winter's scarecrow

カテゴリ:そのほか( 236 )

HENRI CARTIER BRESSON

The Berlin Wall,1962
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ブレッソンのフレームの中の被写体同士のコントラスト、背景とのコントラストが好きだ。
背景にはベルリンの壁が築きあげられようとしている。
紳士がゆく、戦争で脚を失ったのか、服装からすると大戦中は将校だったのかもしれない。
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Tralee,Ireland,1951
アイルランド西部の街トラリー、大西洋からの冷たく強い海風が吹く街なのかもしれない。
防風のためか壁が延々とつづいている。
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Valencia,Spain,1933
スペイン内戦が始まる3年前のヴァレンシア、ヘミングウェーが初めてスペインを訪れたのは1925年、ピカソはパリに住んでいたが度々、母国スペインに帰国していたらしい。「ゲルニカ」は1937年、「誰が為に鐘が鳴る」は1940年に発表された。
少女の表情が何を表しているのか? 1936年から40年間つづくフランコ独裁政権の中を彼女は生きてゆく。
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Alberto Giacometti,1961
スイスの有名な彫刻家アルベルト・ジャコメッティーが雨のパリの街を濡れながら歩いている。
写真を見るかぎり大彫刻家には見えない、空腹を我慢できないような様相でユーモラスな一枚。
「走ろう!アルベルト」
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アンリ・カルティエ・ブレッソン、1908年フランスChanteloupe生まれ。
1923年頃から絵画とシュルレアリストに傾倒し絵画を学ぶ。その後、アフリカの象牙海岸で一年間を過ごし
帰国後、写真を始める。
アメリカでは映画を学び、メキシコへは民族学調査隊に参加し、1940~43年まではドイツの捕虜になるが
脱走に成功。
その後、レジスタンスに加わる。
1947年、キャパらと写真家集団『マグナム・フォト』を設立。
95歳で亡くなるまで目まぐるしいほどの多様な人生。 

この写真集は20歳のときにCalifornia大Berkley校の生協で購入した。 $60、高かった!
胸にUniversity of California,BerkleyとプリントされたTシャツも2枚買ったが、それを着てアメリカ中西部へ行くと、皆が振り返る。 田舎住まいのアメリカ人は未だCaliforniaが憧れの新天地だったようだった。
Berkley校の生徒でもないのに、インチキな優越感を味わった。

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Behind the Gare Saint-Lazare,Paris,1932
ブレッソンの有名なショット。 サン・ラザール駅前の水溜りをヒョイと跳びこえる、愉快な写真。
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Ascot,England,1955
The Queen Returns for Royal Ascotと記された新聞を頭にのせ、やるせない表情の紳士。
アスコット競馬場に散らばっているハズレ馬券。 
日本の競馬場の赤鉛筆を持ったオッチャンたちとは風格は違うがしょげた顔は一緒。
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New York,1947
ねこと語る男。 いかにもN.Y.Cらしい風景。 自分を見ているみたいだ。 デジャ・ヴュ。
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Brie,France,1968
フランス映画を観ると草原(?)の中の長い一本の並木道をよく見る。 夏は陽を避けて皆でお弁当を広げるのでしょうね。
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Liverpool,England,1962
リバプールと言えばビートルズを生んだ街、写真の1962年はビートルズがレコードデビューをした年。
殺伐とした工業地帯の街、廃墟の前をゆく3人の少女たちの歌声が聞こえそうだ。
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Resistance, banks of the Rhine,France,1944
ライン川はスイスを源としてフランスのアルザス~ドイツへと流れてゆく。
ラインに架かる鉄橋にレジスタンスの遺体。 
ブレッソンの写真は遺体ではなくとも地べたに倒れている人間の写真が多い。
このレジスタンスのショットが起因なのかと感じた。      [NEW YORK GRAPHIC SOCIETY刊]

いくつもの時代を巡り、多くの国々を駆け抜け、写真集を閉じる。
夜がだんだんと長くなってきた。 長い分だけ4杯が5杯へと量が増えてしまう。 少し控えよう。
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by w-scarecrow | 2009-09-22 21:13 | そのほか | Comments(8)

PC入院中

PCのハードディスクが故障してしまい一週間ほどお休みいたします。 皆さんのブログが見れないのが残念です。
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by w-scarecrow | 2009-06-14 16:31 | そのほか | Comments(0)

spring

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東京は午前10時過ぎからみぞれから雪へと変わった。

石原良純の予報がまたはずれた。

JR渋谷駅のホーム、右端の広末涼子の"Spring"の広告。

春をまじかにして広告はパステルの色合い。


だいぶ昔のこと、仕事の後輩たちと呑んでいたとき、
「Wさんは、どんな女の子が趣味なんですか?」と、少しだけ撮影がらみで訊かれた。
「そうだなー、真夏の炎天下、夏休みの部活で登校するでしょ。そのとき海辺の町の防波堤の横を一台の自転車が突っ走っていく、男子のように思いっきりペダルをこいでいる。陽に焼けた額の汗をぬぐいながら・・・。スポーツバックの持ち手のとこにだけ、すごく女らしさを感じる何かがぶらさがっってる・・・たぶん海辺の町にはおばちゃんたちの行くパーマ屋はあっても、普通の女子高生たちは理髪店で髪を切ると想うんだ。マセた子たちは県庁のある街の美容院へ行くと想うけど、その子は床屋で切ったただのショートカット。10代20代初め頃はそういう雰囲気をもった子が好きだった」
「解りました。潮くさくて短髪の女ですね。ちょっとどんくさい。具体的には誰のイメージなんだろ・・」
「広末涼子・・(!)」
後輩たちはみんな引いてしまった。 訊かなければ良かったという感じで「お姉さん!サワー3つおかわり!」
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JRと井の頭線を結ぶ通路にある岡本太郎『明日の神話』。
すごい迫力で圧倒される。自分の存在がほんとにちっぽけにみえてくる。
この真下に以前、東急フードショップがあった。そこの魚屋で高校時代の3年間、アルバイトをしていた。
自給も高く、仕事が終わると大学生の先輩がガード下の焼鳥屋に連れて行ってくれた。

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午後になったら、みぞれになり雨になった。

明日は友人の結婚式。
今、流行の一等地にあるチャペルとパーティースペースを併せもった欧風なフェイクな建物の式場。
できたらxx会館とか横浜中華街のxx飯店でやってほしかった。
引き出物にイタリアンのグラスをいただくより鯛と蒲鉾か焼売と月餅の方がシミジミーとして嬉しい。
でも素敵なカップルなのできっと幸せになってくれると想う。
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by w-scarecrow | 2009-02-27 23:13 | そのほか | Comments(5)

便利なまな板

joseph josephのRinse&Chop.

先日、TVで便利なキッチン用品を紹介していた。
まな板で切った野菜を鍋やフライパンに移すときに、いつもポロポロとこぼしていた。
これで解消。
魚や肉はいつも通り木のまな板で切る。

      普通のまな板と同じように、好きなものをのせる。
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      好きなように切る。
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      そして、まな板をこの形にたたみ、切った野菜をお鍋やフライパンに投入。
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      このまま水道で水洗いをしてもよし。左の穴で水切りもできる。
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¥2000

これで野菜を切るのも楽しくなります。楽しくはないかな。
昨日もTVで豆腐をきれ~に均一にカットできるグッズを紹介していた。
豆腐はまちまちの大きさでもいいかぁ。

joseph josephやFranc Francというブランド名、なにか引っかかる。
ガレリオ・ガリレイや中京大中京みたいで親しみをもてるまで時間がかかりそうだ。
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by w-scarecrow | 2009-02-22 15:56 | そのほか | Comments(8)

はかなさ

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Newsを見ているのが辛くなってくるときがあります。
なんで、そんなに簡単に殺人事件が起こるんだろ。
なんで官僚は堂々と誰が聞いても嘘、ごまかしの発言をするんだろ。
それがまかり通ってしまう茶番。
韓流ブームと相まって小泉ブーム。
いたるところに群集ができていた。

うちの前にいつも60代後半のおばちゃんが夕方5時頃になると植え込みの前に座って文庫本を読んでいる。
施設からの送迎バスの停車場になっている。
毎日、40才を越えているであろう息子を待っている。傘を差し本を読んでいるとこもある。

「痛みを伴う改革」と言っていた。
これから子供を産んでどう育てていくか、その根底を削られてしまった。
生きていて希望を割かれる痛みをなぜ是としたんだろう。
人としての希望だけは失ってほしくない。

ヘッドホーンをしてメールを打ちながら自転車に乗っている。
ながら文化。
自分だけの小宇宙。
自分だけの価値観。
それに浸っているのは一部の若者だけではありません。
官僚たちの言葉を聞いて言葉遊びの儚さを感じます。

自分さえ・・。

今日は嘘を正々堂々と言える世界がすごっ!と感じた一日でした。
にんべんに夢と書いて「はかない」それは嫌です。
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by w-scarecrow | 2009-02-04 01:52 | そのほか | Comments(8)

2009 煩悩

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あけましておめでとうございます




昨年は温かなコメントをいただきほんとうにありがとうございました。
今、TVで『ゆく年くる年』が流れています。

日本各地のお寺さんの鐘の音。
年が明けてから最後につく108番目の鐘。

人間の108つの煩悩。

毎年、この鐘の音をきいて
いつかは笠智衆さんみたいな枯れかたをしたいと想ってきました。

鐘の音が終わりチャンネルを変えたら石田純一が運悪く出ていました。
もう少しだけ笠さんではなく石田さんをやってからでもいいかなと想いました。
(実際の石田さんは男から見てもほんと素敵な人です)

今年もよろしくお願いいたします。

写真は戦前のつむぎで祖母から母へ受け継がれた着物です。
ほかにも年代物の着物があったのですが幾何学的な模様で地味ながら新しさを感じる80年前の柄。
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by w-scarecrow | 2009-01-01 00:57 | そのほか | Comments(4)