winter's scarecrow

<   2016年 02月 ( 9 )   > この月の画像一覧

ほっ ❀   

e0158857_22554595.jpg



どんな風に生きてきたんだろう?

その時はどんな色を放っていたんだろう?  その人の後ろに広がる風景のとりどり。

人が何に感動し、何に落胆し、どんな風に感受し、やっつけてきたんだろう?

人と呑んでいるときでも、ついそんな質問ばかりしてしまう。 返ってくる答えの映像を勝手に想い浮かべてしまう。

バブル景気の終焉、名の知れた投資家が禁固刑になって刑務所暮らしをした。
その時、彼は自分以外の人々がどんな風に生きてきたのかということに、初めて興味を持ったという。


e0158857_2317377.jpg



2月29日、

久しぶりに素敵な知らせが届いた。

友人の S さんの娘さんが第一志望の難関校の高校に合格したという。 

ご両親も週末は夫婦揃って駅前のマッサージ店で60分 ¥5000コースで肩の荷をほぐしに行ってほしい!

中学2年生で愛知県から神奈川の中学への転入。 過敏な年頃の転校生。

友達はいっぱいできたのかな? あれから2年、   

4月からはまた新たな出会い、スポンジのようにいっぱい吸い込んで、イチローのようなタフな選球眼をもって、ヤドカリのように自由に生きていってほしいな。

なにか柄本明みたいな校長先生の言う祝辞みたくなってしまった。

蕾が花開く、そんな静かな響きを感じる2月29日だった。
by w-scarecrow | 2016-02-29 23:54 | そのほか | Comments(4)

ブラかかし

e0158857_2252789.jpg



                登録無料の文字にひかれて
                おかんのへそをワンクリックした
          
                どうせ無料だからと
                この世に生まれたのが
                事の始まり

                生まれたからには生きねばならぬ

                お試し期間もなにもなく
                クーリングオフもないなんて
                ちょっと人生ののぞき見のつもりが
                生まれたからには 仕方がない

                それじゃーいっちょ やったるかい

                注意事項の最後にはこうあった
                ノークレーム ノーリターンで
                ごゆっくり人生をお楽しみください

                                    詩:吉田茉莉子
 


e0158857_22193077.jpg
 


太平洋戦争中、演劇界にも台本に検閲が入った。

女優に向かって「あなたと一度、接吻をしてみたい」の台詞の 『 接吻 』に墨が入ったらししい、「あなたと一度、してみたい」
これには男優も拒否をしたらしい。

高市総務大臣が、政治的公平性に欠くメディアには電波停止の措置もあるとの発言、前総務大臣も含め放送局を扱う大臣には、同じ方向性を感じる。お仲間の NHK 会長も叩かれっぱなし。

" ブラタモリ " の桑子アナも降板するらしい・・「なぜ?」 反対!


小学生の時以来、毎年プロ野球選手名鑑が出るのを愉しみにしている。
今年も2月の発売日にゲット。

選手名鑑を見ながら、そっと眠りに入るが習性。
発売当日、ベットに入り選手たちの好きなタレントの欄を見ていた。

きっと背番号48番の選手は好きなタレント=AKB48 と書いてあるんだろうなと、ページを捲り始めてから目が冴えわたってしまった。

10番の選手は " テレサ・テン " と書いていないだろうか・・・寒さをこらえて夜更けまで。

    
by w-scarecrow | 2016-02-26 23:00 | そのほか | Comments(0)

護 符

e0158857_1436072.jpg



受験日が近くなるころ、学業の神と税理士は多忙になる。

孫のために息子娘へのためにと掌を合わせ、お守り(護符)を大事にバックにしまっている。

試験当日の持ち物リストには受験票、マスクと一緒に合格お守りもアップされているだろう。

受験生の部屋には合格祈願のグッズだらけ、当日はいくつのお守りをカバンに忍ばせていくんだろう。


e0158857_1458430.jpg



30歳代へ突入して間もなくの頃だった。
20代の不摂生な生活のしっぺ返しがドーンとまとめてやってきた。

自律神経失調症、十二指腸潰瘍、電車に乗っても車内の匂いに気持ち悪くなり、一駅ごとに下車して目的地へ行った。
もちろん密閉度の高いバスには乗れなかった。

帰省した彼女から手渡されたのは、ふる里会津の神社の名が書かれた健康祈願のお守り。
普段でも持ち歩けるように、財布にしまえる小さなお守りを選んできたみたいだ。

本来、お守りは努力する人を励まし支えるもの。

仕事で地方へ行き、郷土料理を出す店でたらふく呑んで会計をするときに、お守りだけがなくなっているのが分かった。

私のために掌を合わせ祈願してくれたお守り、神様と彼女の想いを同時に失ったようで・・・なんともいえぬ喪失感。

その年が明けるまでずっと後ろめたい気持ちになっていた。

お守り、最近は開運なのか健康祈願なのかいつも迷ってしまう。


e0158857_1533328.jpg


日曜日、吉祥寺、井の頭公園手前にある素敵なギャラリーで hayatedani さんの篆刻(てんこく)の社中展を観に行った。
4年ぶりの再会。
お師匠さんの篆刻もお弟子さんたちの作品、どれも素晴らしかった。

ルーブルでもオルセー美術館でも退屈した美術音痴の私だが、篆刻は観ているのが愉しい。
作家さんたちには失礼だが、ハンコみたいなものなので、なぜかかわいらしく身近なものに感じた。
by w-scarecrow | 2016-02-23 10:20 | そのほか | Comments(4)

花 ❀ 咲いた

e0158857_1803040.jpg



冬の乾いた空気を いっぱい

すって すって すって



ふかく吸いこんだ空気を

いち にの さんで一気に吐き出す

花は咲き

そっと散る



e0158857_17592245.jpg



東京は昼過ぎからの雨

静かだ

ジャパネットたかたの高田社長が TV 出演を辞めてから

犬が 突然吠え出すことがなくなったと友人が言っていた


この2週間、足首痛で歩いてどこかへ行くには倍の時間がかかる

でもこんな雨の日は 湯豆腐が食べたくて食べたくて

代々木上原の豆腐屋さんまでトコトコではなく、ドコドコと歩いて行った

湯豆腐を食べながら 録画した鉄道の旅番組を眺め 小旅行だ


今晩は どこへ行こう
by w-scarecrow | 2016-02-20 18:27 | そのほか | Comments(0)

シール

e0158857_14224887.jpg



                   コスモスの花びらは八枚
                   好き 嫌い 好き 嫌い・・
                   好きで始めれば 嫌いで終わる



結果は同じでも嫌いからは始められない。

星を好きな人は皆いい人だと思っている。 
でも天文学者は殆ど望遠鏡を覗くことはなく、日々、PCで数字とのにらめっこ。
好きで天体観測を始めたのに、最後は数式との闘いで嫌いになるかもしれない・・。

アインシュタインの最後の宿題である " 重力波 ” 、説明を聞いても馬耳東風、かすめただけで消えていった。

望遠鏡で星を観る人も天文学者、物理学者さんも宇宙を覗いていることは未来を観ているのか、考古学的な視点で宇宙を眺めているのか、何を探しているのか・・凡人にはわからないことを研究している人たちはスゴイ。
もう少し色気のある研究だと食い付くんだけど・・。

e0158857_1519986.jpg


目黒川の桜の蕾が・・・お~い、まだ早いぞ。


Lawson で、この春もミッフィー・キャンペーン開催中。
シールを40枚集めるとミッフィースーパーボウルが当たる。

友人の N さんが娘さんのためにとシールをコツコツと集めている。

小さいころからミッフィーが大好きだったらしい。
今までも Lawson のシールを集めてミッフィーグッズを娘さんにプレゼントしてきたという。

でも娘さんはもう嫁いでいる。

「(ミッフィー)もう、いらない!って言われるかな~?」

商品からシールを剥がして専用ミッフィー台紙に一枚、一枚貼り付けているお父さんの姿を想像すると言葉が見つからない。

ミッフィーのシール一枚ごとに N さんにも脂肪が・・それが心配である。

がんばれ、にっぽんのお父さん。
by w-scarecrow | 2016-02-16 15:54 | そのほか | Comments(2)

大人への階段

e0158857_19125061.jpg



八百屋さんに並んだ春野菜のコーナー、鹿児島産の新たけのこに心惹かれたが今回はご飯がススム一品、ふきのとう味噌を作ろうと思った。

e0158857_19192351.jpg


昼ごはんにふきのとうを天ぷらに。ちょっと衣を付けすぎたが春の香りが口の中で芽吹いた。


e0158857_2152962.jpg


大人になってもハンバーグやピーマンの肉詰めや挽き肉料理は大好きだ。一日たって味のしみ込んだ厚揚げの肉詰めと大根のそぼろあんかけ。
一昨日は麻婆豆腐だったので挽き肉つづきのバランスの悪い食生活、まぁいいかっ。


e0158857_20325874.jpg



ふきのとうの味噌汁は苦い、つらい。 まだ大人の味が解らないのかも・・。

春は苦み、夏は酸味、秋は辛み、冬は脂肪と季節のものを食べるのがよいと、TV で料理家のおばあちゃんが言っていた。

春野菜の苦みは新陳代謝を促す、私に必要なのはデトックス。体内のワルイものたちが出口を待っている。


今日の東京は汗ばむくらいの21.6℃の最高気温。

カメラを持った西洋人の観光客はTシャツで、中国からの姉妹はお揃いのピンク色のユニクロのダウンを着て、ハチ公と記念撮影をしていた。

明日はバレンタインデー、ふきのとう味噌を作らなきゃ。
by w-scarecrow | 2016-02-13 20:07 | | Comments(2)

♪ おさげ

e0158857_125544.jpg



                  目を閉じると
                  おさげ髪の私が
                  元気に
                  駆け回っている
                 
                  私を呼ぶ母の声
                  空を流れる白い雲
                  どこまでも広い 菜の花畑
                
                  92歳の今
                  目を閉じてみる
                  ひとときの世界が
                  とても楽しい


                                 柴田とよ『目を閉じて』より



92歳で初めて詩を書き、新聞社に投稿し入選した柴田とよさんの詩。
とよさんは目に映った画を、瞼に残った風景を描きつづけます。  装飾のないそのままの言葉で。


" おさげ " 後ろ髪をきれいに束ねた子を見ると、彼女たちのお母さんの顔が浮かんでくる。

鏡の前に座ったおしゃまな娘に言葉を投げかけながら、櫛を持つ手で娘の成長を感じながらの、登校やお出かけ前の風景。

「おかあさん、ありがと! 行ってきま~す!」

そんな母と娘の限られた年月のふれあい。



e0158857_1235719.jpg

学校へ上がり、大きくなったらこんなおさげ髪の人と仲良くなりたい。

家にあった映画雑誌で見た若き日の酒井和歌子さんの清楚な姿。



濃紺のワンピースに太めのベルトをして、首元の白襟だけが色を持ったような制服の女子高生の集団が、赤坂見附駅に向かって坂をおりてくる。

山脇学園の生徒たち。
ここだけが戦時中の東京の街のようなノスタルジックでモノトーンの風景。

多くの生徒はおさげ髪、三つ編みをしていた。

長いワンピースの下には黒タイツ(たぶん?)の清楚な女子高生たちの姿を眩しく、こころ踊りながら目を合わせぬように合わせていた10代の頃。

『 おさげ髪 』、やさしい家庭、いつでも言葉を交わせるお母さん、テーブルにはハウスのクリームシチュー、そんな穏やかな風景がいまでもイコールになっている。
by w-scarecrow | 2016-02-09 08:05 | そのほか | Comments(0)

発車 オーライ 🚋

e0158857_199629.jpg


スーパーの前で60代の女性が70代の品のいいおばあちゃんに道を尋ねていた。

「駅前にハンバーグがいただける店がありますから、そこを左に曲がってくだいさい。そうしましたら左手に履物屋さんがありますから、もう少し真っすぐ歩きまして、その次の角を右に曲がってください・・・」
おばあちゃんの手振りを交えた丁寧な説明がつづいていた。

そんなおばあちゃんを見ると母と重ね合わせてしまう。お袋だったらどんな答え方をするんだろう・・。

おばあちゃんの説明を女子高生がすると「駅前のマックを左に行って ABC (マート) の次を右に・・」


e0158857_19254826.jpg



本屋で平積みの本を眺めていると猫に関する書籍が目立つ。
猫本コーナーもある。

" 人生はニャンとかなる " のタイトルが目にとまる。

愛らしい猫の写真と偉人たちのエピソード、格言を集めた本ですでに90万部を超えて続編が出るらしい。

猫といえば夏目漱石、熊本で教師をしていた時代に偏屈な男のもとに、大らかな広島出身の箱入娘が嫁いできた。
平穏な結婚生活が変わってしまったのは妻の流産、精神的に不安を抱えてしまった妻は自殺未遂をしてしまう、漱石は妻が離れてしまわないように眠るときは二人を紐で結んでいたという。

漱石が英国留学から変わり果てて帰ってきた。胃潰瘍に被害妄想、こんな気難しい男のそばに居られるのは自分しかいないと奮起する。

こんな夏目家のごたごたした家庭を和らげてくれたのは、いつの日からか迷い込んだ黒い猫。

ニャンとかなる。


私は猫は嫌いではないが虎やライオンの親戚だと思うとなかなか打ち解けることができない。
撫でるくらいはできる。

キャバ譲みたく相手を見定めているのでは?と、勝手に警戒してしまう。

" 人生はニャンとかなる " のタイトルに感心して、横を見れば犬版の " 人生はワンチャンス " という写真集が並んでいる。

「ワンチャンス??ワンダフル!だったら手に取るのに」、やっぱり!犬版は売れていないらしい。
by w-scarecrow | 2016-02-05 20:23 | そのほか | Comments(0)

きまぐれ旅

e0158857_2371739.jpg



                 鳥よ その羽を外してみてくれないか

                 お前が空を飛べるのは

                 羽があるからなどと

                 そんな単純なことではないと

                 わたしは思うのだ


                                 川崎洋詩集より



e0158857_21293172.jpg



寒さは沁みるが、少しづつ陽が長くなっている。 土からはそろそろ自分の出番だと動植物たちのうごめきが感じられる。

芋焼酎を呑みながら、BS Japan の " 聞き込み!ローカル線気まぐれ下車の旅 " というローカル線沿線を好き勝手に降りて、地元の人だけが知っているオススメ場所を聞き訪ねる番組を観ている。
そんな忘れかけた旅をまたしたい。

台本のない旅!? 、地元飯を美味そうに頬張る旅人二人を羨めしく眺め、「いつか、行ってみよう」「あの小さな駅を降りてみよっ」とメモをとったりしている。


母が非常袋と呼んでいた、私が幼稚園のころに大切にしていた肩掛けバックがあった。

その中にはいつでも家出ができるようにと、サクマドロップの空缶にミルキーを詰めたものと、姉からもらったカラフルなチェーリングの腕輪、ポチ袋に入った大きな50玉、お気に入りのビー玉が入っていて、いつでも決行できるようにしていた。

春が近いころ、わが家を振り返ららず、小走りに幼稚園の通学路にある白金6丁目のバス停へ、 " 日本橋室町行 " という、なんとも心そそる行先のバスがくる。

初めての家出のバスの旅はもうウキウキだった。東京タワーも間近で見れた。銀座も走った。

終点に着き、不審に思った運転手さんに職質をされ逆走、もう一度乗ったバス停に戻されることに。

途中から乗ってきた近所のおばさんに「wちゃん、どうしたの!?」と言われたら少し、涙がでてきた。

そんな初めての一人旅を想い出す。
                
by w-scarecrow | 2016-02-01 22:20 | そのほか | Comments(0)