winter's scarecrow

カテゴリ:もの( 13 )

着地点

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今年もあと一日。


もう一度、ちゃんと勉強をしたいと年の瀬に思う。 
 

鎌倉・室町・江戸・明治の街道の物流の歴史を知りたいと思っています。
坂本龍馬が、勝海舟、桂小五郎、西郷に送った書面は、どんな具合で届いたんだろう? 

飛脚たちは、どんな決まりがあったんだろう?

だだ、そんな小さな小さな歴史を勉強をしたい。



今日は呑み仲間、Kitaさんの故郷から送ってこられたお餅をいただいた。 Sさんからも。


年を明けてから、殆どお雑煮で4日間は過ごします。 大好きな4日間。



    ★        ★        ★        ★        ★



根津甚八さんが亡くなったとの報道。

助監督のペイペイの私に、撮影の合間、芝居についても、お姉ちゃんの口説き方についても、ファッションについても、いっぱい語っってくれました。 

横浜本牧を舞台にした主演映画、クールな存在感そのもの根津さんでした。

あの夏の数ヶ月間の deep な思い出、裏では素の顔を見せてくれた根津さん。

語ってくれた一言一言しっかり憶えています。

私の青春の指標でした。 

あのざわめいた一時の熱い街、また本牧で、夜明けまで呑みたかった。

ご冥福をお祈りいたします。 
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by w-scarecrow | 2016-12-30 04:00 | もの | Comments(0)

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小学生のときの父兄参観日がいやだった。

同級生のお母さんたちは30代初めのピカピカのお母さん、パパママと呼んでいる家庭のお母さんは日本橋三越か銀座和光でしつらえたような、婦人画報からヒョイと抜け出したハイソな洋服のファッションが眩しかった。

うちの母は母親軍団のなかでも最年長で、入学式も参観日もいつも着物姿。

遠足のときのお弁当はウサギカットのリンゴもタコウインナーも入っておらず、玉子焼きは醤油色、サラダではなく佃煮が入っていた。

そんなパパママと呼ぶ家庭に生まれたかったといつも思っていた。


おとなになった今、近くにある日本民芸館で染織や紬、布のはぎれの展示会などがあると足を運んでいる。

着物姿の母を見慣れていたせいか自然と織物や染色に興味を持っていたのかもしれない。


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                                       資料写真NIKKEIより

谷根千を散歩するとき、江戸時代の創業の江戸千代紙専門店に毎回立ち寄ってしまう。

和紙の質感とユーモラスであったり、粋で渋いデザインを見てほっこりした気持ちになっている。


 
5月27日、広島に4羽の折り鶴が舞い降りた。

千代紙で丁寧に折られた鶴。

「少しだけ手伝ってもらった」というオバマ大統領の自作の折り鶴(上写真)。

4羽のうち2羽は原爆資料館に訪れた小中学生にプレゼントされた。

「私たちは戦争の苦しみを経験しました。共に平和を広め核兵器のない世界を追及する勇気を持ちましょう。 バラク・オバマ」というメッセージを添えて2羽を資料館に残していったという。

オバマ大統領は2歳で黒い雨を浴び12歳で白血病で逝った少女、佐々木禎子ちゃんの折った鶴が展示されていたことを知っていたらしい。

命短いことを知った少女が飴や薬を包んだ紙で折った鶴。

梅や桜の模様が穏やかな日々や未来を想い起こされるオバマ氏自作の鶴たち。

なんと素敵な折り鶴たちなんだろう。 


明日は老母の誕生日、元気でいてくれることに感謝。 ありがとう。
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by w-scarecrow | 2016-08-10 22:11 | もの | Comments(0)

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この2日間はノーベル物理学賞、青色発光ダイオードの「青」を創り出す難しさについて各局で解説をしていた。
「ふーむ」と聞いていたが、理数系音痴には馬の耳に念仏。

"青"

初めての欧州での仕事でイタリア・ミラノへ行ったとき、仕事が終わってホテルへ帰る途中にショウウインドウに飾られていた布地のショルダーバック。 毎日横目で観ながらの帰路。
イタリアンブルーの眩しく鮮やかな色に一目惚れした。
Missoni にというブランドだった。 たった一つの買い物。

生まれて初めての海外はアメリカコロラド州デンバー、インディゴブルーのエスニックな風合いのシャツを買った。


"青"

フェルメールのブルー、ゴッホやモネの目を釘付けにさせた歌川広重の "青" 。 ベル藍(ベルリンブルー)

「智恵子は東京には空が無いという・・・」(智恵子抄)、そんな空の下で育った私の青の概念と沖縄で育った人の青、カナダで育った人との青は記憶と経験値でそれぞれの青がある。

私の母の世代は "緑色" のことを青と呼ぶ。 漢字の"青” や中国語としての青も実際は緑を意味することが多いみたいだ。
" 青梗菜 " " 青果 " 等々。

日本国民のヒーロー長嶋茂雄は "鯖" のことを「サバは魚へんにブルーと書く」と説明していた。 インフルエンザのことは「インフレ」と呼んでいた。


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子供を叱るお母さんが「××ちゃん!だめ!」と言うとき私の名前が登場することが多々ある。

今日も下北沢のユニクロのエスカレータで「Wちゃん駄目よ!駄目!」とエスカレータを駆け上がってくる子供が叱られていた。

「Wちゃん、駄目よ!駄目!」、私も振り返ったがホップ~ステップで止まったようで何か腑に落ちない。

漫才コンビ " レッツゴー三匹 " が舞台に出てくるときの馴染みのセリフ「どうも~、じゅんで~す、長作~です、(・・・三波春夫でございます)」の「三波春夫でございます」が抜けたような気分だった。

「Wちゃん、ダメよ~ダメ、ダメ」まで言ってほしかった。


『前略おふくろ様、秋めいた日々、こんなつまらなことを考えている毎日です』
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by w-scarecrow | 2014-10-11 22:33 | もの | Comments(6)

言ってみるもんだ!

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誕生日の前、
「w さん、誕生日に何かほしいものあります?」

と飲み屋のカウンターに座るなり、写真好きのN さんに訊かれたので「カメラ!」と答えたらカメラをもらった。

「セーラー服」と答えたら、太鼓判を押したようなA型のN さんはちゃんと揃えてきてくれたかも。

男から誕生日プレゼントをもらったのは人生で初めてかもしれない。

バレンタインデーにオカマのお兄ちゃんからチョコをもらったことはあるが・・。

Rollei のコンパクトカメラ、Agfa の OPTIMA、それとLOMOLITOS という使い捨てカメラをいただいた。

男はいくつになってもToy風のものが大好きだ。 ありがとうございました。






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日本中が冷蔵庫の中にいるようだ、北や日本海側は冷凍庫。

東京も寒い、ビル風が刺すように冷たい。 暗がりを歩いていたら背を丸めたペンギンやシロクマに出会いそうだ。

TV でブライダルエステ事情を観ながら「今からもがいても、ムリ!」とひとり呟いていたら、29歳のFくんから電話があった。

「w さん、驚かないでくださいね!・・・身を固めることになりました」
「あの子?!」 「そうです!」
「出来ちゃった結婚?」 「なんで判るんですか?」
「結婚式、呼ばなくていいよ」 「なんでですか?」
「きっとお前は泣くだろうし、スピーチでウソ言いたくないし、人前で新妻とキスをするの見たくないし・・・だから呼ばないで」
「マジですか?!・・・じゃあ、子供の名前を決める時は相談にのってくださいね」
「” はずみちゃん” か ” なりゆき君” でいいじゃん」 「それもいいスね」

と、父親になるFくんとの会話。 出産のときは付き合ってくださいと言われそうだ。
病院の前に屋台のおでん屋が店を出していたら行くことにしよう。
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by w-scarecrow | 2012-12-19 19:34 | もの | Comments(4)

朝の誓い

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お地蔵さんの前に綺麗な花が咲いていた。

町のところどころにある道祖神や子安地蔵、自転車で過ぎ去る時でもふと心に留める。
赤のよだれ掛け、帽子やマフラーをしたお地蔵さん、子供用のショルダーバックを掛けているお地蔵さん。

毎日、近くに住む人々が掃除をし花や供物を供え、路往く人に安らぎを与え、掌を合わせる人に慈しみを与え、ひょうきんなお地蔵さんは微笑みを与えてくれる。

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寒々としたキッチンに細長い湯気が音もせずに立っている。 朝の一杯の「お茶の準備ができましたよ」の合図。

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アンテークの真鍮で作られた湯沸し。 持ち手だけが銅製で透かし細工が施されている。

ベランダの窓を開け冠雪した富士山を見ながらの一服。 TV を点けて朝からみのもんたの顔や舌足らずのお天気おねえさんの顔を見るのもイヤなので FMを点け爽やかな音楽を聴きながら「今日は飲み屋には寄らないぞ!」と毎朝、誓いを立てる。
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by w-scarecrow | 2011-12-18 16:32 | もの | Comments(6)

新兵器

20年ちかく使っていたコーヒーメーカーが力尽きた。
人間の年齢でいえばとっくに100歳を越えている。 元気がなくなったのとは逆でドリップをし終わった後、シューシューと蒸気機関車みたく水滴を飛び散らしている。
そんなことで新兵器を買いに行った。

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置き場所の都合で横幅、奥行きの浅いもの、サーバーがガラスではなくポットのもの、外国製ではないもの。
このコーヒーメーカーがコンパクトで即決。 かつてのSANYO と違ってデザインもセンスが一段と良くなっている。

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ポット式なので蒸発しないし香りも逃がさない。 なかなかの優れもの。


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普段深く炒ったコーヒー豆を使うので布製のドリップだと、淹れた後の洗浄が大変。
値段も5000円代だったので、満足。


電車やバスに乗って隣りや前に座った素敵な子が

「わっ、神が与えてくれた運命だ」とか

「くっきりと赤い糸が見える」だとか一ヶ月に一度は運命を感じていた

時期もあったが、

今は三ヶ月に一度くらいになっている。

晩年の寅さんみたいだ。

先日、「袖すり合うも他生の縁」という言葉の" 他生 " を何十年も" 多少 " と勘違いしていたことに気がついた。

なんかずっと勘違いで生きているような気がする。
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by w-scarecrow | 2011-06-01 21:01 | もの | Comments(10)

わらび

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早蕨(さわらび)柄の会津木綿の守袋。


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『早蕨』、早春の空に向かって芽を出す姿は生命力の象徴。

杉や檜の花粉の舞う空に向かってポンと芽を出す。
蕨(わらび)はアクが強い、勝てるかも。

守袋は元来、お守りや護符をしまっておく袋。
小さなメモ帳や筆記用具、三文判を入れておこうと思ったのですが、デジタル・オーディオ・プレイヤーを入れている。

以前はリュックの中に無造作に入れておいたのですが、買い物をした後、イヤフォンのコードが大根の葉っぱと絡みあっていたり、イヤフォンの小さな穴に玉ねぎの皮が入っていたりで、収納場所に困っていた。

大きさはお守の袋よりはずっと大きく巾着みたなので色々な使い方ができると想います。

未だに不思議なのが埼玉県の表記を何故『さいたま県』のひらがな表記にしたんだろう?
埼玉という漢字は誰でも書ける。
何故、さいたま県『蕨市』をひらがな表記にしなかったんだろう? この字は蕨市民以外の殆どの人は書けない。

元々の地名を変えたり、ひらがな、カタカナ名にすること自体納得はいかないが・・。

春になって江戸川の土手にでも座って、番茶を飲みながらわらび餅を食べたい。

先日、飲み屋で背広姿のオジサンがトイレに行くときに「ちょいと、キレイな女神さんに会ってくる・・」と席を立った。
がんばれ、日本のお父さん! 家に帰ったら神さんはいないのかな・・。 
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by w-scarecrow | 2011-01-17 19:31 | もの | Comments(8)

漆盆

今に始まったことではないが、最近はとみに涙もろくなってきた。
『鶴瓶の家族に乾杯』で道端で鶴瓶を見送る、いつまでも深く頭を下げているお婆さんの姿を見て、こみ上げてくる。
呑んで部屋へ帰り、植村花菜の♪トイレの神様♪のPVを観て涙、涙。
甲子園球児の泥だらけになった手で涙を拭いている姿を見て、こっちも号泣。
球児たちの無垢で爽やかな涙と違い、私の涙は塩分濃度が濃いい、糖分もちょっと含まれているかもしれない。ドライアイになってみたい。

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漆師 矢沢光広さんの"拭き漆盆"。
裏面に3つの足がついた実に実用的なキハダ材の9寸のお盆。

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お盆の上に急須、湯冷まし、茶筒をいつものせてある。
流れてゆく時間の区切り、毎日何度もおなじ儀式を繰り返している。

矢沢光広さんは1946年生まれ。 武蔵野美術大学中退後、木工芸の技術を学び、その後漆器作りの道へ入る。
鎌倉の『鎌思堂』という工房とお店を主宰している。

漆は水を弾く防水に優れた性質をもち、木の呼吸を妨げることなく木のもっている調湿作用を損なうことがない。
使うほどに艶が増し、時間とともに深い魅力を映しだす。

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石井隆寛さんの『朱釉ラスター湯呑』でホッと一息。
石井さんの今夏窯出しした湯呑、深い赤と茶、煉瓦色と鈍く光る銀、手にとるだけでも愉しい。
毎年、違うフォルムの作品を一つづつ手に入れ、眺めている。

フレッシュネスバーガーで好きなHot Dogを頬張っていたら、隣りの学生のでっかい関西弁がきこえた。
「タカやん遅い!待ちくたびれたわ~っ」
タカやんだから、高橋か高木という名だろう。「××やん」という関西の呼び方は心地いい。
でも大阪にいる本間さんや渋井君は何と呼ばれるんだろう?
「ホンマやん!」「シブイやん!」

それと何で蓮舫はフルネームで呼ばれるんだろう?「蓮さん」でも「舫ちゃん」でもいんではないかと思う。
先週は朝、昼、夜と女性コメンテイターが異句同音に「私たち市民の・・」とか「市民感覚では・・それよりもっと政策論を!」という言葉を何度も発していた。 
その言葉とコメンテイターとのギャップがどうしても相入れない。
政局、党内抗争、見ていてこれが楽しい! 群れと群れの闘い、「群れろ!もっと群れろ!」と想わず言葉が出てきてしまった。
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by w-scarecrow | 2010-09-17 22:35 | もの | Comments(12)

driving on paper

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                  丸いちっちゃな消しゴム
                  はじめはスマートな姿だったのに 角がとれて穏やかな顔立ちになってきた

                  こころのなかで想い浮かぶことを言葉にして、絵にして
                  点を置いて、線を描いて
                  四角い紙の上を自由に遊ぶ
                  
                  ひとりよがりになったとき 人のせいにしたとき 投げやりな言葉をならべたとき
                  丸い消しゴムが サーと白くしてくれる

                  他人には決して見えない私の影を 身を削って白にしてくれる
                  コロコロもっと丸~くな~れ 

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                  紙の上のdrive
                  いつも 転がってばかり
                  
                  ゆっくりと まわりの景色を眺めながら走んなきゃ・・ 
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by w-scarecrow | 2010-08-24 21:08 | もの | Comments(10)

日暮れの部屋で

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携帯に便利なgoodsを購入。
公園でお弁当を食べるときにもハイキングへ行くときにも、遊覧船で島巡りをするときも・・。
でも、そんな機会はほとんどないかぁ。
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スプーンやフォークにも・・。
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そしてお箸にもなる。
明日のお昼にはチューリップのウィンナーと出汁巻き玉子のお弁当を作って、家の前にある公園で食べることにしよう。
やっぱり、週に一度踊りを教えている母にあげよう、稽古が終わった後に皆でお稲荷さんや水羊羹を食べることがあるだろうから。

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そして、もう一つの強力な助っ人がやってきた。
カップ麺の上蓋を身を張って押さえてくれる、すごい奴。
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後姿が健気だ! 1分が経ち少しづつ腕の部分が薄い水色に変色をしてくる。
そして3分、無事任務を終えた。

2001年生まれの加藤清史郎くんが学校の勉強と猛烈な仕事量をこなしているときに、だいの大人の私はこんなことをして遊んでいる。
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by w-scarecrow | 2010-06-11 18:35 | もの | Comments(12)