winter's scarecrow

カテゴリ:食 + うつわ( 142 )

はれま

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京都川端通に『はれま』というチリメン屋がある。
10年ほど前、錺(かざり)金具の選定保存技術保持者の偉いおじいさんのdocumentを撮っていた。
寺社や二条城などの建築物を飾る錺金具、神輿の細かい金具の部分も錺金具という。私も実際に京都へ来るまでは錺金具という言葉も知らなかった。
職人さんの作業を見ていると楽しくてしょうがない。作業の詳細の説明を聞いていると未知の世界へ這入っていく興奮と驚きがある。
このおじいさんの昔話がまた面白い。京都の職人さんたちの遊び、艶気があり粋でもありスケールが大きい。
こういう旦那衆が何百年と京都の文化を支えてきたのだなと納得させられる。
「おやじさん、京都土産に買ってゆくとしたら何がいいですか」と訊いたら『はれま』のチリメン山椒がいいと奨めてくれた。
京都ではよく見る町家の一角にお店がある。なかへ入ると商品がなにもない。
ドキマギしていたら「おこしやす」と店の人が出てきた。商品の陳列していない店に入ったのは初体験だった。
『はれま』のチリメン山椒は東京では高島屋で買うことができる。こちらではちゃんと陳列してあります。

白米にのせて山椒の風味を味わいながら食す、しっとりとしたチリメン。
あのおじいさん元気かな?と食べるたびに想い出す。
おじいさん<紫>が頭につく勲章をもらったらしい、やっぱり粋な職人は紫がよく似合う。
京都は今頃、街中でも紅葉が観ることができるのかな。「そうだ!京・・」やっぱ今度にしよう。
by w-scarecrow | 2008-11-24 15:43 | 食 + うつわ | Comments(4)

野の花

朝起きてTVをつけて『ジャパネットたかた』社長の頭のテッペンから出てくる声を聞くとなんと目覚めのいい一日だろう。
社長の声を吹き込んだ目覚まし時計が発売されたら真っ先に電話をするのに。
渋谷から井の頭線に乗り歓楽街の神泉のトンネルを抜けると長閑な風景に一変する。
右手に東大駒場のキャンパス、左手に駒場野公園。
旧東京教育大農学部の跡地にできた公園。明治の頃は駒場農学校という名称。
敷地の手前に『ケルネル田圃』明治時代に教鞭をとったドイツ人農学者の名を冠した田んぼで今でも田植えをつづけている。
ケルネル先生も札幌農学校のクラーク博士みたいにちょいと気の利いた言葉を発していればここに銅像が建っていたんだろうと想う。なにか小粋なこと言わなかったのかなー。
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敷地の奥に<野の花>を集めた一帯。そこに咲いてた可憐な花。

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公園の入口で電車を観にきた園児たちの桟敷席。あまり電車には興味のないようすでした。

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園児たちの眺めている先にある『Boulangerie Le Ressort Patisserie』 
四種類のお豆パン、トルコ産乾燥イチジクが入っているもの、オリーブパン。
カイザー出身の方がやっているとのこと、サクサクしっとりのクロワッサンも美味。  
  
  『ル・ルソール』
  目黒区駒場3-11-14    8:00am-7:00pm営業   定休日:月曜日、第3火曜日
by w-scarecrow | 2008-11-14 20:29 | 食 + うつわ | Comments(2)