winter's scarecrow

カテゴリ:そのほか( 244 )

古新聞


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新聞の購読をやめてから8年近くがたつ。

毎朝、5時頃に部屋の新聞受けからパタンと音が聞こえた。 ご苦労さん、新聞屋さん。


昭和の頃の新聞紙は大活躍。

八百屋さんも古新聞で野菜をくるりと巻いて渡してくれた。 魚屋さんは油紙に入れた魚をくるり、
焼き芋屋さんも・・

お父さんたちは子供たちに新聞紙で兜を作ってくれた。
お母さんたちの掃除にも濡れた新聞紙が役にたった。


バブルの頃から、お洒落な花屋さんはル・モンド誌で花束を包んで贈り物の花束を作ってくれた。

好きな女の子の誕生日に贈る花束はフランス語の新聞じゃクサ過ぎる。

競馬新聞を持っていって包んでもらおうとしたが、勇気がでなかった。


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資源ゴミを出す日、きしっと丁寧に紐で縛られた新聞の束が置かれている。

毎朝、同じルーティーンでお茶かコーヒーを飲みながら、隅から隅まで目を通した人の抜け殻みたいだ。



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by w-scarecrow | 2017-09-20 21:26 | そのほか | Comments(0)

酒器は唐津がやさしい



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部屋で好きな音楽を聴きながら酒を呑む、

ベランダから入る風も秋を知らせてくれる。

唐津の若手陶芸作家・村山健太郎の酒器で呑んだら、土の触感と酒の触覚で世界がどんどんと広がってゆく。


ひとりで部屋で呑む時間がこの上なく愉しいのだが、ただひたすら酔う。

話し相手は自分、自分が大好きな人だったら愉しい酒だが、私は好きではない自分と声にせず会話している。

酔いが廻ってくると、懐古的になってくる。そうすると結構好きだった自分が現れる。そんな街の情景も甦ってくる。

酔いが覚めた次の日は二日酔い。


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備前・竹中健次
                        

酒は仲間と、よもやま話をしているのが一番いい、かみさんのキツイ一言や子供たちの話、私にはどれもが新鮮。

私の親父の世代は女房のことを「あの、すっとこどっこい」と言いながら、女房の前ではシュンとしていた。

愛情ある連れ合いや家族のたわいもない日常の話が愉しい。

ひとり酒、自分と会話するのがしんどい。 また、好きだった自分と話してみたい。



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by w-scarecrow | 2017-09-11 21:28 | そのほか | Comments(0)

せんせい


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女子体育大学の大学院へ通う M ちゃん。 体育会系だから体は大きいめ、それなのに女性の柔軟性をすごく感じる23歳、 STUSSY ブランド好きの院生。
ご両親と同じく中学の教師を目指している。 「中学校の教師が一番大変なんじゃないの?」
「う~ん」と笑みを返すが、彼女なりの考えがあるんだろう。

週末の飲み屋、くたびれたおっさんたちは皆、バイトする彼女の屈託のない笑顔から元気をもらっている。
バイトの時間が終わり、まかない飯を食べているときの M ちゃんの幸せそうな顔 178.png

この店のまかない飯は超豪華、メインに刺身とビール付き。 アパートでのひとりの暮らしの彼女は「ちゃんと食べてる!」の問いに「昨日は¥37の豆腐ですませました」



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誌面にある中学校の教員の言葉が載っていた。

教師と生徒たちの関係でなにが一番問題か?

  「毎日 SNS との戦いです。フェイスブックにツイッター、LINE に溺れている生徒が大勢いる。
   聞いて驚いたという。『先生、私500人もの友達がいるんだよ』
   その子にとっては本当の友達と仮想空間にいる友達との間にまるで違いがないようなんです。
   人と人との関係が薄っぺらになっている。
   受験勉強の最中も延々と返信しつづけなければならない友達とはなんだろう?
   今はイジメは仮想空間で起きているので把握しづらい、分かった頃には大ごとになっている」

友達(知り合い)は出来ても友情の「情」は仮想空間では生まれない。先生たちは昔のようにやんちゃな奴でも向かって来る方が楽だったと思う。
教師たちはこの仮想空間に立ち入ることはできない。

M ちゃん、やっぱり多感な中学生の教師はシンドイ。
直ぐに着任するのもいいけど、少しくらいは遠回りしたっていいかもしれない。 遠回りする分いろんな人たちとの出逢いがあるから。

「ヤバイ」と「カワイイ」の2つの単語で一日が終わってしまう街ゆく女子たち。

フジテレビの " 有吉くんの正直さんぽ " 、一緒に旅する報道の局アナは「わっ、カワイイ~」「オシャレ~」のほぼ2つの単語だけで散歩を終えている。すごいボキャブラリーの多さ。

今日は清々しい秋晴れ、まだ蝉が鳴いている。 きのこの季節がやってくる。
うちには Meiji のきのこの山とたけのこの里が常備されている。 たまにはビターな生チョコが食べたい。

そして各地のアンテナショップで買ったきた、地産のきのこたちで作る炊き込みご飯が愉しみ。 



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by w-scarecrow | 2017-09-08 14:00 | そのほか | Comments(0)

キャビンアテンダント


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20代初めの頃、羽田発サンフランシスコ行きの China Air Line (中華航空・台湾)のチケットが安くて安全との評判でそれからいつも中華航空。

航空会社によるが機内での飲酒はアジアの航空会社はタダだったので、ここぞとばかり「すみません、Budwiser もう一本」と何本頼んだんだろう? 
「大丈夫ですか?機内での飲酒は気圧の関係で酔いますよ」と日本人のキャビンアテンダントが笑顔で忠告してくれていた。

それから10ヶ月後、サンフランシスコ発羽田行きの便に乗ったらまた前回のCAが搭乗していた。

同じようにビールとバーボンをおかわりしていると「ダメですよ」とまたの笑顔の警告。「眠気がなかなかこないんで」。
私より5,6歳は年上、JAL やANA の CA とは違ってちょいとラフでサーファーぽい。 そんな気さくさが NHK の桑子アナと似ていた。ちゃんと私を憶えていてくれた。

皆が寝静まっても、睡魔がくるまでと呑んでいる私に「これ、食べて」と小声で、大きなカットのケーキを持ってきてくれた「今日は仲間の搭乗員の誕生日で、よかったら食べて」と。


先日、新千歳空港から伊丹へ便の出発が一時間遅延で乗客のいらだちが蔓延した機内、♪ 果てしない大空と広い大地のそのなかで・・♪と柄の良くないオジサンの歌声が機内に流れたらしい。
機長もよく松山千春にマイクを持たせることに同意したと感心する。

氷川きよしが ♪ ずんずん ずんずどこ ♪ をとマイクを持ったり、さだまさしが 北の国からのテーマソングや関白宣言を歌いたいと言い出したらどうするんだろう? 

日本の鉄道もフライトも世界で一番の正確さを誇る。 定刻通りに運行するのは私たちは当たり前のように思っている。
子供はこうする「べき」、女性はこうある「べき」、役所のサービスも百貨店やホテルの対応のこうある「べき」、日本人は100点を求め過ぎているきらいがある。

世界のどこへ行っても「べき」は通用しない。 正確さやおもてなしに慣れっこになっているのかも。

いまだにあの桑子さんに似た中華航空の CA のおもてなしが忘れられない。
「ありがとう!」の一文を書いたメモでもそっと渡せばよかった・・・。



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by w-scarecrow | 2017-08-27 23:41 | そのほか | Comments(2)

豆腐と宝塚


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豆腐屋の主は40代後半、早朝からの水仕事、一日分の揚げ物を油にぶち込み、仮眠をとったら店番だ。そして配達。

夕方6時になるころには売れ残った商品をリヤカーに乗せラッパを鳴らし売り歩く、雨の日も。

女房は働き者だが、宝塚の公演があるときは「ごめん!有休を取らせてもらいます」と偽ブランドのバッグやスカーフを巻き元気よく出てゆく。

ひとり娘は高校1年生だが、いまだに反抗期がつづいている。

娘は野球と宝塚と豆腐が大嫌いだ。

宝塚音楽院を受験させようと中学に上がると無理やりバレーと歌を習わされた。 しかし脚が毎回つってしまってバレーは断念、歌は母親に似たのか根っから音痴。

高校から帰るとリビングでは宝塚歌劇団のDVD が流れ、母親の音の外れた歌声が響いている。
夜はプロ野球を観ながら父親が「アウト!セーフ!」と大声で叫んでいる。

父親は日曜日は毎週、川原のグラウンドに立ち少年野球や草野球の審判員をしている。 どれだけ格好いいポーズでジャッジをできるかリビングでテレビに映る審判員を真似しながらの鍛錬。
ときには審判員のユニフォームを着てマスクを被りポーズの研究をしている。

いつかはより上のライセンスを取り、中学高校の公式審判員になるのが夢だ。

二代目の豆腐店、爺さんも四角い顔だったが父親も四角い。 
野球のストライクゾーンは丁度豆腐の形をしているので馴れ親しんでいる。 ベースも白く四角い。
町を歩いていてベースに似た白い物の上に土が被っていると、どうしてもサッとブラシで掃いたくなる。

川原で審判をする父親の姿を何度か見たことがある。 一緒にいた仲間から「あれ、S美のオヤジじゃん!」「違うよ」「だって顔四角いよ」「いいから行こう」。

あの大袈裟なポーズでジャッジしている父親の姿がダサくてしょうがない。

そんな娘にも心揺れる出来事が起きてくる。 仲間の自殺未遂、憧れの野球部のキャプテンからマネージャーにならないかの誘い。

染めた髪の毛を黒に戻し「お父さんのグローブ借りられないかな?」と、がんもどきを揚げている父親にぶっきらぼうに言ってきた。

リビングからは母親の歌劇の歌声がクライマックスになっている。



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長々と書いてしまいました。

だいぶ昔に、豆腐屋の親父と娘のドラマの企画書として出した話です。もちろん娘の配役は広末涼子でした。
爽やかな青春ドラマが描けなくて、青春物を断念。


東京は明日から30度超えの日がやってくるみたいです。 しんどいけど農作物には恵みの陽の光り。

厚揚げ、がんも、しらたき、こんにゃく、ちくわぶ、大根、ジャガイモとおでんの日が3日つづいたので、どこか小洒落た店のテラスで芋焼酎ではなくギンギンに冷えた生ビールでマルゲリータに食いつきたい。2枚は食える。

「ボーノ」と言えず「ボーク!」と言ってしまいそう。

* 注 上記の写真とストーリーの内容とは関係ありません。

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by w-scarecrow | 2017-08-21 21:43 | そのほか | Comments(4)

翔んだカップル



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落語家・柳家小三治。

「落語家が人間国宝になっちゃ、寄席や落語会の入場料が拝観料になっちまう」小三治が人間国宝になったとき周りからはこんな揶揄。

小三治の趣味は多趣、スキー、ゴルフ、音楽、オーディオに関しては専門家並みの知識を持つという。

大好きな映画を字幕なしで観たいとの一念で米国へ語学留学もした。

その時、鉄道でアメリカ小旅行をしようと駅へ「to シカゴ」と言ったら切符が2枚きた、間違っているのかと「for シカゴ」と言ったら4枚の切符を渡された。

あの枯れた風貌に粋な語り口で言われたら、真偽のほどが曖昧になってしまう。 渋い。


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落語女子、最近は寄席にも若い女性客が増えたという。 笑いは健康の源。 エステ帰りに寄るも良し。

そんな女子たち、真剣に聞き入り思いっきり笑ってくれるのはいいが、片手にはスマホを離さない女子も多くいるそうだ。



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混んでいるスーパーのレジでお洒落なアーチスト系のカップルが並んでいる。 混んでいる中でもちゃんと握った手は離さない。

なんでレジで二人一緒に並ぶのかいつも不思議に思う。 手を離すと彼女はどこかへ行っていまうのか? 男はスマホをいじりながら前へ前へと進んでゆく。

歯医者さんで「× × さん」と呼ばれて診療室へ二人で入っていくカップルもいるそうだ。
「あの、患者さんの付き添いはご遠慮ください」と言われた男は「うそ、出産のときには立ちあえるのに・・」
そんな翔んだカップルもいるらしい。


葛西臨海公園へ向かう電車の中、退屈そうにポカンとしているカップル。
突然、車窓から見えてきた東京湾の風景に「ねえ、見て見て!海!・・・これって日本海?」「・・たぶん」、そんな重要無形文化財でもあげたいカップルもいた。


四陸(フォールー)のシュウマイが食べたい! 新宿高島屋まで自転車を漕ぐことにするか。 頭の中はシュウマイ。 頭の上にはグリーンピース。



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by w-scarecrow | 2017-08-18 13:05 | そのほか | Comments(0)

遠い日の花火 2017   



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新潟県長岡の花火大会、2日間で103万人の観客が夜空のキャンバスに描かれた光の祭典を楽しんだという。


Meiji きのこの山と、たけのこの里を肴に発泡酒を呑みながら、長岡の花火大会のテレビ録画を眺めていた。

花火が夜空を焦がしたあと、光の余韻が残る闇にふわりと浮かぶ煙は観る者の心情を映しだいしているかのよう。

大輪が鮮やかであるほど熱狂の渦が大きいほど、白い煙からは気だるさともの寂しさが伝わってくる。



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夏は人も、人が作った機械や人工物がいっせいに悲鳴をあげる季節。

PCの入院が長引き、インターネットの不具合で今日、やっと復活した。

この半月、おもちゃをなくした子どものように普段の時間をどう過ごしてよいのか右往左往。 

夜の時間をどう過ごしたらいいんだ・・・

回る扇風機に口を近づけ、「あ・い・う・え・お」を震える声を楽しんだり、網戸に寄ってくる虫たちをキンチョールでシュ~と一撃したり・・・。

横浜スタジアムの3塁側のボールボーイの捕球がやたらと上手く、何度も再生して見ていたり。

美人女子マネージャーがベンチに座る野球部は一回戦で甲子園を去っていくんだっとひとり頷いてみたり、ウエディングドレスを着た霊長類最強の吉田沙保里のCMでの姿を見て「カワイイじゃん!」、「・・おっと」と自分にダメ出ししてみたり・・


こんな便利なおもちゃを手に入れる前は何の退屈さも感じず夜の時間を過ごしていた。
無駄な時間を過ごしていたのかもしれない。

無駄を愉しむ。無駄なことに一生懸命だったのかもしれない。

東京は15日間連続の降雨、涼しめな真夏の日々がつづいている。

こんな鬱陶しい日は平井大で一杯呑むのもいい。







♪ Life is Beautiful ♪ 

" Beautiful " そんなに美しくはないが、せめて呑んでいる間だけでも溢れんばかりの幸せを愉しんでいたい・・・。

無駄を愉しむ人生。 




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by w-scarecrow | 2017-08-15 14:29 | そのほか | Comments(2)

音 



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音に対して鈍感になってきたのはいつからなんだろう?

渋谷、新宿、秋葉原、どこの街に行っても音の渦に包まれて疲れてしまう。 街のなかに音のない場所はどこにもない。

小さな洋服屋でも、小物屋でも電気屋でも店頭の小型の BOSE のスピーカーからデジタルなサウンドが流れている。
通行人に聴かせるための音楽ではなく、刺激を掻き立てる音。

私も以前、自転車に乗るときはイヤホンで音楽を聴きながら走っていたが、圧縮されたデジタルサウンドに疲れてしまった。
今は横を走るバイクの爆音に「うるせっ!」と声に出しながら走っている。

なぜ音楽を聴くのに少しばかりのイライラがあるんだろう?
POPS の殆どは " 打ち込み " というPCを使って打ち込んだシンセサイザーの音で作られている。 今に始まったことではないがドラムの音もオーケストラらしき音も機械が作ったサウンド。

名ベーシストや名ドラマーの生に近い音が聴きたい。

今、若者たちの間でもアナログサウンドが見直されている。 アナログレコードのリリースも専門店も増えてきた。
デジタル音源よりもより人の呼吸に近く、耳にすっと入ってくる。
12インチ の LP レコード盤のジャケットを眺め、溝に刻まれた世界に想像を広げる。 

求められているのはデジタルサウンドの息苦しさの裏返しなのかもしれない。

窓から入る風に時を委ね、レコードに針を落とす。 
そんな音楽を聴くルーティーンがほしい。


土用の丑の日、並べられたうなぎを横目に牛スジを買ってきた。 今、コトコトと鍋が仕事をしている。
たまにの贅沢、半月のスイカも買った。 薄い半月。 Pino も買ってきた。


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by w-scarecrow | 2017-07-25 21:01 | そのほか | Comments(0)

言い古された言葉


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                     言葉
   


                               何もかも失って
                                  言葉まで失ったが
                                  言葉は壊れなかった
                                  流されなかった
                                  ひとりひとりの心の底で

                                  言葉は発芽する
                                  瓦礫の下の大地から
                                  昔ながらの訛り

                            走り書きの文字
                                  途切れがちな意味

                                  言い古された言葉が
                                  苦しみゆえに甦る
                                  哀しみゆえに深まる
                                  新たな意味へと
                                  沈黙に裏打ちされて


                                   谷川俊太郎


東日本大震災から2ヶ月後、中断していた朝日新聞のコラムへの投稿を再開した5月2日の谷川俊太郎の詩。

福岡・大分を襲った豪雨、土砂と引き裂かれた大地の傷痕が生々しく映し出されていた。 

あの時と同じく、言葉にすることができない、声も失う



先日、105歳で亡くなられた日野原重明医師。
医師になって初めて担当した患者さんは16歳の少女だったという。
少女の容態が悪化し、「先生、お世話になりました」と呟く少女の耳元で「しっかりしなさい、死ぬなんてことはない」と思わず叫んだ。

死を受け入れた少女の思いにこたえられなかったのか・・脈をみるよりどうしてもっと彼女の手を握っていてあげなかったのか・・・

日野原医師は「命」にかんする言葉をいっぱい残してくれた。 「生」にかんする言葉も。



東京は猛暑がつづいている。 TVでは夏の高校野球予選の試合が流れている。
球児の姿を観ると、暑い!暑い!なんて言ってられない。
最後の大会になる3年生たちが大粒の涙をながしている。言葉にはできない成長の涙。

今日の昼飯もそうめん。TV番組のグルメコーナーのステーキやうな重、とんかつやハンバーグの名店の逸品を観ながら、そうめんをすすっている。                                    




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by w-scarecrow | 2017-07-21 14:30 | そのほか | Comments(0)

♪ 梅雨明け宣言


先月のしとしとと雨降る梅雨らしい一日。

財布の中に諭吉は居ず、野口英世が大人しくしているときに限って少しばかりの贅沢をしたくなる。
お遣いもののマミーズのアップルパイを買って、さてお腹もすいたし、まだ行ったことない KITTE に寄ってみた。

KITTE には富士そばもCoCo壱もないだろうから、代々木上原で遅い昼飯でも食べればいいかっ。
どっこい、ぐるぐると各フロアーを廻っていたら " 銀座 ハゲ天 " の天丼がボリュームがあって¥640 くらいだった。

どうするか悩んでいたら " 千疋屋 " の前にマンゴーパフェの大きな写真のアップ。
国産完熟マンゴー使用。
甘いもの好きの私には、キャバ譲の呼び込みには乗らないがパフェには乗っかりたい。 瑞々しいマンゴーパフェの下に控えめに ¥2700の文字。
たまには贅沢をしてみたい・・。

一度は食べてみたい千疋屋のマンゴーパフェ。 結局、ハゲ天のお持ち帰り天丼に。


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よくいうバナナ世代、キウイ世代、マンゴー世代。

入院した時にしかバナナを食べることができなかった50代以上、キウイのあの新鮮な触感に驚いた30~40代、当たり前のようにマンゴーを食す20代以下。

私を可愛がってくれた祖母が入院したときに、もちろんベットの横にはお見舞いの果物のなかにバナナの房が鎮座していた。

その房を見つめる私には父とお婆ちゃんの会話はエコーがかかっていて全く聞こえてこない。
いつ、お婆ちゃんが「w坊、バナナ食べるかい」の一言を発するか。 お婆ちゃんは「いい子でいるんだよ」の一言でバナナというカタカナは出てこなかった。

それからの日々、母には「あの叔母さんまだ元気なの・・」「叔父さんは?」と誰かが入院しているのかの情報を訊き出す日々。そんなバナナ世代。



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高校時代の思い出の詰まった街、吉祥寺。 住みたい街ランキンでは一位常連。(住みたくない街ランキングはあるのかな?)

芥川賞受賞作家、又吉直樹がかつて住んでいた吉祥寺の街を語っていた。
「あえてお笑いや若手ミュージシャンが多く住む街、中野・高円寺を避けてこの町で暮らした。吉祥寺はファミリーでもカップルでも充実した毎日を送っている人ばかりでみんな幸せそうな笑顔なんですよ。なんか輝いていて、それを見ると芸人としても半人前、社会人にもなりきれない。” なんでもない存在 ” である自分がとても惨めに思えてくるんです。打ちのめされて・・」

その悶々とした時代を小説に描いた。



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悶々とした街だった吉祥寺。
私も青春時代、同じように感じた街。

今は、流れてゆく時間を楽しむ家族の風景に映っている。 毎朝、宮崎産完熟マンゴーを食べているようなファミリーではなく、新聞のスーパーの特売品の折り込みチラシを見ながらの節約家族に見えてくる。
日々、生活に追われながらのやっとの休日を家族とともに過ごす、そんな贅沢な時間だからこその優しい笑顔。
吉祥寺はそんなカップルや家族が多いように感じる。 

代官山へ行くと今は懐かしバブルの匂いがプンプンするファミリーと犬が結構います。


気象庁の梅雨明け宣言、引っ張ってますね。
今頃、庁舎で会議をしているのかな? いや、霞ヶ関の路上で「明日、天気にな~れ」と下駄ではなく革靴を宙に舞わしているかもしれない。
靴が斜めに落ちたり靴底が見えたら見送り。 宣言をする責任者は誰なんだろう、長官? そろそろ肩の荷降ろう。



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by w-scarecrow | 2017-07-18 21:12 | そのほか | Comments(0)