winter's scarecrow

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若葉のころ

朝からおかきを並べて遊んでいた。
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                          豆   

                                おばあさんは きのう
                                明るい縁側で 豆を選った
                                虫食い豆を 一つ一つ
                                曲がった指で 摘まみ出した

                                おばあさんは ゆうべ
                                豆を水に浸した
                                「もとの自分にもどっていいよ」と言って
                                布巾を被せた

                                きょう おばあさんは
                                豆の入った鍋を 火に掛けて
                                そっと蓋をする
                                それから近くの椅子にすわり
                                背もたれに 寄りかかる

                                お鍋は ことことことこと
                                火は とろとろとろとろ
                                おばあさんも とろとろとろとろ

                                小春びよりのひるさがり
                                おばあさんは
                                固いものを
                                やわらかくする仕事を
                                している

                                                   山崎るい詩集 思潮社刊より

            
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そろそろ新茶の頃だ。 今年はどこの産地のものを買ってこよう。
多治見の作家、大江憲一さんの小ぶりな急須で味わってみようっと。

朝、駒場近辺を散歩してきた。 老夫婦が手を取り新緑の中をゆっくりと歩いていた。 むせぶような緑の匂い。
この頃になると決まって ビージーズの ♪ First of May (若葉の頃) ♪ の旋律がが頭の中で流れてゆく。
水筒に紅茶を淹れ、サンドイッチを作り、公園内の木のテーブルで食べたいが、少ばかり恥ずかしい・・・。
        
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by w-scarecrow | 2012-04-29 21:16 | Comments(10)

そら豆と どぶろくと・・

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日暮れ近く、オーブントースターで焼いたそら豆とお取り寄せをした土佐のどぶろくを写真に収めた。
ちゃんと写っていた。

    ” この心 酒て通れぬ濁りあり ” (詠み人知れず)

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高知県の西部、四万十川支流・中筋川流域にある山村、幡多郡三原村の農家の奥さん4人が作った『土佐三原どぶろく協同組合』
”桂”、”元代”、”源流”、”こぼれ雪”の4つの奥さんブランドのどぶろくがある。

標高120mの清流で作った三原米、もろみを濾しただけの本来のどぶろくの味わい。
一番辛口の農家食堂森本まるが製造した『桂』を呑み、焼きそら豆をつまみながらこの記事を書いている。
辛口ながらもろみの甘さとスッキリとした飲み口に感動、そろそろしどろもどろになってきた。

「冷酒と親の意見は後できく」 その時はなんとも思はないが後々効き目が徐々にやってくる。

どぶろく生産者は全国でおよそ130者いるらしい。 大半はどぶろく特区の農家が多いみたいだ。
発酵が進み、刻々と味が変化してゆくどぶろくは、いい状態で呑むには現地へと足を運ぶのが一番だろうが、今は取り寄せて味わうことができる。
酒造メーカーではなく農家や農家民宿が作った個性ある色とりどりのどぶろく、また試してみたい。

濁り酒 酔って記憶の削除押す ”

” 未知の海 想いをのせて夢に酔い ”


蕎麦好きのお年寄りと旅の話をしていて、グレート・バリアリーフをグレート・バリアフリーと言い間違えてしまった。
結婚が決まった女の子にバージン・ロードをバンジー・ロードと言ってしまった。 命がけで飛び降りるという比喩は全くなく間違えてしまった。
そんな今日、この頃です。
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by w-scarecrow | 2012-04-25 20:50 | | Comments(8)

ピタパン

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昨日買ってきたピタパンで今朝、サンドイッチを作った。
中近東の香りがするかと想ったら、普通の小麦粉の香り、本場のピタはどんな風味なんだろう。

トマト、アスパラ、キュウリ、チーズを挟んだサンドイッチに、かりかりベーコンとスクランブルエッグを詰めたもの。
詰め込むだけなので楽ちんだ。

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もう一つは舞茸、シメジ、マッシュルームを塩、コショーでソテーしたもの+チェダーチーズ。 旨い!
躰自体がトンチンカンになっているので朝からバランスのとれた食事を摂ると、なんだか松岡修造の気分。

ラジオCM に結構面白いものが多い。
TOYOTA の母と娘のエピソード。

           「のぞみ、その茶色の円い絵は何?」
           「地球!」
           「地球は青いのよ」
           「だって地面、青くないもん!」

           「そっちの怪獣みたいなのは」
           「ママ!!」

別バージョン
           「のぞみの一番好きな動物は何?」
           「焼きブタ! それにシマ・ホッケも好きかな・・」

私が小学生のとき、常連の駄菓子屋のそばに『劇団ひまわり』があった。 木造のおんぼろな建物から発声練習やダンスの音楽と手拍子が聞こえてきた。
私と同じ年頃の美人さんやそうでもない子や横分けしたお坊ちゃんたちがいそいそと通っていた。

もちろん私も母に「ね~、僕もひまわりに入ってもいい?」
「カブスカウトに入りたいとか、高野山のお坊さんになりたいだとか、この間はウィーンに行って少年合唱団に入りたいって言ってたばかりじゃない・・・ダメ」

こうやって私の計り知れないポテンシャルはことごとく潰されてきた。
もし、劇団ひまわりに入団していたら水谷豊や真田広之、渡辺謙、柳葉敏郎と同窓になり、今はハリウッドか秋田に住んでいたかもしれない。

もし女子に生まれていたら宝塚音楽学校に入りたいと言ってたに違いない。
ただ楽しくもないのに笑顔は作れないし、ステージの長い階段は踏み外してしまいそうだし、宝塚風の芸名を付けるのに悩みに悩みそうだ。
23倍の倍率を通ることはあるはずはないが、女子に生まれてきてもよかったかもしれない。
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by w-scarecrow | 2012-04-20 17:58 | | Comments(6)

黒 豆

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青山通り、国連大学前で土日に催されている Farmer's Market 。
”健康”を打ち出したマルシェ。 オーガニックの野菜、果物、米、パン、スイーツ等々、不摂生の躰にはもってこいの催し。

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北海道の大粒黒大豆「祝黒」を使った納豆、蒸しあげて旨みを逃さず24℃で24時間発酵させた納豆が売られている。
しっとりとした黒豆の味そのものの納豆だった。

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地方それぞれの納豆、黒豆の納豆は秋田の物産展でも購入したことがある。 THE 豆という感じが伝わってくる。
今回は宮城の黒豆納豆。

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佐賀県産の蓮根を買ってきてニンニク、鷹の爪でペペロンチーノ風のキンピラにした。 アンチョビのフィレでいい具合の塩み。
ご飯がすすむ。

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アスパラをサッと茹で、梅肉と白味噌とみりんで和えたソース?で食べた。 旨い!

午後、遅くの昼食、健康からどんどんと離れてゆく食生活、気分だけでも取り戻せたかな?
旬のものをちゃんと食べなきゃの思いばかりです。
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by w-scarecrow | 2012-04-15 21:22 | 食 + うつわ | Comments(4)

桜 坂

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雨上がりの今朝、6時半頃の桜坂の風景。 福山雅治の歌う♪ 桜坂 ♪は大田区田園調布の桜坂、こちらは溜池の東京全日空ホテルの横にある桜坂。
戦争中に焼失するまで大きな桜の樹がこの地にあったことから桜坂と呼ばれていたらしい。

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昨夜の雨と風で道路脇の吹き溜まりには薄いピンクの花びらが重なり合っていた。


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桜坂とスペイン坂、700mもつづく空を覆うようなソメイヨシノのトンネルを歩く。
ご近所の住人が犬を連れ、桜吹雪の中を散歩している。 歌舞伎町のペットショップで常連さんに買ってもらった小型犬ではなく、この辺りでは大きな犬が多い。

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都心の桜、港区はお寺さんや神社が多い地域、境内や参道、墓地横に植えられた歴史ある桜の樹を観る機会も多い。


つい数日前までは満開の桜だったのに、今は陽の当たる場所に咲く花は葉桜になっていた。




































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近所に数年前にできたコンビニ。
開店当初から勤めている女の子がいた。

まだ仕事に慣れない頃、おでんの玉子とこんにゃく、厚揚げを注文したらトングで玉子を掴むのに四苦八苦していた。目の前にお玉があるのに・・・。

眼鏡をかけた細身の地味めな子、ブラバンでいえばクラリネット担当。
ファッション雑誌は殆ど見ないようなタイプの子だった。

仕事にも慣れ、職場へと向かう彼女は髪型も変わり、少しづつ控えめな今風の女の子へと変わっていった。
近くの公園で開かれたフリーマーケットへは草食系の男の子と連れ立ち串に刺さったおでんを食べていた。
初めて、彼女の笑顔を見た。
もともと美形な彼女、どんどんと洗練された女の子と変わってゆく。

先日、呑んだ帰り道、私の前を彼女が歩いていた。 久しぶり見る。
もうコンビニは辞めたみたいだ。

フラフラと歩く彼女はオロナミンC のビンを片手に持っている。
何やら呟き、公園脇の桜の花の下をゆっくりと、よろよろと歩いていた。

がんばれっ!! クラリネット。
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by w-scarecrow | 2012-04-12 08:44 | 散歩 | Comments(6)

♪ 君の欲しいものはなんですか・・

" 網棚に花束一つ終電車 "

何年か前の週刊誌にこんな川柳が載っていたと新聞のコラムで知った。
定年の送別会で贈られた花束、2次会、3次会と惜別の酒を重ねるうちに、したたか酔ってしまい、終電の棚に置き忘れた花束。
支えてくれた家族への言葉には出さない感謝、仲間たちへの「ありがとう」、そんな定年を迎えたお父さんと網棚の花束と人生は、車庫へと向かっていくのか・・・。

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昨年に離婚をし、今はひとり身となった写真好きの H さんとBARで酒を呑む機会が多い。
カメラの機器についての話を聞いているだけで愉しい、私の知らない世界が広がってくる。

H さんは大学時代以来のひとり暮らし、借りたアパートのキッチンには雪平鍋とヤカンしかないという。
仕事を終えて居酒屋さんで酒を呑み、食事をして帰るか、コンビニ弁当をチンをしてもらって帰るかの選択みたいだ。
ひとり暮しの長い私としては、食生活の話を聞いているだけで母性(父性)本能が湧いてくる。
「身体壊っしゃう」と言いかけるが、 H さんも承知していることと思う。 

H さんは年頃になった娘さんと2人で食事をした時のことを愉しく話してくれる。 
「どんな男と付き合おうと構わないが、できちゃった結婚だけはやめてくれよ・・・」
これは、どんな父親にも共通する台詞。
「解ってる。お父さんもできちゃった結婚はダメだよ!」との娘さんの反応があったらしい。

そんな娘さんの話や青春時代の話をして下北沢駅で別れる。
どう見ても23歳の娘さんがいるとは思えない闊達とした H さんだが、見送る後姿が疲れている、学生時代以来のひとり暮らしに疲れている。
でも私と違って、娘さんを含め心の置き場がある。
好き勝手に自由に生きてきた男と違って、責任、みっともない生き方はできない父親の姿がある。

家へ帰りCDを聴く。 2年前にCMで流れていた吉田拓郎の名曲♪ 流星 ♪ のカバー、手嶌葵の歌う ♪ 流星 ♪(clickすると youtubeへ) がどっと深く心に沁みる。

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桜が満開の東京、薄いピンクの花びらに透けた青い空、淡く儚い花びらの表情を浮き立たす。
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by w-scarecrow | 2012-04-08 22:06 | そのほか | Comments(4)

Bakery's Cafe TOURNAGE 笹塚

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京王線笹塚駅から歩いて5分のところにある Bakery's Cafe TOURNAGR (トゥルナージュ)。

トゥルナージュは千駄ヶ谷、神宮前に天然酵母のパン教室を開講している。
神宮前校ではパンの販売もしているが少量なのですぐに売り切れになってしまう。

笹塚店ではギャラリーに並べられた作品のように個性豊かな色とりどりのパンが並んでいる。
どれもこれも見とれてしまい、つい大人買いをしてしまう。

小松菜とかぼちゃの風味が直截的に伝わってくる。 なんでこんなにしっとりとしていて見た目以上に重量感があるんだろう。
野菜そのものの瑞々しい味。

山型食パンも角食も小麦粉そのものの味が感じられる。 何度も噛んでいるうちに自然な甘みを感じる。

食パンは朝、早い時間に行かないと売り切れてしまう。 他のパンが出揃う時間にはすでになくなっているので午後に再度、焼き上がる時間に行くのがベストかもしれない。





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桜の花の塩漬けがのっている。 中は3~4種類の豆が入っていて甘納豆とパンをいっしょに食べているみたい。

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よもぎのあんパンにレーズンのふんわかパン。 

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このアップルパイも美味しかった。 りんごのコンポートに甘さ控えめなカスタードにレーズンとのコンビネーションが絶妙だった。
ケーキ屋さんのホールのものを買っても食べきれないので、小さめの¥360のアップルパイが心を満たしてくれる。

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TOURNAGE 笹塚店

渋谷区笹塚3-19-6


TEL: 03-5388-5167

定休日: 月曜日

 




うちから自転車で10分の距離に駒場東大前のパン屋さん " ル・ルソール " と笹塚の " TOURNAGE " がある。
どちらの店もハード系よりはクロワッサンやカンパーニュ、パン・ドゥミ、ベーグル(TOURNAGEには3~4種類並んでいる)、嗜好を凝らした惣菜パンもいっぱい並んでいるので、その日の気分で行き先を決める。

プロ野球も始まり、4月は部屋でTV観戦の日が多くなる。 今日は横浜DeNA は中日に 0-4 で負けてしまった。
カッカしながらBlogをupしているが、少しづつ治まってきた。 あ~ぁ。
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by w-scarecrow | 2012-04-04 22:59 | | Comments(6)