winter's scarecrow

カテゴリ:そのほか( 237 )

サマ

e0158857_2036083.jpg



空に浮かぶ雲が少しづつ秋めいてきた。

この夏、一度だけ雨上がりの空に弓のような虹を見た。

虹は7色と思いこんでいたが、そうとは限らないらしい。

国によっては虹は2色とか、3色、5色、8色捉えている人々も。

7色と言い出したのはニュートン、でもイギリスでもアメリカでも虹は6色というのが一般的らしい。


人の目には " 彩色 " がある、伸縮して光量を調節する膜で、見えている風景も色も人それぞれ、違っているのが当たり前、人の感受性も無限である。

夏の虹を見て、私には境目がにじむように溶け合って、数えているうちに重なりあっていた。











e0158857_20552325.jpg



自動車メーカーのCMを見ていてドキッとした。


「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、限界という言葉が言い訳みたいに聞こえてくるから」

「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、自分にウソがつけなくなるから」

「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると、どんな逆風もチャンスに見えてくるから」


42歳という年齢ながら、未だ進化しているイチロー選手。

CMに登場するのは国際大会でも活躍するリオ・パラリンピックに選手として出場した選手たちの言葉。


イチローに一歩でも近づきたいが、道は遠い、憧れ、眩しさ、もどかしさ。



e0158857_219875.jpg



私も「嫌い」な人がいっぱいいる。

自分の知らない世界でコツコツと生きてきた人たち、彼らからは吸収できるものが多すぎて。 話の端々に「ザマ」を感じる。
生活者としての生きざま、仕事に対しての「サマ」、いつもスポンジが膨らんでくる。

今をちゃんと生きている。


アサリの味噌汁をご飯にぶっかけた漁師の深川丼ではなく、アサリご飯の深川・大工飯が食べたい。

知らぬ間に体重が減ってきているので、炊きこみご飯にしたらいっぱい食べれると思う。 東急東横店の午後6時過ぎにはアサリが格安になっているので2盛りくらい買ってこよう。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-09-19 21:33 | そのほか | Comments(0)

ARIGATO

e0158857_218461.jpg







涙があふれる 悲しい季節は

 誰かに抱かれる夢をみる

 泣きたい気持ちは 言葉に出来ない


 今夜も 冷たい雨が降る

 こらえきれなくて ため息ばかり

 今もこの胸に 夏は巡る・・















あれが「青春」だったという思い出は桑田佳祐の ♪ 真夏の果実 ♪ だけではないがたいてい夏に起きている。

夜中の公園や友人の4畳半のアパートでの語らい、腹の底から笑い、泣き、未熟な自分に怒りをぶつけていた。


e0158857_2125773.jpg



下北沢の阿波踊りも終わった。

五輪、高校野球、夏祭り、一挙にやってきた夏の祭典。

大人になる旅路のどこかに置き忘れてしまった一重の夢。 祭りのあとの寂しさ。

自分の明日を重ねるから、筋書きのない逆転のドラマに人は惹かれる。

大人になった諦めとは無縁のかつての夏の日を、選手を通して取り戻し、拍手を送っているのかもしれない。


e0158857_21365428.jpg




e0158857_21375928.jpg




e0158857_21385137.jpg




e0158857_21394656.jpg



リオ五輪、バトミントンのダブルス、タカマツペアの決勝戦を夜中に見入ってしまった。
松友さんの名脇役(主役かも)のプレーに魅せられてしまった。

松友さん、どう見てもミカンやスダチの木々が連なる小さな町の小さな郵便局で切手や収入印紙を売っている郵便局員に見えてしまう。

小柄な子の負けん気の強さを見せてもらいました。

東京への五輪旗の引き渡しのセレモニーで、OBURIGADOとARIGATOの文字が会場に映し出された。

どこか似ている、「ありがとう」。

世界中で一番素敵な言葉「ありがとう」


茶沢通りにある小さな長屋のパン屋さん、KAISO(カイソ)の美味しいバケット、これまたバケットサンドも絶品、明日買いに行こうっと。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-08-23 22:01 | そのほか | Comments(0)

夏、蝉の声

e0158857_13243265.jpg


梅雨明け宣言をした途端に、「セーの」とわが家の周りのセミが鳴き始めた。

私は飛行機以外は空を飛んでいるものが嫌いだ。

ベランダに死んだふりをしたセミが一匹、動かずにいる。 植木に水やりするとき、洗濯物を干すときに急にバタバタと動き出す。

鳥(虫)肌ものだ。

近くにはユニクロの社長の豪邸があるのに、なんでこんな狭いベランダに迷いこんできたのか。

短い一生、ここで終えていいんだろうか。


e0158857_13395022.jpg



明日にはリオ五輪が始まる。
メダルを取った後のインタビューで、今回はどんな名言で生まれるんだろう。 メダルを噛んだポーズの写真撮影はもうやめてほしい。


e0158857_1349465.jpg



7日からは甲子園球場では高校野球が始まる。

40度を超えるグラウンドで選手たちは熱中症で倒れはしないかと、冷房のきいた部屋で眺めている。

甲子園球場の開幕前の練習で、守備練習のノッカーの手伝いをしていた女子マネージャーが大会役員から注意を受け退出させられてしまった。

普段からの練習での手伝いの延長だったのだが、女子では危険が伴うということ、規定では女子はグラウンドには立てないという規則があるという。
高校野球には謎の様式美がいまだにつづいている。

3年間、共に男子部員に混じりサポートをしてきた女子マネージャー、「やはりダメでした」と清々しいコメントに救われる。


そろそろウナギが安く売りだされているのではとスーパーの売場を覗くが、まだ下がっていない。
早く、食べたっ!
[PR]
by w-scarecrow | 2016-08-05 09:21 | そのほか | Comments(4)

風 天

e0158857_21385740.jpg




今日も陽が西に傾いてゆく なぜ人は黄昏時になると妙にこころがざわめくのであろう

日が暮れると堂々と酒が呑めるからだ 

今夜はどんな人と出逢い 道半ばの哀楽を聞けるのであろう

そんなひとときにこころ騒がぬはずがない



先日、テレビ番組で渥美清さんが風に天、" 風天 " の俳号で読んだ句が紹介されていた。

        赤とんぼ じっとしたまま明日どうする

        うつり香の ひみつ知ってる春の闇

        テレビ消し ひとりだった大みそか



                                風天(渥美清)



渥美清さんが亡くなって8月4日で20年が経ってしまった。


私が初めて渥美さんを見たのは、渋谷のハチ公前の交差点、トレンチコートにハンチング姿で颯爽と歩いてゆく姿だった。
「わっ、寅さんだ」と声には出さずも、渥美さんが一瞥してくれたような気がした。
きっと母には「ダメ」と言われる、代々木ゼミの高校受験の春季講座の案内をもらいに行った帰りだった。

2度目は20代になって " ユーロスペース " といミニシアターで東欧の映画を観に行ったとき、後ろの方の席に渥美さんが座っているのを発見した。

柴又ではなく渥美さんの暮らす渋谷で俳優渥美清と遇った。

寅さんではない俳号、風天さん、じっと停まっている赤とんぼに「明日はどうする」と想いを寄せている。


明日はどう生きよう。

そんな想いを抱いて、口の悪い店主の店に集まる人たちから和みをいただいているのかもしれない。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-08-01 22:44 | そのほか | Comments(0)

小さな星を ♪

e0158857_02206.jpg



上を向いて歩こうよ 涙がこぼれないように・・

見上げてごらん夜の星を 小さな星を・・♪


終戦の混乱から右肩上がりの高度成長期へ、挫折感を引きずることもできず上を向いて歩いた時代。

悲しくっても俯くな、歌詞は誰もが抱ける夢と希望に満ちていた。


そんな説教や理屈でない庶民の本音や情景を語っていた永六輔さん。



60代のご夫婦が昭和歌謡や永さんや中村八大さんの話題を笑顔で話していた。



以前にブログで記したことがあるが、ラジオから聞こえてきた山田五郎(タレント・美術評論家)の話が強く残っている。

若い夫婦のスピード離婚について。 昔の人との結婚観について。

「昔の人は誰もが恋愛結婚していたわけではなく、まだ相手の人となりを探りながら生活をしていた。これからずっと連れそう相手だから、この人のどこが素敵なところなんだろう?と相手の長所を見つけながら過ごしていた」

あれっ、付き合っていたころのあなたとは違う!と失望感が増してゆく、そんな違いを語っていた。


カウンターで酒を呑み交わす、なにか同士のような思いやりが感じられるご夫婦の会話を耳にすると清々しい。


芋焼酎と " たけのこの里 " (チョコレート) を酒のあてに呑みながら、ひとり者の私が夫婦像を語っている。

変だ。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-07-19 20:30 | そのほか | Comments(3)

七夕

e0158857_1404287.jpg



遠距離恋愛中の彦星と織姫が久しぶりの逢瀬を楽しむ中、40歳イケメンの大西卓哉さんがズドーンと彼らを引き裂くように宇宙へと旅立った。

「地球は青かった♥」幼稚園生みたいな単純な言葉が名言になっているが、ガガーリンはもっと大人の言葉で地球の美しさを語っていたらしい。

宇宙での閉鎖的な空間での緊張は計り知れないストレスになってのしかかる、とび抜けた順応性を持った人しか耐えられないだろう。
同船者に坂上忍みたいなやつがいたら・・。

宇宙から地球を眺めた人は皆、地球の美しさを語るのに地上はストレスに満ちている。

せいぜいスカイツリーから暮れなずむ関東平野をゆったりとした気分で眺めたい。アリンコのように見える人間たちは「私なんだな」と確認しながら。


e0158857_14293661.jpg



富ヶ谷にあるフレッシュネスバーガー一号店、木造平屋建ての小さな店。

10数年くらい前に木村拓哉が女の子連れでチリドッグを食べる私の横に座ったことがあった。所作がカッコよかった・・!


いつもの昼下がりの店内、後ろの女子はお決まりのダイエットの話。(私は最近、体重が知らず知らず落ちてきて困っている)

「せっかく、滅多に着ない白いワンピースを着てきたらさ、(彼は)巣鴨に食事に行こうっていうの。え~巣鴨・・そしたら巣鴨に美味しいカレーうどんの専門店があるんだって・・デリカシーのかけらもないやつでしょ」

彼女は七夕の短冊にはなんて書いたんだろう?

私は短冊じゃ短すぎる、とりあえず江戸前のキスの天ぷらか、コハダの美味しい握り寿司が食べたい。

もう少し艶気のある願いがあるといいんだけど。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-07-08 14:58 | そのほか | Comments(0)

♪ 今 君は綺麗だよ

e0158857_20184993.jpg



                     花がなければ

                    世界は寂しいのか

                    ならば

                    それがないために

                    かく荒寥としている

                    というものは

                    なにか



e0158857_20242326.jpg



音楽動画サイトで十代の女子がめちゃめちゃ格好いい新人バンドを見つけた。

こんな刺激的で新しいサウンドはいままで聴いたことがない、彼女はそんなバンドに夢中になり、コメント欄に「このバンドのことを知っている人がいたら、もっと教えてください!」と書き込んだという。

その新人バンドの名は THE BEATLES 。


e0158857_20435815.jpg



英国の地方都市リバプール、♪ Love me Do ♪ でデビューした4人組が世界を席巻するのにそう時間はかからなかった。

1960年代、既成の秩序が壊れ日々新しい価値観が生まれいった。

混沌としたあの時代と今、私たちが生きている時代がなにか似ている。

20世紀、多くの人々の心をとらえたビートルズ。 21世紀、流れゆく時間のスピードの速さにあたふたしながら、この喧騒からどんなものが創りだされていくのか愉しみでもある。

忌野清志郎が「(世界や日本で今、なにが起きているのか)ニュースを観なければきっとステキな一日が送れる」と言っていた。

ほんとニュースなんか観たくない。


ラジオから流れてきた Uru の 星の中の君 に癒される。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-07-04 21:30 | そのほか | Comments(0)

スイカ

e0158857_1792592.jpg



スイカが恋しい季節になってきた。

半月に切られた果肉にガブッとかぶりつく。喉をごくりと鳴らし、みずみずしい甘さがいくつもの夏を想いおこさせてくれる。

私の通った小学校はまだ古い木造校舎が残っていて、一、二年生のときは机も木製の二人用だった。

その二人用の机は境界線が不明瞭で消しゴムがはみ出ているだとか、肘が国境を越えたとか、ささいな争いが絶えなかった。

幸い隣に座る Y 子は体育は不得手だったが物静かなやさしい子だった。

昼休み、彼女はひとり机に座り黙々とリリアンを編んでいた。ミカンみたいな色をした編み物が少しづつ顔を出している。

そんな見事な技に魅せられ私もやってみようと・・・。


「男がやるもんじゃない」と母に言われるのは解っているので、高校生の姉にねだってみることに。


「絶対、みんなに言わないんでほしいんだけど、オレもリリアン買ってもらったんだ」

打ち明けられた Y 子から『今日から仲間だね』と言わんばかりの笑顔が返ってきた。


e0158857_0114686.jpg



Y 子のお父さんは小学校の真ん前にあるビール工場に勤めていた。

私はいつものように近所の酒屋の立ち飲みコーナーで清酒を呑んでいる父親を迎えに行く途中、Y 子とお父さんに出くわした。

すれ違いざまに軽く手を振るY 子。お父さんの手にはネットに包まれた大きなスイカがあった。


「そろそろご飯だから帰ってきてって」「お前、食うか」と、つまんでいた鯨の大和煮の缶詰を差し出すわが父。
「クジラはいらない」

いいな~よそんち。


日本一のスイカの出荷数を誇る熊本県。5月が出荷のピークだったらしいがどうだったんだろう?
丸々一個のスイカを食べたいですね。

種をプイップイッとベランダの端まで飛ばして・・・。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-06-27 18:40 | そのほか | Comments(0)

お宝

e0158857_15113822.jpg


母の日の華やかさにはまったく及ばない父の日。

地方紙に父親の想いを綴ったエッセイが載っていた。


「(抜粋)あのころに戻りたいと思うことがあります。もう一度やり直したい場面がいくつもあります。
お父さんは世界でいちばん強い、お父さんは世界でいちばんモノ知り。それを信じていた子供たち。

生まれたときは『生きてればいい、それだけでいい』そう思っていたはずなのに・・。

子供たちが成長するにつれ、いつの間にか『オマエのためだ』といいながら、親のわたしたちの欲のために子供を叱り、わたしたちのミエのための子育てをしていることがありました。
わたしたちは『世間に自慢するための子供』を育てたいと思っていたのでした。

そんなわたしに叱られて、泣きながら眠ったその顔に、涙のあとがくっきりと残っていました。
その涙のあとを拭きながら、わたしはなんと愚かな親だろうと思いました。

わたしはそのつど子供たちに許してもらって親を続けてきたのです。

いま、わたしの願いははっきりしています。
子供たちが幸せでありますように。この世に生まれてきたことを喜べますように・・。
そのほかのよいことは、オマケなんだと思います。



e0158857_151393.jpg


学生時代の友人は父の日に娘さんから高級育毛剤をプレゼントされ、「そんなにイッてるのか?!」と育毛オタクになってしまいました。

別の友人は父親とそっくりな顔が娘さんのコンプレックスになり、思春期のころは「傍を歩かないで!」とキツイ禁止令をもらってしまった。
娘さんが幼稚園のときに描いたお父さんの似顔絵がお宝だという。” だい好きなお父さん、おしごとがんばって!”

父の日の悲喜こもごも、次の日の飲み屋は失恋した若者のように肩を落としたオジサンたちでにぎわっている。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-06-24 16:04 | そのほか | Comments(0)

SATO

e0158857_1912399.jpg



6月も3分の2が過ぎたのに、まだ台風が一つも発生していないのは18年ぶりだという。

NASA の発表でも史上最も暑い夏になるらしい。

浅草や鎌倉の人力車での観光も近い将来、ラクダに乗った寺社巡りになるかもしれない。

北向きの部屋に引っ越しをしておいてよかったっ。


降雨の少ない東京の町のアジサイたちは潤いのファンデーションも塗れず、七変化ができずにいる。 古来日本生まれの花なのに江戸時代以前の歌や文学には殆ど登場しない。

先人たちは心変わりの七変化を嫌っていたのかもしれない。

今やアジサイの名所は人、人、人。 

一色に染められる愚に気づいたのかも。


S さんからいただいた佐藤錦、ベッピン揃いだ。小さな小錦から食べることにしよう。
[PR]
by w-scarecrow | 2016-06-20 19:43 | そのほか | Comments(0)