winter's scarecrow

カテゴリ:散歩( 184 )

奥沢から九品仏へ

奥沢にある美味しいパン屋さん"CUPIDO"(後述)でパンを買い、以前に通った紅茶の茶葉専門店"ル・パレデテ"の前を通り、九品仏(くほんぶつ)へ。 広大な敷地の浄真寺で遅い昼食を食べに行く。
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総門への参道脇に自転車を停め浄真寺へ。
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総門を抜け閻魔堂を横目に見ながら進むと、高さ30mの楼門が見えてきた。
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楼門の両脇に立つ仁王像に睨まれ通り抜けると、1678年に開山して以来の見事な彫刻が施された
楼鐘が見えるがロープが張られていたので遠目での観察。
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そして本堂へ。
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本堂の対面に3つの阿弥陀堂があり、3体づつ合計9体の阿弥陀如来が安置されている。
九品仏の地名の由来である。
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小雨がぱらついてきた。
総門に戻り、参道でやっとチーズとハムのバケットサンドを食べる。
風味のあるバケット、粒マスタードがきいてて旨い!

Artisan Boulanger CUPIDO
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カンパーニュ、10枚のスライスしたりんごのデニッシュ、レーズンのパン、焼酎を呑みながらカンパーニュにチーズをのせ、つまんでいたら、あっという間に完食してしまった。 昼食も夕食もパンで一日の食事が終わってしまった。

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Artisan Boulanger CUPIDO

世田谷区奥沢3-45-2

TEL: 03-5499-1839



奥沢駅から150mくらいの距離。 対面販売で店員さんの対応も実に丁寧。
低温殺菌の牛乳も買ってきた。


土曜日の今日、虫歯の治療で歯医者の予約をとってある。 今から憂鬱。
歯の治療が痛いのは解っているが、アルプスの少女ハイジに似た童顔の歯科助手が
私の口をガバーっと開く、これがやたらと荒っぽい。
口を大きく開けたままなので「痛い~!」と声も出せない。 今日はハイジに向かって叫んでみよう。
「ぺーター~!!」
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by w-scarecrow | 2009-09-19 10:09 | 散歩 | Comments(12)

睡蓮

朝一番で深大寺と植物園に行ってきました。
お昼は蕎麦を食べたい、だったら森林浴+蕎麦で深大寺に決めた。
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熱帯スイレン。 名前を調べたら2通りの名前があったので"スイレン"にします。
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大きな池にスイレンが夏の陽を浴びて浮かんでいる。
本当は小雨か曇りの日の方が情緒があって映えるのだけど・・。
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ハチのホバリング。
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温室へ行ってみた。 南洋のカラフルな花ばかり。
艶やかな深紅の花。 赤が好きなので見とれてしまいました。
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なんか、美味しそうですね。
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組み紐の先っぽみたいな花。 神社が似合う。
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帰りに道端に咲いてた、小っさな花。 

まだまだ、撮ってきたのですが長~くなってしまうので・・。
11時半前には深大寺そばの"多聞"へ、多聞そばという屋号の蕎麦を注文。 すでに混んでいた。
汗が引いてきた。 主張のある食感の蕎麦で旨かった。 
お客さんの何人かは生ビールを呑んでいた。 私は酒好きだが昼間は呑めない。
昼下がりの蕎麦屋で洒落たお爺さんが天ざるの天ぷらを肴に清酒を呑んでいる姿は好きだ。

かつてはヤンチャだったすぐ上の兄(三男)と久しぶりに会った。
「ちょっと相談があって・・」 
小さい頃は隣町の不良たちが攻めてくるから泥団子をいっぱい作っておけ!と命令ばかりしていた。
二十代中頃、青学の前におでんの屋台が出ていて、そこに入ったら偶然、兄貴が部下と呑んでいた。
久しぶりに弟と会えたのが嬉しいらしく、隣にいた見知らぬお姉さんに「あっちにいるのが俺の弟で、悪いけど奴と付き合ってやってくれないか」と掌を合わせてお願いしていた。
そんな兄貴が相談?
仕事がらみの相談なんでホッとした。 兄弟でも2人で会うと気恥かしい。
「じゃあね」と別れて、去っていく私を見送っているのを感じた。
同じことを考えているような気がした。 「だんだんと兄弟、似てきたな」
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深大寺参道から横に入った路、この先の"多聞"がある。 平日のためか人通りが少なかった。
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by w-scarecrow | 2009-08-05 20:09 | 散歩 | Comments(10)

雨降りお月さん

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1956年の渋谷駅前。(撮影:長野重一)

写真の左上へ行くと道玄坂。
道玄坂をのぼったところに与謝野晶子、鉄幹夫妻の住居跡に歌碑がある。
明治34年、晶子はこの地で『みだれ髪』を書きあげている。

道玄坂をのぼってすぐ右に"恋文横丁"があった。
駐留軍の兵士に送る恋文を英語で代筆する露天が何軒かあったみたいだ。
私の小さい頃、その小路はまだ残っていた。 
その上にある旧円山町は"円山花街"といわれ、1975年頃までは料亭が30~40軒あり、円山芸者も80人ちかくはいたみたいだ。 今は2人だけらしい。 
1968年に西武百貨店が渋谷へ進出し、1969年、二子玉川まで走っていた路面電車、玉電が廃止。
1973年にパルコができると渋谷から"シブヤ"へと急激に変化していった。 そしてバブル。
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◆上の1956年の写真と同じポジションです。
渋谷駅の下に渋谷川が流れている。 下流の天現寺あたりからは古川と名前が変わる。

その渋谷川の少し上流、代々木八幡付近の川の流れを謡った童謡が『春の小川』。
『故郷』『おぼろ月夜』を書いた高野辰之が川辺に咲くスミレやレンゲの花を見て、詩にした。
それから100年、エビやメダカや小鮒のいた川は蓋をされ地下を流れる、
その上をルーズソックスを履いていた女子高生やガングロやコスプレが歩んできた。

母がよく口づさんでいた『雨降りお月さん』 (詩:野口雨情、曲:中山晋平)
こども心にすごく悲しい歌に映った。

♪ 雨降りお月さん 雲の陰
  お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
  ひとりで傘さしてゆく
  傘ないときゃ 誰とゆく
  シャラシャラ シャンシャン 鈴つけた
  お馬にゆられて ぬれてゆく ♪

今でもこの歌を聴くときは割烹着を着た母が台所で、米をとぎ、魚を捌き、洗い物をしている後姿が浮かんでくる。(まだ健在)

『赤い靴』、『十五夜お月さん』、『シャボン玉』など野口雨情の詩は悲しく感じるものが多い。
特に『シャボン玉』は「・・こわれて消えた」の言葉が繰り返される。
雨情の長女が生まれて7日目で亡くなり、この詩を書いたらしい、
♪ シャボン玉 消えた
  飛ばずに 消えた
  産まれてすぐに
  こわれて 消えた ♪
悲しく切ない歌である。
童話を読んで、童謡を聴いて心和むときがある。 でも、耳を澄ますと少しの残酷さを感じるときもある。

渋谷駅前で写真を撮った日曜日、あまりにも暑く高校野球の予選を観るにはきつく、そのまま東横線に乗り横浜中華街へ、中華ちまきをまた買いに。 冷凍庫にまだ9個入っている。
これでこの夏は乗りきれそうだ。 ♪ちまき食べ食べ兄さんは、測ってくれた背の丈♪
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by w-scarecrow | 2009-07-28 19:49 | 散歩 | Comments(3)

time slip

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PCが入院、ペットボトルの水が少しだけかかってしまいメーカー保証中ではあるが実費の修理代¥59630。
完璧に.ochikomu(ドット・落ち込む)。
気分直しに潮風に当たろうと思い横浜へと寄り道散歩。

上の写真はJR鶴見線の鶴見駅。 
鶴見線は川崎港、京浜工業地帯へつづく旧貨物線。 かつては工場や港へと通う労働者たちの足。
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JR国道駅、第1京浜と旧東海道が交わる所にある無人駅。
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戦前の街の匂いがいまだに残っている。 
軍服を着た軍人や塩むすびを持った山下清が歩いていても不思議ではないガード下。
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ガード下を抜けると旧東海道。
生麦魚河岸街、100mくらいの距離に魚屋さんが軒を並べている。 お昼ちかくに行ったので片付けの最中だった。 
この一帯は元々は漁師町、少し先に行くと"生麦事件"の碑があった。
遠くに♪大黒埠頭♪が見えるがこの町にサザンは似合わない。 田端義男がびったりの町。 
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電車の車窓から、こういう時に限って"FUJITSU"の看板が目にはいる。 ¥59630
関内駅からベイスターズ通り(ダントツの最下位)をわざわざ通り、横浜大さん橋へ。
潮風に当たり気分が少しづつ晴れてくる。 向こうに赤レンガ倉庫が見える。
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ノスタルジックな洋服屋の前にひまわりが咲いていた。
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日本大通り、横浜の官庁街。 歴史を感じる趣のある建物が並ぶ。
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横浜中華街へ。
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海員閣という人気店の隣りにある揚州酒家でキクラゲと豚肉の卵炒めを食べる。 前回来た時と同じ注文。
たかが卵炒めだがオイスターソースと青菜、筍,ニンジンのあっさりとした絡み具合が抜群。 家でも挑戦した。
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中華学院の小学生の下校時間、給食は美味しいんだろうな~。

今朝の東京は雨。 昨夜、呑み友達のG大病院の内科医から胃潰瘍の薬の服用をひとまず止めた方がよいとのアドバイス。
胃酸をずっと抑えていると消化・殺菌機能が落ちると言っていた。
当分、薬をもらいに行く楽しみを取り上げられそう・・。 グサッー! 
こんな日はクレージーケンバンドでも聴こう。
 ♪トンネル抜ければ海が見えるから、そのままドン突きの三笠公園で・・俺の話を聞け!5分だけでいい・・♪
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by w-scarecrow | 2009-06-21 09:41 | 散歩 | Comments(12)

阿佐谷散歩

一ヶ月ぶりの晴れた日曜日。
中杉通りにある"zakka土の記憶"に片口を探しに、愛車でゆっくりと夏の始まりを感じながらの自転車散歩。
大宮八幡宮での初詣で「今年こそは素敵な人と出逢うことが無いように!」と祈願をした中間報告に。
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弓道場の方へ行くと高い木々に覆われ通り抜けの風が心地よい。
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阿佐谷駅から青梅街道までつづく長いアーケード街。
小さな商店が軒を並べている。 
私の住んでいるオバQ(小田急)線の街に比べると物価が安い。
商店同士の競争と助け合いがうまくとれている商店街。
リュックを背負って毎日でも買い物に来たい。
どら焼きで有名な"うさぎ屋"の先に小さなパン屋さん"草の花"がある。
皮がパリパリして美味しいバタールと惣菜パンを買い、和田堀公園で苦手なハトに囲まれながら惣菜パンを食べるが落ち着かない。
「おまえたちは中国へ行ったら、みんな食べられちゃうんだぞ!」と脅してもポッポポッポと足元を歩きまわっている。
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パン屋さんの少し先に『馬橋稲荷神社』という歴史のある神社があった。
参道が樹齢数百年という見事な木々(木の名前を全く知らないんです。全部"木")のなか朱色が眩しい。 
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土曜日は久しぶりに香港の映画人と呑んだ。
師でもある許鞍華(アン・ホイ)が香港映画祭で金賞を受賞。 授賞式のこもごもを聞く。
64歳になってもまだエネルギッシュにメガホンを握っている素敵なオバちゃん監督を想い浮かべ、嬉しくてタラフク呑んでしまった。
阿佐谷の商店街を歩き神社で佇んでいたら昨夜の酒が抜けてきた。 ハト避けのスプレーを塗っていけばよかった。
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by w-scarecrow | 2009-06-08 09:12 | 散歩 | Comments(8)

表参道 春

GW中の表参道散歩。
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弓道をやっている人には目眩がしそうな店。ちゃんと射とめてくだいね。
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連休中、家族連れも多く、人、人。 香港、台湾、韓国からの観光客が多かった。
中国本土からの観光客は秋葉原、銀座、新宿ルート。表参道にはあまりいない。 
有名建築家のモールを出るとニュートラルでなくコンセプトを持った面白い建造物が立ち並ぶ景色。

表参道、団塊の世代には原宿は長閑な町。 東京オリンピック前までは"キディーランド"しかなかった参道。
私たちの世代は竹下通りに小さな店ができ始めていた。 竹の子族も集まっていた。
少し歩くと青山墓地、根津美術館を下ると西麻布。今は芸能人御用達の店が立ち並ぶ乾いた街へとつづく。
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その日、skateboard shopで赤の雫のTシャツを買ってきた。 "Color Communications"
ちょっと覗いた"白山陶器"直営店でtea cupを想わず買ってしまった。
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いつも行く下北沢の飲み屋さんの板さんが奄美の"喜界島"という小さな島の出身。
黒糖作りで有名な島。
島では味噌は"蘇鉄の実"で作っていたらしい。 すごい発見。
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by w-scarecrow | 2009-05-08 01:10 | 散歩 | Comments(4)

この世にいっぱい咲いてる花

二日酔いの朝、カメラをぶらさげての散歩。
ウォーキングで残った酒気をとばす。 柑橘系のものをお酒に入れて呑んだ次の日はきつい。
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昨夜、隣に座った30代のスーツを着た男二人。
今風の髪をちょっと立たせた男と鉄下駄のような四角い顔の男。
"公園と裸"、"豚インフルエンザ"と一通りの時事ネタで話が弾んでいた。
「最近よ、金がないから朝、昼、晩と牛肉ばかり。そろそろ飽きてきた」
「ずいぶん贅沢な話じゃん」
「マック・モーニング、昼は吉牛、夜はコンビニの焼き肉弁当、お前はいいよな、自宅で」
「どうした?あの好き嫌いの多い女の子」
「それがよ、なんか変わっている子なんだよ。宗次郎のライブに行きたいらしい」
「宗次郎ってオカリナの?」
「そう。オカリナが趣味なんだって。オカリナの話をするときはイキイキとしてるんだよ。長いんだ話が」
「いいじゃん、二人で♪コンドルは翔んで行け♪でも合奏すれば・・・」
「なんか、恐くない!?」
「オカリナじゃなくてフルートだったらいいのかよ」
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なかなか、いい掛け合いで横で聞いていて楽しかった。 オカリナの女の子を一目見てみたくなった。
私も学生時代、後輩の女の子に千羽鶴をもらったことがある。 どこも悪くないのに、ピンピンしているのに。
変わっていた。
数年後、誘いを受け、怖々と会ってみたら見事にジュリアナ系に変身していた。
女の変り身は速い。

10日ほど前に"定額給付金"の申請書がポストに入っていた。
案内書にざっと目を通し、保険証と通帳をコピーをして歩いて20秒のところにある郵便ポストに投函。
10分もかからない手際の良さ!
「そんな、さもしい金なんかいらない!」、「母子家庭や僻地の医療にまわせ!」とか2~3時間はこの問題について不満を語っていた。 この変わり身の速さ。
なんて底の浅い男なんだろうと自分を戒めながら、dinosのカタログを捲っている。
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by w-scarecrow | 2009-04-28 19:12 | 散歩 | Comments(7)

かめ

Rie fuの新曲"PRESENT"がFMから流れている。
♪ いつかより今を見て どこかよりここに居て ♪  Rie fuの歌声が春の夕暮れに溶けてゆく。
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うちの近くにある洋風な木造平屋建ての家。 この日を待っていたかのように花が咲き乱れている。
米軍基地のそばでよく見かけた白いペンキで塗られた小さな家。
私の育ったところも米国の軍属や大使館員が多く、外国人住宅のペンキの白さが眩く映っていた。
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今日、西荻窪近辺を歩いていたときに目にとまった2階家の窓。
隣町には赤と白のストライプの楳図かずお邸"まことちゃんハウス"がある。

movieのカメラマンをやっている友達がいる。
仕事が一本終わると季節によっては沖縄、オーストラリア、ミクロネシアとカメラを持って旅にでる。
ウミガメの産卵を撮るのが彼のライフワークである。
「ファインダーを覗いていると涙で霞んでくるんです。感動ものですよ」と、いつも静かに語っている。
ウミガメも産卵しながら涙を流すという。

先月、彼に第一子が生まれた。
「やはり出産はカメラに収めたの?」と、訊いてよいのか迷いながら訊いた。
「うちのかみさん、確かに丸っこいですけど卵で産む訳じゃないですから・・・」
あれだけウミガメの産卵を撮っているのだから・・・と決めつけて考えてしまっていた。

出産祝いに亀屋万年堂ではなく、"うさぎや"の甘さ控えめのどら焼きを送ることにした。
うさぎやのある阿佐谷まで春の陽をいっぱい浴びながら亀のようにトコトコと歩いた。

実家に寄ったときはいつも、ゆったりと脚を伸ばしながら湯ぶねに浸かってくる。
先日、風呂場で資生堂の"TSUBAKI"のシャンプーとコンディショナーが紅色に輝いていた。
「・・・・!?」
次兄と80を過ぎた母の二人暮らしである。 「誰が・・・?」
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by w-scarecrow | 2009-04-04 01:13 | 散歩 | Comments(6)

おぼろげ

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春がやってきた。
春の薫りにさそわれて東大駒場キャンパスを通りぬけて帰ることにした。
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春休みのせいか学生の姿は少ない。
生まれ初めて満開の桜を見た赤ん坊が泣いている。
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大学の生協は電化製品から下着までなんでも揃う、本屋は特に充実しているので助かる。
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ワンタンを作ろうと東急フードショーへ寄り、"八幡製麺"のワンタンの皮、芝えび、出汁をとるための鶏の手羽先を買う。
東急のれん街の鶴屋吉信で"花筏"と"春の川"を買う、桜餅は今度にした。
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日本各地の新聞社にweb新聞がある。
地方それぞれの今が見れて結構楽しい。 今は桜の情報が満載だが普段は地元で行われたイベントの記事が多い。
キャンプ場に石窯ができピザ作りの教室がひらかれたとか、福井新聞では新米の女性警察官が格闘の末、窃盗犯を逮捕した記事が載っていたりする。
信濃毎日新聞では蕎麦処だけあって蕎麦情報とPRに力をいれている。 各地の特産品のコーナーを設けているところも多い。
面白くないのは社説で「地方経済の活性化を考える」風なものばかり。

その中で"宮崎中央新聞"の「こころに残った言葉」という欄は面白かった。
精神科医や歌人の言葉が興味深い。

ソメイヨシノの花びらの色がだんだんと白っぽくなってきたように感じる。 淡いピンクの花だったのに。
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by w-scarecrow | 2009-03-27 20:52 | 散歩 | Comments(10)

たけくらべ


湯島天満宮(天神)
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男坂、女坂の梅はまだ蕾。

境内へ入ると蕾の開いた白梅がわずかに観ることができた。

学問の神様菅原道真を祀っている神社。
時期もかさなり受験生たちが多かった。
チャリーンと音がした。
おばちゃんが財布から賽銭を出そうとしたのか、落ちてしまった。
受験生がさっと振り向く。
ここでは「落ちる」「落とす」という言葉も行動もタブーである。

私も願い事を絵馬に記そうと思ったが色恋沙汰を祈願した不謹慎な絵馬は一つもなく断念。









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湯島天神から、ゆるやかな坂道を歩き本郷3丁目交差点へ。
"江戸あられ"という看板、昔ながらの硝子ケースに焼き上げたあられや煎餅が詰まっている。
そんな古めかしい店が二軒もあった。

明治の文豪たちの小説によく登場する"菊坂"を下ったあたりに嘗ては長屋が連なっていたと想わせる一帯にでる。
二葉亭四迷、竹久夢二、坂口安吾、梶井基次郎らが暮らしていた。宮沢賢治住居跡と記されたプレートもあった。


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そして路地を曲がると明治時代からの下宿屋が向かい合って建っている。
本郷菊坂70番地。現在は文京区本郷4-32。

樋口一葉が住んでいた建物が現存している。(左側)
16歳の頃から和服の仕立て、洗い張りで生計を立て一家を支えていた一葉。

『たけくらべ』を執筆したのもこの下宿屋である。

吉原の廓に住む、いつかは遊女になることを運命づけられた14歳の少女と僧侶の息子との淡い恋。
やがて僧侶になるための学校へ行くことになった少年は少女の家の窓に水仙の花を差込み、この町を去ってゆく。

隣町である丸山福山町へ転居した一葉は24歳の命を閉じる。





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菊坂をのぼってゆく。
この界隈は帝大に近いこともあって多くの下宿屋があったという。今は姿を変え旅館になっているところもある。
石川啄木と親友の金田一京助が暮らしていた下宿屋もこのそばにある。
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東京大学を抜けて池の端方面へ。
東大生は男女を問わず黒髪の学生が多かった。女子は軽く染めているのかもしれないが男子は金、銀、茶髪は殆どいなかった。
EXILE風もいない。新鮮な驚きがあった。
彼らはいつの日か日本という国を背負い、やがて"渡り"となって暖かな越冬の地へと飛び立ってゆく。
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不忍の池。
大の苦手な鳥さんたちの楽園。足元にも頭のすぐ上にも我がもの顔で飛んでいる。
忍ぶ。
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らーめんと北大路魯山人が共存する街、上野。
明治の香りを今も残す本郷界隈。
昭和の懐かしい顔をもつ池の端。

歴史のある町へきて蕎麦を食べず、なんでcoco壱のハンバーグカレーにしたのだろうか後悔が残る。
会計をするとき一葉を出すのを躊躇い、諭吉にした。

神田末広町から地下鉄に乗り有楽町のガード下で焼鳥で一杯と想ったがまだ陽は落ちていない。
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by w-scarecrow | 2009-01-29 20:28 | 散歩 | Comments(11)