winter's scarecrow

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遠い日の花火

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夕方5時になると近くの小学校のスピーカーから ♪ 夕焼けこやけの赤とんぼ ♪ のメロディーが町に流れる。

前を歩く人の長くなった影を踏みながらの家路。

散歩をしているお爺さんも、長ねぎがはみ出したスーパーの袋を持つおかあさんの姿も、自動販売機の前で缶コーヒーを飲む小太りの勤め人の姿もみな、だいだい色に染まり何か哀愁を感じてしまう。 そんないつもの秋。

人の影を踏みながら、自分の影は延びているのだろうか?と振り返る。


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宣伝会議刊の " 日本のコピーベスト500 " 。

1位は糸井重里の西武百貨店のコピー 「おいしい生活」
2位は新潮文庫の 「想像力と数百円」
3位は東陶の 「おしりだって洗ってほしい」

世の中がバブルに浮かれていた時代のコピー「おいしい生活」、PARCO の前で待ち合わせをしたことはあったが、テリーヌや舌平目のムニエルは食べたことはなく、板わさの前菜、たこブツがメインの日々だった。

私の好きなコピーは松下電工の 「きれいな おねえさんは好きですか?」 (はい!)
富士フィルムの 「美しい人はより美しく そうでない人はそれなりに写ります」

最も好きだったのはやはり Suntory Old の 「恋は遠い日の花火ではない」
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by w-scarecrow | 2013-10-29 07:38 | そのほか | Comments(0)

雨音を聴きながら ♪

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10月もあと5日で終わるというのに、台風がアベック(カップル)でやってきて・・・秋という一番こころ安らぐ季節を遅らせている。


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東急田園都市線の桜新町にある茶葉専門店" TEAPOND " で3種類のフレーバーティーを購入。

プリンセスライチ~口当たりの良い中国紅茶と甘いライチの香りが幸せなひと時を与えてくれる。

" ライチ " と聞くとすぐに 『 東京ラブストリー 』 で鈴木保奈美が織田裕二を呼ぶときの「カンチ!」が想い浮かんでしまう。


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ニライカナイ~沖縄に伝わる神々が住むといわれる楽園の島 " ニライカナイ " をイメージした花々とパッションフルーツのノンカフェインのフルーツティー。
あまりのパッションの強さに驚いたが、窓から眺める町並みがやがて楽園に見えてきた。


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アールグレイ・ブルーバード~天然のベルガモットに華やかな矢車菊、すっきりとしたなかにやわらかな甘み、青い鳥が窓から舞い込んできそうな幸せな気分にさせてくれる。 ほんと爽やかな風味に包まれ満足だった。 



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久しぶりに会ったKto ちゃんからいただいた " 栗かご " という和菓子をつまみながらの紅茶の時間。



外は雨が止んできた。

伊豆大島の住民の島外避難のようすがTVから流れていた。
少年のお母さんは子どもたちを親戚に預けて島に戻っていった。

「僕が妹たちの面倒をみなければ・・」と、少年。


東京都の施設に入った老齢の夫婦は「みなの足手まといになりたくないから、避難を決めました」

お年寄りたちが少ない荷物を抱えて乗船する姿を見るのはつらい。

穏やかな深い青色の海に囲まれた島の秋、いつもの秋を早く迎えてほしい。


ラジオからスピッツの草野くんのかすれた声が、洗濯機のグルグルという音をバックに響いている。
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by w-scarecrow | 2013-10-26 10:03 | tea | Comments(0)

からすみ

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小さなからすみが2個で¥1200で売っていたので、バッタものではないのを確かめゲット。

ペペロンチーノにして、ブロッコリースプラウトと和えてみた。

少しばかりの贅沢なパスタ。


「やだ、やだ」と溜息ばかりのこの頃、学生時代の友と話をしていて、

昔は可愛い子は美大にいる!! と、一緒に女子美や武蔵野美大、多摩美、思考を変えて白百合の学園祭へ繰り出していた友が今は、「うちの町内のヤクルトレディーのちょいと若めの人が可愛いんだよ、ジョアぽいんだ」

「俺も、みずほ横の宝くじ売り場の若めの人が・・・・・」と、
そんな会話が繰り広がれています。

なんか、やだ。
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by w-scarecrow | 2013-10-23 22:11 | | Comments(0)

記念写真

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人はいつから写真に納まるときにピースをしだしたんだろう。

私はカメラを向けられると息を止めてしまう癖がある。
ピースをしたことはないがアルバムを眺めていたら、1980年代の中頃に周りに写る女の子たちがピースをしていた。

お婆ちゃんたちの原宿、巣鴨の商店街ではお婆ちゃんたちもカメラに向かってピースサインを出している姿があった。

感動的だったのは根津神社で50代の女性がシェーのポーズ。 ハグをしたくなるほど決まっていた。

坂本龍馬の写真のようにブーツを履きペストルを忍ばせた姿も西洋っぽく感じたが、私のアルバムの中にもカウボーイが被るテンガロンハットに、腰には2丁拳銃のガンベルト、おまけに刀までさした写真がある。欲張りな子どもだったみたいだ。


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毎年、北海道帯広からジャガイモが届く、ひとりでは使い切れない量。

早速、コロッケを揚げたが8個も作ってしまった。 これから3日間はコロッケの日がつづく。
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by w-scarecrow | 2013-10-19 21:56 | 散歩 | Comments(4)

american pie

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日本晴れの日曜日 

家族連れで溢れる世田谷公園へ

ほんとに 世の中にこれだけの家族連れがいるのか!

と思うほどの賑わい


子どもが走る こける 親も走り寄る

泣きながら また走り出す


殆どの子どもは 突っ走っているが

中には蛭子さんみたいな子もいる

無表情で噴水の水飛沫を眺めながら 雑草をむしっている

子どもは走れ!!








公園を抜けたところにあるアップルパイ専門店 " GRANNY SMITH " 。
旬の紅玉を使った2種類のアップルパイを買ってきた。 上の写真はアーモンドとシナモンの香りのバランスがよいフレンチ・ダマンド。


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こちらはクランブルがのったクラッシック・ラムレーズン。
洋菓子屋のサバランを食べて大人の気分を味わって以来、ラム酒を使った洋菓子は見逃せない。 旨い!



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GRANNY SMITH


世田谷区下馬1-46-10

TEL: 03-6805-3353


online shopping 有り






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フィンランドの陶芸家ナタリー・ラハデンマキのC/S でコーヒーとアップルパイの幸せなひと時。


小学生の頃、家の近くに米軍の軍属のマーシャル一家が住んでいた。
長男のジミーはわが少年野球チームの4番打者、2つ下のトーマスは補欠。
戦争ごっこのときは相手が外人なのでかなり真実味があった。

土、日曜日の昼下がりは何かにかこつけてマーシャル家のダイニングに座っていた。
おやつの時間にはシフォンケーキやクレープやホットサンド、アップルパイを出してくれた。

母の作る、味噌をぬっただけのおにぎりや缶詰のみかんが入っていない冷麦、永谷園のお茶漬けのおやつとのギャップにカルチャーショック。

マーシャル家で食べたアップルパイが初体験なのか、酔っ払った父が買って帰った不二家のアップルパイが初めてなのか・・・? 
シナモンの香りが "兼高かおる世界の旅" を観ているようで嬉しかった。


10年に一度のレベルの大型台風が近づいてきている。 近所の居酒屋さんが営業しているかどうか確かめにちょいと出てきます。
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by w-scarecrow | 2013-10-15 18:30 | | Comments(0)

♪ ふるさと

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                 " 最後だし「う」まできちんと発音するね ありがとう さようなら "

                " コンビニで聞こえた遅刻の言い訳が「尾崎にバイクを盗まれた」 "



歌人・穂村弘さんが担当する雑誌の短歌コーナーに投稿された歌。
彼らの日常を切り取る視点や感性に羨ましさを感じる。

穂村さんの観点も面白い。
中学生の女の子のツイートに興味を持ったという。

       「カニクリームコロッケにはカ行の " キ " 以外はみな詰まっている。 " キ " がすごく可哀そうな気がする」

中学生というより、もっと幼い感性かもしれないが、私も同じような??が日々よぎっている。

       「大阪のオカンたちはなぜ同時に喋り出すのか? 持ち歩いている飴ちゃんの中にはキャラメルもあるんだろうか?」

       「シャウエッセンなどのソーセージはなぜ常に2袋のセットで売っているのか?」

       「蚊はなぜ雨粒に当たっても死なないのか?」



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寺山修司の再来といわれた穂村弘。 ただ彼は北海道で生まれ、すぐに神奈川へ、そして名古屋市昭和区で少年時代を過ごしたが、寺山修司のような強烈な『 郷里 』、ふるさとがない。

歌を詠むときにふるさとは絶大な武器。 私もふるさとと呼べるものがない、うさぎを追ったこともなければ、こぶなも釣ったことがない。

穂村さんの興味を示す、人の表現。 私も頷いてしまう。

好きだった女の子に Jazz の魅力を伝えようと何度も試みたが、 「よく解んない!」 
「音楽は理解するものではなく感じるものなんだよ」 
「悪いけど、あんま感じない・・」

野球の楽しさを伝えようと、ヤクルト vs 横浜戦の神宮球場バックネット裏¥5000の席を奮発したが、3回裏あたりから、そっと村上春樹の文庫本を広げた。
「・・・野球つまらない?」
「う~ん、もっと強いチームの試合が観たい・・・」

ちょっとショックな発言だったが、私のなかでは「そうきたか!」とガッテン!を押していた。
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by w-scarecrow | 2013-10-12 19:58 | そのほか | Comments(2)

ごはんのとも

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ご飯のとも。

この表現が好きだ。
長年の友もいれば最近知り合った友もいる。

桃屋の" ごはんですよ " も、『 おかみさん、時間ですよ♪ 』 の響きに似ていて、ちょっぴりドキドキしながら口に運んでいたこともあった。

食べるラー油ブームもあり、日本各地のご飯のともがクローズアップされている。

写真は新潟県の鮭の町、村上の三面川に遡上する鮭で作った生姜がほど良くきいた " 鮭しぐれ煮 " 。

甘い味付けだったら嫌だなっと思ったがなんのなんの、砂糖の甘さは感じなく新米の上にのせて一膳をあっという間に平らげた。


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こちらは新潟県長岡市・柳醸造の " しょうゆの実 " 。
大豆、麦、糀を熟成させた一品。 見た目よりあっさりとした味できっと古里の母を思い出すであろう。

週一回、下北沢で酒を呑むカメラ好きのN さん。
毎晩、会社の帰りに駅前のスーパーで¥390の揚げものたっぷりの弁当を主食としているN さん。
東南アジアの国々の工場で現地の食材を衣で包み、冷凍にされて船で日本に運ばれたスーパーのフライ物、揚げ物たち。

会員制ジムを中退したN さんが次に興味を示したのが乗馬倶楽部、ただ会員規約には体重が体重が80kg 以下と書かれていたらしい。

TV ” さんまのまんま " の "まんまちゃん" に体型が近づきそうな N さん、帯広・ばんえい競馬の1トンの重量馬に挑戦するか、ゆるキャラ体型からどう脱皮するか悩んでいる姿を眺めながら焼酎を呑むのも、楽しいひと時。

いつも思うのだが、カロリー超の食生活を送る N さんを見ていたら女子たちは「わたしがN さんの傍に付いててあげたい!!」と、母性本能がくすぐられる。

これが羨ましい。
かつて私は一度でなく二度も「w さんはひとりで生きていける人だから・・・じゃあね」と言われた。
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by w-scarecrow | 2013-10-09 20:18 | 食 + うつわ | Comments(2)

白い表紙

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白い表紙

ジーンズの ゆるいスカートに
おなかのふくらみを包んで
白い表紙の大きな本

白い表紙は
本のカバーを裏返し

やがて
彼女はまどろみ
手から離れた本は
開かれたまま 膝の上
さかさに見える絵は
出産育児の手引

母になる準備を
彼女に急がせているのは
おなかの中の小さな命令 愛らしい威嚇
彼女は その声に従う
声の望みを理解するための知識をむさぼる
おそらく
それまでのどんな試験のときよりも
真摯な集中

疲れているらしく
彼女はまどろみ
膝の上に開かれた本は
時折 風にめくられている

          吉野弘全集 青土社刊



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雨の日の朝は早く目覚めてしまう。 バイクの騒音もなく家々も地面もしっとりと雨に包まれ呼吸も潤う。

夏が終わりを告げたころからすこぶる胃の調子が悪い。
とりあえずお腹を落ち着かせなきゃと、煮干し出汁の焼き麩とワカメの味噌汁を作った。

録画しておいた NHK BS の" 新日本風土記 " と BS 朝日の " エコの作法 " を観る。

「ごはん」と「めし」の違い、江戸時代の庶民は薪の節約のため朝に三食分の米を炊いた。
炊きたての白飯は、頭に御(おん)字を付けて「朝御飯」、冷めた白飯は「昼メシ」「夕メシ」と呼んだらしい。
そんな事に感心しながら朝ご飯の、薪でなく電気釜のスイッチを入れた。
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by w-scarecrow | 2013-10-05 10:31 | 散歩 | Comments(0)

ベッピンさんたち

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土、日曜日に青山通り国連大学前で催されている青山ファーマーズ・マーケット。

初めて見る容姿端麗な野菜やゆるキャラな野菜たち。

足を止め、見とれてしまう。



俳句の季語が死語になってきている。

北海道では海水温の上昇でサンマ漁の低調、イワシやマグロの豊漁。
秋刀魚は晩秋の季語になってしまうかもしれない。

今秋は梨や栗は甘く、松茸も収穫量が多いと聞く。


今回は食材ではなく納豆と味噌、白金にある L'atelier COCCO の食パンを購入。








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雑誌などでのエッセイ、映画評論などで知られる川本三郎さん、奥さんを亡くされ慣れない食事の買い物へ。

「あれ、しばらく奥さんの姿見かけないけど・・・」 「6月に亡くなりました」

馴染みの豆腐屋さんの女将は被っていた手拭を取り、深々と頭を下げていたという。 その仕草に慈しみが滲む。

昔ながらの食堂で生姜焼き定食とサンマ塩焼き定食を前に「いただきます」と掌を合わせ箸を手に取る若いカップル、コンビニに入る私にドアを片手で開けたままにしてくれる若者、さりげない仕草に体温を感じることが多い。
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by w-scarecrow | 2013-10-01 08:12 | 散歩 | Comments(2)