winter's scarecrow

カテゴリ:そのほか( 243 )

酒とバラの日々

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「バラが見ごろになったから、すぐに来て写真撮ってくれないかい」
THE B型の母は相手の都合など、関係ない。 思ったが吉日なのである。
「今日明日はムリだから・・」
「なんで!」
「ムリだから明後日の朝に行くよ・・」
「・・・・!!」

玄関先に咲いているバラ、母のテキパキとした指示で写真に収める。
「あ~ぁ、しおれてきちゃって・・一昨日は見事だったのにね」
お気に入りの観用植物の葉っぱまで撮らされた。

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以前、松屋銀座の裏にある、野の花ばかりを扱う花屋さん"司"で母の日用に花をアレンジしてもらい、プレゼントしたときは驚くほど喜んでいた。

四万温泉の野山で育った母はエレガントな切り花よりも、シミジミっとした花を好む。
ヒマワリよりも月見草。 小林幸子より石川さゆり。
そのときは野の花を手にして口に万歩計をつけておけばよかったと思うほど、小さい頃の想い出話が溢れでてきた。

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小学生のときにNHKのクイズ番組に出たことがある。
そのときに私が答えた出題問題を未だに憶えている。

貯めたお年玉で生まれて初めてプレゼントした小さなバックのことは全く憶えていない。
もちろん、朝食に何を食べたかは忘れている。

B型の母はあまり他人(ひと)に興味がないので息子でも細かいことを言われたことがなく、助かったことの方が多いのかもしれない。
実家の風呂場には恐らく母が選んで買ってきたTSUBAKIのシャンプーがある、その横にエメロンのコンディショナー。
すし屋へ行って、中トロから入ってかんぴょう巻きで締めるみたいな相いれない感じがする。
今度、実家へ行くときはTSUBAKIのコンディショナーを買っていくことにしよう。
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by w-scarecrow | 2010-05-28 19:34 | そのほか | Comments(8)

♪ 悲しき街角 ♪

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土曜日、雨の上がった午後、吉祥寺へ。
井の頭公園の入り口にある"おこわ米八本店"のお蔵で開催されていた『吉祥篆刻展』へ。
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初めて観る篆刻(てんこく)。Blog仲間のhayatedaniさんの陶印5種。
その横には絵唐津、織部の向付や鉢や皿が展示されていた。
私はただただ溜息。
趣味の幅の広さと作品に滲み出ていた繊細さややわらかさ、遊び心。
陶器の写真も撮ったのですが蔵の暗がりの中だったため、全てピンボケになってしまった、残念。
是非、hayatedaniさんのBlogでご覧ください。

受付にいたhayatedaniさんと10分くらい話をさせてもらった。
実に豪快洒脱な同世代だった。「来てよかった!」

hayatedaniさんの横に座っていた、トビっきりの美人に後ろ髪を思いっ切り引っ張られながら会場をあとにした。
「私も篆刻教室へ通おうかな・・」

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もの作りをされている方と接したときはいつも、「すごいな~」と溜息ばかり。
篆刻は書と彫刻の2つの要素が必要、私の字は女子高生みたいな丸文字、彫刻は小学校のときの図工の時間に年賀状用のネズミをゴム板に彫った以来したことがない。
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シュンとした気持ちで井の頭公園を歩いていたら、ロックンロールおじさんが懐かしい曲を歌っていた。
大友康平より数段上手かった。
♪ As I walk along I wonder, what wrong with our love~ ♪ <悲しき街角>
こっちならいけるかもしれない。
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by w-scarecrow | 2010-04-18 19:07 | そのほか | Comments(8)

ふたり

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昨日の雨で桜の花が散り
薄いピンクの絨毯が路に敷かれていた。

バスで新宿へ向かった。
暖かな陽射しが心地いい。

前の席のカップルが黙って
窓外の新緑の薫り漂う街を眺めている。
カップルの耳にはお互いに
一つづつのイヤホン
二人で同じ曲をシェアーしている。

どんな曲を聴いているんだろう?
同じ曲を、同じ景色を、同じ匂いを
同じ時を感じあっている。

荷物の紐をほどくとき
想像以上の労力がいるときがある。
紐を結ぶときは あっという間に結べたのに。

結ぶときはいつか、
ほどくであろう日がくることなんて
これっぽっちも考えていない。

結んだ紐をほどくとき その結び目の固さに驚いてしまう。

明日から寒の戻りで平年値の気温を大きく下回るみたいだ。
実家の老母が心配だ。
携帯でその旨を伝えたら
「男はいちいち、細かいことを考えてたらダメ・・」と
一撃をくらってしまった。
まだまだ元気でいてくれそうだ。
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by w-scarecrow | 2010-04-13 21:58 | そのほか | Comments(10)

クシュン

ヘ、ヘクシュン・・この積年の怒りをどこにぶつけたらいいのか。
こんな植林政策をやってきた代々の林野庁の役人と商売に走った山の地主たちにぶつけたいが、退職金を何度ももらって、きっと松林の美しい海辺の町に住んでいることだろう。
洗濯物も干せない辛さ、天日を浴びたアリエールの甘い香りがほんのりとするTシャツを着たい!
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とんかつを買ってきたときはオーブントースターで温めて、カツ丼にする。 もちろんロースカツ。
この3年間で9kg、体重が減ってしまったので、たまには衣ものを食べるようにしている。
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朝はケツメイシの♪ 涙 ♪を聴きながら、腰に手を当て歌詞の切なさにウルウルしながら野菜ジュースを飲んでいる。
小松菜の自然の甘さが美味い。 おかげで冷蔵庫は小松菜だらけ。

藤田まことさんが亡くなり、TVでは追悼番組を流している。
東映の時代劇やヤクザ映画の名悪役、遠藤太津朗さんや萬田久子が脇を固めていた『京都殺人案内』が好きだった。
藤田まこと演ずる京都府警の音川音次郎警部、新劇出身の役者さんとは一味違った艶気のあるしなやかな演技、普段、京都撮影所で時代劇を撮っていた技術スタッフの現代劇への意気込みも感じられて楽しかった。

TVの連続ドラマは『北の国から』以降、ほとんど観ていない。
主人公の彼女が偶然、主人公と他の女性が楽しそうに歩いているところを見かけたり、偶然の産物ばかりで冷めてしまう。

何十年も寅さんみたいな恋ばかりをしていても、そんな人情沙汰になりそうな場面に遭遇したことはない。
一度だけ昔の彼女と東横のデパ地下で偶然に遇ったことがある、不思議と買い物をしている彼女の生活感溢れる姿を見かけると嫉妬に近い感情が湧いてきた。
お互いに何を喋っていいか判らず、しどろもどろ。
別れ際、
「うちの息子、野球チームに入っているんだ。キャッチャーやってる。雰囲気がWちゃんとなんか似てるの。困ったもんだわ」
彼女の息子の年齢は怖くて訊けなかった。 どうしてそんな後に引く話をするんだろう。
でも「・・似てきた」とは言っていなかった。

オリンピックも終盤になってきたがスピードスケートを観たくらいで、明後日のフィギアが少しばかしの楽しみ。
気がかりなのは結構好きな浅田真央ちゃんの姉・舞ちゃんの化粧が、濃く強めになってきたこと。
名古屋・栄のM本店の化粧品売場のおねえさんみたくなっている。
真央ちゃんの滑りより、お姉ちゃんのメークアップのテクニカルの方が心配だ。
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by w-scarecrow | 2010-02-22 19:00 | そのほか | Comments(15)

遠い日の音に耳をすませて

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                                                         【伊藤環・角皿】


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あけましておめでとうございます

今年も、素敵なものにふれて感動し、
いつかの音にふり返り、
ふと香る花に立ちどまり、
右往左往しながら進んでいくことと想います。

また声をかけてください。






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                                                        【竹内鉱三・角皿】
老松の『花びら餅』 京都のお正月に出される伝統菓子。
京都の雑煮を見立て、求肥に白みそ餡、こぼうの入った美味しい和菓子。
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今日、実家の老母に届けるつもりです。 ほんのり頬を紅くそめたような美しい『花びら餅』。
喜んでくれるといいなと想います。

素敵な一年でありますように・・
2010 元旦
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by w-scarecrow | 2010-01-01 00:04 | そのほか | Comments(8)

thanks 2009

10月23日からやめていたお酒を解禁する。
躰もやっと平常に戻り、今夜11:45pm "ゆく年くる年"の除夜の鐘の一突きめに呑むことに決めていた。
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軽めのヒューガルデン・ホワイトを買ってきた。 ベルギーの白ビール。
久しぶりに呑むにはちょうどいい。

今年の"ゆく年くる年"は芝・増上寺、愛知・豊川稲荷、奈良信貴山・朝護孫子寺などからの放送みたいだ。
この一年の反省をしながら、一杯のビールをゆっくりと味わい年を越します。

皆さんもよい年をお迎えください。 いっぱい、いっぱいありがとうございました。
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by w-scarecrow | 2009-12-31 14:02 | そのほか | Comments(6)

そっと・・・

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早朝のいつもの散歩道。

先週、土曜日の明け方、身体におおきな異変が起きた。
今までの不摂生な生活のツケがきたと想った。
2日半、寝込んでしまった。
月曜日、近くの開業医で血液、尿検査。
帰ってまた、寝込む。
今日、朝一で「検査結果がでましたのですぐ来てください」との電話。
すぐに紹介状を書くので大学病院へとの指示。

再検査前の問診で「おそらく、このまま入院してもらいます」
「無理です、仕事のこともあるし、冷蔵庫の中を処分しなければならないし、ベランダの植木の水やりやポストの郵便物の保管、新聞の解約、済ませなければいけないことが・・・」

血液の再検査、超音波検査を終え2時間後の診断、
「やはり入院してください、どの医師でもそう判断します」との答え。
数値は前日検査より、不思議と下がっていた。 
フリーランスは仕事を引き受けた以上、途中でキャンセルすることは何があっても出来ませんの一点張りで医師を説得した。
折れてくれた。
ただし、入院をしている状態と同じ環境を作ること、決して身体の消耗をさせないことを条件に。
通院の時や少し遠くへ行く時もタクシーを使うこと、熱めの風呂には入らないこと、絶対の禁酒等々。

月曜日、枕元に"お伊勢さん"のお守りを置いた。
4年前にMRIで胸に癌の良性腫瘍らしきものがあると診断された2日後、仕事で4日間伊勢へ行った。
もちろん、お伊勢さんの内宮、下宮へも参拝した。
帰ってから3週間後の再検査で癌ではなかったとの結果。
信心深くない私はお伊勢さんには2度、救われた。

自転車散歩も長時間の街歩きも、近くの淡島温泉へも行けなくなった。 
よく行く飲み屋さんには、アルコール分0.00%の"キリン・フリー"を入れてもらうように頼んでおいた。
静かに、そっと生活をしていかなければ・・。
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by w-scarecrow | 2009-10-27 23:47 | そのほか | Comments(8)

HENRI CARTIER BRESSON

The Berlin Wall,1962
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ブレッソンのフレームの中の被写体同士のコントラスト、背景とのコントラストが好きだ。
背景にはベルリンの壁が築きあげられようとしている。
紳士がゆく、戦争で脚を失ったのか、服装からすると大戦中は将校だったのかもしれない。
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Tralee,Ireland,1951
アイルランド西部の街トラリー、大西洋からの冷たく強い海風が吹く街なのかもしれない。
防風のためか壁が延々とつづいている。
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Valencia,Spain,1933
スペイン内戦が始まる3年前のヴァレンシア、ヘミングウェーが初めてスペインを訪れたのは1925年、ピカソはパリに住んでいたが度々、母国スペインに帰国していたらしい。「ゲルニカ」は1937年、「誰が為に鐘が鳴る」は1940年に発表された。
少女の表情が何を表しているのか? 1936年から40年間つづくフランコ独裁政権の中を彼女は生きてゆく。
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Alberto Giacometti,1961
スイスの有名な彫刻家アルベルト・ジャコメッティーが雨のパリの街を濡れながら歩いている。
写真を見るかぎり大彫刻家には見えない、空腹を我慢できないような様相でユーモラスな一枚。
「走ろう!アルベルト」
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アンリ・カルティエ・ブレッソン、1908年フランスChanteloupe生まれ。
1923年頃から絵画とシュルレアリストに傾倒し絵画を学ぶ。その後、アフリカの象牙海岸で一年間を過ごし
帰国後、写真を始める。
アメリカでは映画を学び、メキシコへは民族学調査隊に参加し、1940~43年まではドイツの捕虜になるが
脱走に成功。
その後、レジスタンスに加わる。
1947年、キャパらと写真家集団『マグナム・フォト』を設立。
95歳で亡くなるまで目まぐるしいほどの多様な人生。 

この写真集は20歳のときにCalifornia大Berkley校の生協で購入した。 $60、高かった!
胸にUniversity of California,BerkleyとプリントされたTシャツも2枚買ったが、それを着てアメリカ中西部へ行くと、皆が振り返る。 田舎住まいのアメリカ人は未だCaliforniaが憧れの新天地だったようだった。
Berkley校の生徒でもないのに、インチキな優越感を味わった。

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Behind the Gare Saint-Lazare,Paris,1932
ブレッソンの有名なショット。 サン・ラザール駅前の水溜りをヒョイと跳びこえる、愉快な写真。
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Ascot,England,1955
The Queen Returns for Royal Ascotと記された新聞を頭にのせ、やるせない表情の紳士。
アスコット競馬場に散らばっているハズレ馬券。 
日本の競馬場の赤鉛筆を持ったオッチャンたちとは風格は違うがしょげた顔は一緒。
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New York,1947
ねこと語る男。 いかにもN.Y.Cらしい風景。 自分を見ているみたいだ。 デジャ・ヴュ。
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Brie,France,1968
フランス映画を観ると草原(?)の中の長い一本の並木道をよく見る。 夏は陽を避けて皆でお弁当を広げるのでしょうね。
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Liverpool,England,1962
リバプールと言えばビートルズを生んだ街、写真の1962年はビートルズがレコードデビューをした年。
殺伐とした工業地帯の街、廃墟の前をゆく3人の少女たちの歌声が聞こえそうだ。
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Resistance, banks of the Rhine,France,1944
ライン川はスイスを源としてフランスのアルザス~ドイツへと流れてゆく。
ラインに架かる鉄橋にレジスタンスの遺体。 
ブレッソンの写真は遺体ではなくとも地べたに倒れている人間の写真が多い。
このレジスタンスのショットが起因なのかと感じた。      [NEW YORK GRAPHIC SOCIETY刊]

いくつもの時代を巡り、多くの国々を駆け抜け、写真集を閉じる。
夜がだんだんと長くなってきた。 長い分だけ4杯が5杯へと量が増えてしまう。 少し控えよう。
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by w-scarecrow | 2009-09-22 21:13 | そのほか | Comments(8)

PC入院中

PCのハードディスクが故障してしまい一週間ほどお休みいたします。 皆さんのブログが見れないのが残念です。
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by w-scarecrow | 2009-06-14 16:31 | そのほか | Comments(0)

spring

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東京は午前10時過ぎからみぞれから雪へと変わった。

石原良純の予報がまたはずれた。

JR渋谷駅のホーム、右端の広末涼子の"Spring"の広告。

春をまじかにして広告はパステルの色合い。


だいぶ昔のこと、仕事の後輩たちと呑んでいたとき、
「Wさんは、どんな女の子が趣味なんですか?」と、少しだけ撮影がらみで訊かれた。
「そうだなー、真夏の炎天下、夏休みの部活で登校するでしょ。そのとき海辺の町の防波堤の横を一台の自転車が突っ走っていく、男子のように思いっきりペダルをこいでいる。陽に焼けた額の汗をぬぐいながら・・・。スポーツバックの持ち手のとこにだけ、すごく女らしさを感じる何かがぶらさがっってる・・・たぶん海辺の町にはおばちゃんたちの行くパーマ屋はあっても、普通の女子高生たちは理髪店で髪を切ると想うんだ。マセた子たちは県庁のある街の美容院へ行くと想うけど、その子は床屋で切ったただのショートカット。10代20代初め頃はそういう雰囲気をもった子が好きだった」
「解りました。潮くさくて短髪の女ですね。ちょっとどんくさい。具体的には誰のイメージなんだろ・・」
「広末涼子・・(!)」
後輩たちはみんな引いてしまった。 訊かなければ良かったという感じで「お姉さん!サワー3つおかわり!」
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JRと井の頭線を結ぶ通路にある岡本太郎『明日の神話』。
すごい迫力で圧倒される。自分の存在がほんとにちっぽけにみえてくる。
この真下に以前、東急フードショップがあった。そこの魚屋で高校時代の3年間、アルバイトをしていた。
自給も高く、仕事が終わると大学生の先輩がガード下の焼鳥屋に連れて行ってくれた。

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午後になったら、みぞれになり雨になった。

明日は友人の結婚式。
今、流行の一等地にあるチャペルとパーティースペースを併せもった欧風なフェイクな建物の式場。
できたらxx会館とか横浜中華街のxx飯店でやってほしかった。
引き出物にイタリアンのグラスをいただくより鯛と蒲鉾か焼売と月餅の方がシミジミーとして嬉しい。
でも素敵なカップルなのできっと幸せになってくれると想う。
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by w-scarecrow | 2009-02-27 23:13 | そのほか | Comments(5)