winter's scarecrow

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♫ When I said I need you ♪

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夏の初め " ジージージー " と啼くアブラ蝉の合唱には、どうしても " G G G " とジャイアンツの応援団のようで腹が立ち、" ミン ミン ミン " と啼けば、夕飯は冷凍庫で出番待ちの " 宇都宮 みんみん " の餃子を食べようっ!と思い、ツクツクボウシが長々と浪曲みたいに啼けば、終わりゆく夏の出来事に想いを馳せる。

            ときめきは四十を過ぎたら不整脈


母はかつては「クーラーを点けっぱなしで眠ったら死んじゃうよ」と言っていた。 今は「お袋、暑かったらエアコン点けて寝た方がいいよ」と私が言っている。

昔、お婆ちゃんが「気温が体温より高くなったら人は死んじゃうんだよ」と言っていたが、多くの人は今も生きている。


各地で暴れまくっている停滞前線、消しゴムで思いっきり消したい。

今朝は寒さで目が覚めてしまった。
秋を感じる一日。 食欲の秋。

飲み屋はすんなりと入れるが、店名がフランス語やイタリア語の店はなかなか敷居が高い。
それでも、まだ知らぬ世界各地の郷土料理は食べてみたい。

何年か前、予約をしていた小さなイタリアンの店に、開店時間丁度にへ入ったら「納品は裏から入って!」と叱られたことがある。
それが、ちょっとばかりトラウマになっている。
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by w-scarecrow | 2014-08-27 20:53 | そのほか | Comments(2)

人形たち

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PC の買い替え、データのお引越し、LAN 設定、Windows8.1 の戸惑いで一週間が過ぎてしまった。

今日は空は曇りがち、猛暑の日々から一日だけ休暇をいただいたような天気。
下北沢へ食品の買い出しの帰りにアンティーク屋へ寄ってみた。

半年前に来たときと同じ棚に時代を感じさせるこけしが2つ置いてあった。

私はこけしを凝視することが未だにできない。 昔読んだ深沢七郎の " みちのくの人形たち " という短編集にこけしのことが書かれた一編がある。

作者はとある東北の村を訪ねる。 「旦那さま」と呼ばれる男性の家に「嫁が産気づいた」とやってくる。
そしてその家から大きな屏風を借りて帰る。

昭和の大飢饉、それ以前にも東北一帯は飢饉と背中合わせの時代を経験してきた。

作者は屏風を借りて帰った村人の家を訪ねた。 線香の匂いが漂っている。
老婆は「母子ともに変わりはありません」という。

借りてきた屏風は逆さに立ててある。 逆さ屏風。

作者は逆さ屏風は産婆さんへの暗黙のサインだと感じた。

旦那さまの家は代々産婆の家系。 仏壇を覗くと先祖のお婆さんを模したという仏像が飾ってあった。

その仏像には両手がなかった。 飢饉がつづいた時代は産婆は間引きを何度もさせられてきた。
その先祖は罪を重ねてきたその両手を切断したという。 


『子消し』、その言葉がずっと私の頭から離れない。 以前、新婚夫婦の家に何人かで遊びに行った。
妊婦の奥さんの手作りの料理に感心しながら酒を呑んでいたのだが、東北旅行に行ったときに買ったという2体のこけしが気になってしょうがなかった。


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昨夜はY さんの誕生日祝いの飲み会、部屋に戻って夜食を作る気力がなく塩分たっぷりの Domino Pizza をオーダーした。
真夏のピザより真冬に食べるピザの方が旨い。 配達のお兄さんが寒さに凍えて「お待たせしました」と歯をガチガチいわせながら届けてくれるピザが堪らなく旨い!!
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by w-scarecrow | 2014-08-23 16:28 | | Comments(2)

ほんのり

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「いいね、お盆でガラガラな東京の街は」と、いつも嘘ぶる。

盆暮れに行われる国民的大移動、乗車率200% の列車に乗り、くたくたになりながら古里へ帰る。

祖父母とお父さんの交わす聞き慣れない方言や言葉の抑揚に子どもたちも聞き耳を立てる。 お父さんもお爺ちゃんの子どもなんだ。

東京駅に吸い込まれる家族連れを羨望の目で眺めている。



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牛タン定食の麦めしととろろが食べたかったが、陽差しがあまりにも強く吉野屋の自動ドアのとってを押していた。

空いた店内で斜め前に10代後半のカップルが牛丼を食べている。
二人の前にはサラダ。
彼女はゆっくりとゆっくりとご飯を口に運んでいる。 彼氏は食べ盛りだけあってアッという間に牛丼とサラダを平らげた。

彼女はまだ牛丼の半分も食べていない。
「食べていいよ・・・」と彼女は自分のサラダを横にづらしていた。

彼氏は急かせないためなのか、スマホをいじり始めている。
彼女にしては目一杯、急いで食べているのだろう。 言葉を交わさず丼に集中している。

懐かしいミサンガが彼女の手首にあった。
水色と黄色で編まれたミサンガが涼しげだ。 少しばかり焦りながら箸を動かす彼女の表情も幸せそうだった。


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by w-scarecrow | 2014-08-17 11:10 | そのほか | Comments(0)

DAMMANN FRERES

今朝の東京は雨上がりのせいか、部屋に入ってくる風が打ち水をした後のように心地よかった。

TV から流れる東名、中央、関越自動車道の渋滞具合をいつものように見入ってしまう。 どこにも行くわけではないのに気になってしまう。

10時過ぎ、壊れた躰の修復剤をもらいに近所の医院へ。 いつも悲しげな顔をしている医療事務のおねえさんが、今日は何故が晴れやかだった。
帰省しないのかな?

舟和のあんこ玉が食べたくて新宿へ。 昼飯のカツ丼用のロースカツと煮魚用の魚を買ってきた。


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フランスの老舗、DAMMANN FRERES の柑橘系のフレーバーが時の流れを緩めてくれる。


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ダマン・フレールの no.22 まである茶葉の no.1 、" グールース " 香りも風味も上品で尖ったところが全くないのに深い。


アールグレイに近い風味なので清涼感が堪らなく癖になってしまう。





舟和のあんこ玉との組み合わせはマッチしているとは言えないが、お盆の入りにはいいかもしれない。










日本の夏、八月の日本は光で満ち溢れている。

青森のねぶた、弘前のねぷ(PU)たは極彩色の武者絵を行燈に見立てて練り歩く。
秋田の竿灯(かんとう)は長い竿に吊るした多くの提灯が夏の夜空に映える。

各地の花火大会、精霊流し、万灯篭・・・大文字の送り火も光の祭り。

浴衣を着て祭りへと向かう、初めて髪をアップにした娘へと変わりゆく少女たちの姿が、「かんべんしてよ・・うざい」とか言っている日常とは違って素の表情が初々しい。


私の帰省は自転車で20分。

老母に「流しの食器を洗うスポンジ、大事に使わなくていいんだよ。夏は頻繁に替えなきゃ。明日、百均で買って行くからね」と言ったら、「なんで借金してスポンジを買うんだい?」ときた。

普段、外来語、カタカナ言葉は母には使わないようにと注意しているのだが、百円均一店と言わなければいけなかったのかも。
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by w-scarecrow | 2014-08-13 20:53 | tea | Comments(4)

台風  準備しています

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「もうすこし飲んだら、好きだってバレそう」

そんな古のアメリカの探偵小説でも、吐かないような言葉を囁いた女性がいた。

「駄目だぞ、駄目だぞ、ネコ系は」と自分に言いかけつつも蜘蛛の糸にかかってしまう。


「蜜蜂の格好をした檀蜜なんか・・」と言いつつも、もし飲み屋で横に座っていたら、三途の川まで手をつないでいくかもしれない。


以前、映画仲間に惚れた衣装(スタイリスト)に恋の相談を受けた時に、「やめた方がいい、奴は全てにおいて賢い、どうしたらまっとうに自分が生きられるか以外はね」

レイモンド・チャンドラーの台詞をもじって助言をしたことがある。

「もうすこし飲んだら、好きだってバレそう」そんな台詞を吐いた女性は木村多江に似た切れ長の目をした人だった。 切れ長に弱い。



今日の天気予報は正午以降は☂マークばかりだったので10時の開店時にQueen's Isetanで買い物をしてきた。
今になっても雨は殆ど降っていない。 天気予報、全く当たらず!
いつ雨が降るか判らず、ずっと部屋にいた。 ロールキャベツを10個作った。

明日は激しい雨になるかもしれない、チャンドラーのハードボイルド映画をTSUTAYAで借りてくるか、映画「Stand by Me ドラエモン」を観に行くか・・・。
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by w-scarecrow | 2014-08-09 21:51 | そのほか | Comments(2)

Blue

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                         机の引きだしの中の万年筆
                     青いインク
                     空も描けます
                     海も描けます
                     魚も
                     涙も

                      まだ見たこともない
                      青い世界が
                      引きだしの中で
                      今か今かと待っている 




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いわさきちひろがベトナム戦争時の空爆下の子どもたちを描いた「戦火のなかの子どもたち」。

いつもの優しく淡い画調ではなく、戦火の子どもたちの硬く冷たい表情、寂しげな目をモノクロで描いていた。

パレスチナ自治区ですでに1600人以上の人が亡くなっている。シリアでもイラクでもクロアチアでもアフリカでも・・・。

民族、宗教、領土・・・大人たちはなぜ無限の未来を持った子どもたちを守れないんだろう。

もし、どうしても戦いたいのだったら大昔のように野っ原で決着をつけてほしい。

第三次世界大戦は数百億円もする武器で戦うのではなく、口喧嘩で戦ってほしい。                                              
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by w-scarecrow | 2014-08-02 08:14 | そのほか | Comments(5)