winter's scarecrow

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文科抄

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この蒸し暑さ、地下鉄駅構内から地上に上がると、立ちくらみをしそうだ。

ガラス窓越しに見える中華屋の厨房で中華鍋を上下に振っている料理人、体重は90kg以上はありそう。
なんで痩せないんだろう・・。

どこかで花火大会があるのか浴衣姿の女の子とすれ違う。ひとときの涼。


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渋谷区の中学生たちは区の運動会(陸上競技大会)は今は更地となった国立競技場で行われてきた。

私もかつて " 国立 " の土を踏んだ。

国立の取り壊し前にはイベントが行われ、多くの人が別れを惜しむように土を踏んでいた。TVの番組でも取り上げられていた。その " 国立 " の広報担当が高校時代の同級生、トチらないかどきどきして見ていた。

そんな訳で新国立競技場のどたばたの推移を中尾彬のように「う~ん」と腕を組み、しかめっ面をして見ている。

ザハさんデザインの旧案「生カキをベロ~とのせたような」と森喜朗が言った近未来的建造物。

私たちが知っているのは競技場の鳥瞰図、もし完成したとしてもその奇抜な屋根を見れるのは近隣の高層ビルに住む人、オフィスに勤める人たちだけだ。

ザハさんのデザインを初めて見たときは違和感。

まだ復興の進まない東北の被災地、あのデザインの競技場を神宮外苑ではなく陸前高田の町にポンと置いた画をイメージしてみた。

近未来的はいずれは未来ではなくなる。

イメージしてください。復興中の更地になった被災地にポンと2500億円+α の建物を置いてみてください。

オリンピック誘致の演説で「震災の復興に立ち向かう姿を・・」「誰もが驚くような新競技場を・・」と高らかに語っていた。

誰も驚かなくていい、分相応の環境に溶け込んだ建物を・・と思う。

『お・も・て・な・し』で湧いたブエノスアイレス、コンクリートではなく脈々と流れる日本人の「和」の心と「引き算の美学」、それと思いやり。


あ~ぁ、国産のうなぎのお重が食べたい!
by w-scarecrow | 2015-07-29 22:33 | そのほか | Comments(2)

にっぽんの夏

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              カボチャ


                   カボチャに包丁を入れるとき
                   こわい顔をしてしまうので
                   カボチャはこわがって
                   ますます体を固くする
                   でもやさしい顔では
                   カボチャは切れない

                   カボチャ カボチャ
                   やさしい気持ちで煮るからさ
                   ほっくり甘く
                   煮えとくれ
               
                   台所の窓を大きく開けて
                   南の窓から来た風に
                   いい香(にお)いを運んで行ってもらうから
                   山の向こうの村はずれ
                   おいしく煮えているんだな
                   カボチャ畑のおじさんが
                   にっこり安心するように

                                  山崎るり子詩集 思潮社刊


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昨朝は冷蔵庫にあるもので「う」がつくものを探してみた。 うまか棒はない。

土用の丑、平賀源内はうなぎに限らず、この日は「う」のつくのものを食べるとよいと言っていたらしい。
古くからそう信じられていたそうだ。

瓜や梅干し、うどんやウサギや馬の肉なども食べられていたらしい。

冷蔵庫の中の「う」、ウィンナーソーセージがあったのでジャガイモとグラタンにして食べた。これでこの夏の猛暑を乗り切られそうだ。

今、ビール(発泡酒)を飲みながら隅田川の花火を TV で観ている。日本の夏、江戸の風物詩。

今年もMC は高橋真麻 (with 秀樹 papa)、どうして花火に映える浴衣美人の木村多江や木村文乃、木村沙織(?)にしてくれないんだろう?

あぁ~、隅田川に浮かぶ屋形船でラガービールを飲み、国産のうな重を食べながら、生の花火が観てみたい。

「たまや~」
by w-scarecrow | 2015-07-25 19:45 | そのほか | Comments(0)

おせんべい

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こんな風景をずっと残してほしい。

私の伯母夫婦も下町、向島で手焼きの煎餅を焼いていた。

小学生のころ父の生まれ育った町を何度か訪ねた。父は末息子にそんな下町の風景を見せたかったのかもしれない。


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酒造りの源、杜氏の人たちは手がきれいだ!といのは風説ともいわれている。

麹に触れているときは事実、手はしっとりとした柔肌らしいが酒造りは雑務も含めて水に触れているときが多い、冬場の凍るような水相手だ。

ただ手ではなく肌はきれいな人が多いらしい。 でも杜氏は仕込みをする時期は納豆を食べることができないので可哀想だ。

ロンドンで開催された世界最大級のワイン品評会IWC の日本酒部門で最優秀賞に福島県喜多方市の ” ほまれ酒造 " の 『 会津ほまれ 純米大吟醸酒 』が選ばれた。

いつも行く飲み屋さんで60代の(かなりの酒豪)おばちゃんたちが3人での女子会?

日本酒を飲み較べているらしく、店主に何度もお勧めを訊いていた。

「これは会津坂下の酒で珍しいものだよ」

「福島はダメ、ダメ、ダメ」と一蹴。

横で聞いていた私はちょっとした怒りではなく、ただただ悲しく感じた。

原発事故後、風評には勝てず、蔵元は復活のため美味い酒造りに競い合うように取り組んだという。


頑張れ、福島、頑張れ!中畑清。
by w-scarecrow | 2015-07-22 20:03 | 散歩 | Comments(2)

それはいつも夏

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胸がキュンとするような思い出、それはいつも夏。

記憶のページに記された文字は長い時間に薄れつつあるものの、あの感触は間違いなく躰のどこかにしまわれている。

音楽や映像や街の匂いがふいにその扉の鍵を開けることがある。


高2の夏、リバイバル上映で飯田橋の椅子の固い映画館で観た覚えがある。 
1970年代初めの映画『 八月の濡れた砂 』。

いつもリバイバル上映2本立ての映画館でデートすることが多かった。 3時間、会話をしなくて同じ感動を共有できる。

爽やかな青春映画ではなく、なにをやっても満たされない、なにをやっても感動が持続しない、にも拘らずほかに方法も思いつかないで、同じことを繰り返してしまう若者たち・・。

レイプシーンもあったので高校生の私にも隣で自作のサンドイッチを食べていた彼女にも刺激が強かった。

湘南の海、そこにたむろす男女、自虐的な日々、自分の知らない世界に衝撃を受けた。

彼女の住む新宿番衆町まで暑い夏の夜道を無言で帰った覚えがある。歩きながら整理をしようとするのだがまだそれだけのキャパがなかったのかもしれない。



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" 八月の濡れた砂 " で流れていた石川セリ(井上陽水の妻)の同名曲が、今では聴くことはないが強く心に残っている。


                私の海を 真赤にそめて
                夕陽が血潮を 流しているの
                あの夏の光と影は
                どこへ行ってしまったの
                悲しみさえも 焼きつくされた
                私の夏は 明日もつづく

                打ち上げられた ヨットのように
                いつかは愛も くちるものなのね
                あの夏の光と影は
                どこへ行ってしまったの
                思い出さえも 残しはしない
                私の夏は 明日もつづく

                                   作詞:吉岡オサム



夏休み。楽しいことも心痛むことも、まだ見ぬ世界を知ることも、たった一か月でその全てが突如やってくるかもしれない。
そんなひと夏の経験で、他人の心の痛みも知るんだろう・・。

と「夏」を語っているひとり者の言葉には説得力がない。

カラオケでサザンの ♪ 真夏の果実 ♫ を歌い、「わっ、うちのお兄ちゃんより湘南っぽい」と言われ有頂天になっている自分が切ない。
by w-scarecrow | 2015-07-19 20:18 | my back pages | Comments(0)

都会に疲れた人々に

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浅草のほおずき市、ほおずきの鉢植えは買わなかったが、浅草松屋でほおずきの和菓子を買った。

大角玉屋の白あんの餅菓子、ファインダーから覗くと本当のほうずきの実のように見えた。


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山口県周防大島町が移住定住促進のために東京で " 薬? " を配ったという、都会生活に疲れた、昇進の見込みがない、ぎくしゃくとした家族に一滴の潤いを与えたい、自然豊かな島で IT 関連の仕事の拠点を置きたい・・・そんな疲れた都会人に 『 シマグラシS錠 』、トカイハモウタク酸配合と箱に記されていたらしい。

私も周防灘を眺めながら、柴犬の " ツン ” (西郷隆盛の愛犬薩摩犬の名)と暮らしてみたい。
でも、運転免許がない、街灯のない真っ暗な夜道は怖くて歩けない・・叶わぬ夢なのかシマグラシ。

配布した " 薬 " の中身はただのラムネ菓子だったらしい。

至れり尽くせりの都会の生活に飽きた方は是非、わが島へとのキャンペーンを張った周防町にガッテン !

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「きな臭い法案」が違憲と言われても押し通すみたいだ。

戦時中、軍部が国策として推進した満州開拓、貧しい日本の農村から厳寒の満州へと家族ともども移住した人々、沖縄戦で沖縄人と差別されながら最後は「日本人として死ね」手榴弾を渡された自決した沖縄の家族たち、大陸、朝鮮半島では終戦の玉音放送後、真っ先に本土への引き揚げ船に乗り込んだ軍官部や軍人たち、ニヒルでヒステリックなわが国の首相は「わが国民の生命財産を守るための・・」と繰り返し発言している。

満州開団拓から帰還された人々、沖縄戦で生き残った人々、「国(軍隊)が民間人を護ってくれる」そんな絵空事のような空虚な言葉は誰もが信じはしないだろう。

朗報になるかどう解らないが、内閣支持率がかなり下がってくるので新国立競技場の現行案はもしかしたら見直しになるような気がします。

猛暑がつづくときは本場四川料理の辛~い麻婆豆腐が食べたいですね。
杏仁豆腐も。
by w-scarecrow | 2015-07-15 18:29 | そのほか | Comments(2)

初夏 浅草 

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東京は11日ぶりの晴れ☼ 赤坂から浅草へ足を延ばす、この町は元気をくれる。


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浅草寺本堂で掌を合わせようと列に並ぶがあまりの人の多さに愕然。 私の前に並んだお婆さんはしびれを切らせたのかセーノで5~6m の距離を投げ銭、これがなかなかのコントロールでちゃりん。

「ここは二礼二拍でいいの?」と後ろの学生たち。

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裏浅草の " 梅むら " で豆かんを食べ、肉まん・シュウマイの名店 " セキネ " で10個入りのシュウマイを買う。 夕飯のメインディッシュ。

田原町から春日通りに向かう、この一帯は古き昭和の風情を残している。

八百屋の軒先に並んだ大きなスイカを見ると平和な気分になれる、仕事帰りのお父さんが丸々のスイカを片手に家路につく、大きなスイカに喜ぶ子供たち、家族の笑顔が浮かんでくる。

東京は今日も夏の空、昨日につづき洗濯機がくるくる回る。

そんな朝早く、録画をしておいた火野正平のちゃりんこ旅を観て一日が始まる。
by w-scarecrow | 2015-07-11 11:59 | 散歩 | Comments(4)

困ったもんだ

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日曜日、フォアグラ丼を作った。

たっぷりの胡麻とシソを和えたご飯の上に、ちょいと贅沢なフォアグラのステーキを乗せた。

ソースはバルサミコ酢と醤油、みりんを同量でさっと詰めたもの。

鰻丼より、もしかしたら飽きないかも。


今月に入って横浜ベイスターズの凋落とともに狂っていた歯車が、それ以上に狂ってしまった。

Lawson で「Pontaカードはありますか?」「はい」と答えたけど財布の中にはない、おまけにクレジットカードも見当たらない。

いつも行くスーパー、飲み屋さんにもない、カード会社にその旨を伝えて失効してもらった。

そんな鬱々とした気分で恵比寿ガーデンプレースから駅へゆく動くの歩道に乗ったら、手をつないだ HiP Hop ぽいカップルが歩道を塞いでいた。

「すみません!」と手をつないだ BAカップルに言ったら、彼らは手を放すのではなく手をつないだままアーチを作ってくれた(てっぺんでは二人の手は離れたが)、そんなアーチの下を私は潜り抜けた。

幸せをくれたんだと思うしかない。パチパチ


そんな日々、今朝、冷蔵庫の牛乳を飲もうと思ったら、牛乳がぬるい。
何度も冷蔵庫のコンセントを抜いて放電をしたが、復活はしてくれなかった。壊れた。

明日、Bicへ行っても新しい冷蔵庫がわが家に到着するのは早くても3、4日かかると思う。

冷凍庫にいっぱい詰まっていた干物や海産物、豚まんにシュウマイ、手造りロールキャベツなど、かなりの量をいつも行く西洋居酒屋さんの冷凍庫に預かってもらった。

ほんと災いは一気にやってくる。 東芝よ、壊れる物ばかり作るな!!

あぁ~、明日からは嫌いな外食、弁当になるのがなによりも辛い。

困った。
by w-scarecrow | 2015-07-08 22:36 | そのほか | Comments(0)

雨で書かれた物語

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            雨は点字で書かれた物語のように

            地面の凹凸を探りながら流れていった

            傘をかき分け人も流れていく

            雨は低い方へ 人は少しでも高い方へ


            雨の行きつくところは海

            人は空


            新宿に降った雨はどこを通って海へとゆくのだろう

            流れていく映像を海から新宿へと 早戻し画像で観てみたい

            人もなにもかも 早戻し画像で観てみたい

            自分以外のなにもかも


        ★          ★          ★         ★          ★


明後日は七夕、親指姫と彦摩呂が久しぶりに逢える日。

この数年東京では、七夕の日は雨つづき。

近くのスーパーでは子供たちが七夕飾りに願い事ができるようにと短冊と筆記具が置いてある。

何年か前、短冊に「お父さん、帰ってきて!」と子供の字で書かれたものが吊るされていた。


私も吊るしていきたい、「人生、60歳まではリハーサル」


            
by w-scarecrow | 2015-07-05 20:07 | そのほか | Comments(0)

気になるあいつ

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運転免許を持っていません。

10代後半、20代と私のころは合宿での免許習得でも20万円以上はかかったと思います。そんな大金があったら世界を見てみたい、旅をしたい、住んでみたい・・でそちらの方にお金を使ってしまい今に至ってしまいました。

普段は全く困ったことはないのですが、旅先を決めるとき日本でも海外でも訪ねるのは都会に限られてしまいます。
レンタカーでの旅ならもっと広がりのある経験ができたかもしれません。

モスグリーンのジャガーに乗ってイングランドの田園風景のなかを突っ走れたかもしれないし、軽トラに乗って北海道・美瑛のラベンダー畑まで松山千春をBGM にノロノロと走れたかもしれない。

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最近、気になっているのが調味料の " 怪味 " 。

食べるラー油、塩麹、塩レモンとフードメディアは一色になってしまった。怪味も競って販売し始めている。

中華五味(甘・辛・酸・塩・苦)が含まれている四川発祥の調味料。唐揚げにはバッチリとのこと。

肉料理、焼きそばや中華の炒め物にも使えそうで重宝するかもしれない。

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「金鳥の夏 日本の夏」はもうきている、ブンブン飛んでいる、「稲川淳二の夏 TUBE の夏」はあと3週間くらいかかるかもしれない。

豚レーバーが店頭から消えて家では作れないので惣菜売り場のレバニラを買ってきた。アサリが安売りをしていたのでアサリの身と刻んだ油揚げでチャーハンを作る。

なでしこJAPAN 勇気をくれますね。(どんな勇気だ?)
by w-scarecrow | 2015-07-02 20:03 | そのほか | Comments(4)