winter's scarecrow

<   2010年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

日暮れに咲く花

e0158857_23122567.jpg

昨日、地デジ対応のTVが届いた。
アナログ受信が罪かのように、どの番組でも早めの地デジ対応を呼びかけるテロップに嫌気がさして乗っかってしまった。
来年の春くらいに・・と想っていた。
ブラウン管の時代は15~20年は何も故障もせず長持ちした。
今の家電は5~8年の寿命でメーカーは考えているみたいだ。 
メーカー保証の1年、PCもDVDレコーダーもカメラも「3年目の浮気」ではないが、その頃に必ずおかしくなってしまう。
少し高くなってしまうが5年以上の長期保証をかける。
デジタル一眼は10年保障にした。既に3年目で入院した。

パスポートを取るときに、すごく迷っている様子を見かける。
有効期限が5年にするか10年にするか、それと同じくらいのタームで家電が壊れてしまう。
10年のパスポートを取るのに、添付写真を5回以上撮り直している人もいる。
あまり値の張る高価な家電でも5~8年が寿命と考えれば、手頃な値段なものでいいのかなと想う。

e0158857_23383651.jpg


ベランダの鉢植えに逞しい名も知れぬ花が咲いていた。日暮れの頃に花を開く。
小さく強く優しい花が開く。
by w-scarecrow | 2010-09-27 23:51 | そのほか | Comments(4)

はじまりはいつも雨 ♪

e0158857_936910.jpg

作家、平岩弓枝の生家である代々木八幡宮の大祭。
強い雨の中、傘をさした家族連れが多かった。 傘をさしながら夜店のイカ焼きを食べている子供たち。

e0158857_9435978.jpg
デパートの玩具売り場でも祭りの夜店でも「・・買って!買ってよ!」と泣きじゃくっている子供の姿は最近、見かけなくなったような気がする。
我慢をしているのか、我慢せずとも買い与えてもらっているのか。

厚労省の村木厚子元局長のしなやかな対応を見る度、想い出す子がいる。
母の大好きなムツの味噌漬けを学校帰りに買ってきてくれとよく頼まれた。
中学校からの通学路をちょっと遠回りをすると広尾商店街があり、そのなかにあった市場(広尾食品デパート)で買い物をすませた。

小学校から同じクラスだったY子が学校帰りにいつもこの市場で夕飯の買い物をしていた。
中学の制服姿にマジックバック(折りたたみのバック)から長ネギや大根が頭を出しているところを何度も見かけた。
Y子は弟と妹がいる4人姉弟、お父さんが若くして亡くなり、働くお母さんを長女である彼女が助けていた。
とっても同じ年とは想えないほど、しっかりした子だった。 
他の女子たちのスカートめくりをしては「wくん、最低!」と言われていた自分が情けなかった。

Y子の弟が私になついていたので、渋谷氷川神社の大祭に誘ってみた。
Y子の4人姉弟を引き連れての夜店巡り、焼きそばや綿アメ、サザエの壷焼き、弟や妹はジッと旨そうな食べ物を眺めているだけでゆっくりと通り過ぎる。
「w、なんだY子と出来てたんだ!」と擦れ違った同級生のヤジを無視して、石段をのぼり本殿でみんなで掌を合わせた。
「wくん、誘ってくれてありがと・・そろそろ帰んなきゃ」
「みんなで焼きそば食べようぜ。俺がおごるから・・」
「うううん、いっぱい楽しんだから・・」

Y子は学年で1,2番の成績、家事をしていつ勉強しているんだろうと不思議だった。
国立の女子大付属高校へ進学した。
きっと、素敵な働き者の母親になっているのだろうと想う。

e0158857_10272966.jpg

祭りが終わり、一気に秋になった。
by w-scarecrow | 2010-09-25 10:36 | my back pages | Comments(8)

東横線に乗って

自由ヶ丘へ紅茶の茶葉を買いに行く。 
帰りに、大好きな奥沢のパン屋さん"CUPIDO"へは行かず、今回はIDEE SHOPの4Fにある"Jiyugaoka BAKESHOP"へ行くことにした。
e0158857_19521789.jpg

連休中のためかcafe spaceは女子、女子、草食系男子でどう考えても私の居場所はない。

e0158857_19571348.jpge0158857_201907.jpg






















ラズベリーのマフィン、紅茶の友。
空腹でお腹がグーグー叫んでいるけど、我慢してto go。


自由ヶ丘、大人の散歩道。 お洒落な街なのかもしれないが数ある雑貨屋も洋服屋もimpactがないように感じる。
upper 30の街なのかもしれないが、NHKの番組みたいで少しニュートラルな街。

e0158857_20172370.jpge0158857_20202650.jpg























ドライトマトとオニオンのチャパタと右はフィグ。
大好きなチャパタ、口の中でジローラモとロザンナが弾けていて旨かったー!
フィグはしっとり系でこれも美味しい。

e0158857_20261165.jpg

e0158857_20272920.jpg


pizzaを含めこの店のItalianのものも、キッシュも現地で食べているような旨さ。
胡麻のベーグルも香ばしい。
大きめのキッシュは600円代なので今回は断念。

e0158857_2036021.jpg

Jiyugaoka BAKESHOP

目黒区自由ヶ丘2-16-29 IDEE Shop 4F
TEL: 03-3723-2040

平日営業: 10:30~22:30
土日祝日: 9:30~22:30


半年ぶりの自由ヶ丘、楽しい想い出が詰まった街。BAKESHOPの品数の多さ、選択肢が多すぎる。
今度は何を買うか決めていかなければ・・。

あと一週間で私の吸っているタバコが¥320から¥440に値上がりします。
このまま、買い溜めはせず「¥440を払って買うか辞めるか」の択一で10/1を迎えようと思っています。
by w-scarecrow | 2010-09-21 20:57 | | Comments(8)

漆盆

今に始まったことではないが、最近はとみに涙もろくなってきた。
『鶴瓶の家族に乾杯』で道端で鶴瓶を見送る、いつまでも深く頭を下げているお婆さんの姿を見て、こみ上げてくる。
呑んで部屋へ帰り、植村花菜の♪トイレの神様♪のPVを観て涙、涙。
甲子園球児の泥だらけになった手で涙を拭いている姿を見て、こっちも号泣。
球児たちの無垢で爽やかな涙と違い、私の涙は塩分濃度が濃いい、糖分もちょっと含まれているかもしれない。ドライアイになってみたい。

e0158857_19422463.jpg


漆師 矢沢光広さんの"拭き漆盆"。
裏面に3つの足がついた実に実用的なキハダ材の9寸のお盆。

e0158857_19465671.jpge0158857_1948769.jpg























お盆の上に急須、湯冷まし、茶筒をいつものせてある。
流れてゆく時間の区切り、毎日何度もおなじ儀式を繰り返している。

矢沢光広さんは1946年生まれ。 武蔵野美術大学中退後、木工芸の技術を学び、その後漆器作りの道へ入る。
鎌倉の『鎌思堂』という工房とお店を主宰している。

漆は水を弾く防水に優れた性質をもち、木の呼吸を妨げることなく木のもっている調湿作用を損なうことがない。
使うほどに艶が増し、時間とともに深い魅力を映しだす。

e0158857_2055783.jpg


石井隆寛さんの『朱釉ラスター湯呑』でホッと一息。
石井さんの今夏窯出しした湯呑、深い赤と茶、煉瓦色と鈍く光る銀、手にとるだけでも愉しい。
毎年、違うフォルムの作品を一つづつ手に入れ、眺めている。

フレッシュネスバーガーで好きなHot Dogを頬張っていたら、隣りの学生のでっかい関西弁がきこえた。
「タカやん遅い!待ちくたびれたわ~っ」
タカやんだから、高橋か高木という名だろう。「××やん」という関西の呼び方は心地いい。
でも大阪にいる本間さんや渋井君は何と呼ばれるんだろう?
「ホンマやん!」「シブイやん!」

それと何で蓮舫はフルネームで呼ばれるんだろう?「蓮さん」でも「舫ちゃん」でもいんではないかと思う。
先週は朝、昼、夜と女性コメンテイターが異句同音に「私たち市民の・・」とか「市民感覚では・・それよりもっと政策論を!」という言葉を何度も発していた。 
その言葉とコメンテイターとのギャップがどうしても相入れない。
政局、党内抗争、見ていてこれが楽しい! 群れと群れの闘い、「群れろ!もっと群れろ!」と想わず言葉が出てきてしまった。
by w-scarecrow | 2010-09-17 22:35 | もの | Comments(12)

みんなをすきに

e0158857_1882012.jpg


私は好きになりたいな

何でもかんでも みいんな

ねぎもトマトもお魚も

のこらず好きになりたいな

うちのおかずは みいんな

かあさまがお作りになったもの

(後略)



金子みすずの『みんなをすきに』という詩集にトマトが出てくる。
みすずが育った明治後半から大正時代、トマトは一般的な野菜だったんだろうか?
山口県長門の燦々とした陽を浴びたトマトは、やはり青臭かったのかな・・。


e0158857_18114887.jpg


甘いフルーツトマトが全盛の時代、昔食べた決して甘くないトマトが食べたくなるときがある。
そのままガブッとかじりついても、美味しい塩を少しふって食べてもいい。

e0158857_18131718.jpg


左から、茨城県産◆"ようこ"、一般的なフルーツトマト。

広島県産◆"ブラックトマト"、ロシア原産の黒トマトで濃厚な味で美味い!

愛知県産◆"グリーンゼブラ"、メキシコかペルーの原産らしい。インカの時代から食べられていた緑色のトマト。
今まで味わったことのない、ほんのりとした苦み。塩をふったら酒の肴にいいかもしれない。

北海道産◆"クリームソーセージ"、イギリス原産、爽やかな味のするトマト。
ちょっと名前が変だが、このトマトでソースを作ったら、クリーム色のトマトソースができるのだろうか? 挑戦してみたい。

夏の終わりにトマト三昧、赤、黄、緑、黒、どれを食べるか悩むのも愉しいかも。
by w-scarecrow | 2010-09-11 22:32 | 食 + うつわ | Comments(10)

祭り囃子

e0158857_191631100.jpg
ちりめんじゃこと生姜でご飯を炊いた。

大分、別府湾のジャコ。
大分の名産、どんこ、城下カイレ、関アジ・サバ。
「いいよな~、たぶん松茸も美味しいだろうし・・」

ちりめんじゃこを送ってくれたKNちゃんにいつも高価な物産の暗示をかけている。

季節折々、いつも故郷の名産を送ってきてくれる。
ほんとに感謝。

ジャコを湯通しして、高知の新生姜をたっぷりと入れて、ヒガシマルの醤油をちょこっとたらした。
余っていたゴボウも一緒に入れればよかったと後になって後悔。

磯の香りがいい具合に広がり、学級委員の女子みたいな生姜とシソがキリッと締めてくれる。

東京の名産ってなんだろう?といつも悩む、雷おこしを贈っても喜ばれない。
巨人が嫌いなので自由が丘のナボナを買うことはない。

"とらや"の羊羹、年配の人は羊羹、最中を好むが同世代は重たい。
蕎麦は美味しいが干麺を贈っても・・。羽田空港で売っている定番は面白くない。
いまだに悩みます。

e0158857_19421679.jpge0158857_19431082.jpg























台風一過、東京は涼しかった。というより普通の9月の気候。
うちの近辺ではそろそろ秋祭りの時期、祭り囃子が聞こえてくるとやはり血が騒ぐ。
詰め所に一升瓶を持ちこみ地元の商店主たちと呑むのも楽しい。
「wちゃん、今と違って、昔はよう・・」の話を聞くのも嬉しい。 おじさんたちの祭りの後のシュンとして散り散りと帰っていく姿がいい。
「あ~、やだ、やだ」と寅さんのオイチャンのような決まりごとを呟きながら散ってゆく。

たまに夢の中だけでも亡父と23年ぶりに呑んで語りたいなと、いみじみと想う。 
昨夜は常磐(貴子)ちゃんが夢に出てきた、嬉しいけれど、今は来る秋にしっとりと想いを馳せたい。
by w-scarecrow | 2010-09-09 20:09 | 食 + うつわ | Comments(8)

2010 夏

e0158857_16405263.jpg


               弱った蝶を
               そっと葉っぱにのせるように
               季節の上にそっとのせられている

               眩しく反射する光りの海の上で
               目を細めながら 
               しがみつくものを探している
              
e0158857_16475272.jpg


               過ぎてゆく夏
               2010夏と書いて 消す
               消しゴムのかすだけが憶えてくれている

e0158857_17175116.jpg


日比谷から東銀座まで歩いた。
ビルの陰になった歩道を皆が歩いている。
陽の当たる歩道を日傘をさしている若い子が歩いていた。 
「折角、日傘をさしているんだから陽あたりを歩かなきゃ・・」そんな感じで足早に通り過ぎて行った。

e0158857_054277.jpg


夜、焼酎の水割りを呑みながら、録画しておいた"列島縦断 鉄道1200kmの旅"、日本列島鹿児島から北海道まで季節折々の車窓から運転席からの風景、山や谷間を走る列車。
鉄っちゃんではないが、流れる風景をTVで眺めながら酒を呑む至福の時間。
♪いい日 旅立ち・・・ああ~ 日本のどこかで私を待っている人がいる~♪ 「いない、いない」自分で突っ込みを入れながら終着駅に到着してしまった。 焼酎の瓶も空っぽになった。

e0158857_1381521.jpg
               
by w-scarecrow | 2010-09-05 17:46 | そのほか | Comments(8)

花かつお


「まだまだ猛暑がつづきますので充分な水分補給を」備長炭みたいな眉毛をした石原良純にそう言われると「ほっといてくれ!」と返したくなる。

榮倉奈々ちゃんがお天気おねえさんで同じことを言ったら「了解!ちゃんと摂ります!」とTVに向かって返事をしていると想う。


e0158857_19364190.jpg


新幹線の名古屋駅ホームでも街中でも「きしめんにかつお節をのっけないでください」と注文するのだが、必ず花かつおがたっぷりと麺の上で踊っている。

地元の人はきしめんやうどんに花かつおをのせないこと自体が許すことができないのかもしれない。

カレーライスにバッタもんの福神漬が盛ってあるのも嫌だが、花かつおも喉の手前の上側にくっついてしまうので苦手だ。

名古屋に帰省したSさんに吉田麺業のきしめんを買ってきてもらった。
東京で一番手に入りやすいのが"宮きしめん"、日本橋高島屋では"丈山の里手延べきしめん"が置いてある。
"丈山の里"は稲庭うどんみたく厚みや幅がまちまちで、これがなんとも嬉しかった。
きしめん好きとしては名古屋の老舗の吉田麺業のきしめんが気になっていた。
値段も手頃でなかなか美味しかった。


e0158857_1953963.jpge0158857_19564971.jpg


























きしめんは東京では"ひもかわ"と呼ばれ、町にある生麺専門店で売られていた。
愛知県の刈谷辺りに芋川という地名があり"芋川"が訛って"ひもかわ"と呼ばれていたみたいだ。

ゴム紐みたいなので「ひもかわ」と呼ぶのかと想っていた。
徳川家康が三河・駿府の地から八千人を連れて武蔵の国の小さな城下町へお国替えしてきたので江戸(東京)は食文化でも三河・駿府の影響が強いのかもしれない。

ミツカン、ポッカ、敷島製パン、春日井製菓、coco壱、竹下景子、岡江久美子、かとうかずこ、舘ひろし、TOYOTA,YAMAHA、河合楽器、食を含めた文化、日本全国へ進出した愛知県の企業はまだまだたくさんある。
あの豪華で安価な名古屋の喫茶店のモーニングセットが進出してきてくれないかな。

呑み仲間が見合いをしたらしい。
「wさん、日傘をさした女の子とデートしたの初めてですよ!まだ32歳ですよ彼女。日傘をさすって50歳以上ですよね、普通」
「いいじゃん、アンティークな子で。きっと寝るときはカーラーを巻いて、パジャマじゃなくてネグリジェ姿だぜ」
私も日傘をさした女の子と一緒に歩いたことはない。 きっと二人の披露宴は上野精養軒、新婚旅行は熱海か青島(日南)のような気がする。
幸せになってくれMくん。新婚旅行に出発するときは東京駅のホームで万歳を三唱して見送るから。




by w-scarecrow | 2010-09-03 22:41 | 食 + うつわ | Comments(8)