winter's scarecrow

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ライスカレー 

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得意な料理はと訊いて、

「こう見えても、カレーライスとクリームシチューには自信があるのよ」と、胸をはっていた子がいた。

『 S&B? ハウス?』とは訊き返せない。


神保町へ行けば世界各国のカレーが食べられる。 欧州風、インド、タイ、ネパール、バングラデシュ etc.

銀座の " ナイルレストラン " や、大阪難波の " 自由軒 " のカレーライスのように、皿にのった一品をごちゃごちゃにかき回して食べるカレーライスは美しくない。

ご飯とカレールウが左右5対5、4対6の昔ながらの黄金比で盛った美味しいカレーライスと巡り遇いたい。


年配の人はライスカレーと呼ぶ。まだルウが黄色っぽかった時代の人たち。

私は小さい頃に父に連れて行ってもらった東急東横店の食堂、あのハトみたいな銀食器に盛られたルウ、それをライスにチミチミとかけて食べるのがカレーライスだと認識していた。
母が作る豚コマ肉、野菜がゴロゴロしているものがライスカレー。

S&B でもハウスでも誰が作っても同じ味に出来上がるカレーライス。

そんな家庭の味のカレーライスが食べたくなるときがある。

不安やモヤモヤ、気持ちが晴れ晴れとしないとき、

そんなときはライスカレーだ! 

桜並木を通って野菜と肉を買いに行こう。マッシュルームも入れようっ。


 
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by w-scarecrow | 2016-03-29 08:15 | そのほか | Comments(0)

Departure 出発

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江戸時代末期、京都・東寺に収めたという笹屋伊織のどら焼。

筒状のどら焼きの竹皮をむくと、もちもちした生地のなんともいえぬ懐かしさと甘さ控えめの餡。


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ひと月に3日間しか作らないという限定品。 この魅力的な一品にリピーターが多いのが頷ける。


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1988年に開通した青函トンネル、そして今日北海道新幹線の一番列車が走って行った。

山下達郎の ♪ クリスマスイブ ♪ をテーマソングに、思いっきりお洒落をした少女が東海道新幹線の終着駅に立っている。
まだ15歳の深津絵里の負けん気の強そうな目が涙目になっていた。
誰もがシンデレラを夢見た遠い日のCM。

かつては暴れる海峡を4時間をかけて渡った青函連絡船、青森と函館をトンネルで結ぶこの新幹線には山下達郎や深津絵里は似合わない。

北国のホームにはマフラーを巻いた木村多江が似合う、名物いかめし弁当の売り子さんには温水洋一がピッタリだ。


駅といえば寅さん。

寅さんが南国土佐にいても雪積る北国の駅に立っていてもなんの郷愁も感じない。
寅さんには帰って来れる柴又がある。

寅さんシリーズで、帝釈天の源公と寅さんが区役所に訪れるシーンがあった。

入口に 『 あなたの声をお聞かせください 』という区民への投書箱がある。

その投書箱の穴に向かって「わ~!わ~っ」と声を出す寅さんと源公。

どこかの庭園の風靡な池で 『 鯉のエサ 百円 』との札があったら、きっと寅さんは100円球を池に向かって放っていたと思う。
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by w-scarecrow | 2016-03-26 14:40 | 食 + うつわ | Comments(0)

すがすがしい朝

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先週、味噌を買いに表参道にある新潟のアンテナショップへ。 千葉県銚子の " ヒゲタ醤油 " の味で育ってきたがたまには新潟の醤油もと思い小さなサイズのものを買ってきた。

兵庫県竜野の薄口醤油、すぐ海を渡った小豆島は風味ある濃口醤油。小豆島の醤油作りは紀州湯浅を手本にしたらしい。

選抜高校野球の小豆島高校 vs 釜石高校の試合を観ながらの " 醤油 " の検索。

今春の選手宣誓は希望枠で選出された小豆島高校主将の樋本くん、「当たり前にあった風景がなくなる、その重みを僕たちは忘れたくありません。当たり前にある日常のありがたさを胸にグランウンドに立ちます」

くりくり坊主の中での少数派、長髪の精悍な球児。

就活の大学生の真っ黒!なスーツ姿の塊の中に、グレーのスーツ姿の青年を見つけたときと同じ感動。


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同じ21世紀枠で出場した釜石高校。

震災時に市内の児童・生徒3000人の 99.8% が助かった " 釜石の奇跡 "。

『 てんでんこ 』という地震があったときの教訓が徹底されていた。 てんでんバラバラに各自で振り返らず山に向かって走れ!


今大会の出場校で最多部員数の高校は福井工大福井の145人。 たった17人の小豆島高校は善戦をして敗れた。
すがすがしい朝のひととき。

釜石高校に " 釜石の奇跡 " をこの甲子園で起こしてほしい!


夕飯はサバ味噌煮、三陸沖のサバではないが仙台の赤味噌で炊いた。
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by w-scarecrow | 2016-03-21 21:26 | そのほか | Comments(2)

ナポリタン焼きそば 

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先週、BSの「食」番組で、酒のあてに焼きそばのナポリタンを出していた。

これはいける。


皆で呑んでいるときに小学校のときの給食の話、クジラの竜田揚げ、ソフトめん、揚げパン・・。

青春時代のカツカレー、牛丼、そして喫茶店のナポリタンの話がよく出てくる。

皆がその美味しさを語っているときはその輪に入れない。

あの茹で置きしたスパゲッティにベトベトのケチャップ味、あれが嫌いだった。


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焼きそば麺に玉ねぎ、ピーマン、冷蔵庫にあった薄切りハムだけでナポリタンを作ってみた。

色付け程度のケチャップの量、さっぱりとしていてナポリタン嫌いソース焼きそば嫌いの私には新発見の旨さだった。

うまいぞ!


また、桜咲く季節に入ってきた。

目白鬼子母神堂を敷地にもつ法明寺参道の淡いソメイヨシノは素敵だった。 
葉唐辛子と濃いめに味付けた豚の生姜焼きのおむすびでも握って、今年も行ってみようかな。

あぁ~、また桜が舞うんだ。
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by w-scarecrow | 2016-03-17 23:37 | | Comments(0)

チョウチョ 

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                 こんな大きくなりすぎたタケノコは要らないが

        八百屋の店先に並ぶ、” 福岡産 新たけのこ ¥980 ” の札に後ろ髪を引かれる。

                もう少し、待ってみようっ。 タケノコご飯。



                ” 自撮りした 写真見るのも 自分だけ "     2016 サラリーマン川柳100選より


                 ” 割り勘か 投資か悩む 初デート ”


そろそろ虫さんたちも、さなぎになって羽化しチョウになる。

腹を空かしたチョウは小さな花も見逃さないが、緑の葉には目もくれない。 オスは花には見向きもせずメスを追いかける。

蜜をたっぷりと吸ったメスは、ひたすら卵を産むべき緑の葉を探して飛び廻る・・。

昆虫の世界も人間の世界も政治家も、男はただ無駄にヒラヒラ舞っている。

「割り勘の方がいいかもしれない。投資なんて女性に失礼だ」


                 ” 妻が見る 「今日の料理」明日もでず ”


友人の N さんが娘さんに贈る Lawson のミッフィーグッズ・プレゼントのシール集めを手伝おうと思い、先日からコンビニスイーツ三昧。

今も黒霧島のお湯割りを呑みながら、 " meiji 大人の きのこの山 " をつまんでいる。


覚醒剤に野球賭博、野球ファンとしては開幕を待つウキウキ感が半減されてしまった。

アメリカでは賭博ではないがトランプ旋風、大統領選が博打みたくなってきている。 アメリカ、大丈夫!?


あ~ぁ、日本は平和だ。 何度も何度もクリエイティブな人々が打ち合わせをしていても、聖火台を忘れていた。 

きっとあの人たちは結婚記念日にワイフと行く☆☆ レストランの予約は忘れてはないだろう。

外は冷たい雨。きのこの山が終わってしまった。
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by w-scarecrow | 2016-03-14 21:40 | そのほか | Comments(0)

主題歌 ♪

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5年が経ってしまった。


子どもたちの古里の風景はどんな海の広がり、どんな山の稜線が描かれているんだろう?

あの止まってしまった画ではないことを願う。


被災地から遠く離れ暮らす中学生。

転校や環境の変化でストレスを抱え込み、部屋の壁をぼこぼこと穴だらけにしてしまった。

「一緒に死のうか」と母。

仮設住宅の周りの人々にも気を使い、

車の中でひとり泣いていた母の姿。

そんな5年を綴った作文があった。


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       ” 映画に主題歌があるように 人の一生にもそれぞれの主題歌があるのではないだろうか。
         そしてそれを思い出して唄ってみるとき、人はいつでも原点に立ち戻り人生のやり
         直しがきくようなカタルシス(解き放たれる)を味わうのではないだろうか ”
                                         寺山修司


子どもたちはどんな未来を見るのだろうか?

古里に戻りぽつんと立ちすくむ、そびえ立つ白いコンクリートの防潮堤を前にして、いつも見ていた島や灯台は壁の向こう・・。

大人たちはどんな古里の絵を描いてくれるのだろう。
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by w-scarecrow | 2016-03-11 14:46 | そのほか | Comments(0)

この道

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                   この道は いつか来た道
                   ああ そうだよ

                   あの丘は いつか見た丘
                   ああ そうだよ
                   ほら 白い時計台だよ

                   この道は いつか来た道
                   ああ そうだよ
                   お母さまと馬車で行ったよ

                   あの雲も いつか見た雲
                   ああ そうだよ
                   山査子(さんざし)の枝も垂れている


                               『 この道 』 北原白秋


北原白秋の育った里、福岡県柳川。
まちの中を縦横に流れる掘割、枝垂柳の緑が川面に映え、赤煉瓦の並倉と白なまこ壁が連なる町。

運河の町、水の都に想いを寄せる。
千葉や茨城の水郷の町、江戸から明治になっても東京は運河が網の目のようにはり物流の主流が水運であった時代、そんな運河の人の営みの画を想像してみる。

タイムスリップをしてどの時代のどこにでも漂着してもいいといったら、1867年12月10日京都、近江屋へという人が多いかもしれない。

坂本龍馬と中岡慎太郎が逗留している近江屋、龍馬に軍鶏鍋を頼まれた小僧が、夜道をゆく。
「小僧、待ってくれ。今すぐに逃げろと坂本さんに伝えてくれ!」と
タイムスリップをして待った!をかけたいが、歴史を変えることはできないので真犯人は誰かを確認するだけだ。

1960年代の浅草の街にもタイムスリップしてみたい。
ストリップ劇場の浅草フランス座、無名時代の作家井上ひさしが照明係や雑用をやりながら幕間のコントの台本を書いていた。
そこへ助手としてタイムスリップ、渥美清、関敬六、八波むと志、南利明、東八郎、そうそうたる浅草芸人たちや作家の粋で濃い世界を身近で味わってみたい。後に入ってくる北野武を顎で使ってみたりして。

ブログを書く前にラジオから手嶌葵の歌う白秋の ♪ この道 ♪ が流れてきた。

それを聴いていたら、歌詞とは違って海辺へつづく画が浮かんできた。

明けても暮れても、一歩70cm の歩幅を崩さず日本の海岸線を歩きつづけた伊能忠敬。
52歳で天文学を学び始め、56歳で測量機を持って蝦夷地へ。
それから亡くなるまでの17年間、海岸線を歩きつづける。

どんな人生だったんだろう? なにを描いていったんだろう? 
そんな伊能さんの部隊にタイムスリップして加わりたい。 一歩70cm はきつい。
                   
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by w-scarecrow | 2016-03-07 20:43 | そのほか | Comments(2)

Forever Young ♫

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3月4日、巣鴨地蔵通商店街は縁日の日。

原宿竹下通り以上の人波、ただ違うのはお年寄りたちは流れて歩くことはなく、右に左に前に後ろにとジグザグに屋台を覗いている。

それと自撮り棒を持っているやからはここにはいない。

                   ♪ 自撮り棒 塩かタレかと聞く爺ちゃん ♪
       

ぶつかる、押される、全く若者のいない人波を私も老人パワーに負けずにとげぬき地蔵高岩寺まで歩く。


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ご長寿さんたちは、こっちで玉こんにゃくを食べ、あっちでお好み焼きや焼鳥を頬張っている。


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やっといた!年金を貰っていない女子!

占い師は、この町では滅多に訊かれることがない 『 恋愛運 』であたふたしているのか、本かなんか引っぱりだしている。

恋愛は会議室で起きているのではなく、現場で起きているんだ! 本なんかに頼るな。


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こちらにもいた。 " 幸福だんご " の向こうには " 洗い観音像 " に深く掌を合わせる人たち。


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真っ赤な下着を売る店の前では外国人に道を訊かれている、とげぬきレディー。 場所がワルイ。



3月4日、父の命日。 

ソメイヨシノの発祥の地、染井霊園の父の墓前に花をたむけ、こころ模様を語ってきた。

陽射しが気持ちよかった。

「また来んね、親父」
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by w-scarecrow | 2016-03-04 18:16 | 散歩 | Comments(2)