winter's scarecrow

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グッバイ・マイ・ラブ ♪

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                         菜の花や月は東に日は西に  与謝蕪村

理解力がないせいか短歌はすんなりと入っていけるが俳句は立ち止まってしまう。17文字の表現の難しさ。
蕪村の有名な句も、菜の花やあなたは右にわたしは左に 冬野案山子(♪ 振り向いたら負けよ)似て非なるものだがこれでは成立しないのかな。

春めいた土曜日、笹塚の八百屋さんに"四万十川のなばな"と書かれた、きれいに束ねられた菜の花があった。
冷蔵庫に椒房庵の明太子があるので、バターと生クリーム、白醤油を少したらして明太子パスタを作り、菜の花と和えた。

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うちにはトングがない。
Lawson の割箸でパスタを盛ったら、どうしても高く渦を巻いた格好いい形に盛れない。 トングを買ってこようっ。

菜の花の仄かな苦みを生クリームが和らげてくれて美味しかった。

残った菜の花は" レバニラ" のニラの代わりにして作ってみた。

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オイスターソースをやや多めに、野菜室に隠れていた野菜たちを炒め、茹でた菜の花を最後に中華鍋に投入した。
春を満喫した一日。

カメラ小僧そこのけそこのけエリカが通る

「春になったら新しいアイシャドウを買わないと・・・」という声が聞こえた。

これは男たちの経験値にはない、男は季節が変わろうが服装以外は変わらない。
女性は季節、温度や湿度、草花、バーゲンの日程、記念日を敏感に察して生きている。

私の老母も女子会があるときは、前の日にちゃんと美容院へ行く。
男が仲間と呑むとき、前の日に床屋へは行かない。 母の世代のそれは、たしなみなのだと思うが男にはアイシャドウを変える愉しみも、髪をワンレンにする愉しみもない。
男は季節の移ろいや、たしなみに鈍感な生きものなのかもしれない。

そんなことを考えながら飯を作っている。 トングを買ってこよう。

今週は亡父の命日なので巣鴨へ墓参りへ行ってくる。  花を供えるのではなくワンカップ大関を2本持って。
地蔵通り商店街では炭を掴む炭バサミは売っていても洒落たトングはないかもしれない。
by w-scarecrow | 2011-02-28 18:49 | 食 + うつわ | Comments(6)

天然水

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神奈川県三浦市で作陶されている伊藤 環さんの枯淡釉の
tea pot

東京が初雪の日、神楽坂での展示会で見つけた細長~い pot

金属の錆びたような風合いが好きだ。


先月は"アジアン"の馬場園みたいな pot を買ってきたので

今回は隅田のような電信柱みたいな形のものにした。

2人分の容量、使いやすく収納にも困らない。








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芦屋の "bonton" に伊藤環さんの電信柱みたいな mag があった。
やっとペアーになった。

イギリス人は硬水の水で紅茶を飲む。
ヨーロッパの殆どが硬水だが、硬水で紅茶や煎茶を淹れたことがないので味や色の出方の違いは判らない。

輸入食品店でイギリスのミネラルウォーターは見たことがない。
手に入るのはフランスの超硬水の Evian, Vittel で試すことはできる。(Volvic は軟水)

Bar で使うスコットランドの超軟水 "DEESIDE" は滑らかでやわらかく美味かった。

イギリス人がアヘン戦争を起こしてまでアジアの茶葉を欲しがっていた訳だから、硬水で淹れた紅茶はきっと美味しいのだと想う。
でも彼らはたっぷりのミルクを入れる。
ということはストレートで飲むには硬水は向いていないのかもしれない。
どっちなんだろう。



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東京都水道局は"東京水"というペットボトルを販売している。

確かに高度成長期頃の東京の水道水からは遥かに美味くなってきている。

日本は殆どが軟水みたいだが埼玉県の鴻巣と三郷、沖縄が
硬水みたいだ。

浄水場によっても違いがあるらしい。

地元の人は普段飲む水道水を意識して飲むことはないが、
いろいろな土地へ行き「わっ、水がうまっ!」と驚くことがある。

『水が合う』水に恵まれた日本、私はどこの土地へ行っても水が合う。
by w-scarecrow | 2011-02-26 20:14 | うつわ | Comments(10)

町の自転車屋さん

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今週に入って2度目のパンク。
月曜の夜は酔っ払い運転で、横にコケて大きくスライド。 打撲箇所、擦り傷多々。 タイヤもパンクしていた。
2度目は今日の午後、♪ 六本木心中 ♪を歌いながら渋谷の街を颯爽と走っていたら、スゥーと後輪が縮みパタパタになってしまった。

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アン・ルイスがまずかったのかも。 自転車を押して20分、おじさんの自転車屋へ。
ここの自転車屋さんとは20数年の付き合い、おじさんの野球チームとも試合をしていた。

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普通パンクを修理するには長くても15分で済むが、おじさんとこへくるときは40~50分の修理の時間を要す。
今の若者たちみたく『・・しながら』の『ながら族』ではない。
喋りながら修理ができないタイプのおじさん、ちゃんと手をとめて話す。

もう80歳を越えているが、記憶は鮮明。 戦中は芝浦高専で野球をやっていた。
フォークボールの神様、杉下茂や関根潤三の話から始まり、戦中、戦後のアマチュア野球の歴史を熱く語ってくれる。

だいたい長嶋茂雄が巨人に入団するころには40分が経過している。
中学時代の日本史の授業と同じで高度成長期の始まりあたりで終わり、春休みに入る。

私も野球の話をしているときが一番幸せな時間。つっけんどんな東京弁で喋れるのが嬉しい。 
「また、話においで」と帰り際に言う。
おじさん、まだまだ頑張って! 
次は長嶋入団以降の話をしようね。 毎回、前編で終わってしまうから、今度は巻き戻さないで再生ボタンを押しましょうね。
by w-scarecrow | 2011-02-24 19:11 | そのほか | Comments(4)

Love Letter

『心に響く三行ラブレター』という本が出ているらしい。 先日、TVでも放映されていた。
そのなかで

いつも君の前では正直だった
そんな僕が君についた初めてのウソ
結婚おめでとう!


焼酎のお湯割りのカップを持ち、蒲鉾をつまんでいた箸が止まった。 番組に投稿した人は関西の人、酔払った時の私ではなかった。

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横浜中華街、『上海豫園』の4種類の小龍包。

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白い2種類の小龍包★鮮肉小龍包とふかひれ小龍包
オレンジ★鶏肉小龍包
緑★ヒスイ小龍包(エビとホタテ入り)

上海豫園 小龍包館

横浜市中区山下町166-13
Open: 11:00~21:00

中華せいろにのせて撮れば、より美味しさが伝わったかもしれません。
中国の特級小龍包師が作るさっぱりとした小龍包。 皮の食感もちょうどよい。

東京にも『鼎泰豊』、六本木ヒルズには『南翔饅頭店』など小龍包の有名店がいくつかある。

かなり前になるが大門の『新亜飯店』で食べた、初めての本場の小龍包の美味しさたるや・・・。
口の中をヤケドしようが、あの熱々の肉汁の旨さ・・・忘れられない。


三行ラブレター、こんなのもあった。

「がんばれ!」と背中を押してくれたのも
「がんばらなくていい」と抱きしめてくれたのも
あなたでした


机の引き出しの中に、何種類かの便箋がある。 三行のラブレターでも書いてみようかな・・。
でも、一行だけの返事がかえってくるのが怖い。
by w-scarecrow | 2011-02-19 17:10 | | Comments(12)

陽だまりに花ひらく

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雪の止んだ火曜日の朝

小田急線豪徳寺駅から世田谷線に沿って歩く












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雪でぬかるんだ道を歩き豪徳寺まで行った。

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彦根藩井伊家の菩提寺、曹洞宗・豪徳寺
招き猫発祥の地とされている。 広い境内を歩いていて本物の猫は一匹も見かけなかった。

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紅梅が見事に咲いている。

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曹洞宗・勝光院へ来た。 豪徳寺から歩いて10分くらいの距離。
小さなお寺さんだが、竹林に囲まれた落ち着く場所。 

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屋根から地面へと吊るされた金具、溶けた雪がここを伝わり落ちてゆく。
陽だまりに座り、この光景をずっと眺めていた。

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勝光院から世田谷八幡宮へ。

梅ヶ丘の羽根木公園で梅まつりが開催されている。
600本以上の梅の木があり見事に咲いている。

でも公園に咲く花より、寺社や民家に咲いた梅や桜の花の方が趣を感じる。


ぬかるんだ道でズボンの裾は濡れてしまっているが、花に癒され、寺に悟された散歩だった。

マックのモーニングサービスが終わる時間が近づいてきたので走った。

♪ソーセージ・エッグ・マフィン ~ くださ~い
by w-scarecrow | 2011-02-16 08:40 | 散歩 | Comments(5)

ひなたぼっこ

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たっぷりのモッツァレラチーズを入れたマッシュポテト。 ガーリックトーストにぬって食べた。
じゃがいもに芽が出始めていたので、すぐさま調理。 チーズが多いのでモコモコしたフォンデューみたいだ。
残ったマッシュポテトは刻んだハム、マッシュルームを入れてグラタンにする。

今朝のベランダから見える富士山は絶景だった。 手前の山々もくっきりと見えた。
「さて自転車でどこへ行こう」と考えたが日陰の道はまだ凍っていたので断念。 なにか買い物はないかと無理やり思案。
すぐには必要ではないが、料理に使う紹興酒とオリーブオイル、一味唐辛子を買いに下北沢のカルディーまでトコトコと。

雑誌にでてくるような真っ白な壁の広くてお洒落なリビング、必要最低限な物だけが配置されたモノトーンだったり、ウッディーだったりのシンプルライフ。
これが苦手だ。

小さな部屋でもいいから、本や物に包まれた部屋が落ち着く。
本棚、机の周りにはブリキのオモチャや宝物入れ、ピーマンの形をしたクッション、人参の枕、スクラップしていた新聞記事のファイルの数々、CDやDVD、産地の違う煎茶や紅茶の茶筒、観葉植物・・・。

周りを見廻すと色々な人生がある。 小説の中の登場人物、歴史の中の人々、高度成長期に下町の小さな工場で造ったオモチャ、自然豊かな工房でこしらえたうつわたち、農家の農閑期に編んだ昔の素朴な籠やザル・・・。
そんな作り手の想いの詰まった物に囲まれていると、自己というものが薄らいでゆく心地よさを感じるのかもしれない。

ベランダの窓から差し込む暖かい冬の陽が気持よい。 道路の向こうにはクロネコヤマトの車が停まっている。
「運転手さん、明日の要冷蔵(生チョコ)の荷物はうちだからね、よろしく」と、ひとり言。
by w-scarecrow | 2011-02-13 14:51 | 食 + うつわ | Comments(10)

東京 雪

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今年初めての積雪。
雪国の人には失礼になりますが、東京で雪が降ったときは「猫は炬燵で丸くなる」ことはできず、駆けずりまわっています。

Barでの男たちの女性に関する会話、バーテンダーのS君は「背の小さい女性は気が強くて、どうしてあんなに負けず嫌いなんですかね」
それはガッテン!!
男に介してもそうかもしれません。
女子マラソンのランナーにしても卓球、柔道、小さな女子が世界を制しています。

私が中学校へ入った時、5人兄弟のなかに一人だけいる姉が嫁ぎました。
背の高い姉で、、母代わりみたいな存在だったので、母の影より14歳の時に嫁いでいった姉の影が結構残っているのかもしれません。
おおらかでしっかり者。
一緒に暮らしていた期間が少ないので、いまだに姉と会うときは少しばかり緊張します。
姉が高校生だった頃、6,7歳だった私は姉のセキュリティーみたいで映画へ行くときも病院へもいつも連れられて行きました。
雪の寒い日に青春映画を観るために姉と映画館で並んだことを想い出す。

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by w-scarecrow | 2011-02-11 23:32 | 散歩 | Comments(4)

もなか

デパートはバレンタイン商戦真っ只中。
生チョコを横目に見ながら「今年はこんなのがほしいなっ」とシュミレーションを描いている。

昨年はバレンタインデーに新橋にある和菓子屋の『切腹もなか』という餡子がたっぷりと入った最中をもらった。 「なんで?」
初恋の子に漱石の『こころ』の文庫本を貸したら、別れたときに太宰の『人間失格』が送られてきたときと同じくらいの衝動と苦笑。

今年はちゃんしたとチョコがほしい。 ハート型♥は割れやすいのでスクエアーなのがいい。
(このBlogを見てくれている姪っ子たち、気を遣って送らなくていいからな!親戚からもらっても淋しさだけがつのるから)

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お酒と同じくらいに牛乳が好きだ。 ロト6で2億円が当たったらジャージー牛を一頭飼いたい。

日本に滞在している外国人が言うように日本の牛乳はマズイ!
超高温殺菌(120~130°Cで2秒間殺菌)の牛乳ばかりで本来のうまみやコクが全くない。
美味しい低温殺菌(62~65°Cで30分殺菌)の牛乳が飲めるヨーロッパの国々が羨ましい。

普段は『いわての乳』という牛乳を小田急百貨店やオオゼキまで買いに行く。
1リットルで¥200代で買える低温殺菌牛乳のなかでは一番美味い。

写真の牛乳は三重県伊勢に行ったときに「これは旨い!」と一日4本飲んでいた山村牛乳、80°代の殺菌だが美味かった。
恵比寿三越の牛乳コーナーにしみじみっと並べてあったので、すぐにGET。

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寒い夜には、温かなミルクを飲みながら"ブラタモリ"を観る。 温かミルクと最中の相性はバッチリ。
でも今年はいらないぞ、最中は・・。
by w-scarecrow | 2011-02-09 19:24 | | Comments(8)

赤鬼さん

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昨夜、飲み屋へ向かう途中、小さな庭に向かって「鬼は外~・・」と豆を撒いている子供の声が聞こえた。

寒さで肩をすぼめて歩きながら、ふと町の風情を感じた。

「そんな小さな声じゃ、鬼は出ていかないぞ!」
父子がでっかい声で「鬼は外~福はうち」とやり直していた。 
お父さんの声は「鬼は外~オニ(嫁)はうち(家)~」に聞えてしまう。


自転車で実家へ帰るときに、時々広尾の菓匠・正庵で買ってゆくくず餅。 別に青きなこも付いている。

数種類ある大福も買ってゆく、小さめなので年寄りにはもってこいのサイズである。








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                                       あんず大福

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              黒ごま大福                                   黒豆しお大福

巣鴨の地蔵通り商店街で、名物の塩大福を大きな口でパクリと食べているおばちゃんの口には、このサイズだと軽く2つ半は入る。

どれも美味しいが"黒ごま大福"は昼過ぎには売り切れになってしまう。

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くるみ餅はこれでもか~と言いたいくらいにくるみが詰まっている。
正庵は餅菓子が美味い。




菓匠 正庵

渋谷区広尾1-9-20

TEL: 03-3441-1822
定休日: 元旦のみ
Open: 平日 10:00~19:00
日祭日: 10:30~17:00




母は現代的な感覚の食べ物より、やはり昔ながらの味を好む。
戦前から白金(北里通り)で店を構えている"大久保だんご"の餅菓子やお稲荷さん、かんぴょう巻きを買っていった方が喜ぶ。
70年以上もここの餅菓子を食べている。 今度は何を買っていっていいのやら・・。
自転車で走りながら、花粉が顔に付着して赤鬼のようになっています。 鬼は外がきついです。
by w-scarecrow | 2011-02-04 20:17 | 食 + うつわ | Comments(12)