winter's scarecrow

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?? 潮風

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ことあれば「旅に行きたい」と口に出している。

呑んでいるときにも「あ~旅に出たっ」と言っている。


民宿のおばさんの作った、地産の野菜や魚の家庭料理が食べたい。爺ちゃんのシワに刻まられた足跡を聞きたい。

波音が聴きたい。

葉音が聴きたい。


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ページをどんどん捲っていっても解らなくなってくるときがある、前に進まなくなってくる。
もう一回初めのページに戻ればいいかって思う。

「兄(あん)ちゃん、汽車ん中で食べればいいべさ」と、おにぎりをを渡された。
パリパリの海苔ではなく、海苔がご飯にしっとりとはりついたおにぎり。

山形の鶴岡の民宿に泊まったとき、ばあちゃんが帰り際に渡してくれた。
おにぎりの中身はカツオを生姜醤油で煮つけた具だった。

旨かった。やわらかくにぎっでくれた大きなおにぎり。
by w-scarecrow | 2015-06-28 20:31 | そのほか | Comments(0)

お国ことば

いただいた佐賀銘菓 小城羊羹

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小城市には20軒以上の羊羹屋(菓子屋)があるらしい。江戸時代、貴重だった砂糖を長崎街道を通って全国へと運ばられたみたいだ。

そんでその長崎街道の街道沿いにある小城は砂糖は手に入りやすくお菓子文化が発展したという。

小木の羊羹、昔ながらの砂糖が粉をふいた羊羹が苦手な私にも美味しく食べられた。




「け~」と語尾に付けば鹿児島、「~たい」は熊本、「わ~」は宮崎、「~ちゃ」がつけば大分。

語尾とイントネーションを聞けばその人がどの地方の出身者かなんとなく察しがつく。
お国ことばはどれも優しく温かい。

今風の30歳くらいのバーテンダーの喋りに「・・出身はこっち?」と訊いたことがある。

「いえ鹿児島です」「うそ!」「天文館のNOVA で習ってきました」


どうしても西郷さんと龍馬と桂小五郎、勝海舟が通訳抜きで会話をしたとは思わない。かつての海軍が通信が傍受されている危険性があったときには鹿児島弁で打信したのは頷ける。
 
「おい、こら!」という言葉は薩摩弁だと聞いたことがある。

「おい、こら(あなた)」現代語にすると「ちょっと、そこのお嬢さん(旦那さん)」

体育会で「ほらビンタが飛ぶぞ!」のしごきの一発の「ビンタ」も鹿児島弁らしい。やはり警察官や軍人、指導者に鹿児島出身者が多かったと察しがつく。

でも便利なのは同郷の友人を連れて合コンしたときは便利だ。内緒話をお国言葉ですれば女子たちにはチンプンカンプン・・。

やはり各国立大学、熊本大学なら第二外国語で " 熊本弁 " を設ければいいと思う。フランス語やスペイン語を採っても卒業した途端に忘れている。

「うざい」は東京多摩地区で昔から使われていた言葉らしい。京都弁の「まったり」は綺麗ですよね。
by w-scarecrow | 2015-06-25 21:55 | | Comments(2)

おとうさん 

今日は父の日。

パパと呼ぶ子、おとうさん、とうちゃん、とうさん、父上、成長していく途中で呼び方をパパからおとうさん etc へと変える家庭が多いと思うが、どの時期に変えるのだろう?

30歳を過ぎても両親をパパ・ママと呼んでいる女性は何人か知っている。「わたしの好きな・・」と言わず「さやかの好きな・・」と自分の名前を言う子はたくさんいる。
いつ直すのだろう?

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昭和に育った私たちの父親像はよくいわれる地震、雷、火事、おやじ。

向田邦子さんの実の父親を主人公に投影した " 寺内貫太郎 " 、「巨人の星」の星一徹の雷派、「サザエさん」の磯野波平、「北の国から」の黒板五郎の人情派の父親たち。

私の父親は一度も子供たちに拳をあげたことはなかった。でも近所には明治の生き残りみたいな雷おやじはたくさんいた。

少年野球の帰りに、そのおじさんちの前を通るのがイヤだった。俯き加減にサッと会釈をすると「おい w 坊、女できたか?」といつも同じ台詞がとんでくる。
お酒を呑むと他人の子には優しく接するおじさん、牛肉味噌漬の缶詰が好きだったみたいだ。

東京弁はだいたい「馬鹿野郎・・」から始まる。私の父も「馬鹿野郎、そんなことはお前が決めりゃあいいんだよ」の答え。
そんな訳で返ってくる言葉は判っているので相談ごとはできなかった。
今のお父さんたちはどんな接し方をしているんだろう?

父の日、もし私の子供がどこかにいたとしたらプレゼントはソフトバンクのロボット「ペッパー」がほしい。白いのはオバケと間違えるので嫌だ。
by w-scarecrow | 2015-06-21 20:10 | そのほか | Comments(6)

笑う

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          " この世で人間だけが苦しんでいる。だから笑いを発明せざるをえなかった "
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確かに。動物で笑うのは人間だけ。いつも思うがニーチェの言葉は五感に響かない。


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" 笑う "  部屋でひとりでいるときは声に出して笑うことはない。

高田純次を観ているときでも声を出さずに笑っている。 人と会っているときも呑んでいるときも、おそらく声を抑えて笑っているのかもしれない。

女学校を出たばかりの高台に住むお嬢さんみたいだ。

「微笑めば友達ができる。しかめっ面をすればシワができる」そんな言葉を胸に努めて笑顔でいた。

でも私のそれは赤ちゃんに似ているのかもしれない。生まれたばかりの赤ちゃんは " 笑顔 " を知らないが生後一ヵ月を過ぎると生理的微笑みといって弱い自分を守ってもらうため、可愛いがってもらうために本能で笑うようになるらしい。

初対面の人に対して自然と笑顔を作れる人は、この本能が残っているという。

私も初対面の人と会うときはニィンと笑みを作る。

守ってほしい本能が残っているのか、赤ちゃん還りをしているのか・・・。

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街角のお母さんたちはよく喋りよく笑う、箸や電信柱が転がったくらいではもう笑わないなが、なにがそんなに楽しいんだろう?

女性の平均寿命が男性よりず~と長いのは笑っている時間が男性よりも長いのかもしれない。

楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのかな?!

日曜日は父の日、「なにを贈ってもらいたいですか?」の街頭インタビューで、お父さんの多くは「もらえればなんでも・・」とか「・・手紙でもメールでも嬉しいですよ」の答え。
「えぇ・・できれば髪の毛」というお父さんもいた。
by w-scarecrow | 2015-06-18 19:17 | 散歩 | Comments(0)

雨のうた ??

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あめあめふれふれ かあさんが じゃのめでおむかえ うれしいな
                  ピッチピッチチャプチャプ ランランラン


雨がふります 雨がふる 遊びにゆきたし傘はない・・・


どちらも北原白秋の作詞。
雨を楽しんでいる詩(うた)、雨をうらめしく眺める詩。


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淡色の花は雨という化粧水をあてたように映えている。 陽を浴びた紫陽花や菖蒲、スイレンの花は突然、表舞台に立った脇役のようにうつむいたままだ。


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小学校の横を通るとき、いつも聞こえたオルガンの伴奏と子供たちの歌声。

今は聞こえてこない。


集団登校で皆で歌いながら歩いた小学校までの通学路。4歳上の兄貴や近所のお兄ちゃんたちの後を黄色い雨傘をくるくる回しながらトコトコとついてゆく。

真新しいランドセルの皮の匂い、小1の私のお気に入りだった曲 " 骨まで愛して " を歌いながらの通学路。

 ♪ 生きてるかぎりはどこまでも 探しつづける恋ねぐら 傷つき汚れたわたしでも・・・♪


この間までは SEKAINO OWARIの ♪ Dragon Night ♪ を口ずさみながら歩いた帰り道。

雨の日は普段見えていないものが見えてきて、いいですね。
by w-scarecrow | 2015-06-13 14:40 | 散歩 | Comments(2)

♪ 街角のポスター

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活気ある商店街が大好きだ。

中央線の高円寺、阿佐ヶ谷、下町の十条、砂町、武蔵小山等々。

肉屋の揚げたてのメンチもコロッケも、魚屋では照りのある煮魚も置いてある。八百屋でタケノコを買えば米糠もつけてくれる。

商店街の看板娘も、あれから40年今や韓流タレントの話がおかみさんたちの生きている証し。

買い物かごを持った母親にくっついて夕飯の買い出し、商店街で算数や国語や社会や保健を学んできた。


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下高井戸で降りて昔からある市場の魚屋で刺身を買い、駅近くの天ぷら惣菜店で貝柱のかき揚げとナスとレンコンの天ぷらを買って帰った。


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商店街の外れに下高井戸シネマという映画館が現役で残っている。

この映画館でリバイバル上映のアメリカ映画 " いちご白書 " を高校生のときに観たことがある。

16歳にとってはリバイバルでも衝撃的な映画だった。 

 
          ♪ いつか君と行った映画がまたくる 授業を抜け出して二人で出かけた・・♪

荒井由実の " 「いちご白書」をもう一度 ” がヒットしたのが映画の本上映から5年後のこと。

♪ 街角のポスター ♪ も今は見かけることがなくなったし、 ♪ 学生集会 ♪ はモノクロのニュース映像でしか見ることはない。

そして就職が決まって切った長い髪、茶髪を黒に戻し、髪のトサカの部分を平坦にしたのとは違い、

反体制を叫んでいたわが身がその体制側へとすりこまれてゆく、そんな自嘲的な歌詞だった。


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          ♪ 就職が決って髪を切ったときにも もう若くないさと君に言い訳したね ♪


大学生が多い下高井戸の街を歩いていると映画のシーンとユーミンの歌が自然と甦ってくる。

就活だか新入社員なのかお決まりの黒のスーツを着た若者が、スマホで会話をしながら赤いポストに頭を下げている。

私たちの世代は、 " いちご白書 " を封切時に観た団塊の世代の人たちが作ったバブルの文化のなかを浮遊してきた。
そして彼らに反発してきた。


私も19歳のときからはやしていたヒゲを去年の6月に剃った。これがなかなか気づいてくれない。

「なんか口元が涼しくて・・」と自分から切り出し「あれ、剃ったの!ほんとだ」

「なんで?」と誰も訊いてもくれないんで、言い訳も言うことができなかった。
by w-scarecrow | 2015-06-09 10:24 | 散歩 | Comments(0)

サルティンボッカ ??

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パッと見て何の料理か分からないと思います。
白身魚のスズキに生ハムを巻きソティーをしたもの、セージで風味付けをしています。

" スズキのサルティンボッカ "


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料理番組を観て「わっ、美味いそう!」と思ったレシピをメモして作ってみました。

昨日、小田急ハルクの地下の魚屋で半身のスズキが ¥680で売っていたので購入。

作り方は簡単、塩・コショウしたスズキに右写真のようにセージを置き生ハムで巻くだけ。

それをオリーブオイルでソテーするだけです。(ニンニクと風味付けのバターは好みで)

ソースはソテーした後のフライパンに40cc の白ワインと 80cc のブイヨンを入れ煮詰める。


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朝の東京は小雨。 朝7時過ぎから作り始めた、もこみちを意識しているのではないが朝からの魚料理、なかなかの味だった。
スズキのふっくらとした食感にセージが爽やかで朝食でもOK。残りの半分は夕食に。


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憶えられない、憶える気がない Boulangerie (ブーランジェリー)×××、Patisserie (パティスリー)×××、 パン屋、洋菓子店の店名。

イノシシ狩りができそうな山に囲まれた地域に新しくできたパン屋の店名が Boulangerie ~、地域のお年寄りがもし憶えられたとしても「ランジェリー(ショップ) ×××」になってしまう。

イタリア料理店のリストランテ、トラットリアもそうだ。
" リストランテ・ジロー " だとか、" トラトッリア・虎の門 " だとか、もっと憶えやすい店名にしてほしい。


仕事の先輩の娘さんが今、パティスリーで修行中らしい。
母親に「あんたはあまり可愛いい方じゃないんだから工業高校に進学しなさい、モテるから」との助言で進学し、今は職人女子たちの憧れのケーキ屋さん、パン屋も洋菓子屋もかなりのハードワーク、辞めてゆく人が多いという。

がんばれ未来のパティシエ! パテシエ?
by w-scarecrow | 2015-06-06 10:55 | | Comments(0)

立派なおじさんになるには

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後ろの席でハイボール片手に盛り上がっている私と同世代の男たち。

「あれ何ていったっけ、ヘリコプターのちっちゃいやつ?」
「フランス人の俳優と同じ名前だろ?」
「そう、そうだ、アラン・ドロ~ン」

おじさんたちの話の行く手はすぐに見えてしまう。なぜなら私もおじさんになったからだ。

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「ねえ、僕、5年生になったらオーストリアのウィーンに行きたいんだ、行っていい・・・」
「今度は少年合唱団かい、この間は "劇団ひまわり " に入れてくれ、3年生のときは高野山へ行ってお坊さんになるって言ってたじゃない・・」
 
小学生のころはこんなベタな「アラン・ドロ~ン」で失笑してしまうおじさんになるとは想ってもいなかった。

と、東大生産技術研究所の構内を歩きながら考える。

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コーヒーは大好きだがいつごろからか、家以外では飲めなくなってしまった。 深煎りは大丈夫だが他はすぐに腸にきてしまう。
もちろんスタバには入ったこともない。

鳥取県にスタバができてレポーターや報道陣が押しかけたが、もし全国で最後から2番目だったらあれだけの盛り上がりはなかった。

東京六大学野球春季リーグで東大がリーグ最悪の連敗記録を94で止め話題となった。5年半負けつづけ万年最下位だったからこそのニュースである。

「人生は吉と凶、先は読めないが凶のときもめげてはいけない」そんな論評があったが、こういう正しいことをシラフで言うおじさんには将来もなりたくない。

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神田うのがブランド品や貴金属総額3000万円相当をベビーシッターから盗まれたと大粒の涙を流す姿を見て、深掘りしたくて検索するようなおじさんにも絶対になりたくない。

先日から厚揚げの挽き肉詰めが食べたく、雨が止むのを待って豆腐屋さんへ行ってくる。「早く止んでくれ~」
by w-scarecrow | 2015-06-03 09:43 | そのほか | Comments(0)