winter's scarecrow

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染の小道

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新宿から西武新宿線に乗って10分弱、妙正寺川に春色に染めあげられた反物がたなびいている。

" 染の小道 " というイベントが催されている。


江戸小紋、江戸更紗、明治・大正時代に神田紺屋町の染職人たちが、よりきれいな水を求め神田川と妙正寺川の合流する落合に移って来た。

昭和30年代半ばまでは川筋の染工場の職人たちが川のあちこちで水洗いをする風景がみられたという。

かつては300軒を超える染色に係る工場や会社が落合、中井地域に集まっていたらしい。


和服を着た東京造形大学や目白大学の学生たちが作品を持ちよったり、案内をしていた。









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和服姿の女性たちが目立った。 やわらかな日差しのなかを歩く、成人式の振袖ではない109ファッションでもない普段着の和服姿がとっても温かくしてくれた。

朝一番でクロネコさんがクール宅急便を届けてくれた。
シマホッケに甘塩の鮭の干物、贈り物? 誰から?
自分からだった。 
また酔っぱらったときにオーダーしたみたいだ。 次は何が届くんだろう?
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by w-scarecrow | 2015-02-28 14:04 | 散歩 | Comments(4)

♪ カチューシャ


                ホロ酔いの帰りによろけ ひとり壁ドン

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いつも行く店で月に一度、ご長寿さんたちの団体と出くわす。
70代後半から年長さんは94歳。
70代は若造扱いされている。

殆どの人が大学を出て企業や役所のお偉いさんだった方々。近くの社教館でコラースの稽古をしてきた帰り。
コーラスといっても嘗ての歌声喫茶で歌われていたロシアやドイツの民謡、唱歌、労働歌などを原語で歌うらしい。

ご長寿さんたちはかなりの酒豪たち、よく呑み、肉類を中心によく食べる。耳が遠くなってきているので声がでかい。

いつもは7~80歳代の女子が4名いる。女子がゼロのときのお爺さんたちはゼンマイのきれた鳩時計のような声で喋り、精彩がまったくない。

先日はお玉さんが「あの3.11以来、わたしなんだか」と言いかけたら隣のお爺さんが「そう2.26の日は雪が深々と降っていて・・・」と会話の殆どが戦前、戦中の話が殆どである。

一番新しい話題は神宮外苑での学徒出陣の行進。いつになったら戦後の話になるのか耳を傾けている。

去年は珍しくSamurai Blue(サッカー日本代表)の監督、「マッカローニ」の話をしていた。
こんなごきげんなご長寿さんたちにパワーをもらっている。


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飲み屋さんの後ろのテーブルの女子二人が話していた。

「ダイエット、ダイエットってお金をかけて太っちゃったんだから、またお金をかけて痩せるのはもっての外」

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by w-scarecrow | 2015-02-25 20:56 | そのほか | Comments(0)

Lonely, Lovely Toyama

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水道の蛇口をひねり、両手に水を溜めエイッと顔を洗う。 その水が日々温く(ぬくく)なってきた。
春の足音が聞こえてくる。

飲み屋の突き出しで春を実感する。フキノトウ、菜の花、新たけのこ、「みなさん、お待たせしました」小鉢のなかで呟いている。

早くたけのこご飯がたべたい!


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3月14日、北陸新幹線開通。乗り鉄ではないが遠い日本海の町と結ばれるのはやはり嬉しい。

昔の東海道新幹線のようにビュッフェをつけてくれるとなお嬉しい。

去年の秋ごろから、北陸の街々を巡る旅番組が増えてきた。金沢や能登半島がクローズアップされている。
可哀想なのは富山県民。

新ドラマのプロモーションで北川景子だけにレポーターのマイクが向けられているときの脇をはる女優さんと同じ気持ちかもしれない。

富山は立山連峰からの清水が田や海に恩恵を与えている。ブリやホタルイカ、白えびの海産物、鮮やかな色彩の蒲鉾、鱒ずし、カスタードクリームの入った美味しい饅頭 " 甘金丹 " 、清酒・立山、最近はブラックラーメンやブラックカレーの富山BLACK 、氷見うどん、高岡の鋳物・銅器、YKK、売薬さん・・・持ち家率の高さ、誇るべきものはいっぱいある。

なにか並べてみると白いものと黒いものが多い。 私の知っている富山県民は皆、白黒がはっきりしていてかなりのしっかり者。

がんばれ富山県庁観光課、各市の観光課、石川県に負けっぱなし。  
YKK のジッパーをキュっと引き上げるときに、いつも富山を想う。
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by w-scarecrow | 2015-02-21 19:53 | そのほか | Comments(8)

境界線

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青春という字を書いて横線の多いこと
のみなぜか気になる




              俵万智














” ぼくは20歳だった。それがひとの人生でいちばん美しい年齢だなどと誰にも言わせまい。一歩踏みはずせば、いっさいが若者をだめにしてしまうのだ ”

フランスの作家ポール・ニザンの作品の書き出しだ。

サルトルやニザン、そんな作家や哲学者の言葉や音楽を探しに神保町や早稲田の古書店やレコード屋を巡っていたのが私の青春。

どこへ向かって行ったらいいのか?

尾崎豊の ♪ 15の夜 ♪ もそうだ。大人が敷いたレールにそのまま乗りたくない。 希望や葛藤、抵抗や挫折、大人と子供の境界線はないが、そんな見えない線へと突き進む。

ビートジェネレーションの時代のアメリカの作家たちが描いた青春の『影』に、青春の当事者たちはこころ惹かれた。


今、ここにいる私が成長した大人になったとは思わない。まだ何かを探している。あの時と違うのは " 忘れもの " を探していた。

それが、3・11.以降、すこし変わってきたような気がする。 絶望の次にくるもの。 脈拍が速くなった。


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FMからスピッツや家入レオが流れ、PCを開いたら「青春」の記事になってしまいました。

普段はこっ恥ずかしくて話せない「青春」という単語。 想い起こすと誰かと一緒にいた画ではなく、ひとりで彷徨っていた風景ばかりが浮かんでくる。
                     
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by w-scarecrow | 2015-02-17 09:26 | そのほか | Comments(2)

渡り鳥

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             そのあと


                   そのあとがある

                   大切なひとを失ったあと

                   もうあとはないと思ったあと

                   すべて終わったと知ったあとにも

                   終わらないそのあとがある



                   そのあとは一筋に

                   霧の中へ消えている

                   そのあとは限りなく

                   青くひろがっている

                   そのあとがある

                   世界に そして ひとりひとりの心に



                        谷川俊太郎「そのあと」朝日新聞より転載



小さいころの東京の空は広かった。 デパートや駅前ビルの屋上から空に向かってアドバルーンが何本も風に乗って右へ左へと傾げていた。

空を見上げることは少なかった。 青い空も灰色の空も星空も。

今はベランダから青や灰色のキャンバスに描かれる空模様を眺めることが多くなった。 テルテル坊主もたまに吊るすこともある。

空が好きになった。

渡り鳥が V 字形の隊列を組んで飛んでこないかな~と願をかけるが見ることができない。


V 字の先頭はお父さん鳥で後にお父さんの兄弟、女房、子供や従妹たちの順に並んで飛んでいるのだと思っていた。

でもそれだと先頭のお父さんは過労死してしまう。 鳥の世界でもお父さんは儚いんだ。


実際はツール・ド・フランスの自転車レースように鳥たちも交代で先頭を飛ぶことで助け合っているらしい。

しかも、公平な時間配分で先頭を交代しているらしい。 AKB と同じシステム。

後方を飛べば前の鳥がつくる上昇気流のおかげで体力を温存できる。 「俺は前はイヤだ」とズルをする蛭子(能収)さんみたいな鳥はいないそうだ。

仲間たちの命をつなぐ自然の妙、人間の世界ではかすれてきた繋がり。


明日はバレンタインデー、土曜日なので義理が果たせなくてホッとしている女子たちも多いはず。

先日、" 嵐 " が大好きな老母から「悪いけどチョコレート買ってきてくれないかい」と頼まれた。

「いくつ?」 「一つでいい、あまり甘くないやつね」

" はじめてのおつかい " ではなく、いつも " 最後のお遣い " だと思って実家へ届ける。

母はこの時期、チョコをどうするんだろう?
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by w-scarecrow | 2015-02-13 20:11 | そのほか | Comments(2)

君は噴水だ

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LONDON に着きました。

と言っても疑われない丸の内のマジックアワー。

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東京は厳しい寒波の下、行き交う人も足早に先へゆく。

年が明け、あっという間2月へ入った。 会田みつを先生の日めくりカレンダーから今年は " まいにち修造 " 松岡修造日めくりカレンダーに買いかえた方も多いはず。

奥さんの分娩中に「勝負だ!勝負しろ!」と叫んだ修造。 「今日から君は噴水だ!」「僕は春夏秋冬、いつも紅葉している」と名言が書かれたカレンダー、バレンタインデーはどんな言葉なんだろう?

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うちの洗面所にある百均の青いプラスチックのコップ。 ロト6の高額当選が出たらバカラのグラスに買い替えようと思っている。

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東京駅から丸の内を抜け日比谷駅へ、千代田線に乗りやっと躰が温まってきた。 寒いときは肥えた人の隣に座るのがベスト。

今晩は簡単にできる湯豆腐にする。
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by w-scarecrow | 2015-02-09 19:58 | 散歩 | Comments(2)

ご縁

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この齢になっても朝、カーテンを開けると雪がこんこんと降り積り、隣の家の瓦屋根が真っ白になっているとこころ踊る。
何して遊ぼうか。

先週の金曜日、雪がみぞれにかわるなか西新宿へ。 雲が手の届きそうなところまで下りてきていた。


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雪国に住む学生時代の友人夫婦が「新幹線で帰る前に昼飯でも食おう」ということで、高層ビルの40何階かの中華料理屋さんへ予約を入れてくれていた。

蟹の身が入った美味しいスープをすすりながら、ガラス越しに見える新宿の風景はメレンゲがフワフワト浮いたよう。まるで飛行機のなかで機内食を食べているようだった。

ナッツが出てくるか気になった。


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新宿アイランド入口の LOVE のオブジェは裏から見た方が趣がある。

昔から抽象的すぎて解らない言葉がある 『 縁 』。 男女間や仕事の出会いのことで使うことが多い。

「仕方ない、縁が無かったと思って・・・」

披露宴の席では祝辞のなかで必ず聞く

「新郎、新婦は素晴らしいご縁に恵まれ、出会いそして・・・」

『うそだ、新宿のディスコで酔いの回った彼女をナンパしてアパートの部屋にお持ち帰りしただけじゃないか・・』

縁という意味、いまだ解らず。


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友人夫婦と新宿駅へつづく地下街で別れた。旨そうな寒風干しの鮭を土産にいただいた。


いくつになっても結婚前の皆、遊び廻っていたころの姿が重なってくる。

ややベテラン夫婦になった彼ら、ご縁があるから一緒にいるわけではない。

縁があろうとなかろうと、好きだろうと嫌いだろうといつも一緒にいるのが夫婦。 


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by w-scarecrow | 2015-02-03 08:51 | 散歩 | Comments(0)