊れ日々新しい価値観が生まれいった。

混沌としたあの時代と今、私たちが生きている時代がなにか似ている。

20世紀、多くの人々の心をとらえたビートルズ。 21世紀、流れゆく時間のスピードの速さにあたふたしながら、この喧騒からどんなものが創りだされていくのか愉しみでもある。

忌野清志郎が「(世界や日本で今、なにが起きているのか)ニュースを観なければきっとステキな一日が送れる」と言っていた。

ほんとニュースなんか観たくない。


ラジオから流れてきた Uru の 星の中の君 に癒される。
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by w-scarecrow | 2016-07-04 21:30 | そのほか | Comments(0)