winter's scarecrow

カテゴリ:散歩( 185 )

お帰り 春 !

そろそろ真新しいランドセルを背負ったピカピカの一年生の入学式が始まるころ。

遅く花開いた桜の花びらが祝福してくれるといいな。


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作家の朱川湊人さんがいまだに悔んでいる中学時代の話。


    一年生の時に病気持ちの女の子がいたという。 
    
    隣の席の彼女は欠席がちだが、学校へ登校する時はいつも大きく膨らんだ学生カバンを持っていた。

    いつでも先生や同級生に教えてもらえるように、すべての教科書とノートを詰めていた。

    遅れた勉強を少しでも取り戻したかった。

    二年生では別のクラスになったが、ある日、あの大きなカバンを持って歩いている彼女を見た。

    カバンを持ってあげるべきだと声をかけようとしたが、あの年齢特有の恥ずかしさでそれができなかった。

    「少しの勇気を出すことが、あの日の僕にはどうしてもできなかった」

    数か月後、彼女は亡くなった。


         *     *     *     *     *     *


多くの人たちが重いカバンを心に抱え、桜の絨毯の上を歩いているのかもしれない。

でも中学生の彼女の大きなカバンは夢がいっぱい詰まっていた・・・。




野原ではタンポポのパッチワークが始まった。

春は毎年、ちゃんと帰ってくるんだね。 お帰り春。
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by w-scarecrow | 2015-04-03 16:45 | 散歩 | Comments(0)

桜 ?? 目黒川

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今朝の目黒川沿いの桜並木。 8時前に着いたがかなりの人数の花見客がゆっくりと歩き、満開の桜に酔っていた。


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出逢いと別れ、初めましてとサヨナラと。

人が往き交う春。

同じ梢を見上げても、人の想いはさまざま。 この時期だからこそ想いを馳せる薄紅色の花。


桜の花は夏に翌春の花芽を準備し休眠状態に入る。 眠りから覚めるには冬の寒さにさらされじっと耐えている。
そしてサヨナラの季節に一気に花開く。


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目黒川の桜並木は座る場所がほとんどない。 

桜の樹の下でポットに淹れた温かい紅茶を飲み、おにぎりでも食べながらゆったりとした桜見物がしたかった。


葛西臨海水族園のひとりぽっちになってしまった黒マグロ、仲間のいない小さな海の中で泳いでるのは淋しいだろうな~。
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by w-scarecrow | 2015-03-31 11:35 | 散歩 | Comments(4)

染の小道

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新宿から西武新宿線に乗って10分弱、妙正寺川に春色に染めあげられた反物がたなびいている。

" 染の小道 " というイベントが催されている。


江戸小紋、江戸更紗、明治・大正時代に神田紺屋町の染職人たちが、よりきれいな水を求め神田川と妙正寺川の合流する落合に移って来た。

昭和30年代半ばまでは川筋の染工場の職人たちが川のあちこちで水洗いをする風景がみられたという。

かつては300軒を超える染色に係る工場や会社が落合、中井地域に集まっていたらしい。


和服を着た東京造形大学や目白大学の学生たちが作品を持ちよったり、案内をしていた。









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和服姿の女性たちが目立った。 やわらかな日差しのなかを歩く、成人式の振袖ではない109ファッションでもない普段着の和服姿がとっても温かくしてくれた。

朝一番でクロネコさんがクール宅急便を届けてくれた。
シマホッケに甘塩の鮭の干物、贈り物? 誰から?
自分からだった。 
また酔っぱらったときにオーダーしたみたいだ。 次は何が届くんだろう?
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by w-scarecrow | 2015-02-28 14:04 | 散歩 | Comments(4)

君は噴水だ

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LONDON に着きました。

と言っても疑われない丸の内のマジックアワー。

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東京は厳しい寒波の下、行き交う人も足早に先へゆく。

年が明け、あっという間2月へ入った。 会田みつを先生の日めくりカレンダーから今年は " まいにち修造 " 松岡修造日めくりカレンダーに買いかえた方も多いはず。

奥さんの分娩中に「勝負だ!勝負しろ!」と叫んだ修造。 「今日から君は噴水だ!」「僕は春夏秋冬、いつも紅葉している」と名言が書かれたカレンダー、バレンタインデーはどんな言葉なんだろう?

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うちの洗面所にある百均の青いプラスチックのコップ。 ロト6の高額当選が出たらバカラのグラスに買い替えようと思っている。

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東京駅から丸の内を抜け日比谷駅へ、千代田線に乗りやっと躰が温まってきた。 寒いときは肥えた人の隣に座るのがベスト。

今晩は簡単にできる湯豆腐にする。
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by w-scarecrow | 2015-02-09 19:58 | 散歩 | Comments(2)

ご縁

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この齢になっても朝、カーテンを開けると雪がこんこんと降り積り、隣の家の瓦屋根が真っ白になっているとこころ踊る。
何して遊ぼうか。

先週の金曜日、雪がみぞれにかわるなか西新宿へ。 雲が手の届きそうなところまで下りてきていた。


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雪国に住む学生時代の友人夫婦が「新幹線で帰る前に昼飯でも食おう」ということで、高層ビルの40何階かの中華料理屋さんへ予約を入れてくれていた。

蟹の身が入った美味しいスープをすすりながら、ガラス越しに見える新宿の風景はメレンゲがフワフワト浮いたよう。まるで飛行機のなかで機内食を食べているようだった。

ナッツが出てくるか気になった。


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新宿アイランド入口の LOVE のオブジェは裏から見た方が趣がある。

昔から抽象的すぎて解らない言葉がある 『 縁 』。 男女間や仕事の出会いのことで使うことが多い。

「仕方ない、縁が無かったと思って・・・」

披露宴の席では祝辞のなかで必ず聞く

「新郎、新婦は素晴らしいご縁に恵まれ、出会いそして・・・」

『うそだ、新宿のディスコで酔いの回った彼女をナンパしてアパートの部屋にお持ち帰りしただけじゃないか・・』

縁という意味、いまだ解らず。


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友人夫婦と新宿駅へつづく地下街で別れた。旨そうな寒風干しの鮭を土産にいただいた。


いくつになっても結婚前の皆、遊び廻っていたころの姿が重なってくる。

ややベテラン夫婦になった彼ら、ご縁があるから一緒にいるわけではない。

縁があろうとなかろうと、好きだろうと嫌いだろうといつも一緒にいるのが夫婦。 


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by w-scarecrow | 2015-02-03 08:51 | 散歩 | Comments(0)

ツン

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最近、下北沢にあるこのBAR が気になる。 高田純次的バー。

「バストを測ったことないの?オレの右手はメジャーになってるよ」 「キミのその下着、食べられるやつ?」

「この間、伊代ちゃんと仕事をしたら、伊代ちゃんはもう16歳ではなくなってたんだ」

こんな会話が交わされているんだろうか?

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千疋屋のスペシャル・パフェ(¥1800くらい)を食べたくてしょうがない、でもお店の扉を開けることができない。
一人で窓際の席に通されて、ペロペロと生クリームを舐めている自分の画を想像すると、無理だ。

江戸末期、西郷隆盛が水菓子屋の千疋屋へ買い物に来たと聞くが何を買っていったんだろう。


上野公園の西郷像、3頭身の山下清みたいな西郷さんの連れている薩摩犬の愛犬ツンが好きだ。名前も洒落ている。

モカだとかココア、バニラより「ツン」の方が凛々しい。 つん。

日本の田園風景にはプードルもポメラニアンもブルドックも似合わない。やはり威風堂々とした日本犬がマッチする。


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東京散歩、土地の由来を調べると江戸の中心から少し離れれば将軍たちの鷹狩をした場所が至るところにある。
生類憐みの令以降、一時途絶えたらしいが将軍たちは皆、鷹狩が大好きだったみたいだ。

浦賀に黒船が現れて、やっと鷹さんたちと遊んでいる場合じゃないと気づき、鷹場を練兵場にし兵術を学ばせ始めた。

目黒の鷹場で初めて下々の食、サンマを食べ感動した将軍。 下々の食べ物しか食べていないので是非、千疋屋のスペシャル・パフェが食べたい。


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「高田さんいい体してますね。何かやってたんですか?」の質問に「将棋」
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by w-scarecrow | 2015-01-22 20:46 | 散歩 | Comments(2)

鮮やか

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坂の町が好きだ。 本郷を歩いていると明治時代の東京市にタイムスリップをしたような気がする。

菊坂近辺には樋口一葉、宮澤賢治、石川啄木が、東京帝大を挟んで反対側の根津・千駄木には森鴎外、夏目漱石(旧鴎外邸に転居)、川端康成、江戸川乱歩、佐藤春夫等々が居を構えていた。

生活に困窮した文士たちは菊坂あたりの下宿屋に間借りをして文壇を夢みていたのかもしれない。


坂道をのぼるりながら見上げると下駄を鳴らし、揚々とした文士が下りてきそうだ。


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火野正平の自転車旅、NHK BS の「にほん縦断 こころ旅」に見入ってしまう。

只々、自転車を走らせ視聴者の思い出の地まで辿る。 なにかが起こる訳でもない番組が心地よい。

いろいろと浮名を流しつづけてきた火野正平、甘えっ子風な男の色気がある。 女性が放っておけない気持ちにさせる何かをもっている気がする。
見習わなければいけない。

いつも思うのはどの町へ行っても駅前の中心地以外は、殆ど人が歩いていない。 
どこへ行くのも車を走らすのだろうが、足腰が弱ってくるのじゃないかって勝手に心配してしまう。



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 * 東大本郷キャンパスは掲載した写真より、もっともっと黄色が鮮やかでした。
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by w-scarecrow | 2014-12-10 10:46 | 散歩 | Comments(0)

親子丼

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千代田線・湯島駅を降りて、今日は男坂をのぼってゆくか傾斜の緩い女坂にするか・・マングローブやデラックス(マツコ)はどちらを選ぶのだろうと考えながら湯島天神へ。

男坂も女坂も工事中で通行止めだった。 真ん中に坂はない、どこをのぼればいいんだろう?

境内には合格祈願の受験生もおらず閑散としていた。 ランチタイム中の鳩たちがゆく道を塞ぐ。



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白梅の名所・湯島天満宮、梅をあしらった御朱印帳。 初めての御朱印帳に御朱印をいただいた。 パチパチ・・


前から気になっていた天神様入口のそば、日本一美味しい親子丼を食べさせてくれるという鶏料理の " 鳥つね " 時間は11:40、計算していた時間にぴったり、今日こそは。

お店の前では、おばちゃんたちがお喋りに花を咲かせている、イヤな予感、この花は散らない。

紫メッシュのおばちゃんを先頭に6,7人の女子会メンバーが店に入っていった。


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お腹を空かして門前仲町へ。 女子の団体がきらいだ。

深川不動尊の参道 " 人情深川ご利益通り " へ。 この通りにある元祖深川丼の店は味噌仕立て丼だったような気がする、醤油仕立てが食べたい。

本来の深川丼は味噌仕立てかもしれないが、右脳が親子丼待機中になったままでいるので味噌味はイヤだと言っていた。

深川不動尊で掌を合わせ紺に紫のシンプルな図柄の御朱印帳にペタッと朱印をいただいた。 神社とは別にお寺さん専用にするつもりだ。


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富岡八幡宮で祈願をし、深川の運河沿いを歩き、マックで薄っぺらなチーズバーガーを食べて帰路についた。

冬のやわらかな陽を浴び胃袋以外は満たされた一日だった。

街にはクリスマスソングが流れている。 
菅原文太さんから初めて電話をもらい、翌日、銀座の事務所に伺ったの日も街中クリスマスの陽気な音楽が流れていた。

物づくりに真摯に向かい合っている人って、どうして皆やさしい心の持ち主なんだろう・・
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by w-scarecrow | 2014-12-05 08:10 | 散歩 | Comments(10)

♪ 色づく街 ♫

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紅と黄金色の街。

暖色のなかを往く人々の表情が温かく豊かに見える。 色づいた葉っぱの上を歩く散歩中の犬までもなにか楽しそう。

来週から師走に入る。

忘年会シーズンはもう始まっているみたいだ。
夜遅い電車に乗っても、千鳥足で降りるお父さんや寿司の折詰を人差し指で持っているお父さんも、「女房がなんだ!」と独り言を言っているお父さんも見かけなくなった。

              " どちら様?午前様だと言う夫 "
              
               " 赤ら顔 妻のツノ見て青くなり " <サラリーマン川柳より>


こんな平和な時代の密な家族の風景が見れなくなっているのかもしれない。


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中学校の卒業式後のホームルームで担任の先生が言っていた言葉がいまだに残っている。

「何を目指していくのか、何かを諦めなければいけない場面に出くわすことがいっぱいある、諦めることって勇気がいるし、それも大事なんだぞ」

古今亭志ん朝の " 大工調べ " の枕にもある。
江戸っ子は口は悪いが、腹の中には何もない、良い印象の一方、江戸っ子の粘りのなさという弱点が古典落語のなかではしばしば見えてくる。

目新しい初ものに飛びつく能天気さ・・・すぐに放り出す、諦めのはやさ。

さて何から諦めていこう。
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by w-scarecrow | 2014-11-29 20:50 | 散歩 | Comments(4)

三軒茶屋

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三軒茶屋の国道246と世田谷通りに挟まれた昭和の香りがムンムンとする三角地帯にある点心専門店へ行った。
不味かったわけではないが、肉まんも他の点心も普通だった。 普通が嫌いだ。


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表参道から田園都市線に乗った、向いの座席に8人の乗客。
学生風、主婦風、おっちゃん、フリーター風、役所風、キャバ系・・・。全員揃って、思い思いのポーズでスマホをシュッ、シュッ。見事な取り合わせ。

探しものはなんですか 見つけにくいものですか まだまだ探す気ですか・・・・


私のウォークマンに入っている BUMP OF CHICKIN の " 天体観測 " の曲にも重なる。


             ♪ 気が付けばいつだって ひたすら何かを探している

              幸せの定義とか 哀しみの置場とか

              今まで見つけたものは 全部覚えている

              君の震える手を 握れなかった痛みも

              知らないものを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ

              暗闇を照らすような 微かな光を探したよ・・・♪



と勝手に乗客の「探しもの」を妄想しながら駅に着いた。

探すことをやめたとき、なにかを見つけることがよくあった。



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何年も前からこの長崎ちゃんぽんの店が気になっている。皿うどんはどうなのかな?

師走のせわしなさが好きだ。 下北沢の居酒屋のおやじさんが晦日に配達される会津の突き立ての餅を一緒に注文してくれると言っていた。

早くお雑煮が食べたい!
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by w-scarecrow | 2014-11-22 20:58 | 散歩 | Comments(0)