winter's scarecrow

カテゴリ:うつわ( 51 )

切子

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江戸切子とはちょっと風合いの違う、町工場、餃子の街、蒲田の蒲田切子。


シンメトリーでエッジの利いた江戸切子のガラスのうつわを取ると、私だけなんだろうが不安を感じる。


刃物での鋭角的なイメージ、それがくつろげないのかもしれない。

蒲田切子の和らぎに、ふとくつろげるかもしれない。





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うちには陶器の食器だらけ、磁器も少ない。 尖がったものが苦手だ。 ガラス製品は富山のガラス作家のサブロウの皿とベルギービールの銘柄の名前が入ったビアグラスが2個だけ。


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                    サブロウ・角皿  山田想(常滑・急須・湯呑)




バブルの時代、洗面所の歯磨きの後にうがいするコップ?はバカラだったという人がいた。 そんなバカ××。


清水寺の貫主の描いた今年の一字は、『金』、またか! ほかに浮かばないのかな?


今年の流行が大賞、野球ファンとしては " 神ってる " の広島カープの緒方監督が発した言葉が一番こころに残っている。

でも最もインパクトの強かったのはトップ10に残っていた " 保育園落ちた。日本死ね " 。

国会での首相の答弁が天井の上からの乾いた発言だった。

インターネットのブログが発端になった。 書いたのは東京に住む30代の女性。

子供を保育園に入れるための「保活」を行っていたが、復職を前にどの保育園へも入れなかった切実な一言。 待機児童にまつわる言葉が、流行語ではなく死語になるのはいつのことだろう。


芋焼酎を呑みながら書いているブログ、夕飯は一ヵ月前に作ったロールキャベツが冷凍庫に眠っている。
それに、余っている野菜で豚汁を作ろうっと。

野菜を摂らなきゃ・・。 

主食が殆ど薩摩の芋になってきてしまっている。 壊れています。
by w-scarecrow | 2016-12-12 21:55 | うつわ | Comments(2)

Kim Ho No

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何かから解き放たれた解放感、瀬戸で生まれ作陶するキム・ホノ(金憲鎬)さんのうつわたち。

自由奔放な造形に配色、お茶を飲むときでもお酒でも尖がった気をゆっくりと取っていってくれる。


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食事が楽しくなるキムさんのうつわたち、今晩はなにを作って盛り付けてみよう?


変な話だが自宅の電話機のベル?がなるとドキッと驚いてしまう。 それだけ電話で話す機会がなくなってきた。
母と暮らす兄からの電話だと変な予感が働いて受話器を取るのに覚悟がいる。

長電話が苦手な者にとってメールはほんとありがたい。 ベビーカーを押し散歩をしているお母さんが携帯で喋りながら片手で押している姿をよく目にする。
わが子の安全より、大事な話ってあるのか!と呆れてしまう。 お喋りをしたいのだったら停まれ。

東京ドームでは71歳のお爺ちゃんが5万人の観客を感動の渦に巻き込んでいる。 すごい!!
by w-scarecrow | 2013-11-20 20:35 | うつわ | Comments(2)

大中和典展

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                      大中和典展  9月13日~18日   南青山・うつわ楓



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3.11.後、うつわの展示会へ行くことがなくなった。
ただ毎年、大中和典さんの展示会は何日も前から心踊り足を運ぶ。

この5年間の大中さんの作品の流れを感じるのが楽しい。 本流は変わらないが遊び心が嬉しい。
いつも控えめに輝いている。

台風がこっちに向かってきている。 一日二日、食べる物もお酒も凌げるだけのものは冷蔵庫に入っているのに、私の中では台風=正月休みになっているので、ヒョコヒョコとスーパーに買い出しに行ってしまう。

ネギも玉子も納豆もアイスもジョイも台風が去った後に買いに行けばいいのにと、いつものことながら呆れている。
スーパーに行くと私と同じような人たちで賑わっていた。 
by w-scarecrow | 2013-09-14 15:03 | うつわ | Comments(0)

くらくら・・・

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京都で作陶されている村田森さんのカップでこの時間珍しくコーヒーを飲んでいる。

検査のため4日間の禁酒。 昨日、採血が済み久しぶりの夜の街へGO。
血を抜かれた後の酒は酔う、解っていながら美味しさのあまりカパカパと呑んでしまった。

二日酔いが夕方まで残ってしまった。
TV では肉汁したたるステーキをレポーターが頬張っている。 わぁ~食べたくない。
お決まりのようにレポーターは「とってもジューシー!」と言っていた。 ジューシーという言葉は肉や魚料理で使うのはすごく違和感を感じる。
よく使われる「リーズナブル」という言葉も本来の意味から離れ、「安い」とイメージさせてしまう。
と、二日酔いのなか、そんなことで怒っている。 困ったもんだ。

二日酔いのときは普通はそーめんとかさっぱりとしたものを食べるが、私は甘いものが欲しくなる。
腰に手を当てロールケーキを恵方巻のように南東の空を見ながら被りつきたくなる。
あぁ~食べたっ!


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by w-scarecrow | 2013-06-12 21:21 | うつわ | Comments(8)

亀とねこ

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めおとのカメが岩をのぼっていく・・・・。

体調が悪く缶入りのすっぽんスープで雑炊を作って食べた。 風邪っぽいなと感じたときはすっぽん雑炊を食べる。

翌日は美味しい小江戸川越の老舗・亀屋のどらやきと丹波の黒豆茶で一服。 これで万全。


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                          ごまあん


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                          さくらあん



最近、猫が犯罪に巻き込まれている。 
江の島では1000匹いるといわれる中の一匹に記憶媒体を装着された首輪がかけられた。

ブラジルの北東部の刑務所では猫をつかった脱獄計画が発覚。
のこぎりやドリルなどが体に巻かれた猫が、刑務所の正面玄関から侵入、「おい、こら!」と御用になったらしい。
ネコまっしぐらとはいかなかったみたいだ。

イタリア、フィレンツェ郊外の小さな村では飼い主だった故人の墓に一年以上も通いつづけ、お供え物も欠かさない猫がいるらしい。
お供え物は小枝や木の葉が多いという。
この三才の猫は71歳で亡くなった飼い主の葬儀のときは墓地まで棺を追いかけて行ったらしい。

動物は不得手だが 『 吾輩は猫である 』 の猫のように人間の諸事情を察して、相談相手になってくれる猫がいたら飼ってみたい。 名前は「カメ」。

飲み屋には水仙が飾られ、突き出しの菜の花のおひたしに早春のほどよい苦さを感じた。 酒が旨い!
by w-scarecrow | 2013-02-23 16:20 | うつわ | Comments(6)

「今日」という名の駅

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大晦日から年が明け、4日までの夜は外には出ず部屋で音楽を聴いたり、本を開いてみたり、録画しておいた古寺名刹の番組を観たりと自分でも驚くほどのストイックな正月を過ごしていた。変だ。


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浸食された岩を想わせるようなフォルムに質感、自然が刻んだ時の経過を感じるような肌合い。

土岐市で工房を構える 五味謙二 さんの片口と湯呑で辛口の純米酒・加賀鳶をゆったりと口へ運ぶ。




五味さんのうつわで呑むときはバンドネオンの音色がいい。
アルゼンチンのバンドネオン奏者、Dino Saluzzi を聴く。


CRAZY KEN BAND を聴こうと思ったが、芋焼酎を呑むときにする。









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                           ひとりで旅に出る時は
                           せめて「明日」という名の駅まで行きたいんだが
                           その列車に乗る切符を
                           有り金全部はたいて買おうとしても
                           それを売っているはずの
                           「今日」という名の駅が
                           何処にも見えなくて困ってしまう

                                                  まきたかし 詩画集「明日へ」より


1月5日、行きつけの飲み屋数軒がやっと営業を始めた。
by w-scarecrow | 2013-01-06 21:19 | うつわ | Comments(6)

一人分の力

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       1972年に販売されていたスウェーデン、グスタフスベリ社製のチュールチュールという tea cup & saucer。
       緑とあずき色の2色で描かれた鳥たちが遊んでいる。

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                      同じくスウェーデン、ロールストランド社製のパーク。
                      北欧の公園というより、温暖な南の国の木々を想わせる。
                      冬の朝の紅茶のひと時、夢は新緑の木々の間を駆け巡る。


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小田原で工房を持つ遠藤 岳さんの tea pot。
このなんの飾り気のない粉引のポットが大好きだ。 
眺めているとやんわりと緊張がとけてくる。


禁煙治療の飲み薬で胃の不調が5日間つづいている。
タバコは想像していたよりも、すんなりと禁煙状態を守っている。
飲み薬は辞め、自力で治していこうと思っている。


そんな体調不良の中、朝のニュースで中村勘三郎死去の知らせ。
なにか躰中の力が抜けてゆく。
「なんで・・」と言葉が消えてゆく。

自分のためにだと一人分の力しか出ない、自分以外の人のためだとその何倍もの力が出る。
まさしくそんな役者さんであり、人だったのかもしれない。


朝の澄んだ空気に窓からは冠雪した富士山の雄姿が見える。
またスイッチをオンにして、いつもと反対の足で玄関をでる。

♪ あたまを雲の上に出し 四方の山を見おろして かみなりさまを下にきく ふじは日本一の山 ♪

人がいるときは小声で、いないときはハキハキトと大きく歌ってみる。
少しはギアチェンジになるも、選挙カーからの「渋谷区にお住まいの皆様・・・」の声に一憂、手まで振られた。
軽く頭まで下げてしまった。 
by w-scarecrow | 2012-12-05 20:01 | うつわ | Comments(10)

奏でるように・・♪

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                      兵庫県三田市で作陶されている若杉聖子さんのうつわ。
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若杉さんのうつわを眺めていると音楽が聴こえてきそうだ。

ドビュッシーの弦楽四重奏、バイオリンの張りつめた緊張感、チェロが柔らかな曲線を描く。

柔と剛の対極と融合、ビィオラの円やかな音色が平面を形どる。



若杉さんのうつわは泥しょう鋳込みという技法が用いられている。
石膏を彫刻のように削りだした後、型を作り泥状の粘土を流し入れる。
その後の表面の研磨、一つ一つが丁寧に仕上げられた作品群です。









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夏の余韻を愉しむ暇もなく、どっと秋になってしまった。 10代の頃だったら愉しむも傷を癒すのも徐々に移ろうこの季節が変化をもたらしてくれた。
今は夏の猛暑で疲れた躰をいたわるだけ。 

スーパーや八百屋の軒先に柿が並び始めた。
子供の頃は柿はかたかったり、渋かったりあまり好きではなかった。 今は大好き。

柿は種が大きくなると、それまで渋かった実が甘くなり、鳥たちの食欲をそそり種を運んでもらうことができるのだ。
そんな食物連鎖を私たちがパクパクと食べてしまっている。
柿は皮を通してではなくヘタで空気を吸っているらしい。 

” 柿食へばベルがなるなりゆうパック "    注文した味噌が信州・佐久から届いた。
by w-scarecrow | 2012-09-27 19:47 | うつわ | Comments(4)

朝日にぶらさがりながら

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懐かしい人の夢をみた。 春らしい暖色の服を着ていつものけれんみのない笑顔で春の街を歩いていた。

雨上がりの朝、パンを買いに駒場東大前まで。 駒場公園はまだ冬ざれの風情だが、湿った芝生の上を走り廻る子供たちの声が、近づく春の響きに聞えた。

滋賀県湖西で作陶されている木村展之さんの深い蒼の湯呑。 
窓を開け、雨上がりの空気をいっぱい吸って煎茶を飲む。

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一年前の地震で多くの焼き物が割れたり壊れたり、今は食事に使う皿や鉢、飯椀以外は段ボールに詰め込んでいる。
入り切れなかった湯呑を本棚に無造作に置いている。 クッキーモンスターと一緒に。

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瀬戸在住の陶芸家、キム・ホノさんのカップ。 非日常的な造形と色づかいが日常にポンと舞いこんできたようなキムさんの愉しげなうつわたち。

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矢尾板克則〔新潟)さんの遊び心溢れる湯呑。 ちょっと繊細で少しの大胆さで・・・。 段ボールに仕舞っておきたくない、傍に置きたいホッとする湯呑。

例年は桜の便りが聞こえるころ、甲子園では選抜高校野球大会が始まり、桜の花が満開のころに閉幕する。 
今年は初日に高校生投手ビック2の花巻東の大谷投手と大阪桐蔭の藤浪投手の対戦がある。
身長190cm代の両投手、悲しいかな一回戦でどちらかの投手が消えてしまう。是非、横浜DeNAが今秋のドラフトで一番に獲得してほしい程の好投手。

これから夕飯の買い出しに、また新タケノコの前で今買うか、もっと安くなってからにするか迷いそう・・。 
by w-scarecrow | 2012-03-18 13:55 | うつわ | Comments(10)

かけがえのない時間

参宮橋近辺を歩いていたら、小学生の男の子が二人、剣道の防具入れを竹刀に引っかけ肩で担いでいる姿を見た。
なにか久しぶりに見た光景のような気がした。
子供の剣士はハキハキとしていて俊敏そうで恰好いい。 私も5年生のときに好きだったケイコちゃんが警察署の剣道教室へ通っていると聞き、私も少年剣士になった。 歴史は女で作られる。

夜、飲み屋のカウンターでそんなことを思い出しながら、ふと疑問が湧いてきた。 剣道も武道、なぜ技を仕掛けるときにわざわざ
「小手!」とか「胴!」とか決め手の技を伝えるのだろう?

柔道で「背負い投げ~!」とか、弓道で「左隅に的中!」とか、自分の技を伝えることはしない。 なぜ?

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先日、六本木の SAVOIR VIVRE で買った、多治見の若手作家、駒井正人さんのマットな急須。
その緻密で凛とした作りや姿に惚れ惚れする。

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種子島の土で焼かれた大きめの湯呑。 田植えをしている人々の姿が緊張をほぐしてくれる。
朝、焙じ茶を飲むときにユーモラスな絵付けを眺めながらの一服。
種子島で作陶されている池田省吾さんのうつわ。

止めることができない時間の流れを、お茶を淹れる道具たちが、かけがいのないひと時を取り持ってくれる。
そんな一瞬を永遠に変えることができるかもしれない。
by w-scarecrow | 2011-11-06 16:57 | うつわ | Comments(2)