winter's scarecrow

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おでん ??

あ~なんて清々しい朝なんだろう・・・。
こんな朝はコーヒーでも紅茶でもなく、ヤクルト・ジョアが飲みたい! できればオレンジのがいい。


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週に何度か TV の旅番組や金沢情報を眺めていたら、すっかり頭でっかちの金沢通になってしまった。

越前ガニや香箱ガニ、鮮やかな和菓子、清酒、麩・・・カニはこの4,5年蒲鉾のカニしか食べていない。

一番こころ惹かれるのは金沢のおでん屋さん、東京では見ない湯葉巻き、海老しんじょう、赤巻き、車麩、バイ貝やカニまでが澄んだ汁のなかに浸っている。

水族館に行きたくてしょうがないが、家族連れで混雑するG.W.にひとりで行くヤボはいない。


そんなことで、金沢おでんのタネを買いに有楽町へ。

石川県のアンテナショップでまだ見たことのないおでんダネを探すが車麩くらいしか置いていない。

「金沢おでんのタネは置いてないんですか?」若い店員さん訊くが「おでんのタレはないんです」

やはりタネという言葉は通じないのかもしれない。 おでんのタレはいらない。

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有楽町、新宿で車麩と赤巻き、バイ貝を get 。 生揚げ、がんも、豆腐はいつもラッパを吹きリヤカーで売りに来る羽根木の寿屋豆腐店に買いに行った。
これで少しは金沢おでんに近づけたかもしれない。

昆布に鰹出汁でほとんどの金沢のおでん屋さんは塩出汁、醤油を入れてもほんの風味付け程度らしい。


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なかなか旨い! でもこれから3日間はおでん三昧だ。

これから Tom Waitz を聴きながら、今日2度目のおでんをつまみ黒霧島を呑む、Tom Waitz はおでんに似合わないかな?

四畳半フォークがいちばんフィットするが、なにか昔のアルバムを開いてしまいそうなので・・やめとこ。

     ♪ ゆかたの君はすすきのかんざし~ 熱燗と徳利の首つまんで もう一杯いいかがなんて妙に色っぽいね~♬

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by w-scarecrow | 2015-04-29 19:55 | | Comments(0)

汲む 

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           汲む -Y.Y. に-


                  大人になるというのは
                  すれっからしになるということだと
                  思い込んでいた少女の頃
                  立居振舞の美しい
                  発音の正確な
                  素敵な女の人と会いました
                  そのひとは私の背のびを見すかしたように
                  なにげない話に言いました

                  初々しさが大切なの
                  人に対しても世の中に対しても
                  人を人とも思わなくなったとき
                  堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを
                  隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました

                  私はどきんとし
                  そして深く悟りました

                  大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
                  ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
                  失語症 なめらかでないしぐさ
                  子どもの悪態にさえ傷付いてしまう
                  頼りない生牡蠣のような感受性
                  それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
                  年老いても咲きたての薔薇 柔らかく
                  外にむかってひらかれるのこそ難しい
                  あらゆる仕事
                  すべてのいい仕事の核には
                  震える弱いアンテナが隠されている きっと・・・・・
                  わたくしもかつてのあの人と同じぐらいの年になりました
                  たちかえり
                  今もときどきその意味を
                  ひっそり汲むことがあるのです


                                 茨木のり子  『 汲む 詩画集 』北泉社刊 1996年



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             表参道 中国茶専家・「遊茶」のショーウインドーに飾られていた素敵な茶器


私の飲み仲間にCといういつも悠々と穏やかに呑んでいる男がいる。
Cさんはひとり暮らし、どうゆう経緯があったのかは知らない(訊けない)が家族(奥さんと息子さん)と別居をして3年が経つ。奥さんとは3年間まったく顔を合わせていないらしい。

195cm もあるイケメンの息子さんと二人で海釣りに行くのがC さんの一番の愉しみ。
息子さんの話をするときの優しいお父さんの顔が素敵だ。

Cさんも私と同じ精米機を持っている。食事を作るのは苦にならないみたいだ。
どんな満足のいく料理を作っても、TV から聞こえてくる能天気なお笑い番組を相手に食事をするのは食がすすまない。

Cさんの住む部屋から家族の住むかつてのわが家までは2km の距離もない。
桜の花見の日に、付き合いの長いパパ友に背中を押され自宅のインターフォンを押したら久しぶりにきく妻の声、ドアは開かなかったという。

Cさんは奥さんに二度目の恋をしている。

" 孤独は喫煙より健康リスクが高い " といわれている。 
恋をしているからそんな孤独に耐えられているのかもしれない。

二人には共通のかけがえのない宝物がある。 きっとその宝物が 2km の距離を縮めてくれるのかもしれない。
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by w-scarecrow | 2015-04-25 18:54 | | Comments(0)

♪ whisper not

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朝からN さんに譲ってもらったEOS の手入れをしてしていた。

結構、完璧までにピカピカになってきた。 ちゃんと撮らなきゃ。
 
小雨の東京、なにを撮りたいのでもなく代々木公園へ。

この天候の中、人、人。


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タンポポの花、いつの間に綿毛に変わるのだろう・・・。

タンポポは気ままな風に揺られ、遠くへ、遠くへと飛んでゆく。

どこに根づくのかわからないけどフワフワと新天地へ。

大地は固くなかなか着地できない、でもどこかで誰も停まることのない格別の場所が待っている。

フワフワと・・・。


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幼稚園のときはタンポポ組だった。 風に吹かれよう。
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by w-scarecrow | 2015-04-20 14:37 | 散歩 | Comments(4)

ふたたび レミオロメン

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部屋で黒霧島の焼酎を水割りで呑み、手嶌葵の吉田拓郎のカバー曲、 " 流星 " を聴きながらベランダから見える東京のチャコールの空を見上げています。

今、卒業ソングの定番になったレミオロメンの3月9日 に高校生と同じ「線」で詩に感動しています。
日常を切りとるすごい情景詩。


体調が良い状態のときと違って、イエローカードの状態がずっとつづいています。  

またカメラを持って街中の情景を撮るまで少しの時間がいることと思います。

少しばかりの間、ブログの更新をお休みします。          
                    
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by w-scarecrow | 2015-04-11 23:48 | そのほか | Comments(14)

?? 朝の反省会

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私だけなのかもしれないが、酒を呑んだ翌朝は目が覚めた途端に前夜の酒の席での発言、振る舞い、メールを誰かに送ったりはしていないか、ブログのコメントの返信はしていないか、まず記憶の糸を辿っていく。

そして当てはまることがあったときは、ドッと落ち込む。.ochi-com

こんなことをずっと繰り返している。


朝は反省から一日が始まる。


5代目古今亭志ん生みたく、関東大震災で東京の下町が炎に包まれているなか、誰もいなくなった酒屋に入り、茶碗に酒を注ぎひとり酒、寄席では酒を呑んで高座に上がりいびきをかき始めたら「寝かせてといてやれ」と客からの優しい言葉でスヤスヤ、そんな大らかな酒の飲み方をしたい。







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東京は朝から冷たい雨。

ベランダの観葉植物、野村もみじ(春から夏までは紅色で夏の終わりに緑色に変化する種類)や栗の木が芽吹き始めた。
慰められる植物の成長。

夜、部屋で音楽を聴きながらちみちみと酒を呑んでいるときは危ない、ひとりでずっと黙って呑んでいるので変な酔い方をする。

改善したいが、ひとりで喋っているわけにはいかない。 困ったものだ。
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by w-scarecrow | 2015-04-08 12:18 | そのほか | Comments(2)

お帰り 春 !

そろそろ真新しいランドセルを背負ったピカピカの一年生の入学式が始まるころ。

遅く花開いた桜の花びらが祝福してくれるといいな。


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作家の朱川湊人さんがいまだに悔んでいる中学時代の話。


    一年生の時に病気持ちの女の子がいたという。 
    
    隣の席の彼女は欠席がちだが、学校へ登校する時はいつも大きく膨らんだ学生カバンを持っていた。

    いつでも先生や同級生に教えてもらえるように、すべての教科書とノートを詰めていた。

    遅れた勉強を少しでも取り戻したかった。

    二年生では別のクラスになったが、ある日、あの大きなカバンを持って歩いている彼女を見た。

    カバンを持ってあげるべきだと声をかけようとしたが、あの年齢特有の恥ずかしさでそれができなかった。

    「少しの勇気を出すことが、あの日の僕にはどうしてもできなかった」

    数か月後、彼女は亡くなった。


         *     *     *     *     *     *


多くの人たちが重いカバンを心に抱え、桜の絨毯の上を歩いているのかもしれない。

でも中学生の彼女の大きなカバンは夢がいっぱい詰まっていた・・・。




野原ではタンポポのパッチワークが始まった。

春は毎年、ちゃんと帰ってくるんだね。 お帰り春。
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by w-scarecrow | 2015-04-03 16:45 | 散歩 | Comments(0)